スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

★★ニュー・シネマ・パラダイス

ニューシネマパラダイス04

MovieWalkerより抜粋
1989年12月16日(土)公開

【作品情報】
戦後間もないシチリアの小さな村の映画館をめぐる人人の映画への愛を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはミーノ・バルベラ、製作はフランコ・クリスタルディ、監督・脚本は本作品が日本での一般公開第一作になるジュゼッペ・トルナトーレ、撮影はブラスコ・ジュラート、音楽はエンニオ・モリコーネが担当。出演はフィリップ・ノワレ、ジャック・ペランほか。89年カンヌ映画祭審査員特別大賞受賞。後に170分の「完全オリジナル版」がビデオグラムで発表されている。

【ストーリー】
現在のローマ。夜遅く帰宅した映画監督のサルヴァトーレ・ディ・ヴィータ(ジャック・ペラン)は、留守中に母(プペラ・マッジョ)からアルフレードが死んだという電話がかかっていたことを知らされる。その名を耳にした途端、サルヴァトーレの脳裏には、シチリアのジャンカルド村での少年時代の思い出が甦るのだった--。当時、母マリア(アントネラ・アッティーリ)と妹の三人暮らしだったサルヴァトーレ(サルヴァトーレ・カシオ)はトトと呼ばれ、母親に頼まれた買物の金で映画を観るほどの映画好きだった。そんなトトを魅了していたのは映画館パラダイス座の映写室であり、また映写技師のアルフレード(フィリップ・ノワレ)たった。(以下省略)

ニューシネマパラダイス05


【作品データ】
原題 Nuovo Cinema Paradiso
製作年 1989年
製作国 イタリア フランス
配給 ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
上映時間 123分

【スタッフ】
監督 ジュゼッペ・トルナトーレ
脚本 ジュゼッペ・トルナトーレ
製作総指揮 ミーノ・バルベラ

【キャスト】
Alfredo:  フィリップ・ノワレ
Salvatore:  ジャック・ペラン
Salvatore (child):  サルヴァトーレ・カシオ
Salvatore (adolescent):  マリオ・レオナルディ
Elena:  アニェーゼ・ナーノ
Elena(middle): ブリジット・フォッセー
Maria (old) : プペラ・マッジョ
Maria (young):  アントネラ・アッティーリ
Anna:  イサ・ダニエリ



ニューシネマパラダイス21

【マイレビュー】
劇場版(120分)を観た後、すこしもやもやとした感じだったので、その後すぐ完全版(170分)を観た。
完全版のほうでやっと心に引っかかっていた部分が取れた。

イタリア映画の中で最高傑作とまで言われ、評判が高い映画であることは、いろんな映画評論などで知っていたが、僕は今まで一度も観ていなかった。
この映画を ”生涯で一番素晴らしい映画” と絶賛する友人は、僕に気を遣って奥歯に物が挟まった映画評論しかできなくて、「とにかく観てくれ」の一点張りだった。これで何とか彼のジレンマを解放させてやれそうだ。

ニューシネマパラダイス01

まず音楽がいい。
イタリアの町並みや自然たっぷりの風景がいい。
そして古い白黒映画に興じる人間達の描写が素晴らしい。
戦後間もない時代背景はこの映画に無くてはならない重要なバックボーンである。

ニューシネマパラダイス02

僕は自分に厳しく生きてきただろうか。
何かを埋めるように一つの事に情熱を燃やし続けたことがあっただろうか。
何年も何年も待ち続けたことがあるだろうか。
僕はこれほどまで人を愛したことがあるだろうか。


そんなことを考えさせられる素晴らしい映画だった。
人生とはけっして満たされないものである。それが愛ならなおさらだ。

ニューシネマパラダイス10


30年ぶりに帰郷したトトが昔撮った8mmのフィルムを観ている。
母親がそっと部屋のドアを開けるが、気づかれないように締める。
翌朝トトが老いた母親と二人、食卓で話す場面がある。

地味なシーンだが僕が特に好きなシーンである。
(劇場版にあったかな?それとも完全版だけかな、ちょっと忘れた。)

「僕が小さなころ、ママは年寄りに見えた。子供はみんなそうなのかな?」と話しを切り出す。
そこからの会話の中身がとても秀逸である。
母が子に対する愛情、子が母に対する愛情、その両者の深さとその比重バランスの絶妙が描かれている。


ニューシネマパラダイス06


”ぽっかり開いた穴を何で埋めるか”あるいは”人生の岐路に立ったとき、どう選択するか(どう選択させるか)”
それがこの映画の主題になっていると思う。

これ以上は内緒にしといたほうがいいだろう。

劇場版と完全版の決定的な違いは・・・僕にはわかっているが敢えて言わない、お楽しみってことで。

ニューシネマパラダイス15

スポンサーサイト

★パッセンジャーズ

Passengers02.jpg

MovieWalkerより抜粋
2009年3月7日(土)公開

【作品情報】
「プラダを着た悪魔」などで人気の若手女優アン・ハサウェイ主演作。飛行機事故の生存者たちをめぐる謎を追う若きセラピストの不安を見すえたサスペンス・ドラマだ。

【ストーリー】
セラピストのクレア・サマーズ(アン・ハサウェイ)は、恩師のペリー・ジャクソン(アンドレ・ブラウアー)から仕事を任される。それは、飛行機墜落事故で奇跡的に生き残った生存者5名のトラウマ的ストレスを治療するというものだった。やる気を見せるクレアに、ペリーは“生存者の1人、エリック・クラーク(パトリック・ウィルソン)に気をつけろ”と忠告する。病院でエリックと面会したクレアだったが、彼はグループ・カウンセリングを拒否。自宅での個別カウンセリングを行うことになる。だが、クレアが彼の自宅を訪れると、彼は大胆に言い寄ってくる。さらに、教えてもいないクレアのプライベートを知っているなど、謎めいた行動を見せる。さらに、クレアの自宅には近所のトニ夫人(ダイアン・ウィースト)が毎晩訪れてくるようになる。だが、その様子は何かを探るようで、どこかおかしい……。

