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●マージン・コール Margin Call

マージン・コール05

【作品情報】

2008年の世界金融危機(リーマン・ショック)を題材に、ウォール街が崩壊へと向かう緊迫の24時間を金融マンたちの視点から描いた社会派サスペンス。ウォール街の投資会社で大量解雇が発生。その対象となったエリックは、意味深な言葉と共に後輩のアナリスト、ピーターにUSBメモリーを託す。その晩、USBメモリーに記録されたデータを調べたピーターは、会社倒産にも繋がる衝撃の事実を知る。キャストには、ケビン・スペイシーをはじめ実力派俳優が集結。第84回アカデミー賞で脚本賞にノミネート。

【ストーリー】
ウォール街のとある投資銀行。ある日、突然の大量解雇が発表される。リスク管理部門でも多くのスタッフがオフィスからの退去を命じられる中に、リスク管理部門の責任者エリック・デール(スタンリー・トゥッチ)の姿もあった。彼は「用心しろ」という意味深な言葉とUSBメモリーを部下であるピーター・サリヴァン(ザカリー・クイント)に手渡した。その晩、残されたデータを分析したピーターは、会社が全資産を超える損失に繋がりかねないリスクを内包した大量の金融商品(不動産担保証券、いわゆるサブプライム商品)を抱えている、という結論に達する。即座に新たに上司となったウィル・エマーソン(ポール・ベタニー)を呼び出し状況を説明するピーター。既に状況は逼迫しており、明日にもリスクが顕在化する危険があった。ウィルと上司のサム・ロジャース(ケヴィン・スペイシー)は緊急役員会の招集を進言する。会社の存亡の瀬戸際で役員達が導き出した結論は、市場が気付く前に全ての不良資産を早急に売りさばくことだった。

マージン・コール15

【作品データ】
原題 Margin Call
製作会社  ビフォア・ザ・ドア・ピクチャーズ
配給  ロードサイド・アトラクションズ、アメイジングD.C.
公開  2011年1月25日 アメリカ
上映時間  109分
製作国 アメリカ合衆国

【スタッフ】
監督 J・C・チャンダー
脚本 J・C・チャンダー
製作 ロバート・オグデン・バーナム他
製作総指揮 ジョシュア・ブラム他

【キャスト】
サム・ロジャース: ケヴィン・スペイシー
エリック・デール: スタンリー・トゥッチ
ウィル・エマーソン: ポール・ベタニー
ピーター・サリヴァン: ザカリー・クイント
セス・ブレッグマン: ペン・バッジリー
ジャレッド・コーエン: サイモン・ベイカー
サラ・ロバートソン: デミ・ムーア
ジョン・チュルド: ジェレミー・アイアンズ



マージン・コール22

【マイレビュー】

鑑賞していて途中でムカついてきた。この手の大手の投資会社、大手銀行や証券会社破綻劇はすでにたくさん映画化もされているが、実態がここまで酷いとは知らなかった。あきらかに『悪行三昧』っである。
役者が上手すぎて余計に腹が立つ(笑)

好きな女優さんである『デミ・ムーア』は「G.I.ジェーン」のときが一番ステキだった。最近。相当劣化しているけど、このときはギリOKかな。まだ色気たっぷりだ。ただ彼女の色気は全くこの映画では生かされる場面がなかったが、結局事なかれ主義を選んだ役員の一人だったが最後はやっぱり社長から裏切られる。

それから『ケビン・スペイシー』、「セブン」で不気味で頭の良い連続殺人犯役もやったが、クールで物静かで雰囲気のあるとても好きな俳優だ。彼もこの映画では最終的には魂を売った中間管理職の役をしている。

『スタンリー・トゥッチ』ちょっと見だとわからないが「ラブリーボーン」の犯人役だった。この人もいろんな役柄が出来るすごいキャパの広い俳優さんだ。彼が一番先にクビになるが、なんでもっと早く告発しない!?

