スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

★スクール・オブ・ロック

スクール・オブ・ロック01

2004年4月29日(木)公開

【作品情報】
「愛しのローズマリー」などの個性派、ジャック・ブラック主演のコメディ。売れないロッカーが、名門小学校の先生になりすまし、新風を巻き起こす姿を絶妙のテンポで描く。

【ストーリー】
デューイ(ジャック・ブラック)は、ロック・バンドのメンバーとしてワイルドに生きている男。だが、代用教員の親友ネッド(マイク・ホワイト)のアパートに居候している彼は、多額の家賃滞納によりネッドの恋人パティ(サラ・シルヴァーマン)を激怒させ、アパートから追い出すと宣告される。バンド・バトルで優勝すれば賞金で家賃を払えると考えるが、破天荒な態度が問題となりバンドをクビになってしまった。途方に暮れた彼は、名門小学校からネッドにかかってきた仕事の依頼の電話を受け取る。デューイはネッドになりすまして、この学校の代用教員になることにする。まんまと厳しい女校長のマリンズ(ジョーン・キューザック)を騙し、小学校5年生の担任に。そして音楽室から流れてくる生徒たちのクラシック演奏を聴き、生徒たちにロックをやらせて一緒にバンド・バトルへ出場するという計画を思いつく。リード・ギターに内気な少年ザック(ジョーイ・ゲイドス・ジュニア)、ドラムスにフレディ(ケヴィン・クラーク)、キーボードに寡黙なローレンス(ロバート・ツァイ)、ベースにケイティ(レベッカ・ブラウン)、コーラスにソウルフルな歌声を持つトミカ(マリアム・ハッサン)を抜擢し、クラスの仕切り屋の女子生徒サマー(ミランダ・コスグローヴ)をマネージャーにするなど、生徒全員に役割を与えた。生徒たちは、ロックの世界を通じて自由と個性を知っていく。

スクール・オブ・ロック08

【作品データ】
原題 The School of Rock
製作年 2003年
製作国 アメリカ
配給 UIP
上映時間 110分

【スタッフ】
監督 リチャード・リンクレイター
脚本 マイク・ホワイト
音楽 クレイグ・ウェドレン
音楽監修 ランダル・ポスター

【キャスト】
Dewey Finn ジャック・ブラック
Mullins ジョーン・キューザック
Ned マイク・ホワイト
Patty サラ・シルヴァーマン
Zack ジョーイ・ゲイドス・ジュニア
Summer ミランダ・コスグローヴ
Freddy ケヴィン・クラーク
Katie レベッカ・ブラウン
Lawrence ロバート・ツァイ
Tomika マリヤム・ハッサン



スクール・オブ・ロック05

【マイレビュー】
主演のジャック・ブラックの個性がとにかく光る作品だった。
彼は『ガリバー』の主演も含め、いろんな端役でも活躍しているマルチ俳優だが、この主演には彼以外に考えられなかったと思う。
ロックをこよなく愛しているのが、画面を通じていてもよくわかるし、かれのパフォーマンスはロックンロールそのものだった。感心した。

スクール・オブ・ロック06

物語としてはよくある設定ではあったが、教員に成りすまし、勉強ばかりしている有名私立小学校のそれぞれの子供たちの才能を見出し、ロックバンドに仕上げる過程とか本当にとても夢のある作品になっている。

特に面白いのは教室の黒板に音楽の発祥から現代の音楽ジャンルになるまでの図式を書いて、それぞれのバンド名をジャンル分けしたところだった。バンドそのものだけじゃなく、このあたりの音楽の歴史を非常に熱く語る教壇のジャック・ブラックの弁舌は特に見ものだ。

スクール・オブ・ロック04

この映画を参考にした映画だとあとで気づいたが、設定やストーリーのよく似た作品としては日本未公開の『ロック・ミー・ハムレット(原題:HAMLET2)』があるので、比較対象的には面白いと思う。是非レンタルビデオで『ロック・ミー・ハムレット』もご覧いただきたい。
僕個人としては『ロック・ミー・ハムレット』のほうが大人っぽくてちょっとした恋愛話も加わるので好きだ。

スクール・オブ・ロック03


スポンサーサイト

★アナと雪の女王

1-14030Z23200.jpg

MovieWalkerより抜粋
3月14日(金)公開

【作品情報】
アンデルセン童話の「雪の女王」をモチーフに、触れるものを凍らせる力を持った姉エルサと、彼女を救おうとする妹アナとの愛を描いたファンタジーアニメ。アナと旅をともにする雪だるまなど、ユニークなキャラクターが多数登場するほか、トニー賞受賞のロバート・ロペスが手掛けたミュージカル・ナンバーも聞きどころだ。

【ストーリー】
姉のエルサと妹のアナは、王家の美しい姉妹。しかし、触れるものを凍らせる“禁断の力”を持つエルサは、自分の意志に反して真夏の王国を冬に変えてしまう。“雪の女王”となり、行方を絶った姉と王国を救うため、山男クリストフとその相棒のトナカイのスヴェン、“夏に憧れる雪だるま”のオラフと共に雪山の奥深くへ旅に出るアナ。彼女の想いは、姉の凍った心を溶かし、世界を救うことができるのか?引き裂かれた姉妹の運命は?すべての鍵を握るのは“真実の愛”……。

アナと雪の女王10

【作品データ】
原題 FROZEN
製作年 2013年
製作国 アメリカ
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
上映時間 102分

【キャスト】
監督 クリス・バック 、 ジェニファー・リー
脚本 ジェニファー・リー
原作 アンデルセン
原案 クリス・バック 、 ジェニファー・リー 、 シェーン・モリス
製作総指揮 ジョン・ラセター
製作 ピーター・デル・ヴェッチョ
歌曲 ロバート・ロペス 、 クリスティン・アンダーソン=ロペス

【キャスト】
アナ:  クリステン・ベル/神田沙也加
エルサ:  イディナ・メンゼル/松たか子
オラフ:  ジョシュ・ギャッド/ピエール瀧
ハンス王子:  サンティノ・フォンタナ/津田英佑
クリストフ:  ジョナサン・グロフ/原慎一郎
パビー:  キーラン・ハインズ/安崎求
ウェーゼルトン公爵:  アラン・テュディック/多田野曜平
オーケン:  クリス・ウィリアムズ/北川勝博




