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★インサイダー The Insider

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MovieWalkerより
【作品情報】
男臭い役ならおまかせのベテラン、A・パチーノがバーグマン役に。報道陣としてのプライドを捨てず、権力にも屈しないキャラクターが、硬派な存在感にハマっている。

【ストーリー(抜粋)】
CBSの人気報道番組『60ミニッツ』のプロデューサー、ローウェル・バーグマン(アル・パチーノ)はタバコ産業の極秘資料を入手。彼は全米第3位の企業ブラウン&ウィリアム(B&W)社の元研究開発部門副社長ジェフリー・ワイガンド(ラッセル・クロウ)と接触。彼はB&W社が利潤追求のためタバコに不正な手段で人体に有害な物質を加えているという秘密を握っていたが、病気の娘の医療手当をはじめ家族の生活を守るため、B&W社の終身守秘契約に同意していた。彼がマスコミと接触したことを知った社は、陰日向に彼とその家族に圧力と脅迫を加える。信念と生活への不安の板挟みでワイガンドは苦悩するが、ついに番組のインタヴューに応じ、法廷で宣誓証言することを決意。番組の看板ジャーナリスト、マイク・ウォレス(クリストファー・プラマー)のインタヴュー収録も終わったが…。
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【作品データ】
原題 The Insider
製作年 1999年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
上映時間 158分

【スタッフ】
監督 マイケル・マン
脚本 エリック・ロス 、 マイケル・マン
原作 マリー・ブレナー

【キャスト】
Lowell Bergman アル・パチーノ
Jeffrey Wigand ラッセル・クロウ
Mike Wallace クリストファー・プラマー



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【マイレビュー】
あの「グラディエーター」主演のラッセル・クロウがこの映画ではスーツを着て銀縁の眼鏡をかけている。後半にかけては無償ひげでヨレヨレになってゆく。正義を貫き家族を守るという信念とそれを脅かす巨悪企業からの脅迫や揺さぶりに耐えその苦悩のはざまで闘う姿が観ているこちらにも痛々しくさえ感じる。いったい何が彼をそんな危ない行動に駆り立てたのか…それは観てのお楽しみである。

時代や手法は違えど”権力との戦い”という面では「グラディエーター」と同様である。この作品でアカデミー賞主演男優賞候補に挙がったが受賞はしていない。ただやはりラッセル・クロウの演技がものすごく光っていた。
またアル・パチーノの演ずるバーグマンというテレビ局のプロデューサー兼ジャーナリスト役も彼自身の個性に比例してとても自然に感じる。すこしガラは悪いがとても誠実で、正義感に溢れ、真実をとことん追究してゆく姿はかっこいい。とても油が乗っている時期の作品である

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この映画は実話がもとであり当時は歴史上稀に見る一大裁判となったものであるが一部には誇張をしてあるとの解説もあった。
現在ではタバコの害についてはすでに周知の事実ではあるが、当時巨大タバコ産業各社が握りつぶしたい真実(ここでは内緒)は企業存続にかかわる重大なものであり、あらゆる手を使って告発や報道をさせまいと陰謀や脅迫の限りを尽くして二人を追い詰める。

この映画の題名の「インサイダー」とは「内部告発者」の事を指している。
タバコ産業にとってのインサイダーがラッセル・クロウ、テレビ局にとってのインサイダーがアル・パチーノという二重構図である。それぞれがそれぞれの立場で苦心している。
彼ら二人の友情とも言える信頼関係が成立してゆくまでは波乱の連続で展開が二転三転してゆく。怒りがこみ上げ手に汗を握り締めるほどの緊迫感である。

どういう手段で、あるいは何を犠牲にして、彼らが正義を貫くことが出来るのか?そこがこの映画の一番の見どころであり、ハラハラする部分である。

巨大権力に屈しない二人の活躍を心から応援したくなる秀逸映画だ。




すこし脱線するが、現在でも報道機関内部では真実の報道が上層部の経営陣によって握りつぶされ現場での命がけの取材が水泡に帰す事態も多々ありえるだろう。政治家や巨大企業からの圧力によって報道機関が報道機関としての『魂』を売る愚行である。
また当時はもちろんインターネットが普及しているでもなく携帯電話がやっとの時代である。報道というものはテレビ・ラジオ・新聞以外には全く存在しなかった。そこから発信される情報が一般人が知ることが出来るすべてであった。
したがって実際に巨悪企業がM&A(買収あるいは企業提携や合併話)あるいは大きな資金提供をスポンサー頼りのテレビ局に持ちかければ、いとも簡単に情報操作や隠蔽も出来たはずである。あ~こわいこわい。
今はインターネットが普及し一般人がジャーナリズムを発揮することも出来るが、一般人が知ることの出来る範囲は表面的あるいは誰もが閲覧可能な事象だけというのが現状であり、その点アメリカ同様日本でも報道に関しては旧態依然である。
脱線はここまで(笑)


insider6.jpg余談だが、
この映画の中で日本人に興味深いシーンがある。ちょうど上の写真である。
二人が日本料理店で掘りごたつのテーブルに向かい合って食事をしている。この役でラッセル・クロウは日本にもいたという設定になっているので日本語も流暢にしゃべり、非常に発音もアクセントもいい。おかみさんに「天ぷら」と「追加のお銚子一本」を注文するシーンがあるのでお見逃し無く。



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力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



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