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★複製された男 / ENEMY

複製された男01

MovieWalkerより抜粋
2014年7月18日(金)公開

【作品情報】
ノーベル文学賞受賞のポルトガル人作家、ジョゼ・サラマーゴの同名小説をジェイク・ギレンホール主演で映画化したミステリー。ある日見た映画の中に自分とそっくりな俳優を見つけた歴史教師が体験する、悪夢のような出来事が描かれる。監督はアカデミー賞外国語映画賞候補にもなった『灼熱の魂』のドゥニ・ヴィルヌーヴ。

【ストーリー】
大学で歴史を教えるアダム(ジェイク・ギレンホール)が同僚から薦められたビデオを見ていたところ、自分とそっくりな男(ジェイク・ギレンホール/二役)が出演しているのを見つける。あまりにも似ており恐怖さえ覚えたアダムは、そのアンソニーという俳優について徹底的に調べ、居場所までつきとめる。気付かれないように監視していたが、そのうちに彼と話してみたい気持ちが膨れ上がり、ついに接触。対面した二人は、姿かたちだけでなく、声も、生年月日も、生まれついたものではない傷痕もまるっきり同じだった。自分とまるっきり同じ存在の出現に混乱する二人。自己像が揺らぎ、それぞれの妻や恋人を巻き込んだ極限状態に陥っていく……。

複製された男12

【作品データ】
原題 ENEMY
製作年 2013年
製作国 カナダ=スペイン
配給 クロックワークス=アルバトロス・フィルム
上映時間 90分

【スタッフ】
監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ
脚本 ハビエル・グヨン
原作 ジョゼ・サラマーゴ

【キャスト】
アダム/アンソニー:  ジェイク・ギレンホール
メアリー:  メラニー・ロラン
ヘレン:  サラ・ガドン
母親:  イザベラ・ロッセリーニ
学校の先生:  ジョシュ・ピース
管理人:  ティム・ポスト
警備員:  ケダー・ブラウン
ビデオ屋の店員:  ダリル・ディン




複製された男03


【マイレビュー】
こういう難解な映画はレビューとか点数評価が特に難しい。
ノーベル賞作家のミステリー小説で ”本格ミステリー”とうたわれていたのを後で知り、もっとよく観ればよかったと思った。

はっきり言ってなにがなんだかわからなかった。
ミステリー好きの僕にもところどころで引っかかる会話やビデオのタイトルや繰り返される講義の内容などフリとなる部分はわかっていたつもりだったが、そこから筋道の整合性を見つけることがとても難しかった。
非現実と現実が入り混じった感じとか、デヴィット・リンチ監督の「マルホランド・ドライヴ」のような感覚で観るしかなかった。


複製された男06



この「複製された男」には最近注目しているジェイク・ギレンホールとメラニー・ロランが出ているので観てみた。

ジェイク・ギレンホールは「デイ・アフター・トゥモロー」「ゾディアック」「8ミニッツ」で出演していた。
特に「8ミニッツ」の彼は芝居の中に彼本来の人間性まで見れた気がしてとても良かったと思う。
彼独特の ”疑問符だらけの思いつめた表情” が他の俳優にはなかなか居ないタイプで、この映画ではそんな彼の表情が二人分、完全に200%生かされていて逆に髭がウザく感じるほどだった(笑)。


複製された男10


メラニー・ロランはタランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」で陰のある可愛い女性を演じていたが、この作品ではベッドシーンでヌードにもなっていて半ケツまで出して完全に女になっちゃってるじゃないの。時の流れは早い。
「オーケストラ!」でバイオリン弾きをやったが、その映画はちゃんと観た記憶がない。「グランド・イリュージョン」では彼女にはまだ早すぎるインターポールの捜査官役だった。どれもいつも綺麗なのだがその域を出ていない女優さんだ。
あちらの女優さんは誰でもあっという間に三十路になってしまう気がする。なってしまうと書いたが別に腐ってしまうわけじゃない。これからが女優としての本番だ。


複製された男05


最初にこの映画の意味が「解らなかった」と書いたが、本当は多分わからなくてもよいのだと思う。
夢物語だったり、怪獣映画だと思ったほうがいい。

「世界中に自分にそっくりな人が3人居る」などと都市伝説のように昔からささやかれてきたが、そんな風に別の生活をしているもう一人の自分がいたとしたら、その別の自分に成り代わって違った境遇でちょっとだけ生きてみたいなんてことは誰でも思うことはあるだろう。現実逃避っていうほどでもないけど。

もしそれが経済的に豊かで、仕事も順調で、欲しいものは何でも手に入ったり、家は豪邸でスタイル抜群の超美人の奥さんだったり、子供も可愛くて、車も高級外車で、生活に何も不自由が無かったとしたら、入れ替わったままどっぷり浸かってしまうかも知れない。


複製された男08


また逆にそんな恵まれた生活を送っているのに、実は心にはポッカリ穴が開いていて空虚感ばかりで決して満たされていない。社会生活では真面目を貫くしか無いのだが、その反動で変態的で倒錯した快楽に溺れてしまいたい・・・なんて考えている可能性だってある。人間の欲望は果てしなく 『無いものねだり』 だから。

男でも女でも誰にもあると思う。
この映画は現実的な生活と、背徳的で快楽だけの世界を重ねることで空虚感を満たしたいという人間の欲望の世界を映像にしたものだと僕は思う。夢の世界、あるいはすでに二重生活を送っている人間の虚空の世界か。
ノーベル賞作家なのだから僕なんかの凡人にはわからない世界だな。


巨大な蜘蛛がビルとビルの間に存在しているというだけでも「非現実の世界」の出来事だってことなので、強引かもしれないが「ミステリアル・スリル・ファンタジー」ってことで僕は片付けてしまおう。


複製された男07


多分あと2~3回観ればもっと内容がわかってくるとは思うが、僕は一度で解らなかった映画はそれだけで気が滅入るので、そうい映画を好んで数回繰り返して観てみたいとは思わない。

ちょっとひねくれた考えだけど、
ビューワーがこうして理解不能に陥ることを製作側の”狙い”として作っているのだから、それが巷の話題に上がれば上等で狙いどおりなのだ。しかもその悶々とした謎解きのために上映期間中に2~3度と映画館に足を運んでくれれば興行としては大成功なのだから、わざわざビューワーのためにわかりやすく作る必要性も無いのだと僕は思ってしまう。

「複製された男」というタイトルは配給会社の ”またやっちゃいました” である。
原題の『エネミー』のどこがいけなかったのだろう。


映画としてはキャストも良く、興味深く観れた映画だったので★


複製された男04


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Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
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ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
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