アナと雪の女王15

【マイレビュー】
あまり観ないジャンルではあるが、妹からDVDを借りたので観てみた。やっぱり大ヒットしたわけがわかった。
雪に絡めて・・・最新アニメーション技術の「結晶」作品だった。
とにかく映像が綺麗で細かくて、建物や町並みや風景も綺麗だった。
また特に人間の体の動きにとても忠実で、表情も豊かで素晴らしかった。どんどん進化しているのがわかる。

僕があまり得意でないミュージカルがメインのような感じの展開だと当初聞き及んでいたので、ちょっと怪訝な感じで観始めたが、そんなにミュージカルっぽさもしつこくなくてちょうどいい具合だったこともあり、観ていてとても気分が良かった。

日本語吹き替え版で観た後、しばらく英語版も観たが、この映画は珍しく日本語吹き替え版のほうが僕は良いと思った。

アナと雪の女王01

いろいろ褒める点は多いが、特筆すべきことがある。

それはアナ役の日本語吹き替えをした「神田沙也加」さんである。
もうそれはそれは上手いこと!
アニメーションならではの少し大袈裟な表現とか抑揚の採り方とか、声だけなのにちょっとした感情表現まで本当に見事だった。もちろん聖子ちゃん譲りで歌もとても上手であり、むしろ聖子ちゃんより癒される優しい声だった。

エルサ役の声でテレビCMとかですでに有名な「Let it Go」を歌った「松たか子」さんも確かに上手いが、セリフにおいては「神田沙也加」さんのほうが完全に上手だった。彼女は聖子ママから完全に独立した。
これからアニメ以外の映画でも彼女には吹き替え依頼がバンバンと入ってきてたぶん仕事も安泰だろう。

アナと雪の女王06


ストーリー的にはお約束であるお金や地位に固執する姑息な悪者もいるが、天罰が下るほどの悪人はいなかった。そのへんはDisneyならではの ”誰も死なない” ストーリーの中で、多様なキャラクターがとてもうまく描かれていた。

僕が特に気に入ったキャラは「オラフ」という出来損ないの雪ダルマである。
雪で出来ているので何度か溶け出したり、頭や足や手が分離したりして命の危機にさらされるが、しっかり最後まで王女をサポートしていた。あとで知ったが日本語吹き替え版では「ピエール瀧」さんだったのには驚いた。

”真実の愛” とは?
意外だったが、ま、そりゃそうだって思う。

アナと雪の女王08

●ロック わんこの島

ロック ~わんこの島01

2011年7月23日(土)公開

【作品情報】
フジテレビの情報番組「めざましテレビ」で紹介されて反響を呼んだ実話をもとに、2000年の三宅島大噴火で離ればなれになった犬と飼い主一家との絆を描く感動ドラマ。わんこと子役の愛らしさ、三宅島の美しい風景が涙を誘う。監督は、フジテレビで高視聴率の“月9”ドラマを数多く手がけた『冷静と情熱のあいだ』の中江功。

【ストーリー】
太平洋の小さな島、三宅島で民宿「たいよう」を営む野山一家。小学生の芯(土師野隆之介)は、ここで父・松男(佐藤隆太)、母・貴子(麻生久美子)と共に暮らしている。祖母・房子(倍賞美津子)の家で生まれたばかりの子犬に“ロック”と名付け、愛情を注ぐ芯。だが2000年8月、三宅島・雄山が大噴火。島外避難をすることになった野山一家だが、その矢先、ロックがいなくなってしまう。慣れない東京での避難生活が始まり、必ず島に帰る、ロックは生きている、という希望を胸に一家は毎日を懸命に生きていくのだった。そんなある日、芯たちは噴火災害動物救護センターでロックと奇跡の再会を果たす。しかし、避難住宅では犬は飼えない。次第に体調を崩し弱っていくロック。島にはいつ帰れるかもわからない。様々な不安と葛藤の中、芯はある決意をする……。

ロック ~わんこの島02


【作品データ】
製作年 2011年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 123分

【スタッフ】
監督 中江功
脚本 水橋文美江 、 鈴木智
エグゼクティブプロデューサー 臼井裕詞
撮影 津田豊滋

【キャスト】
野山松男:  佐藤隆太
野山貴子:  麻生久美子
野山芯:  土師野隆之介、佐原弘起
鶴屋肇:  岡田義徳
福田喜一:  柏原収史
真希佐代子:  原田美枝子
野山房子:  倍賞美津子



ロック ~わんこの島03

【マイレビュー】

最初に言っておくが、僕は犬も猫もその他の動物もそんなに好きではない。

「めざましテレビ」の 『きょうのわんこ』 など最たるものだ。
犬に服を着せるような飼い主の自己満足なんかこっちはどーでもいいし、朝の情報番組に絶対に必要無いコーナーだと思っている。すこし遅れてもモコミチ君の料理のほうにチャンネルを変えるタイミングだ。

ただし、この 『ロック わんこの島』

「この映画を冷静に酷評したり、あるいはストーリーに入り込めず泣けもしないような人間とは本気で付き合わないほうがいいと思うよ(笑)」。

ロック ~わんこの島05


こういう映画、特に僕は苦手である。
どちらかといえば夏休み「東映まんが祭り」と並んで上映されるようなテレビ局製作の子供向け映画ではある。
かといってそういうふうにバカにしているわけでもなく、ジャンルとして嫌いなわけじゃなく、実は僕のように涙腺が蛇口を捻るようにダダ漏れする人間にとっては特に「苦手」という意味である。

『はじめてのおつかい』で号泣してしまう僕にとっては、この映画で泣かない訳が無い。案の定だった。観る前からわかっていたことだ。だけど日本人なら誰でも泣くはずだと思う。

(Wikipediaより抜粋)
この噴火は、世界でも類を見ないほど大量の火山ガスが放出されているところにも大きな特徴がある。8月中旬から三宅島から離れた関東地方でも刺激臭がするという報告が入り、9月に入ってからは徐々に二酸化硫黄の放出が増加。1日あたり5万トンにも達した。その後は放出量が減少していくものの、2010年現在においても数千トンもの放出が続いている。なお、日本において、人為的に発生する二酸化硫黄の量が、1日あたり約3,000トンとされている。
こうした活発な火山活動のため、2000年9月2日から全島民が避難したが、2005年2月1日15:00に避難指示が4年5ヶ月振りに解除された。しかし、火山ガスはいまだ発生しており、2011年現在、山頂周辺が立ち入り禁止区域となっている。



ロック ~わんこの島07


当時の石原都知事も復興支援としていろいろなイベントを企画し実行したが、火山性ガスの噴出もあり頓挫した計画も数多いらしいが、現在は漁業により復興状況は顕著とのこと。まだ一般観光客は少ないが、数年間島が閉鎖状態にあったということで、好漁場として釣り客が多数来島しているようだ。

