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★穴 The Hole

The Hole09


【作品情報】
ガイ・バートが18歳のときに書いた小説「体験のあと」を、『マーサ・ミーツ・ボーイズ』のニック・ハムが映画化した。4人の学生が謎の“穴”で体験した悪夢と恐怖を描く衝撃のサイコスリラー。

【ストーリー】
大切なものは中においてきた――――。
イギリス屈指の名門校、プレイボーン学園の4人の生徒が行方不明になった。すぐに警察による捜索が行われるが、4人の居場所も足取りもつかめないまま日にちだけが過ぎていく。失踪から18日後。行方不明の4人の中の1人であるリズ(ソーラ・バーチ)が衰弱した状態で生還する。しかし真相解明の唯一の手がかりであるリズは精神的に不安定な状態が続いていたため、精神科医のフィリッパ(エンベス・デイヴィッツ)によるカウンセリングが始められることに。そして、記録用のビデオカメラの前でリズは少しずつ18日間に起こったことを話し始める。

The Hole03

【作品データ】
イギリス 
2001年 
102分
製作:Canal+、Cowboy Films、ほか  
配給: コムストック

【スタッフ】
監督: ニック・ハム
製作: ジェレミー・ボルト、リサ・ブライアー、ピッパ・クロス
原作: ガイ・バート 「体験のあと」
脚本: ベン・コート、キャロライン・イップ

【キャスト】
ソーラ・バーチ (リズ)
キーラ・ナイトレイ (フランキー)
デズモント・ハリントン (マイク)
ダニエル・ブロックルバンク (マーティン)
ローレンス・フォックス (ジェフ)
エンベス・デイヴィッツ (フィリッパ)
・・・


The Hole02

【マイレビュー】
単なる閉鎖空間からの脱出ものだと思って期待していなかったが、「何が真実で」、「どうしてこうなったのか」が観ている側にもわからない形で進んでゆく展開であまり例が無くとても秀逸だった。サスペンス、スリラーものとしてとてもよく出来ている作品だと思った。

解せない点や難点をいえば、両親や家族との接点がほぼ皆無であることだ。親が心配するシーンが一切出てこない。見逃したか??
だからこういうストーリーを書く作家の人物像としては、裕福ではあるが暖かい家族関係に乏しく、愛情に飢えて屈折した人、社会生活がまともに送れない人なのではないかと思ってしまう。

僕はネタバレは極限までしない主義なのでそこには言及しないが、サスペンス好きの僕としては特にストーリーの『起・承・転・結』の入れ替えがとても面白いと思った。

The Hole12

逆に「急な脅かし」はほぼゼロである。
姑息な手段はストーリーに必要ないと言ったほうが良いかもしれない。
そういう意味で 『ホラー系ショックマニア』 とか 『恐いもの見たさ』 的な方にはオススメしないし満足も出来ないと思う。
逆にサスペンス好きの方なら、ストーリー展開に沿った、あるいはそれに逆らった細かい手法などが散りばめられているので、それほど期待しなければ割りとご満足いただける作品なのではないかと思う。

The Hole01

ただこのDVDには日本でテキトーなキャッチコピーがつけられておりまたそれが超ダサいのだ。

それが 「ミザリー、彼女のハイスクール時代。」 である。

あの傑作「ミザリー」さえも愚弄している。
「お前はトレーラートラックか!」
左折して内輪差で別の名作映画まで巻き込んで轢いてしまう極悪非道なキャッチコピーである。
そもそも時代感覚がめちゃめちゃである。

ちょっとした雑学
映画 『ミザリー』 をご存知の方ならお分かりかと思うが、知らなかったあるいは勘違いしていた人のためにお教えしよう。実は「ミザリー」とは映画の中で作家が書く小説の主人公の女性の名前のことである。この映画で偏執的な監禁女を演じアカデミー主演女優賞を獲った「キャシー・ベイツ」の役名は ”ミザリーではなく” 『アニー・ウィルクス』なのである。小説の主人公に倒錯したアニー・・・映画の流れや内容などによって視聴者も混同してなんとなく勘違いしている人も結構いると思う。だから「ミザリー、彼女のハイスクール時代。」・・・って、本当はものすごく変だけど逆にそのほうがもしかしたら通じてしまうんだろうな。また、それを知ってか知らずか配給会社のアホが書いた安直なキャッチフレーズでこっちが騙されているのかもね。


そういう 『せめてDVDレンタルショップで手にとって貰おう的』 で 『センスのかけらもなく』 て 『よく観てもいないのに書いたよう』 で 『ネタバレ放り込み』 的なキャッチコピーについて僕は 《 許・せ・な・い 》 と思ってしまうタチなわけ。

虚偽や不当な表示として「景品表示法違反」であるとさえ思う。

The Hole11

「パイレーツ・オブ・カリビアン」などで人気のキーラ・ナイトレイがモテモテの女子高生役で助演として出ている。僕としては彼女は綺麗だが、何の魅力も感じない。オッパイは小っちゃいし、顔が男の骨格だと思う。一瞬だけどオッパイを露出するシーンもあるから確認してくれ(笑)。

ちなみに彼女が男達のシャワールームに堂々と入ってゆくシーンでは男達のほぼ全員が「チンコ丸出し」だった。僕が観たのは日本語吹き替え版だよ。ボカシも入っていないし、完全に”検閲漏れ”だと思う。ポロリどころじゃないし。男のチンコに興味あってもなくても必見のシーンだ。逆に笑っちゃって欲しい。

主演のソーラ・バーチはあの『パトリオット・ゲーム』や『今そこにある危機』でハリソン・フォードの娘役で出ている子役であり、『アメリカン・ビューティー』の主役のジェーンでもある。表情の変化がとてもすごいし、それがこの映画の秀逸さのいちばん大きな要因だと思う。

唐突だが、松任谷由実が作詞作曲して石川ひとみが歌った『まちぶせ』という曲を知っているだろうか。
♪偶然を装い~帰り道で待つわ~~~的なっ。
この映画を例えれば 「そんな乙女心が海外でエスカレートするとこうなる」 っていう映画だと思う(笑)。
あっ、これ僕が考えたキャッチフレーズってことじゃないからね。超ダサいし(笑)。

またこの映画の題名 「The Hole」。
同名の映画がたくさんあるらしいのでレンタル時には気をつけて欲しい。

The Hole15



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力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
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ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
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