Passengers04.jpg

【作品データ】
原題 Passengers
製作年 2008年
製作国 アメリカ
配給 ショウゲート
上映時間 93分

【スタッフ】
監督 ロドリゴ・ガルシア
脚本 ロニー・クリステンセン
製作総指揮 ジョー・ドレイク 、 ネイサン・カヘイン

【キャスト】
クレア・サマーズ:  アン・ハサウェイ
エリック・クラーク:  パトリック・ウィルソン
アーキン:  デヴィッド・モース
ペリー:  アンドレ・ブラウアー
シャノン:  クレア・デュヴァル
トニ:  ダイアン・ウィースト



Passengers01.jpg

【マイレビュー】
この映画についてネタバラシしたようなレビューサイトがあれば『出禁』にしたほうが良い。
そいつにはレビュアーの資格はなし。

徐々に墜落の真相や乗客たちの境遇がわかってくるにしたがってミステリー要素が多分に関わってくる。
これは観てもらうしかないだろう。
なので今回はネタに関することはたったこれだけで終わりにする。


主役の「アン・ハサウェイ」についての印象を少し。
「お姫様」的な顔立ちであり、何か高貴なイメージで逆にちょっと庶民感に欠ける。まさに「高嶺の花」ってイメージだ。
「ラ・ミゼラブル」や「プラダを着た悪魔」のほか、お姫様役がやはり多い。
髪の色も瞳の色も違うが、なんだかジュリア・ロバーツに良く似た屈託の無い笑顔をする。
僕としてはあまり興味が無い女優だったが、この映画は彼女の演技がとても良かったと思う。しかも意外にも肉感的な体つきをしていることに気づいてしまった。すこしハマリそうだ。

Passengers09.jpg

脱線ネタ

~女優の色気に関して~

僕は「色気」がある女優が好きだ。すこしエロいってことかな、憂いがあるというか。エロ全開!!って女優もたまにいるが食われそうで逆に引く。そのあたりのちょうどいい塩加減の女優はなかなかいない。
僕の中での真理として、女優にしても一般世間でも同じく女性は32歳を過ぎないと色気が出てこないと僕は思っている。30歳でもなく35歳でもなく色気が出てくるのは32歳を過ぎてからである(笑)

右に僕の好きな女優さんを載せているが、一番上のシアーシャ・ローナンはまだ20歳代である。すこし「先物買い」した感じだが、32歳を過ぎれば最高の女優さんになること間違いなし。

まあ・・・・どうでもいい話でした。



Passengers08.jpg

●インランド・エンパイア

インランド・エンパイア13

Moviewalkerより抜粋
2007年7月21日(土)公開

【作品情報】
鬼才デビッド・リンチ監督の「マルホランド・ドライブ」以来5年ぶりとなる長編映画。ある女優の現実世界と劇中劇などが複雑怪奇に交錯する、シュールな幻想スリラーだ。

【ストーリー】
ハリウッド女優ニッキー・グレース(ローラ・ダーン)は、街の実力者で夫のピオトルケ・クロール(ピーター・J・ルーカス)と豪邸で暮らしている。ニッキーは「暗い明日の空の上で」という映画の主演に抜擢される。キングスリー・スチュワート監督(ジェレミー・アイアンズ)ともうひとりの主役であるデヴォン・バーク(ジャスティン・セロー)と共に製作に意欲を燃やすニッキー。しかし「暗い明日の空の上で」は、実はいわくつきのポーランド民話を元にした映画「47」のリメイクで、この映画は主演の二人が撮影中に殺されたので未完になったといういわく付きの企画であった。

インランド・エンパイア09

【作品データ】
原題 Inland Empire
製作年 2006年
製作国 アメリカ ポーランド フランス
配給 角川映画
上映時間 180分

【スタッフ】
監督 デイヴィッド・リンチ
脚本 デイヴィッド・リンチ
製作 デイヴィッド・リンチ 、 メアリー・スウィーニー

【キャスト】
スザン:  ローラ・ダーン
キングスリ・スチュワト監督:  ジェレミー・アイアンズ
デヴォン/ビリ:  ジャスティン・セロー
フレディ:  ハリー・ディーン・スタントン
ロスト・ガル:  カロリーナ・グルシカ



インランド・エンパイア11

【マイレビュー】
いつもそう思うが、このデヴィット・リンチ監督というのは視聴者を混乱させて楽しんでいるフシがある。

それも、別にわからなけりゃわからないでいいし、どうせ君らの頭じゃ理解できないだろうよ。だから映画なんて観る人それぞれの感性での解釈で結構だ。それに解ったふりして★3つなんて別に必要なし。
・・・なんて考えているように。
「マルホランド・ドライヴ」もそうだった。

たとえ彼の本音がそこにあったとしても別にこっちもイヤじゃないし、むしろ楽しみでもある。
彼にとって映画とは「挑発」なのかもしれない。


インランド・エンパイア01


この映画を細かく筋道立ててとても上手く解説しているレビューサイトがある。
ムーBチップ』というレビューブログである。

この方はデヴィット・リンチ監督のことが大好きで、もっともっと知りたいという願望が根底にあるように感じる。サイト管理者の方は男性だと思われるが、なんだかそこに監督に対する恋心や映画そのものへの愛情すら感じるほどだ。