行ってみようかな。
世界遺産となった小笠原諸島までは遠いが、東京都から6時間ほどの三宅島へのフェリーの旅もいいかなって思う。

以下もwikiから転記。なんだかガスマスクが必要らしい。

■観光
来島に際しては、火山性ガスへの対策としてガスマスクの携行が求められている。竹芝桟橋の売店、羽田空港第2ターミナル内及び島内の観光協会で販売している。
2000年の噴火による火山ガスや噴火による泥流によって、周辺海域を含めた島の広範囲が影響を受けており、環境が激変している。かつては200種以上の野鳥がおり、「バードアイランド」と呼ばれ、バードウォッチングの愛好者が良く訪れていた。火山活動が比較的緩やかになったことで、これらの野鳥も回復しつつあるという。なお、ツグミ科のアカコッコは固有種で、「アカコッコ館」があり、島の象徴になっている。
三宅島周辺海域は、魚類などが豊富で、様々な地形を有することから、スキューバダイビングが楽しめる場所でもあり、首都圏から多くのダイバーが訪れる。島周辺には多くのダイビングポイントがあり、約600種類以上海水魚が生息している。また、約90種類のサンゴが生息する北限域である。
「長太郎池」は天然の閉鎖性磯場で、ハゼやタカノハダイからウツボ、ガンガゼ、ヤドカリ、ヒトデなど、さまざまな海洋生物が容易に観察することができることから、家族連れなどにも人気がある。一方、火山活動の影響が少なかった海域では数年間人間の活動が無かったことから、イセエビなどが豊富に棲む良い環境になっている。



ロック ~わんこの島09


この映画の中で少し感じた違和感を2つ。
1つ目。父親役の佐藤隆太さん、全然父親らしくない。彼は個性派俳優なのにいつも二枚目ぶった演技をする。この映画でも子供に対する愛情や夫婦間の愛情が全く感じられなかった。総じて「心ここにあらず」みたいな演技だった。それに髪型盛りすぎで頭部が異常にでかい。反対に母親役の麻生久美子さんはとてもよかった。
2つ目。小学低学年から中学生になって子役が変わった。いきなりでちょっとその違和感はデカ過ぎた。

ロック ~わんこの島04


島の人たちの生活をこのように一変させる自然災害、それらには決して逆らえない。人間も動物も木も草も魚も鳥たちも自然によって生かされているのである。

この映画の中でも自然のことは「お天道様だけが知っている。」や、
災害にあったとき「いちいち落ち込まないこと」は、
こういう地震の多い島国日本に住む人たちの昔からの知恵だと思う。そのあたりはずっとこれからも受け継いでゆくのだろう。

ロック ~わんこの島06

 

★マルホランド・ドライブ

マルホランド・ドライブ003

2002年2月16日(土)公開
【作品情報】
「ロスト・ハイウェイ」「ツィンピークス」「ストレイト・ストーリー」のデビッド・リンチ監督が描く、美しくも妖しい魅惑的なミステリー。映画の都・ハリウッドの周辺を舞台に、2人の美女が繰り広げる摩訶不思議な物語。

【ストーリー】
真夜中のマルホランド・ドライブ。車の助手席に座る女(ローラ・エレナ・ハリング)は、突如運転手に殺されそうになり、車は事故を起こす。傷を追い逃げた女は、高級アパートの一室に忍び込んで身を隠す。部屋の住人である叔母を訪ねてハリウッドにやってきた女優志望のベティ(ナオミ・ワッツ)は、部屋にいたリタと名乗る記憶喪失の女を叔母の友人と思い込んでしまう。大金と不思議な形の青い鍵を持つリタが、唯一覚えている言葉「マルホランド・ドライブ」を手がかりに、彼女の記憶探しに乗り出すベティ。一方、ベティはオーディションが大成功。新進監督のアダム(ジャスティン・セロウ)と知り合い、惹かれ合う。ある日、偶然入ったレストランでリタは「ダイアン・セルウィン」という名前を思い出し、ふたりはダイアンの住所を調べ家を訪ねるが、そこには腐った女の死体があった。動揺したふたりは互いの感情の高まりを感じ、その夜一線を超える。そして、リタの持つ青い鍵がブラックボックスに差し込まれ、もうひとつの物語が始まる。それはレズビアンの恋人同士ダイアン・セルウィン(ナオミ・ワッツ2役)とカミーラ・ローズ(ローラ・エレナ・ハリング2役)の、裏切りと愛憎の物語だった……。

マルホランド・ドライブ002

【作品データ】
原題 Mulholland Drive
製作年 2001年
製作国 アメリカ フランス
配給 コムストック
上映時間 146分

【スタッフ】
監督 デイヴィッド・リンチ
脚本 デイヴィッド・リンチ
製作総指揮 ピエール・エデルマン

【キャスト】
ベティ・エルムス/ダイアン・セルウィン:  ナオミ・ワッツ
リタ/カミーラ・ローズ:  ローラ・エレナ・ハリング
監督アダムの母親、ココ:  アン・ミラー
イレーヌ:  ジャンヌ・ベイツ
イレーヌの連れ:  ダン・バーンバウム
ルイージ・カスティリアーニ:  アンジェロ・バダラメンティ
アダム・ケシャー:  ジャスティン・セロー
マクナイト刑事:  ロバート・フォスター
カミーラ・ローズ:  メリッサ・ジョージ
ルースおばさん:  マヤ・ボンド
カウボーイ:  レイパエッテ・モンゴメリー



マルホランド・ドライブ004

【マイレビュー】
146分ととても長い映画だった。
評価も高く、人気映画のひとつであるこの映画だが、一回目に観終わったとき、僕にとっては難解すぎて何がなんだかわけがわからなないままだった。
結局、この映画について詳しく解説してくれているサイトの助けを借りていろんなシーンやセリフをもう一度確認したくてもう一回観た。二度三度観ることで登場人物の相関図やミステリー部分がだんだんわかってくる一粒で二度三度美味しい映画なのだと思う。

マルホランド・ドライブ005


デヴィット・リンチ監督は本当に天才だ。こっち側が一歩前に乗り出すような映画をいつも作る。かと思えば「ストレイト・ストーリー」のように壁の絵をみているかのようなゆったりしたときの流れを心地よく感じられる映画もある。要するにワンパターンではなく予想もできない映画を撮る映画界の超エリートだと思う。

