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●デジャヴ Déjà Vu 

海軍の水兵とその家族を乗せたフェリーが、突然大爆発を起こした。現場を捜査した結果、爆発がテロだったことが判明。さらに、爆発現場の近くで発見された女性の死体が、殺人によるものだということも判明した。
その死体の女性・クレア(ポーラ・パットン)に奇妙なデジャヴを感じたATF捜査官の主人公ダグ(デンゼル・ワシントン)。ある捜査スタッフ達と共に4日と6時間前の映像を見られる監視モニターを見せられる。彼がその映像にレーザーポインターをかざすと映像内の女性が反応して大停電が起きる。実はそのモニターは研究中に偶然誕生した、実際の過去をモニターできる装置だったのだ。

デジャヴ

正義漢で頭が切れるATF捜査官のダグの4日前の過去へのタイムスリップで、船舶爆発テロを防ぎ、女性を救う物語。
フェリーの爆発シーンや爆発と同時に川に投げ出される乗客のリアルさなど、CGも駆使した映像は迫力満点で見事だった。
デンゼル・ワシントンの主演モノは概ねこのような筋書きになるが、映画としては本当に期待を裏切らない。

数時間前の過去へのタイムスリップというSF的な要素もあり、このタイム・パラドクスが何度か繰り返される感じが、この手の映画でいつも僕の頭を混乱させる。





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●ラストスタンド The Last Stand

The Last Stand

極悪犯コルテスを極秘で護送する車が、彼の仲間たちに襲撃される事件が発生。時速400キロメートルという圧倒的スピードとパワーを誇る車を駆り、コルテスらはメキシコ国境へ向けて爆走する。FBIはパトカーやヘリコプターを駆使し総力を挙げてコルテスを足止めしようとするが、最新鋭の銃火器を備えた彼らに太刀打ちできず、追跡隊は壊滅状態。コルテスたちの進路となっている小さな田舎町で保安官を務めるオーウェンズ(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、町にある武器をかき集め、住人らと共に迎撃の準備を整える。



最新映画「The LAST STAND」

「トゥルー・ライズ」を彷彿とさせるようなシュワちゃんモノとしての特徴であるユーモラスな部分もあり、カーアクションや銃撃戦などアメリカ映画の醍醐味を味わえて、スカッとする娯楽映画だった。
住民の命を守るためなら、車や家や建物を壊しまくっても悪者をやっつけるという、やりすぎ傍迷惑な正義漢保安官を演じるシュワちゃん。その配役にはピッタシの年齢になっちゃったが、ちょっと足腰にガタが来ている感じがして、そこが逆に人間っぽく、ターミネーターっぽくないところが良かったかも。

最後に悪の大ボスとカーアクションを繰り広げる場面。
広大な「遺伝子組み換えトウモロコシ」畑の中を2台のスーパーカーが、トウモロコシを蹴散らし、なぎ倒し、めちゃめちゃにしてメキシコとの国境の橋に近づく場面など、都会のど真ん中ではなく、田舎でのカーアクションの工夫があったと思う。

ストーリーや映像も特筆するところは特に無いが、脚本的に善人も悪人もキャラ立ちがないため、それぞれの心情や目的、背景がボーっとしたままで深くないため、シュワちゃんだけのヒーローものにやっぱりなっちゃってるのが残念だった。


The Last Stand2

●チェチェン・ウォー Voyna

Voyna.jpg

ロシア映画だった。丁寧に日本語字幕を入れてくれたものだったが、英語を話す英国人の会話を女性のナレーションでロシア語通訳しているのが逆に気になりすぎて違和感があった。

物語はチェチェン軍に捕虜としてつかまっていたロシア軍大尉と舞台女優の英国人の女性の人質救出劇だったが、戦争の悲惨さを忠実に表現していたと思うが、戦って生きて帰った者が武勇伝を語りたがる部分とか、戦争という極限状態なのに、どちらが善人で、どちらが悪人で・・という風に区別をつける演出振りが、やっぱりロシア映画じみていて少し違うんじゃないかと思ったりした。
どちらがテロリストかを大数の法則で決められている現実に、僕としてはもっと疑問点を投げかけて欲しかったりした。

