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●ザ・マン・フロム・アース The Man From Earth

the man from earth10

【作品情報】
日本未公開作品。「スター・トレック」シリーズ第39話『イオン嵐の恐怖』の作者ジェローム・ビクスビーの遺作を映画化した異色のSFドラマ。

【ストーリー】
アメリカ郊外の一軒家、そこの住人である大学教授ジョン・オールドマンがひとりで引越し作業をしているところに突然同僚の大学教授達が集まってくる。ハリー(生物学者)、エディス(信仰心の厚い教授)、ダン(文化人類学者)、サンディ(歴史学者)、アート(考古学者)とその生徒リンダの6人だ。彼がずいぶん急に引越しを決めたので押しかけて引っ越し祝いをすることになったのだ。ジョンがあまり友人達には来て欲しくなかったのは、いろいろと事情を詮索されるのがイヤだったのだ。更にジョンの持ち物の中にはゴッホの絵画にそっくりな絵、本物の石器などミステリアスなものが含まれている事に気づき、案の定彼らの質問攻めが始まる。「今までも10年サイクルで環境を変えてきた。それが一番いいんだ。」その答えに納得がいかない友人達は今度は自分達の専門分野に関する質問をどんどんジョンにぶつけてくる。やがてしぶしぶと切り出して語り始めてゆくのだが、その内容は到底信じることが出来ない突拍子も無いものだった。やがてその内容の異常さを相談したウィル(心理学者)が到着し、さらに事態が混乱してゆく。

the man from earth08

【作品データ】
原題:The Man From Earth
製作国:アメリカ
公開:2007年
日本未公開

【スタッフ】
監督:リチャード・シェンクマン
原作:ジェローム・ビクスビー

【キャスト】
ジョン・ビリングスレイ
デヴィット・リー・スミス
トニー・トッド
エレン・クロフォード
アニカ・ピーターソン
ウィリアム・カット
アレクシス・ソープ


the man from earth07

【マイレビュー】
この作品も日本未公開映画だった。
「EARTH」の前に「The」がつかないことで「地球から来た男」にはならない。このあたりの作者の微妙な表現方法も少し考えてみると面白い。日本語にしたときは「ずっと地球にいる男」という意味のほうがニュアンス的には近いんじゃないかな。

この映画を高く評価している人もいたが、僕はそんなに良い映画とは思わなかった。多分僕自身の想像力の欠如だと思う。
もしその場に僕がいたら話を信じたかも知れないし、一晩や二晩のだけじゃ足りないくらいもっともっと訊きたいことばかりだ。結局は映画としてケツカッチン的にあれもこれも話が中途半端で終わっちゃった。彼ぐらいになれば環境の変化から今後未来がどうなるのかがわかるはずだし、それを踏まえたうえで長期計画(?)として彼がこれからどうするのかそれも知りたかった。

ふむふむ、そう考えると僕自身もこの映画にどっぷりと嵌ってしまったのかもしれない。

ジョンの話を彼らのほとんどは「作り話や冗談」だと思って帰っていったかもしれないが、彼らのその「納得感」すら僕には理解できないと思った。自分の頭が整理できるまでの時間があの短い間で完結し結論付けられるはずが無いって思った。それに頭でしか理解できない学者や科学者が集まった空間に、一人の生徒が眼を輝かせて彼の話を聞いていたから彼の救いになるのかと思いきや、結局は彼女も信じ切れていなかったことがちょっと残念だった。

the man from earth09

この映画は部屋の中でのみんなの会話がすべてで、スタッフや役者のギャラとロケ地の借用費ぐらいで特殊効果とか他に何も無いから編集も楽でかなり低予算で出来た作品だと思う。「十二人の怒れる男」のようにほぼ一空間完結型の映画だった。
こちら側の想像力を試される作品である。僕には一つ一つの状況はわかるけれど、時代を超えて行きつづけて来た男としては体中が傷跡だらけのはずだしそのへん進化しすぎのような気がする。まあこの貧困な想像力ではそこまで追いついてゆけない。だから僕は『映画として観るよりも小説で読んで一つ一つじっくりと思い描いてみたい』と思った。だから僕の映画としての評価は及第点で「●」である。

ただ最後のシーンは少しだけホロリとくる。それだけが彼らの「救い」でもあったし、僕らに与えてくれた「解決」だったような気がする。

the man from earth06
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力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



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好きな女優:
シアーシャ・ローナン
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