マルホランド・ドライブ08


この「マルホランド・ドライブ」、難解ではあるが、とにかく皮膚感覚的にカメラワークやセリフ、気味の悪い会話などことあるごとに棘のように引っかかる。
大きな謎の中に小さなヒントが数多くある。クローズアップしたモノや何気ないセリフ、ガラリと変わるシチュエーションや奇妙な人間達、舞台・・・すべてが真実に紐付けられている。

同じ映画なのに二度三度観てやっと解決するようなささいな謎もある。そういう観客の反芻行動がこの映画の狙いでもあるはずだ。
だからこの映画を ”一度観てすべてわかった風” に書いているレビュアーはまず信用しないほうがいい(笑)
たぶんデヴィット・リンチ以上の天才でないと理解するのは不可能だと思う。

マルホランド・ドライブ001

この映画がナオミ・ワッツの出世作であることは知っていたが、なるほど彼女の演技はものすごかった。容姿端麗な彼女だからそれだけで十分な魅力なのだが、喜怒哀楽がこんなに表現できている彼女の映画はいままで観ていなかった。特に女性ならではの「愛憎」表現が極めてすごい。

また、レズビアンシーンではとてもエロティックである。そういう意味では僕のように一回観て訳が分からなかったり、飽きてしまった人でも楽しめる映画だと思う。

マルホランド・ドライブ

★ビーイング・フリン Being Flynn

エグザイル01

【作品情報】
2012年にアメリカ合衆国で制作されたドラマ映画。ニック・フリンが、自身の父親と過ごした日々を記したノンフィクション小説『路上の文豪、酔いどれジョナサンの「幻の傑作」』を原作にしている。(注釈:原作については『Another Bullshit Night in Suck City(直訳:最悪な街でのクソみたいな一晩)』。と記述されていたサイトもあった。どちらかは不明)脚本・監督はポール・ワイツ。

【ストーリー】
作家志望の青年ニック(ポール・ダノ)は、幼い頃から父親の愛を知らずに母親のジョディ(ジュリアン・ムーア)と一緒に暮らしてきた。ニックが幼い頃に証券偽造で刑務所に入った父親ジョナサン(ロバート・デ・ニーロ)はマーク・トゥウェイン、J.D.サリンジャーと並ぶ三大文豪を自称し、まともに働こうとせず周囲とトラブルを起こしては職を転々としていた。18年も会っていないそんな父親から、突然ニックに連絡が入る。アパートを追いだされたから、荷物の整理を手伝えと言うのだ。差別主義で酷く落ちぶれた父親の姿を見たニックは、同じく職についていない自分の姿と重ねて彼を激しく嫌悪し、酷い言い争いをして別れるのだった。それから月日が経ち、ニックはホームレス・シェルターでソーシャルワーカーとして働いていた。仕事にやりがいを感じ、生きる意義を見出し始めたニックの前に、ホームレスとなった父親が姿を見せる。

エグザイル10

【作品データ】
邦題: DVDタイトル「ロバート・デニーロ エグザイル」
原題: Being Flynn
全米公開: 2012年
DVDジャンル: 親子、人生
日本未公開: スターチャンネルにて 「ビーイング・フリン 〜僕と父さんをつなぐもの〜」として配信
販売元: アメイジングD.C.

【スタッフ】
監督: ポール・ワイツ
脚本: ポール・ワイツ
原作: ニック・フリン

【キャスト】
ジョナサン・フリン: ロバート・デ・ニーロ
ニック・フリン: ポール・ダノ
ジョディ・フリン: ジュリアン・ムーア
デニス: オリヴィア・サールビー
ジョイ: リリ・テイラー

(WikiPedia、その他映画紹介サイトからの抜粋、修正)


エグザイル06

【マイレビュー】
とてもいい映画なのに日本では未公開となっている。本当にもったいない。

DVDのタイトルは「ロバート・デニーロ エグザイル」である。
タブーさえも超えた”DVD映画タイトルに俳優の名前を入れる”というとんでもない暴挙である。
(しかもDVDジャケットにはデニーロの出世作である『タクシードライバー』に引っ掛けてイエローキャブTAXIIまで映っている。この映画でもタクシーは無関係ではないがポスターでは明らかに作為的だと思う)

エグザイル07

まあ事情はわからなくも無いよ。
『エグザイル』だけじゃ「ツカミが無い」からってことだろうよ。
「エグザイル」っていうタイトルだけで検索したとき、当然あの「EXILE」がズラ~~ッと出てきちゃうからこの映画になかなかたどり着けない。日本未公開だし検索するのが難しいからもう一つのキーワードである「ロバート・デニーロ」を入れちゃえ的なタイトルであることはほぼ間違いない。本当に浅はかである。アサハカ見附である(笑)。

そうすることによって、映画の中身を台無しにしてしまうことにさえ気づかない。
タイトルで惹きつければ映画の感想なんてどうでもいいってことに他ならない。
要するにアメイジングD.C.という販売元の「DVDさえ売れてくれればいいんだ」・・・という浅ましい儲け商魂がもうミエミエである。

エグザイル04

ほとんどの映画は「原題タイトルにこそ映画の主題が隠れている」のだ。
邦題をつけるときにはもっと原題を大切にしたほうがいい。

この映画のタイトルは何といっても原題の「ビーイング・フリン」しか無い。
この映画でいちばん伝えようとしていることは親から子へ続いてゆく「ビーイング」なのだから。
何が続いてゆくのか。
「血」であり「才能」であり「考え方」や「生き様」である。そして信じたことを「やり通す」ってことである。

差別主義者のジョナサンがとる一連の言動はアメリカという国の根っこに蔓延る社会の膿の部分である。彼はそういう偏見や差別をしっかり表に出しているからまだわかりやすい。

エグザイル03

【差別やイジメについて話そう】

差別感情差別意識は100人いたら100人、誰の心にも存在すると僕は思う。今の日本の深層心理の中にもドッカリと居座っている。そのうえ日本人は感情や思想を抑え込まれ慣れしすぎている。国家的な言論統制であり、態のよい平和主義を押し付けられているのである。
差別感情や左右思想を表に出すことは公共の秩序を乱すということに直結し日本人の人々の多くはそのことを極端に嫌う。だが本当はそんな日本人独特の「飾られた奥ゆかしさ」などこの先いつか爆発すると僕は思っている。