ご本人も白状しているが映画の観かたも変っていて「ポーズ&レビュー」を繰り返して「メモ」を取りながら観ているとのことだ。

ある意味そんな「達観」した方でもそういう手段でないとなかなか理解しづらい映画ではあるのだから、ただのデヴィット・リンチ監督の俄かファンの僕になどわかるはずがない。
その解説は観たばかりで混乱した僕の頭の中をスッキリさせてくれて「なるほど!」と納得させてくれるとても見事な解説だと思うので、皆様もご参考に。

インランド・エンパイア07


他のサイトではこの映画を解読しようとして混乱したまま結局 『頭がイカれた女の話』 に強引に持って行ったレビューサイトもあったし、デヴィット・リンチ監督映画については「わかろうとしてはダメ!」と180分という長丁場を乗り切っただけの半ば諦め半分で開き直るレビューもあった。

僕は逆に大勢の中の1人でホッとした。
なので今回は僕の出る幕は無し(笑)。

インランド・エンパイア02


ただ映画の出来栄えについては同じデヴィット・リンチ監督作品では「マルホランド・ドライブ」のほうが僕は圧倒的に好きだった。
僕自身マルホ主演のナオミ・ワッツのファンでもあるので贔屓目にみてもいるが、それでも圧倒的にマルホのほうが好きだ。

インランド・エンパイア03


この「インランド・エンパイア」については主演の「ローラ・ダーン」やその他の出演者の魚眼レンズばりの「気持ち悪い顔のどアップ」が多すぎて(特に冒頭シーンで近所に引越ししてきたというババアとか)、サスペンスやスリラーというより僕の嫌いなホラー的な怖さのほうが強かった。
ホラー要素はある程度”お色気部分”でカバーできるのだが、それもほとんど無かったので、やっぱりマルホに軍配。

ちなみにこの映画には日本人女優の裕木奈江さんが路上生活者というか売春婦役で出ていた。彼女は日本ウケはあまりしなかったが、案外僕は好きな女優さんだ。

インランド・エンパイア12

★アンストッパブル

アンストッパブル03

MovieWalkerより抜粋
2011年1月7日(金)公開

【作品情報】
2001年にアメリカで起きた列車暴走事故を基に、大災害を阻止すべく立ち上がる2人の鉄道員の奮闘を描いたアクション。トニー・スコット監督とデンゼル・ワシントンが、「サブウェイ123 激突」に続き5度目のタッグを組む。CGの使用を抑えたリアルなアクションの連続はもちろん、仲間や家族との絆を描いた感動のドラマにも注目。

【ストーリー】
ペンシルバニア州の操車場。ベテラン機関士のフランク・バーンズ(デンゼル・ワシントン)と若い車掌のウィル・コルソン(クリス・パイン)が初めて顔を合わせる。しかし、年齢も家庭環境も異なる2人の間には大きな溝があり、ぎこちない雰囲気のまま機関車1206号へと乗り込むことに。やがて、2人の耳に貨物列車777号がトラブルを起こしたという情報が飛び込んでくる。運転士の操作ミスにより、無人のままの777号が暴走を始めたというのだ。しかも、777号には大量の化学物質が搭載されていることが判明。操作不能に陥った777号は、一つの街を壊滅させるだけの威力を持った巨大ミサイルも同然だった。
アンストッパブル05

【作品データ】
原題 UNSTOPPABLE
製作年 2010年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
上映時間 99分

【スタッフ】
監督 トニー・スコット
脚本 マーク・ボンバック
製作総指揮 クリス・シアッファ 、 リック・ヨーン 、 ジェフリー・クワティネス

【キャスト】
フランク・バーンズ:  デンゼル・ワシントン
ウィルウィル・コルソン:  クリス・パイン
コニー・フーパー:  ロザリオ・ドーソン
ギャルヴィン ケヴィン・ダン
ダーシー・コルソン ジェシー・シュラム
ジェシー・コルソン ジェフ・ウィンコット
バニー ケヴィン・チャップマン



アンストッパブル07

【マイレビュー】
トニー・スコット監督とデンゼル・ワシントンが、「サブウェイ123 激突」に続き5度目のタッグを組んだ作品。
出来事はすべて線路の上で起きる。電車オタクにはたまらない作品じゃないかな。特に貨物列車とか機関車など。
引込み線、ポイント切り替え、車両の速度や長さの目安や、馬力、遠心力、ブレーキの種類や構造などなど・・・電車とはとても計算されつくした乗り物だということがわかるし、とても興味深く観れた。


アンストッパブル04

また会社のリストラにも絡んだストーリーがある。
2ヵ月後にはリストラされる老練な機関士フランク(デンゼル・ワシントン)と新米の黄色のベストを着た若手のコネのある社員ウィル(クリス・パイン)は最初から反りが合わない。ベテランは「託児所」と呼び、新米は「老人ホーム」と呼び合う。そのあたりの世代間の言葉の掛け合いも観ていて面白い。
年齢的に僕はフランクの側に入るから、そういう社内の人事やリストラに関する経営陣への不満は身に覚えもある。


アンストッパブル06

そんな最悪な関係の二人が最高の連係プレーを発揮して大量の化学薬品を積んだ無人暴走列車を止めて一躍アメリカンヒーローになる映画というわけだ。この映画は結末がわかっていてそれでも観る価値はある。

現場に指示を発するオペレーター主任コニー(ロザリオ・ドーソン)と役員のギャルヴィン(ケヴィン・ダン)も同様に、人命最優先の現場の判断と、人命よりも損失を最小限に食い止めようとする会社経営陣との確執も見ものである。

アンストッパブル01

~恒例の脱線劇場~~

現場の判断が一番正しい

■何か想定外の事故に遭遇したとき、現場に一番近い人間に指揮権を預けるというマニュアルが確立して欲しいと思う。
火事を見つけたら、まず周りに声をかけ、人がいたら助け、協力して火を消し、消防車を呼ぶ。
それがあたりまえの優先順位であり一番正しい判断であるということだ。

「非常時には現場社員に指揮権を与える」ことを官庁でも民間の会社でもマニュアル化してよいと思うが実際は殆どが実現できていない。
何故か?

