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▲幸せの1ページ / Nim's Island

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Moviewalkerより抜粋
2008年9月6日(土)公開

【作品情報】
引きこもりの女流冒険小説家が、少女を救うために南の島へと旅立つ冒険コメディ。アカデミー賞女優のジョディ・フォスターが孤独で臆病者のヒロインをコミカルに演じる。

【ストーリー】
ベストセラー冒険小説家アレクサンドラ・ローバー(ジョディ・フォスター)は、対人恐怖症で外出恐怖症、そして潔癖症の引きこもり。自分が書くヒーロー、アレックス・ローバー(ジェラルド・バトラー)とは似ても似つかない女性だ。新作の執筆に励んでいるものの、原稿はなかなかはかどらない。何か小説に役立つネタはないかとネットで検索していたところ、孤島の火山のふもとで暮らす海洋生物学者ジャック(ジェラルド・バトラー)の記事に目を留める。ジャックは、アレクサンドラの住むサンフランシスコから遠く離れた南の島で、娘ニム(アビゲイル・ブレスリン)と手作りのツリー・ハウスで二人暮らしをしている。大いに興味を惹かれたアレクサンドラは、ジャックにメールを送って協力をあおぐことにしたのだが・・・。

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【作品データ】
原題 Nim's Island
製作年 2008年
製作国 アメリカ
配給 角川映画
上映時間 96分

【スタッフ】
監督 ジェニファー・フランケット 、 マーク・レヴィン
脚本 ジェニファー・フランケット 、 マーク・レヴィン 、 ポーラ・マズール 、 ジョセフ・クォン
原作 ウェンディ・オルー

【キャスト】
アレクサンドラ・ローバー:  ジョディ・フォスター
ニム・ルソー:  アビゲイル・ブレスリン
アレックス・ローバー:  ジェラルド・バトラー
ジャック・ルソー:  ジェラルド・バトラー
キャプテン:  マイケル・カーマン



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【マイレビュー】
夏休みの子供向けの冒険モノの映画としてなら、よく出来たファンタジーだと思う。
大人にとっては ”観ても観なくてもどちらでもよい映画” っていうのが率直な感想だ。

ジョディー・フォスターが主演のようで実は主演はニム役の(アビゲイル・ブレスリン)である。

このあたりは「コラテラル」の主演がトム・クルーズではなくジェイミー・フォックスだったという現象と同一である。売れている俳優をリストの先頭に使うことで集客を狙う映画会社の営業戦略か、もしくは「主役でなきゃ出ないわよ」的な俳優に気を使った結果かどちらかなのだってことにほぼ間違いない。


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『国産100%』というカラクリ~食品表示に騙される消費者

消費者庁によると「食品表示制度は消費者の食卓を守ります」と書いてある。本当だろうか。

知ってるかな? 市販されている 『国産100%小麦粉』 や 『国産100%大豆』

結論から言えば
”国産が50%以上使用されていたら、『国産100%』の表示OKなのだ。” 残りのすべてに中国産が入っていようが関係ない。

政府管理下で小麦や大豆は流通する。
小麦であれば製粉会社は国産小麦を購入する場合、国産と外国産の抱き合わせで購入させられている。
国産小麦と輸入小麦を別々に管理していたとしても、粉にすれば見分けがつくものでもないし、その後どのような製造過程や配合割合を取ろうが、最終的に「国産100%」と表示できてしまうことにも繋がりかねない。
どうやって50%以上使用かを判定するのだろうか。企業のモラル一つにかかっているのだろうか。大問題である。

実は半分しか使われていないのに「国産100%」の表示が認められていることによって当然ながら商品としての価値も上がるし価格を高額に設定できてしまう。購入した消費者はたとえ健康被害は無くとも金銭的な実害を受けているのと同じことになる。

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このような「国産」表示は業界では慣例で、農水省、厚生省も国産原料が50%以上で輸入物の”混入”が50%未満であるならば「国産」表示をしても良いと認めているのだからしかたない。「混入」って異物にしか使わないと思った(笑)ソースはこちら(オルター:http://alter.gr.jp/step03/index.aspx)


食品を作るための基本となる「素材」がこのようなユルユルな表示法なら、それを二次使用したパンやうどんやお好み焼き粉、豆腐や納豆、しょうゆや味噌や豆乳、それにピザ生地だってすべて『国産100%小麦粉(大豆)使用』の表示をして良いって事と同じである。製品はさらに高額設定になり、結局は消費者だけがバカを見るのである。

こんな業者に優しく消費者を騙すような法律と知ったら、そんなのがまかり通っていいのか、って普通思うでしょ。しかも大量生産可能な自社工場がある大きな企業になればなるほど誤魔化しが利くし原材料費を抑えられるってことなのだ。
国産100%に50%弱の ”混入” なんかが普通に認められているなんて法律は ”欠陥” でしかない。

食品表示法というのは 「消費者の食卓を守ります」 ではなく、実は 「消費者以外は全力で守ります」 というのが実態だということである。

本当の純国産小麦100%の小麦粉など流通に乗らない地産地消のものだから、スーパーには絶対においていないと思って間違いない。国産大豆100%の納豆だってそう。近くの畑の大豆ではなく、大豆という原料を業者から ”仕入” れた時点で100%ではなくなっている。フード業界ではそれが 『あたりまえ』 なのである。



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映画に関連しているのかと思えば完全に脱線話になってしまっただけだが、この映画、夏休みの子供映画をつかまされた系の騙された感じになる。食品表示に騙された消費者的映画だった(っぽい)ということだ。

あのジョディー見たさで観たのだが、ガッカリ感が結構キツイ。
思えばとても 『旬が短い』 の女優さんだった気がする。

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彼女はもともと痩せているほうだ。痩せていても若いときはそれでよかったが、この映画の当時ではそれがギスギス感となってしまう。首の辺りの縦筋が妙に老人っぽくて、しかも肌つやが悪く、神経質そうで痛々しく見えてしまう。
劣化というのは言いすぎかもしれないが、適切な言葉にするならば ”普通に年を取っただけ” のジョディーになってしまったってことだ。
「あの」ジョディーと書いたが、”あの”とは「羊たちの沈黙」のジョディー・フォスターのことだ。
このときがやっぱりいちばん良かった。

メグ・ライアンと同様、とても人気を博した女優さんだが、二人とも若いころから痩せすぎだった。だから女らしい丸みが二人とも出ないまま旬を終えてしまった気がする。


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★ダイバージェント

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2014年7月11日(金)公開

【作品情報】
新人女性作家、ヴェロニカ・ロスによる全米ベストセラー小説を映画化したSFアクション。近未来の地球を舞台に、異端者(ダイバージェント)として生まれたヒロインが自らの運命を切り開いていく姿を描き出す。ヒロインを演じるのは、『ファミリー・ツリー』で数々の映画賞に輝いた新鋭シャイリーン・ウッドリー。


【ストーリー】
最終戦争から100年後の未来。人類は過去の経験から、国家、人種、宗教という概念を捨て、新たな社会体制を作り上げた。それは一生に一度の“選択の儀式”という性格診断テストにより人類を性格別に、勇気ある者の集団【勇敢】、正直者の集団【高潔】、優しい者の集団【平和】、他人を思いやる者の集団【無欲】、論理的で知識が豊富な者の集団【博学】という5つの共同体に分類する社会であった。【無欲】の家庭で育ったベアトリス(シャイリーン・ウッドリー)は、16歳になり診断の時を迎えるが、結果は5つのどれにも当てはまらない【異端者】と判定される。【異端者】は未知の特殊能力を持ち、人類を滅ぼす危険分子とされていた。ベアトリスは【異端者】であることを隠すため、結果を偽って【勇敢】へと加入する。名前もトリスと改名し、軍事・警察の機能を担う【勇敢】での激しい戦闘訓練に耐えながら彼女は肉体面、精神面での強さを徐々に身に付けていくのだった。だがその頃、政権担当の【無欲】に対する抵抗運動が勃発。同時に何者かによる【異端者】暗殺計画が動き始め、トリスの身に危険が迫りつつあった……。

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【作品データ】
原題 DIVERGENT
製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 KADOKAWA
上映時間 139分

【スタッフ】
監督 ニール・バーガー
脚本 エバン・ドハーティ 、 ベロニカ・ロス
原作 ベロニカ・ロス
エグゼクティブプロデューサー ジョン・J・ケリー 、 レイチェル・シェーン
音楽 ジャンキー・エックスエル


【キャスト】
トリス:  シャイリーン・ウッドリー
フォー:  テオ・ジェームズ
ナタリー:  アシュレイ・ジャッド
エリック:  ジェイ・コートニー
マーカス:  レイ・スティーヴンソン
クリスティーナ:  ゾーイ・クラヴィッツ
ピーター:  マイルズ・テイラー
アンドリュー:  トニー・ゴールドウィン
カレブ:  アンセル・エルゴート
トーリ:  マギー・Q
ジェニーン:  ケイト・ウィンスレット



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【マイレビュー】
2014年作品映画だった。すこし長めなのだが一気に観られた。

原題「DIVERGENT」とは”異端者”のことを指す。日本の歴史で言えば織田信長がそうであったように「旧態依然体制への反発者」ということである。

総合的なレビュワーの評価は決して高くは無い映画なのだが、僕は個人的にとても好きな映画だった。

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核戦争後の地球の悲惨な未来を描いた作品は世の中に数多くあるのだが、この映画のようなシチュエーションとか筋書きのドラマは今まで無かったのでとても新鮮だった。発想としてとても面白いし、バリエーションに富んだ映像が次から次へと出現するので、観ていて全然飽きなかったし、あまり深く考えないで観れることもあり映画として大事な『娯楽』要素が詰まっている映画だった。

「性格テスト」っていう類のものは誰もが経験したことがあるだろう。運勢判断とか血液型診断とか動物占いとか。
そういうものに興味がある人とかはきっと面白いと思う。
原作者は女性ということもありラブストーリーも絡んだ女性目線での映画でもある。

したがって”壁ドン、胸キュン、占い大好き乙女”には特にオススメしたい(笑)。

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最終戦争で生き残った人間の社会秩序を保つため、政府は民衆を5つの派閥に分け、ユニフォームを着て派閥内で共同生活をする。成人式のような儀式の前に、政府が住民を特殊な装置で深層心理テストをして5つの『派閥』のどれにいちばん近いかを一人一人診断する。(この診断がひとつのワナになっている。)

