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★★マンチェスター・バイ・ザ・シー

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「深い悲しみと後悔は本来の優しさを心理の奥に閉じ込めてしまう。」
 
人はそれぞれ心に悲しみや蟠り、それに後悔の一つや二つ抱えているだろう。
大概はそれを誰に打ち明けるでもなく生きている。
一人で泣きその涙で悲しみを薄めてゆく。それが大人になるってことなのかもしれない。


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人の一生においては肉親が死んでしまったとき、たぶんそれが一番悲しいことだろう。
だが命は一定の法則に従って順番通りに終えるとは限らない。
不条理にもそうなってしまったらもっともっと深い悲しみに襲われるのだろう。


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この作品の主人公リーはそんな悲しみを酒場や街角での行きずりのケンカで紛らわそうとする。
ケンカに勝つのが目的ではない。自分が殴られ傷つくことで悲しみや後悔を消し去ろうとする。彼にとっての懺悔に近い。
失ったものを何とか取り戻そうと必死になっているわけでもない。
当然人に優しくもできない。上っ面だけの人間関係など彼には無意味なものなのだ。

リーはそんな矛先の無い戦いの毎日を送っている。
アパートの水漏れの修理とか不用品の回収などの「便利屋」をやって一人暮らしで生計を立てている。


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そんな折、自分をいつも守ってくれ一番頼りにしていた兄が亡くなり、そして兄の遺言でその息子である甥の管財人と後見人になる。
深い悲しみと自暴自棄な生き方の理由がここから徐々に明らかになってゆく・・・。ここからが本編となる。

ネタバレになってしまうのでこの先はご覧いただいたほうがいいと思う。
悲しみを抉り出したとても深みのある見事な作品だった。


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主演のケイシー・アフレックが持つ神経質に見える客観的イメージと(多分)本来の真面目な性格を存分に発揮し素晴らしい演技をしている。
彼はこの作品で数々の映画賞やアカデミー主演男優賞も獲っている。
いくつかの作品で観たことがあったがあらためて凄い俳優だと思った。

★★おススメの作品だと思う。


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P.S.
ちなみに「マンチェスター・バイ・ザ・シー」というのはそのものがアメリカの地名だった。何やら勘違いをしていてイギリスの話だと思っていた。「マンU」と勝手に結びつけてしまったようだ。ボストンとは車で1時間半の位置という内容の話もありどうもおかしいなと思い改めて調べてみた。映像的にとても雪が多い町だったので日本の緯度と比べてみると函館のすこし北に位置する。
(ウィキペディア引用)マンチェスター・バイ・ザ・シーとは、アメリカ合衆国のマサチューセッツ州エセックス郡ケープアンに位置する町である。景色のいい浜辺や景勝地で知られる。


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力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



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