経営陣トップの判断が状況によって不安定だからである。
被る損失、株価への影響、世間体、評判、法務対応、メディア対策、企業コンプライアンスそれにその時点での経営状況や会社の体質などなど・・・事故とは全く関係の無い要素を多く抱えることによって、どんな場面でも責任者としての判断がブレるからである。

ブレる一番の要因は、会議室にいて「現場を見ていない」ということだ。したがって非常時に現場に指揮権を預けるというマニュアルすらできないのは「トップがバカ」であるからに他ならない。

非常時に縦ラインは不要だ。横だけでいい。言い換えれば非常時に「トップの判断を仰ぐという手間は無駄」である。
殆どの場合(今流行りの言葉)「遅きに失して」被害が拡大し、手の施しようの無い事態になる。

そもそも社員は会社が入社を認め、社内教育もしてきた人間であり、その人間の現場での判断を信用できない会社のトップの判断などクソである。

朝日新聞誤報で話題となったが、あの原発事故時、東電の吉田所長の判断にすべて任せていたら被害はもっと防げたはず。余計な会議などに出る暇があったら、格納容器に水を掛けることを最優先しただろう。菅さんの訪問など無視しても良かったと思う。

僕の考えとしては東電幹部は現場責任者である吉田所長の判断を最優先し、必要なものを想定してバックアップ体制をすぐに取り、最終的な責任はトップが取る。それが正しい判断だと思った。

単純な話、それだけで十分だった。



この映画は最初はちょっとした軽い気持ちの判断ミスから発生した無人暴走列車だったが、スピード感もあり迫力も満点だったし、貨物列車から穀物が漏れ出すシーンなどアメリカならではだった。

やっぱデンゼル・ワシントンはいい役者だ。コンビを組んだクリス・パインもとてもよかった。
同じ暴走モノでも妙に日本カブレした「スティブン・セガール」の暴走シリーズ映画とは比べ物にならない。

アンストッパブル02

★サロゲート

サロゲート02

MovieWalkerより
2010年1月22日(金)公開

【作品情報】
ブルース・ウィリス主演のSFサスペンス。身代わりロボット“サロゲート”が人間のすべての社会生活を代行する、安全と自由が約束された世界で起きる不可解な事件の謎を描く。

【ストーリー】
テクノロジーの進化により、人間は全ての行動を、身代わりロボット“サロゲート”の遠隔操作で行うようになった未来。人間はスティム・チェアーと呼ばれる装置に座り、意志を送信することで、自分とリンクしたサロゲートを自宅から遠隔操作することで生活していた。その上、自分自身には一切の危険が及ばないという完全な安全も保証。凶悪事件も絶えて久しい理想の世界。さらに、人々は虚栄心を満たすために、サロゲートに整形手術を行って、自分の思い通りの見た目を与えることまで行なっていた。だがある時、このサロゲート社会で事件が発生する。それは、サロゲート2人が殺害され、それを自宅から遠隔操作していた人間が一緒に殺されるというものだった。サロゲートの普及以降、殺人事件は初めてのこと。社会全体を襲う危機に、FBI捜査官のグリアー(ブルース・ウィリス)とピータース(ラダ・ミッチェル)がコンビを組んで捜査に当たる。

サロゲート04

【作品データ】
原題 Surrogates
製作年 2009年
製作国 アメリカ
配給 ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン
上映時間 89分

【スタッフ】
監督 ジョナサン・モストウ
脚本 ジョン・ブランカート 、 マイケル・フェリス
原作 ロバート・ヴェンディティ 、 ブレット・ウェルデレ

【キャスト】
グリアー:  ブルース・ウィリス
ピータース:  ラダ・ミッチェル
マギー:  ロザムンド・パイク
ストーン:  ボリス・コドジョー
キャンター博士:  ジェームズ・クロムウェル
預言者:  ヴィング・レイムズ
ストリックランド:  ジャック・ノーズワージー



サロゲート08


【マイレビュー】
最初から最後までサロゲート版ブルース・ウィリス、実物ブルース・ウィリス出まくりで、映画のもつ性格という点では「オレダ、オレダ、オレダ!!」の世界。
映画の印象としては、よく出来ているのにブルース・ウィリスをあまりにいっぱい露出強調するためにそのほかの世界観や裏の部分や、ストーリーの奥行きがとても薄い感じがした。肝心な家族の絆とか、人間でいられることの喜びだとか、生きがいとか・・・が、この夫婦だけのミクロな世界で終わってしまう。
ただ、こういう自分の代わりとなる仮装ロボットの世界はなんだか他のSF近未来映画に比べると社会現象を反映していてとても現実的というか、こういうロボットなら実現可能な世界に思えてくるから不思議だ。ゲーム感覚に近いのかもしれない。

サロゲート06

 ~ひさびさの脱線劇場~

■発明の原点か、先見の明か、単なる金儲けか■

ちょうど今話題の「アリババ」。
ジャック・マ(馬雲)会長からすれば命の恩人はあの「ソフトバンク」の孫正義氏である。
マ会長が何年か前に「1~2億融資して欲しい。」と孫さんに持ちかけたところ、「金はいくらあっても邪魔にならないだろう。20億預けよう。」と引き受けたらしい。
それは先見の明なのか。
当初の20億の投資が今般の米国株式上場で時価8兆円(4000倍)になった模様だ。
金が金を生むってことだ。いやいやそんなにあったら嵩張るでしょうに(笑)。
(ちなみに孫正義さん、東日本震災に100億円寄付しますと言ったがパフォーマンスだけで実際には寄付していないらしい。ネットで悪評が立っていたが真偽はわからない。「5年分割で」支払うとか言っているようだ。「iPhone6」かよっ!)