それを踏まえてどの派閥に入るかは自己決断をする。その日から育った派閥や親から離れて自立するというもの。
診断結果や育った環境以外の『派閥』を選ぶことも自由である。

1.勇気ある者の集団【勇敢】
2.正直者の集団【高潔】
3.優しい者の集団【平和】
4.他人を思いやる者の集団【無欲】
5.論理的で知識が豊富な者の集団【博学】

という5つの共同体である。本当ならもっとありそうな感じもするが、いいだろう。

リアル社会で言えば本人の自由である『政党』とか『宗教』みたいなもので、映画において実社会と最も違う点というのは 『派閥によってユニフォーム』 があるってことだ。要するにみんな ”看板を付けている” ってこと、それから各派閥間における交流が殆ど無いってことである。

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難を言えばせっかく派閥に分けたのなら5つの派閥それぞれの特色や長所・短所とか内部事情、他派閥との微妙な力関係とかをもっともっと前面に出して欲しかった。ぶっちゃけ、「高潔」と「平和」に関しては完全に割愛してしまっていたのでそこがちょっと残念だった。

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主役のトリス役の女優「シャイリーン・ウッドリー」がとても魅力的な女性だった。表情も豊かで可愛いのだ。そういう観方で観てたから飽きなかったのかもしれない。
多分彼女、顎のラインとかから判断すると太りやすい体質じゃないだろうか。外人さんは老けるのが早いし、35歳過ぎあたりで体型とかが変わるとすぐにオバサン化してしまいそうなタイプである。なるべく用心したまえよ。

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ちなみに「タイタニック」のケイト・ウィンスレットはやっとスリムになってスクリーンにお目見えした。たしかに劣化はしたがまだまだきれいである。今回は『博学』のトップ役を演じている。


ひさしぶりの脱線劇場

~~異端者たち!目覚めよ~~~

世の中には『異端者』がいる。
ある意味差別的に 『変わったやつ』 呼ばわりされているような人間である。

世の中のすべての異端者が名を残すわけじゃないが、結果論として 「歴史を変えてきたのは異端者」 なのは事実と言える。成功したその時点で異端者ではなくなり 『フロンティア』 と評され、没後は 『偉人』 に変わる。

世界中の偉人を知れば、どこか人間として欠落している異端人間ばかりだ。
『ノーベル賞』を獲った人々を知るとよくわかる。研究に対する情熱は超人的だが、自分では歯も磨けないというような風に。

織田信長じゃないけれど傍目には『うつけもの』であっても、そういう異端者こそドえらい事をやり遂げられる。

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常識に囚われず、集団的な型にはまるのを嫌う性質をもつ異端者は、とかく一般的にコミュニケーション能力には欠けるし、現代社会においてこういう人物は完全に浮く。体制への批判も躊躇しないし、主張も強い。血液型で例えれば完全に 『B型』 的人間である。

もし企業にいたら上司や同僚から見たら ”とても扱いづらく小生意気な” 人間に見えるだろう。
異端者である彼らの頭の中では組織の中での「集団的協調性」、「規律に沿った行動」とか・・・そんな余計なものはまったく 「意味の無い動作」 でしかない。
家庭でも学校でも社会でも集団的生活のために徹底的にルールや社会常識を教え込まれる。
その結果、彼らが描く理想は「空想」でしかなくなる。

このように現代においては殆どの異端者はある意味、家庭環境や社会構造や組織の力によって ”その能力を封じられている” と言える。

逆説的に考えれば、「異端者は封じておくべき存在」 と考える人たちが居るということに他ならない。
異端者の封殺は優位に立つ権力者や大資産家グループによる「秩序のための国策」であると言える。政府や巨大利権グループにとっていちばん恐ろしいのは民衆を率いる 『救世主』 の出現なのだ。

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旧態依然とした官庁とかお役所には異端者は誰一人として居ない。
居ては困るのだ。

天下り、カラ出張、タクシーチケットとか、ナントカ手当てや豪華旅行・・・民衆の血税を食らう過去の悪しき(彼らにとって良き)慣習を次の代まで無事に渡すために。それが彼らの重要な引継ぎなのである。

官僚とは在職中には如何に「何も変えないで」「安泰に」「うまく天下る」ってことが第一なのだ。それを組織ぐるみで次の世代に引き継ぐことをいつも考えている。政治家がどれだけ変わっても結局何も変えられない人たちなのだ。

偽者のエリートが牛耳る社会である。本物の「エリート」だったら何をすべきだろうか。
「目覚めよ異端者たち。自分を解放せよ。」


そんな映画でした(笑)



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●タイムマシン

タイムマシン06

MovieWalkerより抜粋
2002年7月20日(土)公開

【作品情報】
H・G・ウェルズの名作SF小説を映像化。19世紀末から21世紀、80万年後にも飛ぶタイムトラベルの物語が展開。スリリングな物語に加え、未来世界の映像も必見!

【ストーリー】
1890年代のニューヨーク。大学教授のアレクサンダー(ガイ・ピアース)は、ある日、婚約者のエマ(シエンナ・ギロリー)を暴漢に殺されてしまう。深い悲しみに暮れるアレクサンダーは、過去に遡ってエマを救い出したい一念で、ついにタイムマシンを発明する。エマの死んだ日に戻ったアレクサンダーだが、運命そのものはどうやっても変えようがないことを知る。その理由を解き明かすため、今度は未来へ向けて時間移動して、2030年の世界へと降り立つのだった。

タイムマシン22

【作品データ】
原題 The Time Machine
製作年 2002年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 96分

【スタッフ】
監督 サイモン・ウェルズ
脚本 ジョン・ローガン
製作総指揮 ローリー・マクドナルド 、 アーノルド・レイボヴィット 、 ジョージ・サラレギー

【キャスト】
Alexander: ガイ・ピアース
Mara:  サマンサ・ムンバ
Uber-Morlock:  ジェレミー・アイアンズ
Vox:  オーランド・ジョーンズ
Dr. David Philby:  マーク・アディ
Emma:  シエンナ・ギロリー
Watchit:  フィリダ・ロウ
Kalen:  オメーロ・ムンバ



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【マイレビュー】
このブログでも紹介している『奇術師フーディーニ 〜妖しき幻想〜』の主演であるガイ・ピアース、彼が主演していた2002年の作品である。

時代背景は1899年のニューヨーク、古きよき時代を思わせる冬のセントラルパークである。
物理学者のアレックス(ガイ・ピアース)が公園を歩きながらエマ(シエンナ・ギロリー)にプロポーズし指環を渡した直後、暗がりにいて銃を持った暴漢に襲われエマを殺されてしまうところからストーリーは始まる。
失意のどん底から友人をも拒み引きこもるようになるが、7年の歳月をかけ過去を変えるべくタイムマシンを製作する。
果たして過去は変えられるのだろうか。
19世紀も終わる町並みの映像も乗り物も人々のスタイルも緻密で綺麗である。
なかなか期待の出来そうな冒頭のシーンである。

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これからご覧いただく方のためにちょっと2~3のお楽しみを提供しよう。
この映画の中で2030年に行った際、通りがかりの綺麗な女性がタイムマシンを見て
「アレは何?大きな●●マシン?」と訊くところ。
うん確かに、見えなくも無い。

また2030年歴史博物館へ行った際、見学に来ていた子供たちが悪ふざけをして、それを注意する引率の先生のセリフ。
「今度ふざけると●●するわよ」
未来なら大いに有り得るこわ~いセリフである。

また1899年のシーンでは「●●は変わり者だけど有望だ」と評価するシーンもあるので、このあたりはこの時代ならではの風刺でもある。
ぜひ観て納得してもらいたい。

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映画としてタイムトラベルものは数多く存在するが、こんなにドえらい未来へ行ったのは、この作品以外に僕は知らない。多分存在しないだろう。
桁が多すぎて瞬時にわからなかったが8000万年だったかな8億年だったかな。とにかくものすごい未来まで行っている。
そのあたりの地球がどうなっているのか、想像を超える映像とか大地の移り変わりとか、早回しで見させてくれる。
しかも割りと意外性があってストーリーとしてではなく、”映像として”僕はとても興味深く面白く観れた。

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ちょっとネタバレ気味にはなるがお許しいただきたい。
結果的にかなり未来である「80万年先」で落ち着くわけだが、愛する人を死なせてしまい失意の底から完成させたタイムマシンで過去を取り戻すという肝心な冒頭からのくだりとかこっち側の期待感がなおざりになってしまう過程に納得いかない気持ちになったのは僕だけじゃないと思う。やっぱそこは愛する人を取り戻したい気持ちの持続あってこそのタイムトラベルでありファンタジーなのだと思うが、どうだろう。
後半に向けてなんだか別の映画になってしまったようだった。

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ただ主演のガイ・ピアースは後半に行くにしたがってどんどんかっこよくなってゆく。
今回は気に入ったシーンを貼り付けたというより主にガイ・ピアースの良き変貌ぶりを映画の中での時系列に並べてみたのでぜひ見比べてみて欲しい。だんだんと逞しくなってゆくのがわかるはずである。

総合的には良い映画のようなそうで無いような、でもまあ面白く見れる映画だった。

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★天国へのシュート

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Wikipedeiaより抜粋

【作品情報】
天国へのシュート(In Orange)は、2004年のオランダ映画。サッカーのナショナルチームのメンバーを夢見る父と息子の深い絆を描いた力作ファミリー・ファンタジー。日本国内でも各地の映画祭で上映された。キンダー・フィルム・フェスティバル (東京)(05年)にてグランプリ受賞。同年、東京国際映画祭(みなと上映会)でも上映。

【ストーリー】
レムコは12歳のサッカー少年。オランダ代表になる日を夢見て、コーチ役の父親と共に日々練習に励んでいた。だがある日、試合の応援に駆けつけた父が、心臓発作を起こし帰らぬ人に。愛する父の突然の死に、レムコは大好きだったサッカーへの情熱も失ってしまう。心配した母親は主治医にカウンセリングを頼むが、レムコは心を閉ざしたまま。だがその帰り道、レムコの前に父親が現れる。以前のような父との日々に明るさを取り戻すレムコだったが…。 ユース代表入りをかけたテスト試合の当日、レムコは父の死も乗り越えようとしていた。3週間後、レムコのもとに合格の知らせが届く。オレンジ色のユニフォームを着てピッチに立つレムコを遠くから見守る父の姿が見えた。

