スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

★しあわせな孤独 / Open Hearts

しあわせな孤独01

R-15指定
2004年1月10日(土)公開

【作品情報】
本国デンマークで大ヒットを記録したラブ・ストーリー。突然の不幸に見舞われた2組のカップルを主人公に、彼らのせつなくもひたむきな愛の形をじっくりと見すえていく。

【ストーリー】
23歳の女性コックであるセシリ(ソニア・リクター)は、大学で地理を専攻しているヨアヒム(ニコライ・リー・カース)と、結婚を間近に控えていた。しかしヨアヒムは、交通事故で全身不随になってしまう。彼を轢いたのは、マリー(パプリカ・スティーン)の運転する車。助手席の娘スティーネ(スティーネ・ビェルレガード)と口論していて、前方をよく見ていなかったのだ。絶望したヨアヒムは、セシリに冷たく対応する。それに疲れたセシリは、加害者マリーの夫であるヨアヒムの入院する病院の医師ニルス(マッツ・ミケルセン)に慰めを求め、二人の間柄は、いつしか本気の恋へと変わっていく。

しあわせな孤独02

【作品データ】
原題 Open Hearts
製作年 2002年
製作国 デンマーク
配給 ギャガ
上映時間 113分

【スタッフ】
監督 スサンネ・ビア
脚本 アナス・トーマス・イエンセン
原案 スサンネ・ビア

【キャスト】
Caecilie ソニア・リクター
Niels マッツ・ミケルセン
Joachim ニコライ・リー・コース
Marie パプリカ・ステーン
Stine スティーネ・ビェルレガード




しあわせな孤独03

【マイレビュー】
デンマーク映画だが、北欧の映画はいつもとても質がいい。
デンマークやノルウェー、スウェーデン、(ちょっとフィンランドは除く(笑))が作る映画やドラマは本当にすばらしい。いつもハズレがない。素の人間ドラマを観させてくれる。

北欧人って言うのは、節度があり、冷静で、思いやりに溢れ、なにか日本人感覚にとても近いように感じる。


この物語、ひとつの事故がきっかけで、二組のカップル(夫婦と恋人同士)の関係が微妙に変化してゆくその顛末を描いたものだが、これがまた実に現実的で自然ななりゆきで、時間の経過と共に少しずつ事態が変化してゆく。その流れはけっして大袈裟でもなければ、不自然でもない。
かといって、こういう事態がありえるかといえば、ほぼゼロといっていいとは思うが。

R-15指定なのでセックスシーンは意外に多いが、この映画では特に重要な要素になっている。アメリカ映画にありがちな暴力的な言葉も明らかなヤクザもまったく出てこない。良識ある庶民のお話である。


しあわせな孤独08


映像技術とかあまり高度ではないように思う。
カット割りもそんなに無いし、特に手持ちカメラを多用しており、固定カメラもレールもクレーンも多分使っていない。

その分、手振れなどお構い無しに ”通し” でカメラを回しまくる。
日常のセリフが応酬するところなど本当に素晴らしい。役者の”ノリ”や”なりきり”の感じをとても大事に丁寧に扱っているのが分かる。役者も超一流だ。
まるでやり直し無しのぶっつけ本番の舞台を見ているような感覚になった。


しあわせな孤独10


この中に出てくる誰もが素っ頓狂な人間ではない。悪人も居ない。ありふれた普通の善良な人々である。


普通の人々があるきっかけによってそれぞれすこしだけ ”箍が外れて” しまう。ほんのすこしのことだ。
誰もが持っている別人格、あるいは知らず知らず蓄積された渇望とか欲求とか、そういうものが現われるタイミングなのである。
ただ一度その想いが高まれば理性ではなく感情に行動をコントロールされてしまう。

結果的にそれが過ちとか無駄なことでは決して無い。恥じることでも後悔するものでもない。
それも人間としての成長過程のひとつ。

ただ抑えきれない行動を諌めてくれるものは結局、冷静になれるまでの「それぞれの時間」でしかないということなのかもしれない。

それぞれの心の中が手に取るようにわかる秀逸映画だった。


しあわせな孤独12




関連記事
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

検索フォーム
シネマ記事を検索します
プロフィール

力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
ニコール・キッドマン
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン

カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事
月別アーカイブ
集計
ブログランキング
ご協力に感謝します

FC2Blog Ranking

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
249位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
113位
アクセスランキングを見る>>
QRコード
QR
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。