ランボー4よりも少し火薬の量は少なかった(笑)が、それでもたくさんの銃弾をつかっている映画だ。


見事なソルジャーぶりへの変貌をとげた薪割り捕虜だった若きロシア兵イワン、映画会社のスポンサーをつけビデオカメラを片手に身代金を腰に巻いた心優しき舞台俳優のジョンが、残った人質を救出するため、再び敵陣へ潜入する。途中でチェチェン軍のランドローバーを襲撃して奪い、途中で会ったチェチェン軍の羊飼いの男を奴隷代わりにして道案内をさせる。

人質となっていたジョンの婚約者マーガレットは救出されたが、案の定チェチェン軍に輪姦されたあとで、背中に傷を負ったロシア軍の大尉に最初から惚れていて、助けてくれたジョンのことなどもう見向きもしない。
画になっていない部分でのジョンのやりきれなさは推し量ることもできるが、絶えずイワンのタバコの量がハンパ無いこととか、決してユーモアではないだろうが、娯楽映画としても見どころいっぱいである。

二人の主役「ジョン」と「イワン」って’JOHN’っていう綴りで外国名は同じである。
性格も立場も違えど生まれた国が入れ替われば、どちらも同じ境遇になる素質があるってことも、この監督は狙っていたのであろうか。僕の考えすぎかな。

僕が一気に観てしまったぐらいだから、やっぱいい映画だったんじゃないかな。




★ロストガール WELCOME TO THE RILEYS

WELCOME TO THE RILEYS


【ストーリー】
一人娘を交通事故で亡くしたショックで自閉症気味になってしまった妻ロイス(メリッサ・レオ)との同居に疲れた主人公の初老の男ダグ(ジェームズ・ガンドルフィーニ)は浮気相手のウエイトレス、ヴィビアンにも先立たれて惰性的な日々を送っていたが、たまたま出張でニューオリンズに来た折、ひとりで出かけたストリップ・クラブでマロリー(クリステン・スチュワート)という亡くなった娘にそっくりな家出少女と出会う。彼女が未成年だと知ったダグは一日100ドルで彼女に家に泊まり込み、更正させようとする。一方、なんとかして自閉症を克服しようと努力を続けていたロイスは、ようやく自力で車を運転出来るようになり、そのまま夫の居るニューオリンズまで旅を続けてやって来る。そして見知らぬティーン・エイジャーと同居している夫を発見して・・・。

【作品基本情報】
邦題: ロストガール
原題: Welcome to the Rileys 〔Official Site〕
ジャンル: ドラマ、グリーフィング、立ち直り
出演者: ジェームズ・ガンドルフィーニ、メリッサ・レオ、クリステン・スチュワート、ジョー・クレスト、アリー・シーディー、他
監督: ジェイク・スコット


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主役のジェームズ・ガンドルフィーニ演じるダグの無骨で一途な男と、売春少女マロニー演じるクリステン・スチュワートの好演技と綺麗さがひときわ光る作品。ほとんどお尻丸出しのマロニーは、とてもキュートだ。
やっぱりラストにダグに電話する厚化粧を落とした少女であるマロニーが一番可愛い。(シーン写真)

悲しみを乗り越えて再び夫婦愛を取り戻すダグとロイス、お金を稼ぐためにストリッパーを辞められず、また素直な娘になりきれない少女マロニーとのふれあいがこの映画のすべてで、大きなどんでん返しも無ければ、ハッピーエンドというわけでもない。ただ人生とは出会いであり、そのふれあいがその後の人生を変えてゆくものであることは間違いないと思う。

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★ヘッドハンター Hodejegerne

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ロジャー(アクセル・へニー)は成功したヘッドハンター。ギャラリー・オーナーである美しい妻ダイアナ(シヌーヴ・マコディ・ルンド)がいて、高価な別荘も持っている。同時に、その高級な暮らしを維持していくため美術品泥棒もしている。ロジャーは、貴重な絵画を所有している電子工学ビジネスのエクゼクティヴであるクラス・グレブ(ニコライ・コスター)を次のターゲットに定めた。グレーヴェが持っている美術品で自分が抱えている経済的不安を取り除けると踏んでいたのだ。しかし、グレブの家へ押し入ったとき、ロジャーは自分の人生が決定的に変わってしまう何かを見つけてしまう……。



もしかしたらノルウェー映画を観たのは初めてかもしれない。
「Hodejegerne」という原題。「HEAD HUNTER」 (邦題:ヘッドハンター)