天国のシュート08

【作品データ】
原題: In Orange
配給:  株式会社オンリー・ハーツ
公開:  2004年4月28日
上映時間:  90分
製作国:  オランダ
言語:  オランダ語

【スタッフ】
監督 ヨラム・ルーセン
脚本 フランク・ケテラー
製作 フランス・ヴァン・ゲステル,ジェロエン・ベーカー,サン・フ・マルサ

【キャスト】
レムコ: ヤンニック・ヴァン・デ・ヴェルデ
エリック: トーマス・アクダ
シルビア: ウェンディ・ヴァン・ディーク
スーザン: ステリー・ハーステル
アレンド: ピーター・ブロック


天国のシュート01

【マイレビュー】
オランダにもこんな映画があるんだなぁ。
以前「ウォーターホース」や「チャーリーとパパの飛行機」、それから日本の「タスマニア物語」を紹介したが、”親子” ”動物” ”冒険” ときたらやっぱり家族が一緒に観る映画のジャンルなんだろう。
この映画も子供の夏休みに家族向けに作ったような家族愛のファンタジー映画だった。

天国のシュート06

この手の映画には僕はめっぽう弱い。ただでさえ涙もろいのに、健気な子供の振る舞いがたまらなくいとおしく思えて涙が止まらなくなるのだ。オランダ人でもサッカーに詳しくなくても、まるで自分がこの子の父親に投射したような気分で最後まで観た。とても素晴らしい映画だった。


この映画の親子、父母兄妹の4人家族であり、特に変わった家族でもない。だが息子にサッカーを教えることにかけてはものすごく厳しい父親になる。多分子供をアスリートに育て上げた親のほとんどはこういう父親であり母親なのだろう。

ストーリーは多分全世界共通で普遍的な親子愛の物語である。親子がお互いに思いやる気持ちがものすごく伝わってくる。親子の間には絶大で何もかもを超越した愛情が存在する。

天国のシュート03


子供が親から離れて独り立ちするその日が親離れであり子離れである。
この映画でいちばん切なく涙が止まらなかったシーンだが、同時に父親としていちばん嬉しいシーンでもあった。

暖かい気持ちに触れてホロッとしたい人、ホームシックになっている人、ちょっとした励ましを欲しい人、あなたたちにとってとっても癒し効果のあるとてもいいファンタジー映画だと思う。

天国のシュート02


★劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日

タイムスクープハンター38


2013年8月31日(土)公開

【作品情報】
タイムワープ技術を駆使し、過去のあらゆる時代へ旅し、歴史に埋もれた名もなき人々の姿を後世に残そうとする未来世界のジャーナリスト、沢嶋雄一。その活躍を描くNHKの異色ドラマが初の映画化。完成からわずか3年で焼失した織田信長の居城、安土城の消失の謎に挑む。テレビ版同様、沢嶋を要潤が演じるほか、夏帆、杏、上島竜兵らが出演。

【ストーリー】
今回時空ジャーナリストの沢嶋雄一(要潤)が派遣された先は、本能寺の変から11日後の京都。人々に混乱と動揺が走る中取材をするうちに、沢嶋は織田家の侍・矢島権之助(時任三郎)と博多の豪商、島井宗叱(上島竜兵)と出会う。優れた茶器『楢柴』を持つ島井の護衛に就く権之助を同行取材しているうちに、一行は謎の人物に襲われ、『楢柴』は滝壺へと消えてしまう。襲撃してきた人物がこの時代のものではない武器を手にしていたのを見た沢嶋は、歴史が変わらないようにするため、新人ジャーナリスト細野ヒカリ(夏帆)とともに『楢柴』奪回へ向かう。二人は奪回のために安土桃山時代からバブル期の1985年、第二次世界大戦中の1945年を経て、織田信長の居城・安土城の最後の一日にまでタイムワープする。謎に包まれたその最後の日に、一体何が起きたのか……。

タイムスクープハンター32

【作品データ】
製作年 2013年
製作国 日本
配給 ギャガ
上映時間 102分

【スタッフ】
監督: 中尾浩之
脚本: 中尾浩之
エグゼクティブプロデューサー : 小竹里美
製作統括: 依田巽

【キャスト】
沢嶋雄一:  要潤
細野ヒカリ:  夏帆
島井宗叱:  上島竜兵
古橋ミナミ:  杏
矢島権之助:  時任三郎
志乃: 小島聖
谷崎勉: 竹山隆範 
判山三郎兵衛: 嶋田久作: 
一ノ瀬忠文:  宇津井健



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【マイレビュー】
前々回の『清須会議』つながりで、監督も脚本も関係テレビ局も全く違う日本の戦国時代モノでもうひとつ、NHKで2009年から放映している人気の異色ドキュメントドラマが映画になった『劇場版タイムスクープハンター 安土城最後の一日』を紹介したい。
NHKのホープページの中の「タイムスクープハンター」のリンクはこちら

「タイムスリップもの」というありがちなストーリーと思いきや、実は歴史上の出来事となった前後の過去にスリップし、歴史に埋もれた功労者の姿を残すため、インタビューして、徹底的に追求して、時には戦い、トラブルを克服して、実際にビデオに収め、現在に伝わる歴史を庶民目線で検証する「タイムスクープ社」の調査員の派遣活躍記というものである。

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当然ながらタイムスリップものはタイムパラドクス(過去の修正変更による未来への影響)を避けるため、派遣先(過去)の人間と必要以上に接触することは避けなければいけないはずが明らかに目立っている。また調査員はモビルスーツに特殊な光線銃、ホノグラムPCやスマホ型のモニターと虫のような潜入探査機などの最新機器をこれみよがしに使い、善人も助け、時には撃ったり、逃げたり、悪人と戦ったりもする。未来が完全に変わってしまいそうな行動である。またタイムスクープ社のもつ通信技術は過去と未来をほぼ完璧にオンライン&ライブストリーミング化していて過去にいる派遣員と『リアルタイム』(?)にモニター通信できるすごいITテクノロジー企業である。観る側もそこまでは「ないない」と思いながら観ているのだが、なぜかものすごく小気味よい設定なのである。

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この「タイムスクープハンター」、NHKで5年も続く人気があるのもよくわかる。
ふつうタイムスリップものは難解になりがちなのだが、NHKが製作していることもあり歴史教育テレビとしてお茶の間の幼稚園生や小学生、そして歴史の苦手な親たちにもわかりやすいように出来ていて、話の筋道もとても理解しやすく、子供たちにとっては堅苦しい「歴史」が、プレステなどの冒険アクションゲーム感覚で興味深く観られるとてもよい作品だと思う。

とりわけ「劇場版タイムスクープハンター」は本能寺の変の後の京都の町の状況を検証するという地味な当初の派遣目的だったが、新人ジャーナリスト細野ヒカリ(夏帆)とともに築城完成わずか3年ほどで消失した「安土城」の謎を解明することになる。そして島井宗叱(上島竜兵)の持つ『楢柴』という茶器をめぐり、裏切り者のタイムハンターとの時空間争奪戦を繰り広げる。
1985年のバブル期にワープし喫茶店の座席をめぐってカーリーヘアでスカートの長い「スケバン」に追いかけられたり、1945年の太平洋戦争時にワープし竹槍を持った強きご婦人隊たち(のちの『大日本婦人会』)に追い掛け回され、ギリギリでB29の空襲をかわす・・・、それらの時代シーンは役者さんの衣装や化粧の仕方、建物や壁や調度品、小物にいたるまで背景を完璧に再現している。けっして手抜きをしていないのがすごい。本当に時代をワープしている気がしてくるのだ。

タイムスクープハンター06

この中に登場する「矢島権之助」(役:時任三郎)は本当に実在していたのかどうかウィキやその他で調べてみたがヒットしなかった。名前が変わる武士が多かった時代だ。あとでじっくり調べてみよう。

『島井宗叱』(役:上島竜兵)は茶器『楢柴』を持参し、ちょうど本能寺で信長主催の茶会に招かれ翌朝未明の『本能寺の変』に巻き込まれながら逃げて、空海直筆の『千字文』を持ち出したといわれている九州に実在した豪商だったことがわかった。
ただ本能寺の変で逃げおおせた人間がいたとは知らなかった。どれほどいたのかは小説ではあまり教えてくれないし史実として残されていない事のほうが多いのだろう。

タイムスクープハンター13

この映画でいちばん良かったのはその『島井宗叱』役のダチョウ倶楽部の上島竜兵さんの演技だった。とにかく役者として素晴らしかった。バラエティーなんかよりずっと役者のほうが合ってると思う。バラエティーでの彼らしい自虐的な感じも出てたし、演技も表情も自然でとにかく最初から最後までほぼずっと出演していたがなんの違和感すら感じなかったしいい味出てた。


まったくの余談だが、この映画のポスター(下)を見て気づいた人はどれほどいただろうか!

3人合わせて・・・・・たった『5文字』である

(左から「夏帆」「要潤」「杏」)

スゴクね。こんなことって他にありえなくね(笑)

タイムスクープハンター04


★アイアン・スカイ

アイアン・スカイ03

MovieWalkerより転記
2012年9月28日(金)公開

【作品情報】
ナチスの生き残りが月の裏側で息を潜め、満を持して地球に復讐を開始するという奇想天外なストーリーで注目を浴びるSFアクション。製作費のうちの約1億円を世界中の映画ファンからのカンパで賄ったほか、YouTubeでの予告編再生回数がわずか2か月で800万回を突破。続編や前日譚の製作も決定するほどの人気となっている。

【ストーリー】
2018年。アポロ17号以来となる有人月面着陸プロジェクトによって月に送り込まれた黒人ファッションモデルのジェームズ・ワシントン(クリストファー・カービー)は、第二次世界大戦の敗戦から月の裏側に逃れてきたナチス・ドイツの残党たちによって拉致されてしまう。新総統コーツフライシュ(ウド・キア)のもと、地球帰還を目指していたナチスは、ワシントンが持っていたスマートフォンに衝撃を受け、地球潜入作戦を計画。彼らの技術を超越するスマホの演算能力があれば、最終兵器“神々の黄昏”号を完成させることができるのだ。かくして、ワシントンを案内役に、野心家の将校クラウス・アドラー(ゲッツ・オットー)、彼のフィアンセで美貌の地球学者レナーテ・リヒター(ユリア・ディーツェ)が円盤に乗って月を出発する・・・・。(以下長いので省略)