サロゲート07

   --------------------------------------
発明というものはもともと純粋なものだと思う。
この映画の場合にもそうだ。
体の不自由な自分に成り代わって仕事や家事をこなし、家族や友人などとコミュニケーションをとり、人生を豊かなものにするのが目的のロボットである。自分や家族のためという素直な発想が原点だと思う。

孫さんの例じゃないけれど、必ずそれに目をつける投資家がいて次第に莫大な出資が絡んでくる。
会社設立となったら出資金の大小によって投資家が直接経営に関わってくる。
会社としてはむしろプラス面に働くことのほうが多いだろう。
ただその時点で完全に商業主義に変わり、創業者の純粋な想いも他力によって変化してくる。
商品化の戦略としては王道で、まず先に社会福祉やエコ、医療、治安維持など国民の安全や健康に役立つ方向に目を向けさせて世間を信用させて普及させ、社会に認めさせ、商品が有名になり、個人顧客や各方面からの引き合いが順調で業績を伸ばすとさらなる投資家の注目を集める。そのタイミングで株式上場、グループ企業化される・・・そのうち各分野で名をはせて多国籍企業となり、武器兵器など軍需産業に進出し、政界癒着構造が完璧に出来上がり、個人としても企業としても完全に安泰。企業が描く理想的な最終目的はおおかたこんなものだろう。


サロゲート03

この映画の話に戻ろう。
ものぐさなネット人間にとっては嬉しいだろう。自分が出かけなくてもロボットがすベてこなしてくれる。
しかも見た目がいい。ブルースウィリスはちょっとやりすぎのサラサラヘアーで肌もつやつやである。本当の自分はデブでブスなのにロボットはミスワールドクラスのいい女だったりする。実際にロボットを脳で動かし、体力低下は無く、食料は必要なく、五感もあるようなこんなロボットはとても利用価値があるように思えてくる。
まるでお掃除ロボット「ルンバ」みたいに充電器みたいな箱に自分の意思で入り、本当の自分はトイレに行ってからまた寝て眼帯をすれば好きなときに活動ができる。自らの分身が社会活動する世界なのだ。

ありえない話でもないが、この映画に出てくるロボット達、もちろん人間が演じているのだが、すべてしっかりとしたプリクラ以上の「肌処理」をしていることもあり、感情表現としての表情が少なく、社会の空気は当たり前だがとても殺伐としている。
やっぱ人間でなくっちゃ。

サロゲート01

★ペントハウス

ペントハウス14

MovieWalkerより抜粋
2012年2月3日(金)公開

【作品情報】
ベン・スティラーとエディ・マーフィという、ハリウッドを代表する新旧コメディ俳優が初共演を果たしたコメディ。マンハッタンにある最高級マンションを舞台に、大富豪に全財産を騙し取られ、逆境からの復活を狙う人々の奮闘が描かれる。監督は『ラッシュアワー』シリーズのブレット・ラトナー。

【ストーリー】
ニューヨーク・マンハッタンにそびえる65階建ての超高級マンション“ザ・タワー”。管理マネージャーのジョシュ・コヴァックス(ベン・スティラー)が、居住者のあらゆる欲求と優越感を満たす最上級のサービスを取り仕切っている。ある日ジョシュは、黒い車から現れた謎の一味を見つける。ペントハウスに暮らすウォール街の大富豪アーサー・ショウ(アラン・アルダ)が誘拐されると思ったジョシュは、ショウを助けに向かう。しかしショウは、証券詐欺罪でFBIに逮捕されたのだった。ショウを尊敬していたジョシュは、裏切られた思いを隠せない。しかもショウは、ザ・タワーの使用人の年金運用を請け負い、そのお金を私的流用していた。

ペントハウス15

【作品データ】
原題 Tower Heist
製作年 2011年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
上映時間 104分

【スタッフ】
監督 ブレット・ラトナー
脚本 テッド・グリフィン 、 ジェフ・ネイサンソン
原案 アダム・クーパー 、 ビル・コラージュ 、 テッド・グリフィン
製作総指揮 ビル・カラーロ 、 カレン・ケーラ

【キャスト】
ジョシュ・コヴァックス:  ベン・スティラー
スライド:  エディ・マーフィ
チャーリー:  ケイシー・アフレック
アーサー・ショウ:  アラン・アルダ
フィッツヒュー:  マシュー・ブロデリック
エンリケ:  マイケル・ペーニャ
FBI捜査官クレア:  ティア・レオーニ
オデッサ:  ガボレイ・シディベ
サイモン:  ジャド・ハーシュ
レスター:  スティーヴン・ヘンダーソン


ペントハウス25

【マイレビュー】
ベン・スティラーならではのアメリカンジョークたっぷりの映画になった。
とは言っても、ほとんどのジョークは意味がわからなかったけれど(笑)。多分ここで笑うところなのだろうなとか。

特に今回はあのエディー・マーフィーとの競演ではとにかくとても息が合っていて会話のテンポが似通った二人のコンビネーションは素晴らしい。
特筆すべき優れた才能も無い5人の普通の仲間とともに、運命と大逆転をかけた一大プランの実行過程がとにかく面白い。この映画を観たのは二度目だったのだが、また一気に観てしまった。それだけリズミカルなテンポでとんとん拍子に物語がすすむ。