とにかくものすごく面白い映画だった。
ハラハラ感がハンパ無い。
秀逸なストーリー&脚本である。

ヘッドハンターは表向き、本当は明日の暮らしもギリギリな借金まみれの名画泥棒が主役の男である。
想像もつかない逃亡劇&リベンジもので、そんなアクションシーンもふんだんで、しかも微妙な夫婦間の葛藤劇までしっかり描いている。
アメリカ映画的なヒーロー気取りの主役ではなく、身長も168センチと低く、コンプレックスも嫉妬心も普通に持ち、浮気もするが妻をこよなく愛する男が主役であるところがまたすごくいい。

「評判が上がれば、価値は跳ね上がる」 このセリフがこの映画の最後のキーワードかな。

僕の大好きな「どんでん返し」があるお勧め映画である。






●ファミリー・ツリー THE DESCENDANTS

THE DESCENDANTS ファミリー・ツリー5


<ストーリー>
ハワイ・オアフ島に生まれ育った弁護士のマット・キング(ジョージ・クルーニー)は、美しい妻と二人の娘たちの四人で何不自由なく暮らしていたが家庭を顧みないほどの仕事の鬼だった。ところが──ある日突然、ボート事故で妻が昏睡状態に陥ってしまう。さらに妻に恋人がいて、離婚を考えていたことが発覚するだけでなく、その秘密を長女のアレクサンドラ(シャイリーン・ウッドリー)までが知っていることに気付くのだった。折しもマットは、カメハメハ大王の血を引く先祖から代々受け継いだ広大な土地の行方について決断を迫られていた。売却すれば一族に巨額の富が入るが、大自然は失われる……究極の選択に頭を抱えていた。全く予期せぬ形で人生の転機を迎えたマットに突きつけられたいくつもの問いかけ。自らのルーツを見つめ直し、家族の絆を取り戻すためにマットが選んだ道とは──。



この映画ではマット(ジョージ・クルーニー)の父親ぶりと、夫ぶり、それから男ぶりが見られる。
それまでの彼にはなかなか観られないユニークなシーンがこの映画には数多くある。
走るシーン、覗くシーン、子供を叱るシーンなど・・。特にコメディータッチを強く出している作品ではないが、そういうシチュエーションが数多くあり、シリアスな内容ながら、ハワイの広大で豊かな自然をバックにしてほのぼのとした家族関係が出来上がってゆく。アレクサンドラの友人であるシドも、生意気な若造ながらとてもいいスパイスとなっているし、妻の両親もなんだか自然で、マットに皮肉を言うシーンも、娘への愛情が伝わってきてとてもいい。

「ハワイ暮らしはパラダイスだろうって、皆言うけど。酒飲んで、サーフィンしまくってるんだろうって、羨ましがる奴もいるけど。とんでもない! サーフィンなんて15年もしてない!!」というマット・キングのセリフも効いている。

”期待をしていた”どんでん返しも無く、意外に結構あっさりとラストまで進んでしまうが、それぞれの人々の個性が立っていてとてもいいと思う。


映画全般に流れるハワイアンミュージックが、どうも気になって僕にはしつこすぎる感じがしたが、まあ、それは許容範囲なのだろう。


ハワイは一度も行ったことが無いが、今度行ってみたいと思う。


★アジャストメント The Adjustment Bureau

ADJUSTMENT BUREAUアジャストメント


【作品情報】
人気SF作家フィリップ・K・ディックの短編小説を、マット・デイモン主演で映画化したサスペンス・アクション。なにげない日々の出来事もすべてが謎の集団“運命調整局”によって操作されているという奇妙な世界で、その事に気付き、誰にも支配されない運命を手に入れようと奔走する男の姿を描き出す。

原題 THE ADJUSTMENT BUREAU
製作年 2011年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
上映時間 106分