アイアン・スカイ23

【作品データ】
原題 Iron Sky
製作年 2012年
製作国 フィンランド ドイツ オーストラリア
配給 プレシディオ(協力 松竹)
上映時間 93分

【スタッフ】
監督 ティモ・ヴオレンソラ
脚本 ヨハンナ・シニサロ 、 マイケル・カレスニコ
原案 ヤルモ・プスカラ

【キャスト】
レナーテ・リヒター:  ユリア・ディーツェ
クラウス・アドラー:  ゴッツ・オット
ジェームズ・ワシントン: クリストファー・カービー
ヴィヴィアン・ワグナー: ペータ・サージェント
アメリカ合衆国大統領: ステファニー・ポール
リヒター博士: タイロ・プリュックナー
ウォルフガング・コーツフライシュ総統: ウド・キアー



アイアン・スカイ17

【マイレビュー】
最初からB級コメディー映画っぽい匂いを感じたが、割とよく出来たCGやストーリー展開にどっぷりとハマってしまい、最後まで一気に観れてしまった。思い起こせばなかなかの大作である。

製作国が「フィンランド」、「ドイツ」、「オーストラリア」という珍しい映画だった。
(フィンランドが作った映画だということがよくわかるシーンもあるのでお楽しみに)

この映画は中途半端な「R12指定」となっている。その理由は「ファッ○ユー」「サック・マイ・ディッ○」のような汚いスラング語が飛び交うアメリカの実態風刺とそれを日本語に訳したときの伝えがたいヒワイな表現が小学生に教育上よくないと判断した結果だろう。お色気シーンも無くは無いが僕らにしたらお約束程度。今どきの小学生にはアノぐらいはどうってこと無いんじゃない?大人が子供の目をふさぐほどのことでもない。

ところどころに世界大戦当時からの世界各国における力関係や国内事情を皮肉った会話が飛び交う。ヒーロー気取りの独善的なアメリカの態度やエネルギー資源をめぐる強欲さが「客観自虐的」に描かれていてそういう「風刺加減」も思わず膝を叩いてしまうほどでなんだかわからないけどとても面白かった。やはり世界から見たアメリカはああ見えてしまうのだろう。

アイアン・スカイ25

ストーリーに直接関係無いので特にユーモアがわかりやすいシーンをひとつふたつ紹介しよう。



シーン①  月から飛来した謎の飛行船の製造国を各国の首脳が疑心暗鬼で詮索するシーン。(ガヤガヤする世界各国首脳会議場、議長はアメリカ)

インド: 「わが国は誓って月とは関係ありません」
議長:  「じゃどこだ、日本か」
日本:  「違います」
議長:  「中国か」
中国:  「わが国のものでもありません」 
議長:  「じゃあ誰のものでも無いじゃん」
北朝鮮: 「発表します!
議長:  「北朝鮮、なにか?」
北朝鮮: 「UFOはわが国のものだ。親愛なる将軍様が自ら設計し組み立てられた・・・・
一同:   (一同ドッと大爆笑)
北朝鮮: 「何が可笑しいのですか!」
議長   「はいはい、北朝鮮さん。座ってください。」
--------------------------------------------------------

シーン②  月にエネルギー資源があることを発見しそれを世界に隠しそのために再び月面探査をしたことを各国首脳に見抜かれたときの女性アメリカ大統領の開き直りの一言。
「よ~く聞きなさい。月の土地はアメリカのものなの。だって星条旗が立ってるじゃない!」



①は、世界(ではなくむしろ国内)へ発信する北朝鮮の将軍崇拝をパロディ化したもの。本当にとても上手い。
②は、かつてのアメリカのオクラホマあたりのアメリカ開拓史を知れば知るほど上手い風刺である。アポロ11号着陸時に立てた星条旗。西部開拓地時代、たとえ移民であっても旗を立てたものがその土地の所有者となった当時の思考回路を皮肉った表現である。あの頭の悪いブッシュ時代の副大統領候補サラ・ペイリンを思わせる女性大統領の失言の数々は観るものの知識と相まって高尚な笑いを誘う。

他にも「宇宙条約」を破った国に対するとっちらかった発言の応酬やジョージブッシュのように「戦争を指揮した大統領が必ず再選する」というアメリカの大統領選挙史ジンクス、戦争大好きでとにかく相手をすべてテロリストと決め付け快感を貪るように一方的に攻撃をするところなどなど…。アメリカを徹底的に皮肉った面白い会話がポンポン飛び交うのでぜひお聞き逃がし無く。

アイアン・スカイ20

物語は奇抜でコミカルな展開もあるので到底シリアス性に欠けるがこの映画ではそこはあまり問題じゃない。映像などしっかりとした技術に裏打ちされていてしかもとても丁寧かつ精細に作られていて、CGや特撮部分など相当な技術とお金を掛けた大作である。そして何よりもパロディや風刺、皮肉に満ちた表現力に脱帽する。

一言で言えばこれは『アメリカ以外の国が創ったアメリカ映画』である。客観的に観ればアメリカという国は「そういう体質ですよ」と診断してくれている。この映画でアメリカが学ぶべき点はいくつもあると思う。

ハリウッド俳優は1人も出ていないがとても楽しく素晴らしい★映画なので、皆様も是非ご覧あれ。
DVDレンタル派なら今回はあえて「日本語吹替版」のほうが面白く観られるかもしれないよ。

アイアン・スカイ10


★★ゴースト・スクール

ゴースト18

ゴースト・スクール
2013年9月7日(土)公開

【作品情報】
幽霊と会話できる教師が、学校に居座る不良生徒の亡霊を卒業させるべく奮闘する姿を描くホラーコメディ。監督は、「最終爆笑計画」のハビエル・ルイス・カルデラ。出演は、「マルティナのむ街」のラウル・アレバロ、「最終爆笑計画」のアレクサンドラ・ヒメネス、「シャッター ラビリンス」のジャヴァイア・ゴンザレス。

【ストーリー】
学校教師のモデスト(ラウル・アレバロ)は、幽霊が見えて話もできる能力のせいで、勤めた学校を次々とクビになっていた。しかし、新しく赴任した学校には5人の不良生徒の亡霊が居座り、学校を荒れさせていた。モデストは能力を使って彼らを卒業させ、学校を元の状態に戻すことに。しかし、この生徒たちには学校を離れられない事情があった。モデストは彼らに協力し、卒業を目指して奮闘する……。

ゴースト08


【作品データ】
原題 PROMOCION FANTASMA
製作年 2012年
製作国 スペイン
配給 エスパース・サロウ
上映時間 101分

【スタッフ】
監督 ハビエル・ルイス・カルデラ
脚本 クリストバル・ガリード 、 アドルフォ・バロール
製作 フェルナンド・ボヴァイラ 、 シモン・デサンティアゴ 、 サンドラ・ヘルミダ 、

【キャスト】
モデスト: ラウル・アレバロ
ティナ: アレクサンドラ・ヒメネス
ピンクフロイド: ハビエル・ボダロ
アンヘラ: アンナ・カスティロ
マリヴィ: アンドレア・デュロ
エルサ: アウラ・ガリド
ダニー: アレックス・マルニー
ホルヘ: ハイメ・オリアス
オテギ: カルロス・アレセス
マヌエラ: シルヴィア・アブリル



ゴースト21

【マイレビュー】
スペイン映画と言うのは本当に質が良い。この映画はゴーストとなった5人の生徒達の心残りを解消し天国へ導く高校教師のお話。ストーリーも奇想天外でそれがコメディータッチで描かれていてとても秀逸だった。

ゴースト26

この生徒エルサ役のアウラ・ガリドは同じスペイン映画「ロスト・ボディ」にも出演していて僕がずっと気になっていた女優さんである。あまり他の女優さんには無い独特の雰囲気を持っている。
この映画では在学中の生徒役でゴーストとなった男子生徒ホルヘ(ハイメ・オリアス)に恋をして彼のいる天国に行こうと自殺を図る。

ゴースト23

スペイン俳優なのであまり世界的に有名とまではいかないが、役者がみんなとても素晴らしい。生徒たちは皆可愛く、学校経営の校長先生や教育委員会、PTAの確執もしっかり描かれていてそのあたりは日本の教育システムにも共通していてとてもわかりやすい。
レンタルDVDが出ているみたいだが、それでしかチェックできないのがとても残念だ。

ゴーストとなった生徒達の共通する心残りとは何なのか。それを解き明かしてゆく過程もよく出来ている。
とにかくものすごく面白いので一度是非ご覧いただきたいオススメ映画である。

ゴースト24

●ザ・マン・フロム・アース The Man From Earth

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【作品情報】
日本未公開作品。「スター・トレック」シリーズ第39話『イオン嵐の恐怖』の作者ジェローム・ビクスビーの遺作を映画化した異色のSFドラマ。

【ストーリー】
アメリカ郊外の一軒家、そこの住人である大学教授ジョン・オールドマンがひとりで引越し作業をしているところに突然同僚の大学教授達が集まってくる。ハリー(生物学者)、エディス(信仰心の厚い教授)、ダン(文化人類学者)、サンディ(歴史学者)、アート(考古学者)とその生徒リンダの6人だ。彼がずいぶん急に引越しを決めたので押しかけて引っ越し祝いをすることになったのだ。ジョンがあまり友人達には来て欲しくなかったのは、いろいろと事情を詮索されるのがイヤだったのだ。更にジョンの持ち物の中にはゴッホの絵画にそっくりな絵、本物の石器などミステリアスなものが含まれている事に気づき、案の定彼らの質問攻めが始まる。「今までも10年サイクルで環境を変えてきた。それが一番いいんだ。」その答えに納得がいかない友人達は今度は自分達の専門分野に関する質問をどんどんジョンにぶつけてくる。やがてしぶしぶと切り出して語り始めてゆくのだが、その内容は到底信じることが出来ない突拍子も無いものだった。やがてその内容の異常さを相談したウィル(心理学者)が到着し、さらに事態が混乱してゆく。

the man from earth08

【作品データ】
原題:The Man From Earth
製作国:アメリカ
公開:2007年
日本未公開

【スタッフ】
監督:リチャード・シェンクマン
原作:ジェローム・ビクスビー

【キャスト】
ジョン・ビリングスレイ
デヴィット・リー・スミス
トニー・トッド
エレン・クロフォード
アニカ・ピーターソン
ウィリアム・カット
アレクシス・ソープ


the man from earth07

【マイレビュー】
この作品も日本未公開映画だった。
「EARTH」の前に「The」がつかないことで「地球から来た男」にはならない。このあたりの作者の微妙な表現方法も少し考えてみると面白い。日本語にしたときは「ずっと地球にいる男」という意味のほうがニュアンス的には近いんじゃないかな。