「イジメを無くそう」なんて言っている時点で、そいつは本気で無くそうなどと考えていない。

そういうヤツこそ信用してはいけないと僕は思う。
お前はファンタジーか! 絵空事を抜かすな。馬鹿じゃないのって思う。

エグザイル02

要するに間違いなく 「差別は存在する」 し 「イジメも存在する」 。 
太古の昔からだ。そんな歴史あるものがこの先すぐに無くなる筈が無い。人類が生きている限り未来永劫続くものだ。
そんな道理もわからないやつがよくも「イジメを無くそう」などと言えたものだ。

差別やイジメは今この瞬間もこの先も必ずあるのだ。
だからそれらと向き合って『どう付き合うか』ってことを徹底的に議論し真の道徳教育をすべきで、そこを本気で考えることなのである。「集団的自衛権」をめぐる『論議』みたいなものだ。イジメや差別意識は抑え込むのではなく吐き出させることが必要だということである。たまにはステージ上に上がって堂々とちゃんとパフォーマンスさせてみる。アングラ部分に日の光を当ててやるのだ。だってそれが人間の自然な感情なのだから。

今の日本人のほとんどが抱え込むストレスとは「抑え込まれた感情」である。そういうふうにみんな育ってきたからだ。これからはそれらを吐き出す「術」(すべ)を学び、それとうまく付き合うことがいちばん大切なのだと思う。

ちなみにほとんどの人間関係のストレスはジョークやユーモアのセンスを磨くことで解決できると僕は思っている。



この映画、「ビーイング・フリン」を観て僕の主張にも拍車がかかったようだ(笑)

ちなみに下の写真、路上でウンコをしているロバート・デニーロである。彼は面倒くさがりでこの格好(衣装?)のままで彼の所有するホテルに宿泊しに行って警備員に追い返されそうになったらしい。まあ当たり前といえば当たり前だが。

エグザイル09

★天国へのシュート

天国のシュート07

Wikipedeiaより抜粋

【作品情報】
天国へのシュート(In Orange)は、2004年のオランダ映画。サッカーのナショナルチームのメンバーを夢見る父と息子の深い絆を描いた力作ファミリー・ファンタジー。日本国内でも各地の映画祭で上映された。キンダー・フィルム・フェスティバル (東京)(05年)にてグランプリ受賞。同年、東京国際映画祭(みなと上映会)でも上映。

【ストーリー】
レムコは12歳のサッカー少年。オランダ代表になる日を夢見て、コーチ役の父親と共に日々練習に励んでいた。だがある日、試合の応援に駆けつけた父が、心臓発作を起こし帰らぬ人に。愛する父の突然の死に、レムコは大好きだったサッカーへの情熱も失ってしまう。心配した母親は主治医にカウンセリングを頼むが、レムコは心を閉ざしたまま。だがその帰り道、レムコの前に父親が現れる。以前のような父との日々に明るさを取り戻すレムコだったが…。 ユース代表入りをかけたテスト試合の当日、レムコは父の死も乗り越えようとしていた。3週間後、レムコのもとに合格の知らせが届く。オレンジ色のユニフォームを着てピッチに立つレムコを遠くから見守る父の姿が見えた。

天国のシュート08

【作品データ】
原題: In Orange
配給:  株式会社オンリー・ハーツ
公開:  2004年4月28日
上映時間:  90分
製作国:  オランダ
言語:  オランダ語

【スタッフ】
監督 ヨラム・ルーセン
脚本 フランク・ケテラー
製作 フランス・ヴァン・ゲステル,ジェロエン・ベーカー,サン・フ・マルサ

【キャスト】
レムコ: ヤンニック・ヴァン・デ・ヴェルデ
エリック: トーマス・アクダ
シルビア: ウェンディ・ヴァン・ディーク
スーザン: ステリー・ハーステル
アレンド: ピーター・ブロック


天国のシュート01

【マイレビュー】
オランダにもこんな映画があるんだなぁ。
以前「ウォーターホース」や「チャーリーとパパの飛行機」、それから日本の「タスマニア物語」を紹介したが、”親子” ”動物” ”冒険” ときたらやっぱり家族が一緒に観る映画のジャンルなんだろう。
この映画も子供の夏休みに家族向けに作ったような家族愛のファンタジー映画だった。

天国のシュート06

この手の映画には僕はめっぽう弱い。ただでさえ涙もろいのに、健気な子供の振る舞いがたまらなくいとおしく思えて涙が止まらなくなるのだ。オランダ人でもサッカーに詳しくなくても、まるで自分がこの子の父親に投射したような気分で最後まで観た。とても素晴らしい映画だった。


この映画の親子、父母兄妹の4人家族であり、特に変わった家族でもない。だが息子にサッカーを教えることにかけてはものすごく厳しい父親になる。多分子供をアスリートに育て上げた親のほとんどはこういう父親であり母親なのだろう。

ストーリーは多分全世界共通で普遍的な親子愛の物語である。親子がお互いに思いやる気持ちがものすごく伝わってくる。親子の間には絶大で何もかもを超越した愛情が存在する。

天国のシュート03


子供が親から離れて独り立ちするその日が親離れであり子離れである。
この映画でいちばん切なく涙が止まらなかったシーンだが、同時に父親としていちばん嬉しいシーンでもあった。

暖かい気持ちに触れてホロッとしたい人、ホームシックになっている人、ちょっとした励ましを欲しい人、あなたたちにとってとっても癒し効果のあるとてもいいファンタジー映画だと思う。

天国のシュート02


★★★オーロラの彼方へ

オーロラの彼方へ03

MovieWalkerより抜粋
2000年12月9日(土)公開

【作品情報】
ハートフルな味わいとサスペンスのスリルが一体となった異色ファンタジー。父と子の劇的な再会に胸をアツくしつつ、いっぽうで起こる殺人事件のスリルにドキドキ!