【ストーリー】
選挙で敗れた上院議員候補デヴィッド・ノリス(マット・デイモン)。敗戦会見の準備をしていた彼は、見知らぬ女性エリース(エミリー・ブラント)と出会い、たちまち意気投合する。さらに、会見を無事に切り抜けたデヴィッドは全米一のベンチャー企業に役員として迎えられ、次回上院選の有力候補として再浮上する。だが、そんな彼の行動を逐一モニターする謎の集団があった。社会の裏で超人的な能力を駆使して、人間の運命を操作する運命調整局のエージェントたちだった。その1人、ハリー(アンソニー・マッキー)は、出勤するデヴィッドがバスを乗り過ごすように操作を試みるが、手違いから失敗。バスに乗り込んだデヴィッドは車内でエリースと再会し、彼女の携帯番号が書かれたメモを手に入れる。出社したデヴィッドは、調整局から派遣された干渉班が社員の意識改変を実施する現場に遭遇し、捕えられてしまう。エリースとは2度と会わないようデヴィッドに忠告したエージェントたちは、携帯番号のメモを燃やす。さらに、調整局の背後にはすべての運命を司る“チェアマン”の存在が……。それから3年。デヴィッドはエリースと偶然再会。それを知って2人を引き離そうと様々な策を講じる調整局。繰り返し再会する彼らに疑問を持ったリチャードソン(ジョン・スラッテリー)は、2人を調査。過去に2度も結ばれる運命にあった2人が、その運命に引きずられて互いに呼び合っていたことが明らかになる。一方、デヴィッドの元には調整局が派遣した“ハンマー”の異名を持つトンプソン(テレンス・スタンプ)が現れ、彼が政治家になった理由は真のリーダーとして人類を統率させるためだったと説明。さらに、これ以上エリースと接触すると、彼女のダンサーとしての夢も消えると告げる。選択を迫られたデヴィッド。果たして彼はどのような決断を下すのか……?


アジャストメント1

「人には決められた運命がある」
筋書き通りの人生を歩むように、人々の歩む道筋を常に監視をし、調整している時空の介在人が存在する・・・・・そういう映画である。SFではあるのだが、恋愛映画でもある。

何の予備知識も無く観たこの映画だが、冒頭部分約30分間は、なんだかわけがわからず物語が進行する。僕も、主人公のデヴィットもだ。

あのとき・・人生の岐路で選択肢を変えていたらどうなっていただろうか・・と、自らの人生を振り返ることは誰にもあるだろう。夢に向かって突き進んだことや、逆に無為に過ごしてきた時間もあるだろう。

この映画のすばらしさはその決められた運命を逸脱してでも、「自ら選んだ道を突き進むべし」という人生のあり方を示している。またそれも「運命」に違いないのだが。

マット・デーモンの演技も素晴らしい。何でもこなせるとても器用な役者だと思う。日本の俳優で言えば「香川照之」さんだろうな。「グッド・ウィル・ハンティング」からとても好きな役者だ。
共演のエミリー・ブラントもとてもチャーミングでしかも妖艶で美しい。

ぜひ観て欲しい秀逸な映画である。



▲ブレイヴ・ワン THE BRAVE ONE

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ニューヨークでラジオパーソナリティをしているエリカ・ベイン(ジョディ・フォスター)はデイビッド(ナヴィーン・アンドリュース)との婚約を目前に控えていた。ある夜2人で犬の散歩をしているところを3人の暴漢に襲われ、デイビッドは殺され自身も瀕死の重傷を負ってしまう。回復後、エリカは自らの精神の安定と身を守るため、不法に銃を入手する。しかし、この銃と偶然の事件が重なり、彼女は犯罪者を自らの手で殺す”謎の執行人”となっていく。
エリカは取材を通して刑事のショーン・マーサー(テレンス・ハワード)と親交を深めるが、彼は事件から短期間で立ち直ったエリカに違和感を覚え、次第に彼女が”謎の執行人”ではないかと疑い始める。そしてまた、警察の捜査に不満を覚えたエリカは、自分たちを襲った犯人を捜し出し、自らの手で裁きを下そうとする。




観終わった感想としては、特に秀逸な映画ではないし、内容が薄っぺらな感じがした。

闇の処刑執行人となったエリカの心の傷を徐々に解いてゆくマーサー刑事の「正義感」と「優しさ」だけがこの映画のすべてだといっていい。
他の人間の生活観や人間性がまったく描かれていないので、ただのバイオレンス的な映画に成り下がっている感じがする。

ジョディー・フォスターのファンとして、彼女の映画はほとんど観ているが、彼女はいつまでもチャーミングな女性だ。
特にこの映画の中での「髪型」が今までで一番似合っているように思う。