この映画を高く評価している人もいたが、僕はそんなに良い映画とは思わなかった。多分僕自身の想像力の欠如だと思う。
もしその場に僕がいたら話を信じたかも知れないし、一晩や二晩のだけじゃ足りないくらいもっともっと訊きたいことばかりだ。結局は映画としてケツカッチン的にあれもこれも話が中途半端で終わっちゃった。彼ぐらいになれば環境の変化から今後未来がどうなるのかがわかるはずだし、それを踏まえたうえで長期計画(?)として彼がこれからどうするのかそれも知りたかった。

ふむふむ、そう考えると僕自身もこの映画にどっぷりと嵌ってしまったのかもしれない。

ジョンの話を彼らのほとんどは「作り話や冗談」だと思って帰っていったかもしれないが、彼らのその「納得感」すら僕には理解できないと思った。自分の頭が整理できるまでの時間があの短い間で完結し結論付けられるはずが無いって思った。それに頭でしか理解できない学者や科学者が集まった空間に、一人の生徒が眼を輝かせて彼の話を聞いていたから彼の救いになるのかと思いきや、結局は彼女も信じ切れていなかったことがちょっと残念だった。

the man from earth09

この映画は部屋の中でのみんなの会話がすべてで、スタッフや役者のギャラとロケ地の借用費ぐらいで特殊効果とか他に何も無いから編集も楽でかなり低予算で出来た作品だと思う。「十二人の怒れる男」のようにほぼ一空間完結型の映画だった。
こちら側の想像力を試される作品である。僕には一つ一つの状況はわかるけれど、時代を超えて行きつづけて来た男としては体中が傷跡だらけのはずだしそのへん進化しすぎのような気がする。まあこの貧困な想像力ではそこまで追いついてゆけない。だから僕は『映画として観るよりも小説で読んで一つ一つじっくりと思い描いてみたい』と思った。だから僕の映画としての評価は及第点で「●」である。

ただ最後のシーンは少しだけホロリとくる。それだけが彼らの「救い」でもあったし、僕らに与えてくれた「解決」だったような気がする。

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●チャーリーとパパの飛行機 L'Avion

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MovieWalkerより抜粋
2007年9月1日(土)公開

【作品情報】
「ロベルト・スッコ」の鬼才セドリック・カーン監督の最新作はコミックにヒントを得た愛と感動のファンタジー。子役のロメオ・ボツァリスのかわいらしい表情が涙を誘う。

【ストーリー】
チャーリー(ロメオ・ボツァリス)へのクリスマスプレゼントは、大好きなパパのピエール(ヴァンサン・ランドン)が何日もかけて作った模型の飛行機だった。しかし自転車が欲しかったチャーリーは何の変哲も無い飛行機のプレゼントにとても不満だった。しかしその数日後、パパは事故にあってこの世を去ってしまう。ママはすっかり落ち込み、チャーリーはパパの最後のプレゼントの飛行機をそっと抱きしめて眠った。翌朝、目が覚めたら飛行機は、チャーリーには手が届かないはずなのに、いつのまにかパパが置いた場所に戻っていた。喪が明けてママは仕事に戻り、チャーリーもあの飛行機と一緒に、学校に再び通いはじめた。クラスで皆が飛行機にいたずらしようとすると、飛行機はひとりでに床を滑り出し、チャーリーのもとへ戻った。さらに家に帰って飛行機に話しかけると、まるで生きているように赤く点滅し、優雅に滑空するのだった。ママが仕事に出かけヘルパーが来て掃除をしている間に飛行機でいたずらを仕掛けたりする。そしてパパがいる天国に行ってみたいと思いチャーリーは屋根のてっぺんに上りそこから飛行機に乗って飛ぼうとするが・・・。

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【作品データ】
原題 L'AVION
製作年 2004年
製作国 フランス
配給 ワイズポリシー
上映時間 100分

【スタッフ】
監督 セドリック・カーン
脚本 セドリック・カーン 、 イスマエル・フェルーキ 他
原作 マグダ・セロン 、 ドゥニ・ラピエール

【キャスト】
チャーリー: ロメオ・ブツァリス
カトリーヌ:  イザベル・カレー
ピエール: ヴァンサン・ランドン
グザビエ: ニコラ・ブアンソ
メルセデス: アリシア・ジェマイ



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【マイレビュー】
ストーリーはとてもよかったと思う。ただ大人より子供向けのファンタジック映画だと思った。
作品として評価すると脚本、脚色、人物描写、伏線などいろんな箇所がB級映画っぽくて雑だった。

ほとんどの人がそうだと思うけど「チャーリーと○○○○」と聞くと「チョコレート工場」のほうがピンとくるし、そういう面では主人公の名をフランス語の発音っぽく「シャーリーとパパの飛行機」とかにしたほうが良かったかもしれない。本当は「パパの飛行機」だけでも良かったのに、配給会社はいつも有名映画のタイトルを適度にパクる便乗商法が常套手段だ。そういう「一枚咬ませて」的で商魂が見え透いちゃってるやり方は僕はどうも好かん。

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フランスの田舎の田園風景がすごく良かった。空気も綺麗そうな場所で、なだらかな緑の丘は観ていて癒される。
フランスの田舎って本当に美しい。
チャーリーはそれはそれは可愛らしい。純真無垢な7~8歳の子どもだった。撮影の途中でもしかしたら前歯が抜けちゃってる?映画の初めと終わりでちょっと表情が違っているように感じたが僕の気のせいかもしれない。

大好きな父親に伝えたいことがあると言ってたそんな可愛い彼が発した最後の言葉でうかつにも泣いてしまった。
「自転車欲しい」とか言っちゃったらどうしようと思ってハラハラしたが。


適度に大人のエゴを絡ませたストーリーだったが、パパがいた研究所、そこがなんの研究施設なのか、結局その飛行機はパパの何だったのか、そこでパパは何をやっててどんな事故に遭い、どんな秘密があったのか。何も明かされなかったし家から出てきた日記帳でも全然解決していない。それに連中の悪だくみは果たして何だったのかすら分からなかった。そういう重要と見せかけた伏線、それが何だったのかを子どもに訊かれても大人も答えようが無いのだ。

だから子どもと一緒に観てもいいけど、子どもに訊かれる質問を想定しその答を準備しておくためにも、親が最初に一度見ておく必要があるね(笑)。

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★★ウォーター・ホース

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MovieWalkerより
2008年2月1日(金)公開

【作品情報】
ネス湖のネッシーの伝説物語。
「ロード・オブ・ザ・リング」の製作陣が放つ、心温まるファンタジー。ヨーロッパ中が戦火に包まれた暗い時代を背景に、幼い少年と伝説の生き物の強い絆を描き、感動を呼ぶ。

【ストーリー】
第二次世界大戦の真っ只中。アンガス・マクマロウ(アレックス・エテル)は、戦地へ行ったまま音信不通の父の帰りをひたすら待っていた。神話と伝説が息づき、美しい森と湖に囲まれたスコットランドの村で、母のアン(エミリー・ワトソン)と姉の3人で暮らしているアンガスだが、父のいない寂しさは誰にも埋めることはできなかった。ある日、アンガスはネス湖で青く光る卵を見つけて、秘かに持ち帰る。そこから生まれてきた生き物にアンガスは“クルーソー”と名付け、毎日のように食べ物を与えるのだった。やがて、イギリス軍が押し寄せ、マクマロウ家の広い屋敷が、ハミルトン大尉(デヴィッド・モリッシー)を始めとする将校たちの宿舎となる。ネス湖が注ぐ海に出没するナチの潜水艦を撃退するのが目的らしい。そんな中、成長したクルーソーは屋敷を駆け回り、姉や下働きとして雇われているモーブリー(ベン・チャプリン)に見つかってしまう。クルーソーは、ケルト人の古い伝説に出てくる“ウォーター・ホース”であり、すぐにネス湖に放すべきだと、モーブリーはアンガスに忠告する。最初は嫌がっていたアンガスであったが、一晩ごとに成長するクルーソーの姿を見て渋々承諾するのだった。

【作品データ】
原題 The Water Horse: Legend of the Deep
製作年 2007年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
上映時間 112分

【スタッフ】
監督 ジェイ・ラッセル
脚本 ロバート・ネルソン・ジェイコブス
原作 ディック・キング=スミス

【キャスト】
アン・マクマロウ:  エミリー・ワトソン
アンガス・マクマロウ:  アレックス・エテル
ルイス・モーブリー:  ベン・チャップリン
ハミルトン大尉:  デイヴィッド・モリッセー


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【マイレビュー】

のどに引っかかっていてずっと取れなかった魚の骨がやっと取れたような気が今してる。
以前から紹介したい映画がまだ他にあるのにそれが何だったか思い出せずにいた。たとえば痒いところはあるけど、それがどこか分からない時のような変な感じだった。
それがこの映画「ウォーターホース」である。

ネス湖のネッシーはご存知だろうか。
目撃者もたくさんいるし、たぶん本当にいたのだと思う。
だが有名なこの「ネッシーの写真」は捏造したものであることが以前から明らかになっている。
こんなインチキ写真を撮った理由もこの映画の中で紹介している。

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こんな風に↓  (笑)

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この映画をジャンル分けしたときには「ファンタジー」映画になるかな。
3歳児からおじいちゃんおばあちゃん大人まで幅広い年代で楽しめる映画だと思う。

戦争という時代背景が絡んでいるのでとても内容に深みもある。
ロシアの潜水艦を迎え撃つために最前線である自然豊かなスコットランドの丘に大砲を設置する。そういう物々しさと対照的に眼下に広がる静かなネス湖という反比例的な要素が絡んでいて単なるファンタジー映画とは違った緊迫感がある。そしてCGと実写を違和感なく融和した綺麗な映像美がある。

卵から孵化させたクルーソーという珍獣とアンガス少年の友情物語がメインとなるが、厳しい母親とやさしい姉、それに良き理解者である父親代わりの使用人のルイスと少年を含むマクマロウ家族のちょっぴり切ない愛情物語もホロリとさせる部分だ。