ペントハウス24

サンクスギビングデー(感謝祭)の様子とか、多分映画のために特注で行進したのだと思うが、大きなスヌーピーの風船人形などとてもユニークなパレードだった。ニューヨークにいなくてもなんだかマンハッタンでのお祭り気分が味わえる映画になっている。

ペントハウス08

ジョシュ(ベン・スティラー)の仕事に対する真面目さや思いやりとかがにじみ出るような他の映画でも同様の彼独特のキャラが生きた超高級タワーマンションのマネージャー役だった。彼の仲間も相当な個性派で、情けないダメ人間ばかりだがそれでいてとても勇敢に活躍する。そのあたりの小気味よさとか役者のキャラと配役の上手さがとても観ていてとても面白いし役が自然に感じられる。

スティーブマックイーンが乗っていたという赤いフェラーリをゴルフのパターを叩きつけてぶっ壊すシーンは(FBIも陰で大喜びするほどで)、なんだか観ていて妙にスカッとするので、是非ご覧あれ。

ペントハウス17


★藁の楯 わらのたて

藁の盾14

MovieWalkerより抜粋
2013年4月26日(金)公開

【作品情報】
人気漫画「ビー・バップ・ハイスクール」シリーズの作者で、作家としても活躍する木内一裕の同名小説を、大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也の共演で、鬼才・三池崇史監督が映画化したサスペンス・アクション。殺人鬼を殺したら10億円を支払うという新聞広告に殺気立つ人々と、彼を警視庁まで移送する任務を受けたSPの息詰まる攻防戦が描かれる。

【ストーリー】
7歳の幼女が惨殺される事件が発生。8年前に少女暴行殺人事件を起こし出所したばかりの清丸国秀(藤原竜也)に容疑がかかり、警察による捜査が行われるが、一向に清丸の足取りは掴めずにいた。事件から3ヶ月後、事態が大きく変わる。殺された幼女の祖父・蜷川隆興(山崎努)は政財界を意のままに動かす大物で、彼が大手新聞3紙に、清丸を殺した者に10億円支払うとの全面広告を打ち出した。この前代未聞の広告を見た国民は一気に殺気立ち、身の危険を感じた清丸が福岡県警に自首。東京の警視庁まで清丸の身柄を護送する最中に彼の身を守るために、生え抜きのSP5名が配置された。いつ、どこで、誰が襲撃してくるかわからない極限の緊張状態の中、護送が始まる……。

藁の盾03

【作品データ】
製作年 2013年
製作国 日本
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 125分

【スタッフ】
監督 三池崇史
脚本 林民夫
原作 きうちかずひろ

【キャスト】
銘苅一基: 大沢たかお
白岩篤子: 松嶋菜々子
清丸国秀: 藤原竜也
奥村武: 岸谷五朗 
関谷賢示: 伊武雅刀
神箸正貴: 永山絢斗
由里千賀子: 余貴美子
蜷川隆興: 山崎努


藁の盾13

【マイレビュー】
警視庁の全面協力体制を得て、CGも無く、日本映画としてはかなり撮影にお金を掛けたスケール感のある作品だった。
機動隊や警察官、それにパトカーがとにかくたくさん出てくる。
ラストの警視庁前交差点を封鎖しての撮影シーンはいささか現実味は欠けたが、前半部分の車の爆発やパトカーのクラッシュシーンなどこれまたかなり迫力があった。

藁の盾12

犯人の清丸国秀役の藤原達也が見事な演技だった。ニヤニヤと憎たらしいにもほどがある(笑)
彼は「カイジ」とか「デスノート」でも主役を演じているが、いつも「ちょっと演技が大袈裟でクサイ」と思っていたが、こういう”人たらし系の悪人”ぶりは彼に相当合っていると思った。

連続少女強姦殺人鬼であり生かしておいても意味のない人間を、SPの4人は命がけで守り東京まで護送するるという不条理極まりない任務を遂行しなければならない。その4人すら犯人を護っているにもかかわらず殺したい衝動や欲望に何度もかられる。

藁の盾02

極悪人であっても一般的には社会的制裁もなく、性善説を基に犯人の更正を目的に作られた刑法の矛盾点をこれでもかと見せ付けられ、イライラ度がハンパ無い。加害者を守り被害者を守らない刑法と、刑法の裏にある報道などのモラルのあり方や現状について、大きく問題提起をしているのだと思う。
また世の中そういう許しがたい犯罪がとても多いと思う。

不条理極まりない状況にさらに波紋を投げかける事象が起こる。
一連の幼児殺害事件で孫を殺された大富豪の蜷川隆興(山崎努)が新聞とインターネットに個人で一大広告をする。
「この男を殺してくれた方には10億円進呈」という途方もないものである。

藁の盾07

そのとてつもない懸賞金の為、一般人はおろか警察内部の人間、4人の仲間のSPたちすべてが信用できない状況になる。
野次馬が群がり、10億円欲しさに公衆の面前で犯人を殺そうとする人間が次から次へと現れる。

何といっても危険なのは訓練を受け武器を持った大勢の警察官や機動隊員が最も信用できない状況となることだ。したがって護衛となる機動隊員すら寄せ付けず、秘密裏に、互いに疑心暗鬼になりながらもSP最少人数で犯人を護送するしかない。

その不条理なシチュエーションと不道徳な心理描写がとにかく秀逸だった。
観る側に対して「人は何を命がけで守るのか」を真剣に問う映画だった。

藁の盾06


この作品はこれまでの数々の映画と決定的に違う点は「ネタバレが許されているような」不思議な映画だということ。
見ているうちに良心や正義とは何なのかが本当にわからなくなってくる。
本当に肝心なものはストーリーそのものには無い、そう思える映画なのだ。

藁の盾10

●タイムマシン

タイムマシン06

MovieWalkerより抜粋
2002年7月20日(土)公開

【作品情報】
H・G・ウェルズの名作SF小説を映像化。19世紀末から21世紀、80万年後にも飛ぶタイムトラベルの物語が展開。スリリングな物語に加え、未来世界の映像も必見!

