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★21グラム

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MovieWalkerより抜粋
2004年6月5日(土)公開

【作品情報】
ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロら演技派スター競演で魅せる骨太な人間ドラマ。ある事故をきっかけに交錯する男女の運命を通して、生命の重みを問いかける。

【ストーリー】
ニューメキシコ。ある日、クリスティーナ(ナオミ・ワッツ)に不幸な知らせが届く。夫と娘がトラックに轢き逃げされたのだ。悲しみの余り脱力したクリスティーナは、やめていたドラッグにまた手を出してしまう。そのトラックの運転手は、信仰に没頭することで人生をやり直そうとしている前科者のジャック(ベニシオ・デル・トロ)。とっさに逃げた彼だが、事故の真相を知ると、妻マリアンヌ(メリッサ・レオ)の制止を振り切って警察に出頭した。一方、クリスティーナの夫の心臓は、余命1カ月と宣告されていた数学講師のポール(ショーン・ペン)に移植され、彼の命を救った。しかし手術が成功すると、彼は妻メアリー(シャルロット・ゲンズブール)との心の溝が広がっていることを再確認する。そんな中、ポールは調査会社を使ってドナーの身元を突き止める。

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【作品データ】
原題 21 Grams
製作年 2003年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ
上映時間 124分

【スタッフ】
監督:  アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本:  ギジェルモ・アリアガ
EP:  テッド・ホープ

【キャスト】
Paul Rivers:  ショーン・ペン
Cristina Peck:  ナオミ・ワッツ
Jack Jordan:  ベニチオ・デル・トロ
Mary Rivers:  シャルロット・ゲンズブール
Marianne Jordan:  メリッサ・レオ
Claudia:  クレア・デュヴァル



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【マイレビュー】
あまりにもズッシリと重いテーマになっている。その重さは「21g」どころではない。そういう映画だった。

途中で気分が滅入るので観るのをやめちゃおうとも思ったのだが、ショーン・ペンの迫真の演技に引き込まれ、それプラス、あまりにもナオミ・ワッツの裸が綺麗で最後まで観てしまった。
しかし今日はこの映画の重さにふさわしく真面目に評論してみたいので不謹慎な目線はちょっと外しておく。

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まず内容はさておき、ストーリーの進行に関してはちょっとイラッと来る。
サスペンス映画でもないのにどこがどう繋がっているのかの理解力を視聴者に完全に委ねている。(デヴィット・リンチに影響されてる?的な)
しかしその技法は単純で、通しで撮影したフィルムを時系列でカットし編集段階でグチャグチャにシャッフルして裏返しにして『神経衰弱』をやるような感覚に近い。
だから、カードが揃いはじめる中盤あたりまでストーリーが繋がらないイライラ感が募る。

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人の運命や愛情、命の尊さをいろんな角度から掘り下げている作品で映画そのものが悪いわけではない。
いい映画の部類に入ると思うが、最初に話したように僕にはすこし重すぎた。
この映画にあるどんなシーンも日常的にあって欲しくないと思えてしまう。観ているだけで罪の意識にさいなまれる感じがどうしても拭えないのだ。
映画自体に笑えるシーンやホッとする癒しが何一つ無い。
要するに娯楽的要素が無い映画だった。

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人生においては「慎ましく正しく生きること」が一番大切なことだと僕は思う。
それは僕の『信条』であり宗教ではない。

この映画には頻繁に教会のシーンが出てくる。
僕は常々思っている。
「宗教」で何が解決するのだろう。熱心に誘ったり、祈ったり、説法を聴く必要がどこにあるのだろう、と。
なんで形の無いものに縋るんだろう。なんで信じて頼ろうとするんだろう。
UFOを信じるほうがずっと夢があるだろって。

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この映画のように熱心なカトリック信者であるとして起こるすべての事象が神の思し召しだとしても説明が付かないことはこの世の中に数多く存在する。出会いと別れ、健康と病気、犯罪と贖罪、幸福や不幸、成功や躓き、世の中の不公平や不条理、はたまた超常現象など。宗教概念さえも超越する『偶然』の存在がある。
人はいったい何を祈るのか、救いとは何か・・・。「宗教」という頼りの無いものに何故人は縋るのか、それすら問題提起している映画のように僕には感じた。


人生とは『偶然』の集まりだ。
そう深く感じる映画だった。

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力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
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