【ストーリー】
恋人との別離に苦悩する刑事ジョン(ジム・カヴィーゼル)にとって、30年前に殉職した消防士の父フランク(デニス・クエイド)は、誰よりも妻のジュリア(エリザベス・ミッチェル)を愛し、息子のジョン(ダニエル・ヘンソン)を「リトル・チーフ」と呼び、とびきりの愛情を注いでくれたかけがえのない存在だった。もし父が生きていたら…そう思わない日は一日たりとてなかった。ある日、ジョンはクローゼットの奥から父の形見の無線機を発見する。オーロラの輝く夜、ある男との交信に成功したジョンは、無線機の向こうで男が自分の子供に「リトル・チーフ」と呼びかけるのを聞き、愕然とする。ジョンが無線機で交信した男は、なんと30年前に死んだ父フランクだったのである。

オーロラの彼方へ02

【作品データ】
原題 Frequency
製作年 2000年
製作国 アメリカ
配給 ギャガ=ヒューマックス
上映時間 117分

【スタッフ】
監督:  グレゴリー・ホブリット
脚本:  トビー・エメリッヒ
製作総指揮:  リチャード・サパースタイン 、 ロバート・シェイ
主題歌:  ガース・ブルックス

【キャスト】
フランク・サリバン:  デニス・クエイド
ジョン・サリバン:  ジム・カヴィーゼル
チーフ(ジョンの幼少のころ):  ダニエル・ヘンソン
ジャック・シェパード:  ショーン・ドイル
ジュリア・サリバン:  エリザベス・ミッチェル
サッチ・デレオン:  アンドレ・ブラウアー
ゴード・ハーシュ:  ノア・エメリッチ
サマンサ・トーマス:  メリッサ・エリコ



オーロラの彼方へ11

【マイレビュー】
2000年の作品なのに初めて観た映画だった。
最近観た映画の中でもピカイチだった。
とにかく原作&脚本が素晴らしい。この映画、何度観てもいい。
家族愛とサスペンス要素、そして友情や夢、仕事、昔と今の地域社会の様子がとても上手く融合していてものすごく感動した。久しぶりの傑作に出会えた。

オーロラの彼方へ10

オーロラが夜空に輝く。
1999年と1969年のときを超えて、30年前の消防士の父と30年後の警察官の息子がハム無線を通じて会話をする。
そこから物語が急展開する。その息をつく暇も無い展開にもう釘付けである。

オーロラの彼方へ07

父親役のデニス・クエイドはとても素晴らしい役者だ。
「バンテージ・ポイント」もとても秀逸な映画だったが、この「オーロラの彼方に」のほうがさらに彼の温かそうな人柄がよく出ていて見事だった。
すべてのストーリー展開が親子愛をベースにしているので、サスペンス要素もスリリングなだけでなく、「観ていて信じられる」ほどの家族愛を描き本当にいい。

オーロラの彼方へ09

周りを構成する役者達も素晴らしい。
年老いたメイクの感じとか仕草など演技の力がものすごく自然ですばらしい。
1969年と1999年が連動している様子とか、その別々の世界を交互に同時進行してゆくシーン構築や脚本はもう「お見事」としか言いようが無い。
タイムパラドクスやパラレルワールドとなりがちな難解なタイムワープ映画になっていないため、こんな単純な頭脳の僕にもちゃんと理解できた。

無線のなかでとてもお洒落な会話がある。

「例え今から1000年後だろうが、アメリカで勉強する子供達は3つのことを学ぶんだ。『憲法』と『ロックンロール』と『野球』だ。」

とにかく絶対に観て損は無い傑作だから、是非じっくり観てほしい。

オーロラの彼方へ01


▲メガ・シャークVSメカ・シャーク

メガ・シャークVSメカ・シャーク01

2014年5月5日(月)公開
【作品情報】
巨大サメの恐怖を描くパニック映画シリーズ第3弾。獰猛さを増したメガ・シャークと国連の最終兵器“メカ・シャーク”の対決を描く。TVドラマ『スタートレック:ヴォイジャー』VFXのエミール・エドウィン・スミスによる長編監督第1作。出演は、「U.M.A レイク・プラシッド ファイナル」のエリザベス・ローム。

【ストーリー】
氷山を輸送していた一艘の貨物船。その氷山が突如ひび割れ、中から巨大なサメが現れる。それは、過去に二度も世界を滅亡の危機に至らしめた“メガ・シャーク”だった。巨大なワニ“クロコザウルス”との戦いで息絶えたと思われていたが、三度現れた海の覇者は、その獰猛さをスケールアップさせ、各地で暴れ回る。国連はすぐさま世界の全海域を封鎖し、まだ試運転前であった史上最強の兵器“メカ・シャーク”を出動させるが……。

メガ・シャークVSメカ・シャーク02

【作品データ】
原題 Mega Shark vs. Mecha Shark
製作年 2013年
製作国 アメリカ
配給 「メガ・シャークVSメカ・シャーク」上映委員会
上映時間 86分

【スタッフ】
監督 エミール・エドウィン・スミス
脚本 H・ペリー・ホートン 、 ホセ・プレンデス
製作総指揮 デヴィッド・リマゥイー

【キャスト】
ロージー・グレイ: エリザベス・ローム
ジャック・ターナー: クリストファー・ジャッジ
マクニール博士: デビー・ギブソン
エンゼルバーグ提督:  マット・レーガン
サンディ:  ハンナ・レビーン



メガ・シャークVSメカ・シャーク13

【マイレビュー】
陸・海・空で縦横無尽に暴れまくるメガシャーク&メカシャーク。
オーストラリアやニュージーランドの舞台である以上、海だけで終始するのはもったいなかったのだろうか。
空母を撃沈させ、空を飛んだり、街を闊歩したり、メガとメカそれぞれの立場で暴れまくる。
ストーリーには特に触れないでこの映画を語るとしよう。

そのB級ハチャメチャ具合とシリアス加減は滑稽だった。
最新技術であってほしいCG技術は30年前レベルで、堂々のB級パニック映画ならではの世界観だ。わざとチープなCGにすることでその世界観を維持したいと思っているのか、B級のレッテルから抜け出したいけど抜け出しきれていないのかどうなのか本当にわからない。

CGさえ上手くなれば(笑)昇格するのに。

メガ・シャークVSメカ・シャーク05

それはそれとしてこの映画はオーストラリアやニュージーランドの大自然や歴史的町並み、具体的にはゴールドコーストや世界遺産のオペラハウスなど、素晴らしい景観映像をところどころに挟んでくる。本当に美しい景色である。この辺にある種のこだわりも感じる。
操舵室のセットは大小のメカシャークでの使い回しだったが、全体的にそれなりに適度にお金もかかっていて、製作側の気概を感じることは出来た。

メガ・シャークVSメカ・シャーク07


ただ、この映画でいちばんダメだったのはストーリーでも映像でもCGでもメガ&メカシャーク自身でもない。
主演女優のオファーがダメダメだった。

何を隠そう
この映画で最初から最後まで主役の ”強欲そうで愛嬌も無くて化粧の濃いオバサンの顔” をずっと見てなくちゃいけなかったのが僕には最大の苦痛だった。

熟女好き向けには堪らなかっただろうが、僕にしたら主役であったとしても途中で死んで欲しかったぐらいだ(笑)。
やっぱりテレビや映画などのビジュアルメディアものには、お約束であっても若くて綺麗で可愛くて、せめて色っぽい女の子を使うべきだとあらためて思った。
いや少しセクハラ系語弊があった(笑)。
オバサマであったとしてもせめてもう少し表情豊かで可愛らしいオバサマ女優ならいくらでもいたはずだってことだ。