【ストーリー】
1890年代のニューヨーク。大学教授のアレクサンダー(ガイ・ピアース)は、ある日、婚約者のエマ(シエンナ・ギロリー)を暴漢に殺されてしまう。深い悲しみに暮れるアレクサンダーは、過去に遡ってエマを救い出したい一念で、ついにタイムマシンを発明する。エマの死んだ日に戻ったアレクサンダーだが、運命そのものはどうやっても変えようがないことを知る。その理由を解き明かすため、今度は未来へ向けて時間移動して、2030年の世界へと降り立つのだった。

タイムマシン22

【作品データ】
原題 The Time Machine
製作年 2002年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 96分

【スタッフ】
監督 サイモン・ウェルズ
脚本 ジョン・ローガン
製作総指揮 ローリー・マクドナルド 、 アーノルド・レイボヴィット 、 ジョージ・サラレギー

【キャスト】
Alexander: ガイ・ピアース
Mara:  サマンサ・ムンバ
Uber-Morlock:  ジェレミー・アイアンズ
Vox:  オーランド・ジョーンズ
Dr. David Philby:  マーク・アディ
Emma:  シエンナ・ギロリー
Watchit:  フィリダ・ロウ
Kalen:  オメーロ・ムンバ



タイムマシン08

【マイレビュー】
このブログでも紹介している『奇術師フーディーニ 〜妖しき幻想〜』の主演であるガイ・ピアース、彼が主演していた2002年の作品である。

時代背景は1899年のニューヨーク、古きよき時代を思わせる冬のセントラルパークである。
物理学者のアレックス(ガイ・ピアース)が公園を歩きながらエマ(シエンナ・ギロリー)にプロポーズし指環を渡した直後、暗がりにいて銃を持った暴漢に襲われエマを殺されてしまうところからストーリーは始まる。
失意のどん底から友人をも拒み引きこもるようになるが、7年の歳月をかけ過去を変えるべくタイムマシンを製作する。
果たして過去は変えられるのだろうか。
19世紀も終わる町並みの映像も乗り物も人々のスタイルも緻密で綺麗である。
なかなか期待の出来そうな冒頭のシーンである。

タイムマシン09

これからご覧いただく方のためにちょっと2~3のお楽しみを提供しよう。
この映画の中で2030年に行った際、通りがかりの綺麗な女性がタイムマシンを見て
「アレは何?大きな●●マシン?」と訊くところ。
うん確かに、見えなくも無い。

また2030年歴史博物館へ行った際、見学に来ていた子供たちが悪ふざけをして、それを注意する引率の先生のセリフ。
「今度ふざけると●●するわよ」
未来なら大いに有り得るこわ~いセリフである。

また1899年のシーンでは「●●は変わり者だけど有望だ」と評価するシーンもあるので、このあたりはこの時代ならではの風刺でもある。
ぜひ観て納得してもらいたい。

タイムマシン19

映画としてタイムトラベルものは数多く存在するが、こんなにドえらい未来へ行ったのは、この作品以外に僕は知らない。多分存在しないだろう。
桁が多すぎて瞬時にわからなかったが8000万年だったかな8億年だったかな。とにかくものすごい未来まで行っている。
そのあたりの地球がどうなっているのか、想像を超える映像とか大地の移り変わりとか、早回しで見させてくれる。
しかも割りと意外性があってストーリーとしてではなく、”映像として”僕はとても興味深く面白く観れた。

タイムマシン01

ちょっとネタバレ気味にはなるがお許しいただきたい。
結果的にかなり未来である「80万年先」で落ち着くわけだが、愛する人を死なせてしまい失意の底から完成させたタイムマシンで過去を取り戻すという肝心な冒頭からのくだりとかこっち側の期待感がなおざりになってしまう過程に納得いかない気持ちになったのは僕だけじゃないと思う。やっぱそこは愛する人を取り戻したい気持ちの持続あってこそのタイムトラベルでありファンタジーなのだと思うが、どうだろう。
後半に向けてなんだか別の映画になってしまったようだった。

タイムマシン04


ただ主演のガイ・ピアースは後半に行くにしたがってどんどんかっこよくなってゆく。
今回は気に入ったシーンを貼り付けたというより主にガイ・ピアースの良き変貌ぶりを映画の中での時系列に並べてみたのでぜひ見比べてみて欲しい。だんだんと逞しくなってゆくのがわかるはずである。

総合的には良い映画のようなそうで無いような、でもまあ面白く見れる映画だった。

タイムマシン17


●グランドピアノ 狙われた黒鍵

グランドピアノ 狙われた黒鍵03


MovieWalkerより抜粋
2014年3月8日(土)公開

【作品情報】
コンサート中に命を狙われるピアニストとスナイパーの攻防を描くサスペンス。出演は「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイライジャ・ウッド、「推理作家ポー 最期の5日間」のジョン・キューザック、「アルゴ」のケリー・ビシェ、「4.3.2.1」のタムシン・エガートン。監督は『拘禁 囚われし宿命の女』のエウヘニオ・ミラ。