「夕食の団欒の後、家族でこの映画をお楽しみください。」
ちっちゃなお子さんでも3~4歳ぐらいなら興味深く観られると思いますよ。

特に家族にオススメの映画である。

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★センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島

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WikiPediaより
【作品情報】
『センター・オブ・ジ・アース2 神秘の島』(原題: Journey 2: The Mysterious Island)は、2012年のアメリカ合衆国の冒険ファンタジー映画。2008年の映画『センター・オブ・ジ・アース』の続編である。ジュール・ヴェルヌの『神秘の島』などに題材を得た3D映画。

【ストーリー】
地底での大冒険から4年が経ち、トレバーの甥のショーンは17歳になった。そんなある日、彼の祖父のアレクサンダーから無線で謎のメッセージが届いた。ショーンは無線のメッセージが示す、ジュール・ヴェルヌが描いた『神秘の島』へ行こうとするが、義理の父親のハンクも冒険に同行することに。そして二人はガイドのガバチョと、彼の娘・カイラニと共に島へ出発。島にたどり着いたショーンたちはアレクサンダーと再会するが、島はあと数日で沈没してしまうという事実を知るのだった。

【作品データ】
原題:Journey 2: The Mysterious Island
ニュー・ライン・シネマ
配給 ワーナー・ブラザーズ
公開 アメリカ:2012年2月10日
日本: 2012年3月31日
上映時間 94分

【スタッフ】
監督 ブラッド・ペイトン
脚本 マーク・ガン,ブライアン・ガン
原案 マーク・ガン,ブライアン・ガン,リチャード・オウテン

【キャスト】
ハンク・パーソンズ:ドウェイン・ジョンソン
ショーン・アンダーソン:ジョシュ・ハッチャーソン
カイラニ:ヴァネッサ・ハジェンズ
アレキサンダー:マイケル・ケイン
ガバチョ:ルイス・ガスマン


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【マイレビュー】
言わずと知れた冒険ファンタジー映画である。
今回は完全に3Dメインで作られていた。観たのは2Dだがそれでもかなり迫力があった。

1作目は設定が地底なので圧迫感というか閉塞感があったが、2作目は島であるため窮屈でなかったのがよかったし、ガバチョ(ルイス・ガスマン)というメキシコ系キャラを起用することで、かなりコメディー要素溢れる冒険映画になっていて楽しめた。
主役がハンク(ドウェイン・ジョンソン)なのかショーン(ジョシュ・ハッチャーソン)なのかちょっと難しいところだが、1作目からの話の流れなら17歳の少年ショーンになるかな。
1作目はまだ子供だったが、今回はガバチョの娘カイラニとの恋のシーンもあり良い若者になった。

17歳のショーンがその義父との絆を深めて行く過程と、ガバチョ父娘の関係もうまくストーリーに絡んでいて面白かった。
ショーンがかまいすぎる義父ハンクへの不満をカイラニにぶつけたとき、
「うちもそう。でも無関心の親よりずっとマシよ。」
となだめるシーンには素直にうなずけた。

またハンクがウクレレで「What a wonderful world」を実際に弾き語りしたシーンはあまりの上手さに感動した。

島や海中・空中と、躍動感があり映像美も鮮やかで1作目よりはるかに出来が良かったと思う。

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★チャーリーとチョコレート工場

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MovieWalkerより【作品情報】
ティム・バートン監督&ジョニー・デップ主演のファンタジー。風変わりな案内人の手引きによる、子供たちのチョコレート工場見学ツアーの模様を毒気たっぷりにつづる。

【ストーリー】
チャーリー少年(フレディー・ハイモア)は、失業中の父(ノア・テイラー)と母(ヘレナ・ボナム=カーター)、そして祖父母がふた組の、極度に貧乏な家で、けなげに明るく暮らしていた。ある時、家のすぐそばにある世界一のチョコレート工場の主、ウィリー・ウォンカ氏(ジョニー・デップ)が、幸運な5人の子供たちに工場内を見学する許可を与える声明を発表。ウォンカ製のチョコレートに入ったゴールデンチケットを引き当てたのは、肥満少年のグループ(フィリップ・ウィーグラッツ)、富豪のわがまま娘ヴェルーカ(ジュリア・ウィンター)、賞獲り少女のヴァイオレット(アナソフィア・ロブ)、ゲームおたくの少年マイク(ジョーダン・フライ)。そして最後の1枚がチャーリーの手元に転がりこんだ。工場見学の日、かつてウォンカ工場で働いていたジョーおじいちゃん(デイヴィッド・ケリー)に付き添われたチャーリーと、4組の親子を迎えたのは、15年も工場に引きこもっていたウォンカ氏その人。彼に導かれ、一同は不思議な工場の中の世界を案内される・・・・・。

【スタッフ】
監督 ティム・バートン
脚本 ジョン・オーガスト
原作 ロアルド・ダール

【キャスト】
Willy Wonka ジョニー・デップ
Charlie Bucket フレディ・ハイモア
Grandpa Joe デヴィッド・ケリー



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【マイレビュー】
現実離れした映画はあまり観ない。古くは王道の「ネバー・エンディング・ストーリー」とか、「トイ・ストーリー」などのデフォルテ系アニメ、魔法系「ハリーポッター」シリーズなどなど、こういう空想や幻想や童話、伝説的なファンタジック映画を僕はほとんど観ない。
この「チャーリーとチョコレート工場」についても同様で、僕の好きな映画のジャンルではないが、暇に任せて観てみた。いやいや、ファンタジー映画ではあるがよく出来てた。

また、ジョニー・デップはやっぱりすごい役者だ。あんな役柄でもいつも翳りを秘めている。そんなところが男が見てもセクシーに思える部分なんだろう。

それにチャーリー。とっても良い子である。貧しくとも愛情溢れる家族に囲まれて心の豊かな子は育つし、生活もとても楽しいものだ。それは真実だと思った。一年に一度の誕生日にしかお菓子を買ってもらえない。それでも十分なのである。

僕が一番印象に残ったシーンとセリフがある。
ゴールデンチケットを引き当てて帰ってきたチャーリーが、
「このチケットを500ドルで買ってくれるって人がいた。もっと出す人だっているはずだ。僕んちにはお金のほうが必要でしょ。」
それを聴いていたおじいさんがチャーリーに言って聞かせるセリフだ。
「チャーリー、金は世の中に山ほどある。毎日印刷されているぐらいだ。だがこのチケットはこの広い世界ににたった5枚しかない。二度と手に入らん。そこらじゅうにいくらでもある金のためにそれをあきらめるのはバカだ。おまえはそのバカなのか。」

このセリフはとても素晴らしい。僕にとっても衝撃的だった。
お金で何もかも手に入ると思っている人が世の中にものすごく多い、それはとても悲しいことだが、反面そういう現実も一理ある。でもそういう大人のエゴなんかより、小さな子供達の夢や希望を一番大事にできるような、こんな気の利いたセリフがサラッと言える粋な爺さんに僕もなりたいと思った。

このセリフを聴いただけで、その後の展開も含めこの映画のすべてが素晴らしく思えた。

僕にとっても’貴重な’ファンタジー秀逸映画になった。

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★エリジウム ELYSIUM

エリジウム3

【作品情報:MovieWalkerより】
『第9地区』で南アフリカを舞台にエビ型エイリアンと人類の戦いを描いた、ニール・ブロンカンプ監督が、マット・デイモンを主演に迎えて描くSFアクション。富裕層はスペース・コロニーに、貧困層は地球に住む近未来を舞台に、余命5日を宣告された男が、永遠の命を手に入れるべく、命の危険にさらされながら戦いに挑む姿を映し出す。

【ストーリー:MovieWalkerより】
2154年。限られた富裕層の者たちは汚れを排除したスペースコロニー“エリジウム”に、その他の者たちは地球に住んでいた。人口過密となった地球は荒廃しきり、犯罪と貧困がはびこっていた。マックス(マット・デイモン)も犯罪に手を染めては留置所送りになっていたが、この繰り返しを断ち切るべくアーマダイン社の工場で働き始め、組立ラインに従事する。更生したかに見えたある日、事故が彼を変える。なんとしてでもエリジウムに行かなければならない理由のできたマックスは潜入を試みるが、彼の前に、不法入国者からエリジウムを守るデラコート高官(ジョディ・フォスター)が立ちはだかる……。



エリジウム

【感想】
150年後の未来の地球と地球の衛星「エリジウム」を描いたもの。まず150年ではありえない光景だなぁ。エリジウムを取り巻く環境や宇宙映像がとても綺麗で幻想的だった。その綺麗なエリジウムとは対照的に、人口過多となった地球環境の荒廃ぶり(たぶんメキシコあたりの実際の光景)が見事に描かれていたと思う。そこには人間の数々の陰謀が渦巻いている。エリジウム側による地球の危険分子への空爆のシーンなど、実際にありえないにもかかわらず、ものすごくリアリティーたっぷりに描かれている。

主演のマット・デイモンがロボコップかターミネーターのような装備を付けてエリジウムの陰謀と戦う。後頭部に埋め込んだ装置をもとに体が動くシステムである。

この手のストーリーの映画はいくつか存在し、僕もこのカテゴリーで他の映画も紹介した。
富裕層と貧困層の格差問題や差別、人口増加や環境破壊をテーマにして、それを宇宙空間で未来化した映画だ。
このストーリーの特徴としては、『富裕層には「老い」や「病気」が存在しない』ということだ。そこに争いが生じる・・・。これ以上はネタバレになるので伏せておく。
マット・デイモンはこの映画では気合も入っていて、実際にスキンヘッドにしている。

彼、マット・デイモンはバリバリの色男でもないが、僕がいちばん好きな役者だ。いまやハリウッドでナンバーワンのアクターだろう。
それになんでも出来る役者だ。役柄的にはいつもトム・クルーズとかぶってしまうが、彼に比べるとマット・デイモンのほうが遥かに人間くさく、粗野だが心根が優しく感じ、しかも男らしく、逆にとてもかっこよく思えるから不思議だ。
実際の彼はハーバード卒の相当なエリートだが、庶民にとても近い感じがする。
エリジウム7
筋肉も素晴らしい。この映画でスタローンやシュワちゃんの映画なら無理なくこなせることが分かった。
まあ、今のままでニコラス・ケイジ主役の映画なら多分何でもこなせるだろうが、トム・ハンクスやジョニー・デップの主演するような、ちょっとキュートで素っ頓狂な役柄の映画は、まだ踏み入れたことが無い領域だと思う。

