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★★ブラックサイト

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MovieWalkerより抜粋
2008年4月12日(土)公開 R15指定

【作品情報】
「ハリウッドランド」のダイアン・レイン主演のサスペンス・スリラー。ネット上で殺人を公開する異常者とFBIの女性捜査官が、火花散る頭脳戦&心理戦を繰り広げる。

【ストーリー】
FBI特別捜査官ジェニファー・マーシュ(ダイアン・レイン)は、オレゴン州ポートランドの事務所で若い相棒グリフィン(コリン・ハンクス)とともに、インターネット上の犯罪を取り締まっている。母親ステラ(メリー・ベス・ハート)、8歳になる娘アニー(パーラ・ヘイニー=ジャーディン)と暮らしている。ある日、彼女のもとに「killwithme.com」という不審なサイトの情報が舞い込む。そこにアクセスすると、身動きがとれなくなった猫が衰弱していく様子がライヴ中継されていた。サイトの強制閉鎖を試みるがすぐにそのサイトのコピーが現れる手の込んだ仕掛けが施されていた。一週間後、そのサイトに、縛り付けられた裸の胸に血文字が刻まれている中年男の映像が映し出される。しかも、彼には出血を早める薬物が投与されており、サイトへのアクセス数が上がるほど投与量も増える仕掛けになっていた。

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【作品データ】
原題 Untraceable
製作年 2008年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
上映時間 100分

【スタッフ】
監督:  グレゴリー・ホブリット
脚本:  ロバート・ファイヴォレント 、 マーク・R・ブリンガー 、 アリソン・バーネット
製作総指揮:  リチャード・S・ライト

【キャスト】
ジェニファー・マーシュ捜査官:  ダイアン・レイン
エリック・ボックス刑事:  ビリー・バーク
グリフィン・ダウド捜査官:  コリン・ハンクス
オーウェン・ライリー:  ジョセフ・クロス
ステラ・マーシュ:  メアリー・ベス・ハート
リチャード・ブルックス:  ピーター・ルイス



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【マイレビュー】
実はこの映画は3回観ている。何度観ても恐ろしいストーリーだ。
連続殺人モノではあるが、そこにハイテクでインテリジェンスな仕掛けが盛り込まれている。

ものすごく秀逸なストーリーでただ怖いだけじゃない。
動機も手法もいかにも現実にありそうで、しかも人間の”怖いもの観たさ”の心理を絶妙についたストーリーはサスペンス映画の境地だと思う。
何も知らない興味本位の閲覧者が殺人の共犯になるような仕掛けは技術的には割りと簡単にできるところがなんとも恐ろしい。この映画を観た模倣犯が出て来ないとも限らない。

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殺人の方法や仕掛けがやや大袈裟でグロくて現実味が無いのは映画だから仕方ないが、サイトを閲覧することでカウンターが上がり、そのカウンターに比例してじわじわと殺人が実行されるところがなんとも恐ろしく、この殺人の方法の秀逸さは他のサスペンスとは一線を隔し群を抜いている。
内容が内容なだけに ”面白かった” と言うべき作品ではないのはわかるが、『セブン』に匹敵するようなとても秀逸な作品だったと思う。とても良くできていた。

この映画は現代のネット依存社会に警告を発している。観ておいたほうがいいと思う。


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~脱線話~    『晒し首』

たとえば衝撃的な殺人事件のニュースが流れたとする。
犯人が未成年たっだ場合にはテレビニュースで実名を流すことは現実的にはありえ無い。
だがネット上は違う。

何者かによって一週間もしないうちに加害者の実名が拡散される
別の人間によってさらに加害者の写真、実名、住所、学校、家族、その他個人情報がネット上に晒される。
ご丁寧に、拾った情報で動画まで作ってYouTubeに流すヤツもいる。
違法と知っていても。

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閲覧者はただの興味本位でしかない。そのことは別の機会に問題提起しようと思う。
日がたてば別の事件も起きて「人のうわさも七十五日」のごとく、すぐに飽きて忘れられ誰もその事件のことを記憶にも留めていない。

問題はそういう「晒し行為」を敢えてする人間の心理である。
当事者や身内でもなければただの『面白半分』ってとこだろう。人を晒してその分自分も戒めるような自重した人間でもないくせに、とにかく被害者だろうが加害者だろうが関係なく、よってたかってただ晒し者にしたいだけだろう。

それはある意味その事件の被害者よりも ”加害者と同様の心理状態” になっていると言える。

晒す理由についても誤魔化す。
「出所後に一般社会に紛れてしまう」・・・とか言って。
面白半分で人を晒したりいじめるのが好きな人間が、加害者が出所する何年も先のことなどを憂いているはずがない。

元来いじめる側ってのは殆ど何も考えていない。正義も善悪もへったくれもない。ただ楽しいからそうしているだけである。したがって後々反省することも無くそんな事実さえすぐに忘れてしまうのがオチだ。

「晒す連中」とは事件の加害者と殆ど違わない心理をもつ加害予備軍だと断言してもいい。

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もちろん加害者はその罪に比例した罰を受けるべきだとは思う。刑務所や少年鑑別所に行ったからといって贖罪が完了するわけではない。罪は一生付いて回るしそれは加害者本人の問題である。

百歩譲って、そういう ”加害者晒し” を正々堂々と実行しても許されるのは『被害者や被害者遺族だけ』だ。むしろ逆に彼らほどそっとしておいて欲しいと思うはずだ。

直接関係も無いくせにネットで晒し行為をやっている奴らは、ヤクザの金貸しが玄関ドアに「金返せ」の貼紙をすることよりもはるかに『タチが悪い』と思う。またそれを面白おかしく見ている連中も然りだと僕は思う。

最後に「晒す連中」に告ぐ----

ただの面白半分のくせに、社会的制裁という名にかこつけた『個人情報晒し』をすることで満足するのならこれからもやればいい。止めないから。
ただしこれからは背後や頭上に気をつけたほうがいい。逆に晒される羽目になるから。




この映画を観た感想を総括すると
「悪いと知っていて犯す罪」よりも「何も知らずに犯す罪」のほうが罪が重いと僕は感じた。
ことの善悪すらわからないのが”人間として”一番罪が重いということだ。


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Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
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