『ザカリー・クイント』まだまだ若い。ここでは有能な部下を演じていたが、上司に楯突くこともなくやはりサラリーマンだった。どうせクビだし潰れる会社なら、上司もへったくれも無い。正義感出して食って掛かればいいのに、それでも男か、バカモン!あの「スター・トレック」のスポック役とゲイの道でカミングアウトしてしまったことで有名。

『ジェレミー・アイアンズ』とにかく一番ムカついたのがこの人演じる社長。さすが名優、最悪の社長を演じるのにも最後まで憎たらしいほどの威厳を保っている。破綻した当日の朝だと言うのに「ホテルの最上階でワインを片手にステーキ朝食を食っている」ほどの余裕をぶちかましてくれちゃってるし。


作品の評価はとても難しいが、僕がムカついた分はマイナス(笑)。
監督、脚本、撮影など映画としての基本部分については問題なし。専門用語だらけの会議は難しかったが、会話のやり取りの中で素人向けにも解説してくれていた。そういう親切なところは★だし、役者が上手すぎるのも★。総合的には、実話なだけに「娯楽性」は無く、2回は観なくてもいいかなって事で及第点の●かな。。

マージン・コール03

破綻したリーマン・ブラザースの最後の一日を克明に記した映画でありほぼ実話に等しいようだ。こんな無茶苦茶なことが実際に行われていたのだから、証券取引だとか資産運用だとか全く関係ない一般人たちさえもトバッチリを受けないはずが無い。
こういう大バカ野郎な連中が資産運用を担っていて、金融経済を動かしているわけだ。
最後には自分達の保身だけを目的に市場を動かして虚偽取引で損失補填に走る行為はさながら血迷った通り魔のようだ。

どこかで事前に察知できるシステムが「社外に」絶対に必要である。役員クラスの政府スパイを金融機関に潜入させたり、解雇されたサリヴァンのような優秀で冷静な人がFBIとか金融庁や財務省にいつでも内部告発できる「証人保護システム」のような仕組みを「国際的に」作ったほうがいいし、こういう事態になったら、まずはじめに「企業トップ&役員の資産差し押さえ」を緊急発動すべきだ。「超法規措置」ってやつである。

マージン・コール17

だってもともとお金で解決する問題なのだから、余計な記者会見とか、刑事告訴手続きとか逮捕状請求とかは二の次だし別次元だと思う。行動制限を発令して逮捕なんかしなくてもいいぐらいだ。
それよりまずはじめに企業の社長、会長、専務ら役員らの資産を即刻凍結して、一切のお金も左右できないようにするほうが理にかなっていて重要でまともなやり方だと思うわけだ。破綻の当日の朝でもいつもと変わらず優雅にワインを開けステーキ朝食を食ってる役員は、即刻身ぐるみ剥がして保釈金も払えない資産ゼロのどん底へ突き落とすべきだと思うね。あの堺雅人がキャバクラで宇梶をやっつけたように。

お金は「プラマイなんぼ」の世界だから役員の資産凍結ぐらいで負債がトントンにはならないとは思うが、それである程度解決できれば一番いい。それが「損失補てんの本来の形」である。


「マージン・コール」とは資産運用取引における用語のひとつとのことだが、調べてみても僕にはちんぷんかんぷんだった。別に知らなくてもいいし、この先この言葉が役立つとも思えない。
そのぶん、いくつかの「孔子の格言」でも実行したほうが人生のためになるはずだ。

マージン・コール06

証券取引、FXやデイトレードなど専門的分野に長けている方であれば、この映画の中の最後のやりとりは面白すぎて腰を抜かすんじゃないかな。普通だったら笑えないんだけど笑ったりしてさ、ああそんなヤツ気持ち悪い。
それに毎日椅子に座り机の上の何枚ものモニターを見ながらお金を右から左、左から右へスライドさせているだけの”デイトレーダー”と言われる連中は、僕から言わせたらただの「グータラのゲーマー」でしかない。そんなんでいくら大金持ちだろうといい家に住んでようと人として超かっこ悪い。全く尊敬に値しないし、はっきり言って軽蔑する。画面上の数字の桁が何億だろうと関係なく、人間としての義務や資質や品格が欠如している。

「やつらはマネーゲームが無かったら他のギャンブルにでものめりこんでる連中さ、どうってことない」
ってセリフもこの映画にある。本当にそのとおり。

朝からどこにも行かず椅子に座って画面を見ながらキーボードをカチャカチャやっているその間、額に汗して一生懸命働いている人たちがいる。その人たちが世の中を動かし、世の中を良くしている人たちである。
こつこつと毎日当たり前のように働いているそういう人たちが、マネーゲームのトバッチリを受けるような世の中になってはけっしていけないと僕は思う。

今日は映画のレビューではなくただの主張になってしまいましたが、あしからず。

P.S.
先日ビットコイン取引所の破綻があったが、もともとあんなのおかしいに決まってる。
コインの価値が変動したころは機関投資家が介入し始めたってことに相違ない。一気におかしな連中が顔を出してきてあの破綻だ。むしろこっちにまで被害が無くて早く破綻してくれてよかった。

マージン・コール09
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力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
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ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
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