【ストーリー】
若き天才ピアニスト、トム・セルズニック(イライジャ・ウッド)は、極度のステージ恐怖症に陥っていた。音楽界の奇才と呼ばれたパトリック・ゴーダルーが作った演奏不可能の曲「ラ・シンケッテ」は、世界中で彼自身とトム以外は弾けない難曲といわれたが、5年前、トムはその演奏に失敗してしまったのだ。世界的な人気女優である妻エマ(ケリー・ビシェ)に背中を押され、今は亡き恩師パトリックの追悼コンサートで復帰することを決めたものの、すっかり自信を喪失したトムの頭の中はネガティブになっていた。大勢のファンが詰めかけたホールは4000人の観客で埋め尽くされ、その中にはセルズニック夫妻の友人のカップル、アシュリー(タムシン・エガートン)とウェイン(アレン・リーチ)の姿もあった。楽屋で恐怖にも似たプレッシャーと孤独を噛み締めたトムは、意を決して指揮者ノーマン(ドン・マクマナス)とオーケストラが待つステージへ。用意されていたグランドピアノは、恩師が遺した世界最高級ブランド、ベーゼンドルファーの“インペリアル”。演奏の滑り出しは順調だったが、奇妙な矢印が描かれた楽譜をめくると「一音でも間違えたらお前を殺す」という赤い文字を発見。ライフルの照準器から発せられる赤いレーザー光線を目の当たりにしたトムは、激しく動揺しながらも演奏を続けるのだった。

グランドピアノ 狙われた黒鍵08

【作品データ】
原題 GRAND PIANO
製作年 2013年
製作国 スペイン=アメリカ
配給 ショウゲート
上映時間 91分

【スタッフ】
監督 エウヘニオ・ミラ
脚本 デイミアン・チャゼル
製作総指揮 ヌリア・ヴァルス 、 リサ・ウィルソン 、 マイルズ・ネステル 、 ミケル・レハルサ 、 メルセデス・ガメロ

【キャスト】
トム・セルズニック: イライジャ・ウッド
スナイパー:  ジョン・キューザック
エマ・セルズニック:  ケリー・ビシェ
アシュリー:  タムシン・エガートン
ウェイン:  アレン・リーチ
ノーマン:  ドン・マクマナス
手下:  アレックス・ウィンター
マージョリー・グリーン:  ディー・ウォーレス



グランドピアノ 狙われた黒鍵01

【マイレビュー】

以前に観た「フォーン・ブース」とよく似ていて大衆の目の前での「軟禁状態での極限心理パニックもの」だった。
この映画の場合はクラシックを聴きに来るようなちょっとハイソな観客を目の前にしてのパニックものである。犯人の意図がわからないまま進んでゆくのでそのミステリアスな部分に惹かれて観てしまった。

グランドピアノ 狙われた黒鍵02

こういうシチュエーションは観る人によっては好き嫌いがはっきり分かれるだろう。
僕としてはストーリーも物足りなかったし、主要な登場人物も少なすぎるし、捻りが無くて「う~ん」って感じだった。
それにお色気要員として一般席にいた彼らの友人カップルの存在の必要性とか設定がこの上なく中途半端だった。婚約者のエマは人気女優な割りに招待客の友人が彼らカップルだけで、本当に少なすぎるし、二人とも有名人なのにマネージャーとか取り巻きとか会場の警備員がたった一人とかあまりにも少人数過ぎて不自然だろって思った。

グランドピアノ 狙われた黒鍵09

場面がコンサートステージ上がほぼ80%なのでハラハラしながらもあまり好きではないクラシックを聴くしかないのが、僕さえもちょっとだけ軟禁されたような窮屈感があり、途中で眠くもなった。

撮影技術面ではクレーンを多用していて観ていてすこし目が回る。それに「ロード・オブ・ザ・リング」のイライジャ・ウッドの濃い顔のアップばかりが目立ったのでちょっとイラッときた(笑)。

グランドピアノ 狙われた黒鍵05

ただピアノを弾くシーンの練習は相当なものだったと思う。手元だけをCGでプロのピアニストと合成しているのだろうか。
音とぴったり合っていてそこは凄いと思った。
ただアレだけ難解な曲を弾くのにねえ。あのシチュエーションはちょっとやりすぎって感じだった。あんな上の空で弾いたんじゃ、結局は音楽の才能なんて演奏者の「テクニックだけ」ってことになっちまう。
僕はそれはちょっと違うぞって思ったりした。

グランドピアノ 狙われた黒鍵06

イライジャ・ウッドは7:3分けで、あの幼さが残る「ロード・オブ・ザ・リング」当時からこの映画になっていきなり「オジサン」になってしまった(笑)。
現時点で言えば彼には「精彩」とか「男の色気」的な部分が映画俳優としては欠けている。これからどこを目指すのか模索しているところだろうが、インテリ的な役という点ではよかったが、ダニエル・クレイグとかコリン・ファレル系の満身創痍アクションはあまり彼に向いていないように思う。やっぱ「ロード・オブ・ザ・リング」を見つめるときのファンタジーな目の印象が強すぎるのだろう。

グランドピアノ 狙われた黒鍵07

ちょっとネタバレ的な感じもするが、登場人物の名前も写真も公になっているのではっきり言うが、脅迫犯人はジョン・キューザックである。役名は無いスナイパーである。
声は聞こえているがラスト10分ほどしか出ていなくて相変わらず無表情で「フローズン・グラウンド」でもそうだったけど、こういうちょっと陰のある寡黙な犯人役が似合っている。ただその分、冒頭シーンとかどこかで、彼という人物像へのフリを使うとか、過去のいきさつや謎解きのヒントを出すとか、ちょっとした出演シーンがあるとか、何か一ひねりして欲しかった。

僕の評価としてはイマイチの少し上の「及第点(●)」の映画だった。

グランドピアノ 狙われた黒鍵10
検索フォーム
シネマ記事を検索します
プロフィール

力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
ニコール・キッドマン
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン

カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事
月別アーカイブ
集計
ブログランキング
ご協力に感謝します

FC2Blog Ranking

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
278位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
136位
アクセスランキングを見る>>
QRコード
QR
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。