メガ・シャークVSメカ・シャーク14

またもう1人の熟女であるマクニール博士役、最初全く気づかなかったのだがあの「デビー・ギブソン」だったのには驚いた。
1989年に「Lost in Your Eyes」でデビューし全米No.1ヒット曲を歌ったあのデビー・ギブソンである。知らない人のほうが多いかもしれないが、あの当時のアメリカンアイドル歌手だったし、歌も上手で可愛かった。
あまりの変わり果てた(?)姿に歳月の流れを感じた。
彼女も熟女に育ちました(笑)

このパニックB級映画、主観として映像やストーリーとしては許せる範囲だが、主演女優の醸し出す質感がどうも僕自身には馴染まなくてとても残念な映画だった。

総合的に▲イマイチ映画に分類したい。

メガ・シャークVSメカ・シャーク11


▲パッション

パッション03

MovieWalkerより抜粋
2013年10月4日(金)公開

【作品情報】
『殺しのドレス』の巨匠ブライアン・デ・パルマ監督が、2人の女性の間に芽生えた殺意の行方を官能的に描いたサスペンス・スリラー。野心的な悪女を『君に読む物語』のレイチェル・マクアダムスが、彼女に殺意を抱く女性を『ミレニアム~ドラゴンタトゥーの女』のノオミ・ラパスが演じ、女たちの恐ろしい一面が明らかになる。

【ストーリー】
若くして世界的な広告代理店のエグゼクティヴにのぼりつめたクリスティーン(レイチェル・マクアダムス)は、現在はベルリン支社の運営を任されながら、ニューヨーク本社への復帰を狙っている。彼女と二人三脚で新作スマートフォン“オムニフォン”の広告を手掛けることになったイザベル(ノオミ・ラパス)は、忠実なアシスタントのダニ(カロリーネ・ヘルフルト)とプロモーション・ビデオを制作。ロンドンでのプレゼンを成功させ、出張に同行したダーク(ポール・アンダーソン)と一夜を共にする。イザベルがベルリンに戻ると、クリスティーンが手柄を横取りし、本社復帰の約束を取りつける。その後もイザベルを翻弄するクリスティーンは、幼い頃不幸な事故で他界した双子の姉の話を聞かせる。同情したイザベルは思わず忠誠を見せるが、全て彼女を手なずけようとするクリスティーンの罠だった・・・。

パッション02

【作品データ】
原題 Passion
製作年 2012年
製作国 フランス ドイツ
配給 ブロードメディア・スタジオ(協力 コムストック・グループ)
上映時間 101分

【スタッフ】
監督 ブライアン・デ・パルマ
脚本 ブライアン・デ・パルマ
製作 サイード・ベン・サイード

【キャスト】
クリスティーン:  レイチェル・マクアダムス
イザベル:  ノオミ・ラパス
ダニ:  カロリーネ・ヘルフルト
ダーク:  ポール・アンダーソン
バッハ警部:  ライナー・ボック


パッション01

【マイレビュー】
レズビアンや倒錯したセックスシーンが出てくるが露出も無く、「R15」となっているが指定するほどでも無い。せいぜいビーチクがポロリ程度である。ワザワザ「R指定」にして観客動員を増やそうって姑息な魂胆がミエミエだ。

クリスティーン役のレイチェル・マクアダムス。
けっこう体を張った演技もしているのだが、いかんせん、全くエロスを感じないのだ。しかも彼女の素である育ちの良さ、性格の良さ、それに根っからのチャーミングさが役柄である性悪女ぶりを帳消しにしてしまっていて残念というか何というか。こういう汚れ役はむしろ彼女に合っていないと思うのだ。
大好きな映画「きみに読む物語」のときのチャーミングさがまだ持続していて本当にすごい。
日本で言えば薬師丸ひろ子さんのような女優である。

パッション05

対称的にイザベル役のノオミ・ラパスのただただ不気味なこと。無表情の中にどす黒い怨念が渦巻いているような顔だ。
かのスウェーデン版「ミレニアム~ドラゴンタトゥーの女」ではものすごくハマリ役だったが、今回のこの役のように変に真面目でお人好しで上司に忠実なキャリアウーマン役はあまり向かないし、個性が半減してしまうので、むしろ表情だけであまり喋らない役のほうが合っていると思う。

パッション10

主観だがこの映画、途中でものすごくつまらなくなる。
観てもらえばわかるが、あまり意味を成さなかったように思うシーンが時間をたっぷり使って映される。
それは「バレエ公演」の模様で、それを進行するストーリーにリンクするようにスクリーンの半分を占めて映し出していた点だ。『牧神の午後』というバレエ作品である。

映画を観たあとでWikiでざっと調べたところ、この『牧神の午後』はモダン・バレエの最初の作品であるとされ、性描写という点で当時はバレエとして認められるはずも無く「見世物」として蔑まれていたらしい。ところが公演のたびに多くの動員成功を収めすでに有名なモダンバレエとしてその地位を確立したが、未だに受け入れがたい人たちは今でも多くいるとのことだ。同性愛などエロテック部分をこのストーリーに謎かけしていたのだと思うが、僕自身バレエに何の興味も無いのであのあたりはただウザいだけだった。

パッション09

この映画の評価としては「イマイチ」というところだろうか、肝心なところで夢から覚める的な繰り返しで、無駄な時間が多く、割くべきところへの力の傾注度合いがとても中途半端でものすごくチグハグな映画だったように思う。
例を挙げれば刑事がチャイムを何度も鳴らしドアを叩き続けるシーン、それに携帯が鳴り続けるシーンなど、もう冗談抜きで長すぎてイライラすること請け合い。
せっかく一流のカメラワークで、ストーリーとしては最初のツカミがとても良かったのだが、最後まであまりにも小さな世界で物語が進むので、スケール感や拡がりが無く、閉塞感だけは持続し、そんでもって謎のままの部分に決着がついていなかった。

例によってネタバレとか極力書きたくないブログなのであしからず。
とにかくご覧いただいてイライラしていただこう。

パッション06


 

