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★★この愛のために撃て

a bout portant01

(PG12指定)
2011年8月6日(土)公開

【作品情報】
誘拐された妻を救うため、犯人と警察の両方を敵に回した主人公がパリの街を駆けずり回る。監督デビュー作『すべて彼女のために』で脚光を浴びたフレッド・カヴァイエが放つ、注目の新世代フレンチ・ノワール。地下鉄の人混みをかきわけての銃撃戦など手に汗握るアクションがテンポよく繰り出され、最後まで目が離せない。

【ストーリー】
パリ市内の病院に勤務する看護助手のサミュエル(ジル・ルルーシュ)と、出産間近の妻ナディア(エレナ・アナヤ)は慎ましくも愛情にあふれた毎日を過ごしていた。ところがある日、サミュエルが帰宅すると謎の侵入者に突然殴られ気を失ってしまう。携帯電話の音で目覚めると、電話の向こうから妻の泣き声とともに「今から3時間以内にお前が勤める病院から警察の監視下にある男を連れ出せ。さもなければ妻を殺す」という脅迫の声が。その男とは、昨夜交通事故により意識不明の重体で病院に運ばれた指名手配中の強盗殺人犯サルテ(ロシュディ・ゼム)だった。妻が誘拐された理由も分からぬうちに、必死の覚悟で犯人の要求に従うサミュエルは、やがて警察からも追われる羽目に。誰一人味方のいない絶望的な状況下で、妻を救うためにサミュエルは全てを懸けて走り続ける……。

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【作品データ】
原題 A BOUT PORTANT
製作年 2010年
製作国 フランス
配給 ブロードメディア・スタジオ
上映時間 85分

【スタッフ】
監督 フレッド・カヴァイエ
脚本 フレッド・カヴァイエ 、 ギョーム・ルマン
撮影 アラン・デュプランティエ
音楽 クラウス・バデルト
編集 ベンジャマン・ワイル

【キャスト】
サミュエル:  ジル・ルルーシュ
ナディア:  エレナ・アナヤ
サルテ:  ロシュディ・ゼム
パトリック・ヴェルナー:  ジェラール・ランヴァン
ファーブル:  ミレーユ・ペリエ
アナイス:  クレール・ペロー




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【マイレビュー】
冒頭から前のめりになるほどに引き込まれる映画だった。
期待して観たのだがそのハードルをゆうに越えるとても秀逸な映画だった。

フランス映画というのは比較的に時間がゆったりと流れるような情緒あふれる作品や、それとは対照的に人間の本心を抉るような鋭い嗅覚を持った映画が多い。その中でこんな風にハラハラドキドキのアクションと人間の欲望が渦を巻くクライム作品がある。本当に素晴らしい。


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いつでもどんな国でも腐敗体質を孕んでいる。世の中にはどれほどの冤罪があるのかも計り知れない。
だからフィクションであっても現実味がある。

ハリウッドはこういう映画にはいつも羨望の眼差しである。超一流の監督でもこんな作品を手がけてみたいと思わせるのだろう。だから二番煎じのリメイク作品も数多い。描き方も違うのでそれもそれで面白いのだが。


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それもこれも監督&脚本がとても秀逸だからである。
この作品はラッセル・クロウ主演でポールハギス監督のハリウッド映画(「スリーデイズ」)にもなった「すべて彼女のために」で初めてメガホンとをったフレッド・カヴァイエの作品である。
このフレッド・カヴァイエ作品は4本と数少ないのだが本当に秀逸なものが多い。
僕のブログ内にもある「友よ、さらばと言おう」という映画もとても良かった。


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特筆すべきは特に女優の選び方がとても優れている。この映画に出演しているエレナ・アナヤもとてもキレイで本当に魅力あふれている。
「すべて彼女のために」ではダイアン・クルーガーを抜擢している。
映画監督の前は”単なるフォトグラファー”(本人談)と謙遜しているが、それも流石というしかない。なんせ女優が美しく輝く瞬間を絶対に見逃していないのだ。


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サミュエル役のジル・ルルーシュはフランス映画界では本当に売れっ子である。フランス映画にしか出ていないのだが僕もこのブログの中でも紹介しているが何度もお目にかかっている。飾り気の何も無いとても朴訥としたキャラクターで善人顔をしているのでひっぱり凧の重宝な俳優さんだと思う。前述の「友よ、さらばと言おう」でも出演している。


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あまり「この愛のために撃て」という邦題にとらわれないほうが良い。
邦題を命名するのがこれまたいつもの通り”ヘタクソ”である。
むしろこの映画も 『すべて彼女のために』 のほうがしっくり来る。

意外すぎる展開にちょっとビックリすること請け合い。
そうそう、当ブログではネタバラシはしないのでご安心を(笑)。
ハラハラ・ドキドキがお好きな方、決して裏切らない作品なので是非ご覧ください。できれば字幕版でどうぞ。