これからも彼の映画が楽しみだ。


【余談】
最近特にハリウッド映画の特徴として、ところどころに『和のテイスト』を盛り込んでくることがある。
最近観た「ウルヴァリン」でも突っ込みどころ満載の「和テイスト」だったが、よく日本のことを知りもしないくせにイメージだけでやろうとするから侍も忍者も陳腐な感じになっちゃう。
この映画でもそう、何でそこに和テイストかなぁって。
最後のワルモノとの決闘シーンである。
渡り廊下のような空間の両サイドに ”桜のような” 木が植えて(?)ある。それが桃か紅梅のようなピンク色で明らかに桜じゃない。それでも決闘中に桜吹雪が舞うのである。そのうえワルモノの背中には日本刀である。本来忍者刀と日本刀は全く違うもの。日本刀を背中に差すと長くて抜けない。忍者刀は短くて直線なのだ。日本刀のように湾曲していないのだ。あれは背中に差して使うものじゃない。そういう「中途半端な知識」を「適当に盛り込む」ところなど、最近のハリウッド映画は特に顕著である。ぜったい日本をコケにしてる?って思ってしまう。そのシーンが↓これだ。

エリジウム8

✖宇宙戦争 War of the World

宇宙戦争7

ストーリー(MovieWalkerより転載)
アメリカ東部のある町。その異変は突然起こった。雲ひとつない晴天だったのが、何の予兆もなく天候は崩れ、強風がうなり声をあげる。上空では激しい稲光が交錯し、その一つは地上にまで達した。やがて大地は揺れ、禍々しくも、邪悪な裂け目がその表面を覆った。その場に居合わせた労働者のレイ(トム・クルーズ)は、自分たちに襲いかからんとする“何者か”の存在を敏感に感じとり、別れた妻との間の二人の子供、息子のロビー(ジャスティン・チャットウィン)と幼い娘レイチェル(ダコタ・ファニング)の元へと急ぐ。そして彼は知る。次々と起きた不可思議な超常現象が、更に想像を超えた形へと変化し、世界の16ヶ国で同時に人々に襲い掛かってきたことを。平和な時は一転して失われ、世界中の人々の心は恐怖で満ちあふれた。今、人類が未だかつて想像すらし得なかった“侵略者”たちが操る巨大な“トライポッド”が、人類の前にその姿を現すのだった。侵略者たちの前に戦う術を持たない無力な人間たち、世界中で難民と化す無数の人々、極限の恐怖が全世界に広がり、地球のかつての支配者を追い詰めていく。愛するものが次々と消えていくとき、人類に残されたのは愛と勇気だけだった。



宇宙戦争8

【作品を見た感想】
う~~ん、このテの映画にはトム・クルーズという役者ははっきり言って向いてない。『ミッション・インポッシブル』『オブリビオン』はまだいい。こういうどこにでもいそうな一般市民の役には不向きの俳優だということだ。もったいないっていうか、これだけ壊しまくる莫大なお金を掛けた映画はそれだけで十分である。だから彼を出す意味が分からない。また特別な能力があるでもなく、ただ家族を守るだけの役には他にいくらでも優れた俳優がいるはずだって思う。

しかし、この映画のストーリーはかなり陳腐である。突っ込みどころも満載である。
リメイク版なのだが、読んでもいない原作を陳腐と言っているわけじゃない。本当はもっと内容があったはずなのに、カットしちゃいけないシーンをものすごくカットしてるんじゃないかな。

最初のほうの雷雲が迫る不気味なシーンまではよかった。CGはまあまあだったが、民衆の集団的行動にパニック感が皆無だったし、宇宙人が攻めてくる場所ばかりを選んで逃げている。その辺が出来栄えとしてCGとのバランスの悪さを浮き彫りにしている。何の戦闘手段も無いのに宇宙人のいるほうへ向かって行ったりする長男のわけの分からない行動にはイライラもした。それに妹役の女の子の悲鳴が本当にうるさく感じたし、どこかの田舎の地下室に逃げ込んだあとの、その家の主との話や行動、その後の展開など、このストーリーの中で何を伝えたかった部分なのかさっぱり分からない。

この映画の「おすすめ度」は5点満点で1点がいいところだ。本来このブログに載せるべき映画じゃない。スピルバーグだからとか、お金を掛ければいい映画が出来るなんて神話は完全に否定されたと思う。反面教師的にひとつの悪例を紹介したに過ぎない。


▲ザ・ホスト The HOST

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寄生的なエイリアンの魂(ソウル)がメラニー・ストライダー(シアーシャ・ローナン)の体内に注入されてしまう。しかし地球を乗っ取るという種族のミッションを追行するどころか、ワンダという女の宿主と絆を結び他の人間を解放する手助けをすることになる。人間の身体を乗っ取り、精神を消去してしまうことができる宇宙人たちにより人類の危機が迫ったとき、この危険な新世界の中で、メラニーは愛する者たちのために自らの命を危険にさらしてまで抵抗し、愛が勝つことを証明する。



僕の大好きな女優「シアーシャ・ローナン」主演の映画である。
2つの違う感性の女性の精神を持つワンダを演じる。互いに共存し、肉体をつかさどるが、常に頭の中での葛藤がある。2人の男とかわるがわるキスをするシーンが多く、”浮気女”みたいな感じの成り行きになるのがシアーシャファンの僕にしたらちょっとやりすぎじゃん?と思ってしまった。

アメリカの広大な砂漠での雄大な岩山などを背景に、ロマンティックな映像に仕上がっている。

海外で人気がある3部作小説の映画化だったのだが、未来型SFストーリーとしては奇抜性が欠けており、配役全体に個性描写が無さ過ぎる気がした。
この辺は映像段階での問題だろうか。原作は読んでないのでわからない。
ハラハラ感も無く、地球規模の壮大なテーマにしては、こじんまりとした感じで、ただただファンタジックにストーリーは進んでゆく。

映画の内容(ストーリー)は僕としては、イマイチ評価だけど、シアーシャ・ローナンはどんどん綺麗になってゆくし、色気も出てきてすごくいい女優さんになっている。
ハリウッド女優の中で透明感No.1女優だと思う。
華奢な体つきだが、役柄としてはこういう芯が強く純粋な女性を演じさせたらピカイチだと思う。


僕が観た彼女の映画としては4本目だが、うち3本をこのブログで紹介している。

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★アジャストメント The Adjustment Bureau

ADJUSTMENT BUREAUアジャストメント


【作品情報】
人気SF作家フィリップ・K・ディックの短編小説を、マット・デイモン主演で映画化したサスペンス・アクション。なにげない日々の出来事もすべてが謎の集団“運命調整局”によって操作されているという奇妙な世界で、その事に気付き、誰にも支配されない運命を手に入れようと奔走する男の姿を描き出す。

原題 THE ADJUSTMENT BUREAU
製作年 2011年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
上映時間 106分

【ストーリー】
選挙で敗れた上院議員候補デヴィッド・ノリス(マット・デイモン)。敗戦会見の準備をしていた彼は、見知らぬ女性エリース(エミリー・ブラント)と出会い、たちまち意気投合する。さらに、会見を無事に切り抜けたデヴィッドは全米一のベンチャー企業に役員として迎えられ、次回上院選の有力候補として再浮上する。だが、そんな彼の行動を逐一モニターする謎の集団があった。社会の裏で超人的な能力を駆使して、人間の運命を操作する運命調整局のエージェントたちだった。その1人、ハリー(アンソニー・マッキー)は、出勤するデヴィッドがバスを乗り過ごすように操作を試みるが、手違いから失敗。バスに乗り込んだデヴィッドは車内でエリースと再会し、彼女の携帯番号が書かれたメモを手に入れる。出社したデヴィッドは、調整局から派遣された干渉班が社員の意識改変を実施する現場に遭遇し、捕えられてしまう。エリースとは2度と会わないようデヴィッドに忠告したエージェントたちは、携帯番号のメモを燃やす。さらに、調整局の背後にはすべての運命を司る“チェアマン”の存在が……。それから3年。デヴィッドはエリースと偶然再会。それを知って2人を引き離そうと様々な策を講じる調整局。繰り返し再会する彼らに疑問を持ったリチャードソン(ジョン・スラッテリー)は、2人を調査。過去に2度も結ばれる運命にあった2人が、その運命に引きずられて互いに呼び合っていたことが明らかになる。一方、デヴィッドの元には調整局が派遣した“ハンマー”の異名を持つトンプソン(テレンス・スタンプ)が現れ、彼が政治家になった理由は真のリーダーとして人類を統率させるためだったと説明。さらに、これ以上エリースと接触すると、彼女のダンサーとしての夢も消えると告げる。選択を迫られたデヴィッド。果たして彼はどのような決断を下すのか……?


アジャストメント1

「人には決められた運命がある」
筋書き通りの人生を歩むように、人々の歩む道筋を常に監視をし、調整している時空の介在人が存在する・・・・・そういう映画である。SFではあるのだが、恋愛映画でもある。

何の予備知識も無く観たこの映画だが、冒頭部分約30分間は、なんだかわけがわからず物語が進行する。僕も、主人公のデヴィットもだ。

あのとき・・人生の岐路で選択肢を変えていたらどうなっていただろうか・・と、自らの人生を振り返ることは誰にもあるだろう。夢に向かって突き進んだことや、逆に無為に過ごしてきた時間もあるだろう。

この映画のすばらしさはその決められた運命を逸脱してでも、「自ら選んだ道を突き進むべし」という人生のあり方を示している。またそれも「運命」に違いないのだが。

マット・デーモンの演技も素晴らしい。何でもこなせるとても器用な役者だと思う。日本の俳優で言えば「香川照之」さんだろうな。「グッド・ウィル・ハンティング」からとても好きな役者だ。
共演のエミリー・ブラントもとてもチャーミングでしかも妖艶で美しい。

ぜひ観て欲しい秀逸な映画である。



★タイムトラベラー 戦場に舞い降りた少年 AN ANGEL FOR MAY

タイムトラベラー 戦場に舞い降りた少年3

Story : 廃屋の壁を抜けて戦時中のイギリスの街にタイムスリップしてしまったいじめられっこの少年と、彼が出会う不思議な少女との友情を描いた、メルヴィン・バージェス原作のSFファンタジー大作!ある日、母親と衝突したトムは思わず嵐の中、家を飛び出し廃屋へと迷い込む。雷に打たれたかと思った瞬間、トムは廃屋の壁をすり抜け、なぜか第二次大戦中の1940年代へとタイムスリップしてしまうのだが…。