★トレーター~大国の敵 TRAITOR 

traitor2.jpg

中東イエメンで、プラスティック爆弾を輸送中に逮捕されたサミール(ドン・チードル)。
投獄先で彼を尋問したFBIのクレイトン(ガイ・ピアース)は、サミールを突破口にテロリストの計画の全貌を探ろうとしていた。──投獄中のサミールはある日、オマール(サイード・タグマウイ)と知り合う。奴は世界中でテロを計画中で、サミールにも誘いの手を向ける。そしてオマールの手引きによって刑務所が急襲され、サミールとオマールは脱獄に成功する。一方アーチャーは、サミールが元アメリカ陸軍の特殊部隊に属し、爆弾の製造にも詳しい人物であることを調べ上げ、アフガン戦線に参加したことから、テロに目覚めたと推測した・・・・。
そんな中、サミールとオマールは遂に行動を開始する。



真夜中なのに一気に観てしまった。
ハラハラ感がハンパ無いし、ストーリーも完璧に僕の好みにドンピシャな映画だった。

まさに秀逸映画である。

潜入捜査官モノとしては相手がヤバ過ぎである。「やくざと警察」レベルではない。
実際にアメリカ領事館で遠隔爆弾を爆発させてテロリストの大ボスを信用させたりするのだ。

この映画の中でオマールというテロリストと親友になるが、その男同士の友情シーンがさりげなく描写されていてとても良かった。オマールとの友情は、潜入捜査官としての孤独なサミュエルのひとつの救いだったが・・。
そういう微妙な心理部分もしっかり読み取れる映画だ。

観終わった感想として、「テロは悪」には違いないが、宗教や信心が絡んだ場合、双方の善悪など本当は誰にも決められるものではないと感じた。
「アメリカもイギリスに向けてテロを仕掛けたことがあるが、そんなこともやつらは忘れている」というオマールの台詞もシーンの中にある。「被害や犠牲が非対称なものが戦争」である以上、憎しみの連鎖は終結しないものだ。

主役のドン・チードルは、2004年のアカデミー作品賞の「CRASH(クラッシュ)」でも重要な刑事役として存在感があったが、同じその年の「ホテル・ルワンダ」では主演を演じ、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされている。
この映画でさらに磨かれたドン・チードルの熱演は見事だと思う。
寡黙で表情もさほどないのだが、心情が手に取るようにわかる絶妙演技なのである。
将来必ずアカデミー主演男優賞を獲れる俳優さんだと思う。


●ラスト・トリック LAST WILL

LAST TRICK ラスト・トリック1-s


英題: LAST WILL
製作年: 2010
製作国: アメリカ
Story : 美しい会計士ヘイデン(テイタム・オニール)は、医師のフランク・エメリー(トム・ベレンジャー)に見初められて結婚する。フランクはカンザスシティ有数の資産家一家でもあった。ヘイデンは何もかも手に入れたシンデレラだった。夢のような幸せな日々のある日、スラム街の再開発を再考するよう、ヘイデンの元にひとりの男が訪ねてきた。医師で多忙のフランクは、一家の事業を弟のジョセフとバージルに任せていて詳しい事を知らされていない。再開発の事を調べ始めたヘイデンは、弟たちの帳簿の不正を見つけ、夫に事業の中止を進言する。フランクはヘイデンの報告を信じて、弟たちに事業の中止を宣言する。
しかしフランクは直後に莫大な遺産を残して謎の死を遂げてしまう。そして遺産は、妻のヘイデンに全て贈られるように遺言が残されていた…。




アメリカ映画の王道ともいえるサスペンス映画である。

邦題にある「ラスト・トリック」ほどのトリックとかは無いので、そういうものを期待して観ていた僕としては少しガッカリだった。

地元の明主である資産家エメリー家に嫁いだヘイデン(テイタム・オニール)が、義弟たちが管理する不動産の不正開発に伴う賄賂のやり取りを発見してしまうところからこの物語が始まる。

約100分間、観終わるまで主役の女優が誰かわからなかった。
どこかで見たことはあるが、誰だっけ・・と思いつつ、エンドロールで「テイタム・オニール」の名前を見たときは、あまりの変わりようにショックだった。
(写真は映画を観終わった後で、彼女らしい笑顔のシーンを抜き出したもの)
やっぱ、少年の時期に観たスクリーンの中のテイタム・オニールとはかけ離れていたし、そういう意味では平行して僕自身も老けたってことを実感してしまったからだ。

秀逸作品とは言えないが、そこそこ楽しめる映画だった。



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プロフィール

力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
ニコール・キッドマン
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン

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