★穴 The Hole

The Hole09


【作品情報】
ガイ・バートが18歳のときに書いた小説「体験のあと」を、『マーサ・ミーツ・ボーイズ』のニック・ハムが映画化した。4人の学生が謎の“穴”で体験した悪夢と恐怖を描く衝撃のサイコスリラー。

【ストーリー】
大切なものは中においてきた――――。
イギリス屈指の名門校、プレイボーン学園の4人の生徒が行方不明になった。すぐに警察による捜索が行われるが、4人の居場所も足取りもつかめないまま日にちだけが過ぎていく。失踪から18日後。行方不明の4人の中の1人であるリズ(ソーラ・バーチ)が衰弱した状態で生還する。しかし真相解明の唯一の手がかりであるリズは精神的に不安定な状態が続いていたため、精神科医のフィリッパ(エンベス・デイヴィッツ)によるカウンセリングが始められることに。そして、記録用のビデオカメラの前でリズは少しずつ18日間に起こったことを話し始める。

The Hole03

【作品データ】
イギリス 
2001年 
102分
製作:Canal+、Cowboy Films、ほか  
配給: コムストック

【スタッフ】
監督: ニック・ハム
製作: ジェレミー・ボルト、リサ・ブライアー、ピッパ・クロス
原作: ガイ・バート 「体験のあと」
脚本: ベン・コート、キャロライン・イップ

【キャスト】
ソーラ・バーチ (リズ)
キーラ・ナイトレイ (フランキー)
デズモント・ハリントン (マイク)
ダニエル・ブロックルバンク (マーティン)
ローレンス・フォックス (ジェフ)
エンベス・デイヴィッツ (フィリッパ)
・・・


The Hole02

【マイレビュー】
単なる閉鎖空間からの脱出ものだと思って期待していなかったが、「何が真実で」、「どうしてこうなったのか」が観ている側にもわからない形で進んでゆく展開であまり例が無くとても秀逸だった。サスペンス、スリラーものとしてとてもよく出来ている作品だと思った。

解せない点や難点をいえば、両親や家族との接点がほぼ皆無であることだ。親が心配するシーンが一切出てこない。見逃したか??
だからこういうストーリーを書く作家の人物像としては、裕福ではあるが暖かい家族関係に乏しく、愛情に飢えて屈折した人、社会生活がまともに送れない人なのではないかと思ってしまう。

僕はネタバレは極限までしない主義なのでそこには言及しないが、サスペンス好きの僕としては特にストーリーの『起・承・転・結』の入れ替えがとても面白いと思った。

The Hole12

逆に「急な脅かし」はほぼゼロである。
姑息な手段はストーリーに必要ないと言ったほうが良いかもしれない。
そういう意味で 『ホラー系ショックマニア』 とか 『恐いもの見たさ』 的な方にはオススメしないし満足も出来ないと思う。
逆にサスペンス好きの方なら、ストーリー展開に沿った、あるいはそれに逆らった細かい手法などが散りばめられているので、それほど期待しなければ割りとご満足いただける作品なのではないかと思う。

The Hole01

ただこのDVDには日本でテキトーなキャッチコピーがつけられておりまたそれが超ダサいのだ。

それが 「ミザリー、彼女のハイスクール時代。」 である。

あの傑作「ミザリー」さえも愚弄している。
「お前はトレーラートラックか!」
左折して内輪差で別の名作映画まで巻き込んで轢いてしまう極悪非道なキャッチコピーである。
そもそも時代感覚がめちゃめちゃである。

ちょっとした雑学
映画 『ミザリー』 をご存知の方ならお分かりかと思うが、知らなかったあるいは勘違いしていた人のためにお教えしよう。実は「ミザリー」とは映画の中で作家が書く小説の主人公の女性の名前のことである。この映画で偏執的な監禁女を演じアカデミー主演女優賞を獲った「キャシー・ベイツ」の役名は ”ミザリーではなく” 『アニー・ウィルクス』なのである。小説の主人公に倒錯したアニー・・・映画の流れや内容などによって視聴者も混同してなんとなく勘違いしている人も結構いると思う。だから「ミザリー、彼女のハイスクール時代。」・・・って、本当はものすごく変だけど逆にそのほうがもしかしたら通じてしまうんだろうな。また、それを知ってか知らずか配給会社のアホが書いた安直なキャッチフレーズでこっちが騙されているのかもね。


そういう 『せめてDVDレンタルショップで手にとって貰おう的』 で 『センスのかけらもなく』 て 『よく観てもいないのに書いたよう』 で 『ネタバレ放り込み』 的なキャッチコピーについて僕は 《 許・せ・な・い 》 と思ってしまうタチなわけ。

虚偽や不当な表示として「景品表示法違反」であるとさえ思う。

The Hole11

「パイレーツ・オブ・カリビアン」などで人気のキーラ・ナイトレイがモテモテの女子高生役で助演として出ている。僕としては彼女は綺麗だが、何の魅力も感じない。オッパイは小っちゃいし、顔が男の骨格だと思う。一瞬だけどオッパイを露出するシーンもあるから確認してくれ(笑)。

ちなみに彼女が男達のシャワールームに堂々と入ってゆくシーンでは男達のほぼ全員が「チンコ丸出し」だった。僕が観たのは日本語吹き替え版だよ。ボカシも入っていないし、完全に”検閲漏れ”だと思う。ポロリどころじゃないし。男のチンコに興味あってもなくても必見のシーンだ。逆に笑っちゃって欲しい。

主演のソーラ・バーチはあの『パトリオット・ゲーム』や『今そこにある危機』でハリソン・フォードの娘役で出ている子役であり、『アメリカン・ビューティー』の主役のジェーンでもある。表情の変化がとてもすごいし、それがこの映画の秀逸さのいちばん大きな要因だと思う。

唐突だが、松任谷由実が作詞作曲して石川ひとみが歌った『まちぶせ』という曲を知っているだろうか。
♪偶然を装い~帰り道で待つわ~~~的なっ。
この映画を例えれば 「そんな乙女心が海外でエスカレートするとこうなる」 っていう映画だと思う(笑)。
あっ、これ僕が考えたキャッチフレーズってことじゃないからね。超ダサいし(笑)。

またこの映画の題名 「The Hole」。
同名の映画がたくさんあるらしいのでレンタル時には気をつけて欲しい。

The Hole15



検索フォーム
シネマ記事を検索します
プロフィール

力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
ニコール・キッドマン
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン

カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新記事
月別アーカイブ
集計
ブログランキング
ご協力に感謝します

FC2Blog Ranking

アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
135位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
62位
アクセスランキングを見る>>
QRコード
QR
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。