この映画は、お金がさほどかかっていない。
だが、ものすごくいい映画だと思う。

物語はありふれたタイムスリップものなのだが、そのストーリーはファンタジックというより、むしろヒューマンドラマに近い。
1940年のイギリスの田舎町に落とされた爆撃によって、廃墟となったレンガの家に、いじめられて逃げ込んだトム(トム・ウィルキンソン)は突然の雨と雷を避けるため、古い暖炉の壁に寄りかかると、1940年の戦時中にタイムスリップする。そこで出会った女の子メイ(ジュリー・コックス)と知り合い、傷ついた心を癒し、戦時中に寄り添ってできた家族の一員となり、トム自身も成長してゆく。

ネタばれ的になってしまうからもう言わない。
要するにそんなドラマなのだが、最後には予想できないハッピーエンドが待っている。

お楽しみに。




●タイム TIME

time

遺伝子操作で人間は25歳で肉体的成長が止まる。
人類はすべて不老不死となるが、『通貨』代わりに『時間』が用いられる。
腕に埋め込まれた緑光のデジタル表示時間が、残された「余命」を指す。

富裕層は100年でも1000年でも生きられる。金持ちたちにとって一番欲しいものは『若さと永遠の命』なのだ。
貧困層の余命は平均23時間。その限られた時間を必死で急いで生き、働いた給料の代わりに時間(余命)を得る。
その限られた『時間』を消費して生活費を払う。肉は8時間、酒は2時間というように。
貧困層の労働力はすべて富裕層に吸い上げられる。
税金や生活費は富裕層が市場操作で毎日変動させ、余命が少なく時間を払えなくなった人たちは即死である。
そうやって富裕層が人口バランスをコントロールする。

完全なる格差社会である。
こういう格差社会や差別問題をあらゆる設定で考えだすというか、表現するのが、本当にアメリカという国は上手いと思う。
他人よりも優位に立ちたいという願望がよっぽど強い人種なのだろう。

まさに「タイム・イズ・マネー」の社会である。
この映画を見て、「今という時間を必死で生きる」という人間として当たり前の生き方の素晴らしさが分る。

出てくる配役は子供以外みんな25歳設定なので、若く見えても人生経験が豊かな人を演じたりしなければならない配役をチョイスすることに相当な監督の苦労があったのではないだろうか。

切ないシーンもあった。
母親の余命があと何秒で、息子のところに全速力で駆け寄って、寸前で余命がゼロとなるシーンには、やりきれなさと悲しみで、僕は胸が熱くなった。

ただ、難点は・・・
AKB48の篠田麻里子が主役の女性シルビアの吹き替え役をやっているが、もう完全な棒読みで本当にイライラする。観るなら吹き替え版はやめた方がいいと思う。


✖トワイライト 初恋 / Twilight

トワイライト~初恋~

2009年4月4日(土)公開

【作品情報】
人間とバンパイアの禁断の恋を描いたベストセラー小説をハリウッド期待の若手2人を主演に迎えて映画化。ロバート・パティンソンが魅力的な吸血鬼をスマートに演じる。

【ストーリー】
ベラ・スワン(クリステン・スチュワート)は母親の再婚のため、アリゾナからワシントン州フォークスの小さな町に引っ越してきたが、天候のよいアリゾナと対照的に、雨が多く霧に包まれたフォークスになじめないでいた。ベラは転入した高校で、不思議な雰囲気を持つカレン家の人々と出会う。医者であるドクター・カレン(ピーター・ファシネリ)が養子として育てている5人兄弟、アリス(アシュリー・グリーン)、ジャスパー(ジャクソン・ラスボーン)、ロザリー(ニッキー・リード)、エメット(ケラン・ラッツ)、エドワード(ロバート・パティンソン)は一様に異彩を放つ美しさで、他人と交わろうとせず、自分たちだけの世界を守っているかのようだった。ベラはその中でも、完璧な美しさを持つエドワードに惹かれていく。カレン家の人々はヴァンパイアの一族だった。ベラは真実を知っても恐怖を感じることなく、さらにエドワードへの想いを募らせる。一方エドワードも、彼女に惹かれていった。

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【作品データ】
原題 Twilight
製作年 2008年
製作国 アメリカ
配給 アスミック・エース=角川エンタテインメント
上映時間 122分

【スタッフ】
監督 キャサリン・ハードウィック
脚本 メリッサ・ローゼンバーグ
原作 ステファニー・メイヤー

【キャスト】
ベラ・スワン クリステン・スチュワート
エドワード・カレン ロバート・パティンソン
チャーリー・スワン ビリー・バーク
アリス・カレン アシュリー・グリーン
ロザリー・ヘイル ニッキー・リード
ジャスパー・ヘイル ジャクソン・ラスボーン



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【マイレビュー】
申し訳ないが、この作品はお勧めしない。
主演の当時は18歳の「クリステン・スチュワート」がとても綺麗で可愛いってだけで、ストーリーも、展開も、エンディングもまったく面白くなかった。

それにしてもバンパイヤ(吸血鬼)とかゾンビとか、オオカミ男とか、アメリカはいつも好きだ。この映画の大ヒットでシリーズ化されたものだが、マジでヒットの理由がわからない。魔法とか怪物系は特に好きではないジャンルだし、多分僕とは違う世界に住む人のための映画だと思う。


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イケメン(????)との評判で、この映画で主演のバンパイヤ「ロバート・パティンソン」。
プライベートでもクリステン・スチュワートと交際していたらしいが、映画宣伝のための売名行為だったんじゃないかと疑いたくなる。
あまり性格も良くなさそうな顔だ。その顔がでかくてあごや頬骨が張っていて、目つきも良くない。本当にイケメンだと思う?
張りあうつもりは無いんだけど(笑)、僕にはただの”薄気味悪い青年”って感じにしか見えないんだけど。

いずれにせよ、バンパイヤとかドラキュラもそうだけど、女性が好んで観るのだと思う。
クールでハンサムで危険な男が自分の首筋にキスをするというシチュエーションがロマンチックでインモラルで、そのあたりに女性が好む理由があるんじゃないかな。
彼女達はたぶんドラキュラに禁断のエロチシズムを感じるのだ。


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この映画は禁断の恋をテーマにしているが、とにかく並行して伏線のあったエピソード部分も全く解決しないまま、全部がオブラートに包んで終わっちゃった。次回作なんか観ないのに、ね(笑)。
最後のほうは、もうあまりにもつまらなくて早回ししちゃった。
ホラーでもなく、スリラーでもなく、サスペンス的でもなく、なんじゃこりゃという映画なので、レンタルも購入もお勧めしない。


『スノー・ホワイト』、『On The Road』と女優としての可能性を広げたクリステン自身、2012年の「最も稼いだ女優」ランキングで1位を獲得しているのだが、その出世作にしては作品としてお粗末だと思った。
ただ、クリステンは綺麗なだけじゃなく、どことなく悲しげで、翳のある佇まいが魅力なのだろう。
まるでノラ・ジョーンズが女優になったような翳りがある。どことなく雰囲気が似ているのを感じた人はいるだろうか。


『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』というのも公開されるらしいが、映画館でまで観るほどじゃないと思うが一応紹介しておく。

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●アップサイドダウン 重力の恋人 UPSIDE DOWN

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アップサイドダウン 重力の恋人

2013年9月7日(土)公開

【作品情報】
キルスティン・ダンスト&ジム・スタージェス主演のSFラブストーリー。真逆の方向に引力が作用する不思議な惑星を舞台に、出会ってはいけなかった男女の運命的な恋が描かれる。幻想的なビジュアルを創り出したのは、アルゼンチンの巨匠、フェルナンド・F・ソラナスの息子で、本作が劇場長編2作目となるフアン・ソラナス。

【ストーリー】
太陽系の惑星のひとつに、正反対に引力が働いている双子の惑星があった。この二つの星のうち、“上の世界”には富裕層が住み、貧困層の集まる“下の世界”から燃料を搾取しており、二つの世界の住人は互いの星との交流を禁じられていた。下の世界に住むアダム(ジム・スタージェス)は上の世界のエデン(キルスティン・ダンスト)と恋に落ち、荒れた丘で人知れず逢瀬を重ねていた。しかし警備隊に見つかり、逃げようとしたエデンは頭を強打し意識不明に。そして捕まったアダムは、上の世界と通じた罰として家を焼き払われる。それから10年後、ふとしたことからアダムはエデンが生きていることを知る。エデンに会うために、2つの世界を唯一繋ぐトランスワールド社へ入社し、命がけで上の世界に潜入するが……。

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【作品データ】
原題 Upside Down
製作年 2012年
製作国 カナダ=フランス
配給 角川映画
上映時間 108分

【スタッフ】
監督 フアン・ソラナス
脚本 フアン・ソラナス
製作総指揮 ジェームズ・W・スコッチドープル

【キャスト】
エデン: キルスティン・ダンスト
アダム: ジム・スタージェス
ボブ: ティモシー・スポール


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【マイレビュー】
どこの国にもある「格差社会」。
そんな現代の経済現象を、見事にファンタジックに仕上げた作品だ。

キーワードは「重力」。
世界を上下に分断し、上に金持ち、下に貧乏と、完全に二分化した社会である。
若干ネタバレ的になってしまうが、ストーリー展開としては「ロミオとジュリエット」のような純粋な禁断の愛と、製品開発と特許、商品化を巡るドロドロとした上下の利益争奪戦が同時進行してゆく。

どちらかというと恋愛メインなので、最後には製品化を巡ってあれやこれや的大人の事情は絡める時間も無くなって、若い二人の世界には全く入り込む余地無しのラストとなる。

観終わった感想としては、悪役がハッキリしなかった点と、利権をめぐり上の(金持ちの)世界に仕返しする的な観客をスカッとさせるべき部分が欠如しているように思う。「金持ちケンカせず」ってことか。そのあたりがちょっと僕としては不満。もっとハラハラドキドキ感が欲しかった。

特筆すべきは映像で、とても綺麗で、こまかなデティール部分までよく表現されていて、素晴らしかった。
上下に分断されていると、どこから太陽が登ってどこへ沈むのかがよくわからないが、そこはファンタジーでごまかされてみるのもいい。

是非一度ご覧あれ。

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プロフィール

力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
ニコール・キッドマン
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン

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