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★プライド&グローリー PRIDE AND GLORY

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Wikiより抜粋修正
【作品情報】
2008年にアメリカ合衆国とドイツが共同製作したドラマ映画。日本では劇場公開されずビデオスルーとなった。警官が巻き込まれた事件を任されることになった主人公が、捜査を進めるうち一家の絆を揺るがす驚くべき真相に突き当たり、葛藤していくさまを描いた犯罪ドラマ。

【ストーリー】
ニューヨーク市警察に勤めるレイ・ティアニー刑事(エドワード・ノートン)は、過去のトラウマが原因で現場から長らく遠ざかっていたが、警察高官の父フランシス・Sr(ジョン・ヴォイト)の命令で現場に復帰することになる。彼が特別捜査班を指揮することになった事件は、麻薬取引現場を市警察が取り押さえようとした際、相手の反撃によって警官2名が殺害され、残り2名も重体となるといった大事件であった。レイが生まれたティアニー家は、警察高官の父、警察分署長の兄フランシス・Jr()(ノア・エメリッヒ)、そしてその兄の部下である義弟のジミー(コリン・ファレル)といった警察一家であった。レイは警察内部に麻薬組織の内通者がいると睨み、捜査を開始する。だが、義弟であるジミーこそが内通者であり、裏で汚職を行っているという事実を掴んだ彼は、警察と家族との間で葛藤していく。

PRIDE AND GLORY03

【作品データ】
原題: PRIDE AND GLORY
メディア:  映画
上映時間:  130分
製作国:  アメリカ/ドイツ
公開情報:  劇場未公開
ジャンル:  ドラマ/犯罪

【スタッフ】
監督: ギャヴィン・オコナー
製作: グレゴリー・オコナー
脚本: ジョー・カーナハン,ギャヴィン・オコナー

【キャスト】
レイ・ティアニー: エドワード・ノートン
ジミー・イーガン: コリン・ファレル
フランシス・ティアニー・Sr: ジョン・ヴォイト
フランシス・ティアニー・Jr: ノア・エメリッヒ
アビー・ティアニー: ジェニファー・イーリー


PRIDE AND GLORY01

【マイレビュー】
骨太なバイオレンス&クライム&ハードボイルド&アクション映画だった。
目を背けたくなるような暴力シーンが数多く出てくる。多分途中で気分が悪くなる方もいるのではないかと思う。

現実がこんな風に酷いとは思えないが、ありえなくも無いシチュエーションだ。
政府や官庁など権力組織あるいは警察機構がらみの犯罪など正義や善悪よりも体面や公序を守るために取ってつけたような犯行ストーリーで民衆を騙したり、冤罪で罪もない人を刑務所に送り込むこともこの日本でさえありえることだろう。再審請求などで警察による証拠の捏造なども露呈し、無罪を勝ち取った死刑囚も現に存在する。

PRIDE AND GLORY09

この映画にもあるとおり、誰であっても最終的には自尊心や誇りにしたがって生きるべくその方向性を絶対に失わないことが肝心だ。それが正しい生き方ではないかと思う。

すこし前に「フォーン・ブース」を紹介した。その主演だったコリン・ファレルがこの映画では完全な悪徳警官を演じている。
彼はとても魅力ある素晴らしい役者さんだ。
コリン・ファレルよりも主演のエドワード・ノートンのほうが悪徳警官のような顔つきだが、そこはまあ良しとしよう(笑)

PRIDE AND GLORY08

この映画、日本で未公開だったが、もし公開されていたら暴力シーンが連続するこの映画は多分「R15指定」ぐらいになっただろう。
すべてにとても迫力ある映像の連続だった。

PRIDE AND GLORY04

★★陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル /The Son of No One

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2011年7月9日(土)公開

【作品情報】
『G.I.ジョー』などで人気上昇中の若手俳優チャニング・テイタムと、名優アル・パチーノが共演したクライム・サスペンス。ミュージシャンで画家でもあるディート・モンティエル監督が自身の体験を基に脚本を執筆。警察の腐敗を暴く骨太のテーマと先の読めないストーリー展開から、最後まで目が離せない。

【ストーリー】
2002年のニューヨーク。市警察に勤めるジョナサン(チャニング・テイタム)は、妻と病を抱える娘と共に慎ましく暮らしていた。だが、実は彼には少年時代に二件の殺人事件に関わるという暗い過去があり、今の自分と同じ市警察に勤めていた亡き父の相棒であるスタンフォード刑事(アル・パチーノ)にそれらを揉み消してもらっていた。その過去に今も苦しめられていたジョナサンに、ある日何者かから手紙が届く。それは過去の事件を公にするといった脅迫状だった。驚くジョナサンだったが、スキャンダルを恐れる彼の上司であるマサーズ警部(レイ・リオッタ)は、この一件を隠ぺいするようジョナサンに脅迫まがいに命令する。追いつめられたジョナサンは事件について調べているというブリッジス記者(ジュリエット・ビノシュ)のもとへと向かうが、彼女との話し合いはものわかれに終わる。ところがジョナサンとわかれた直後に彼女は何者かに殺害され、直前まで一緒にいたジョナサンが殺人事件の容疑者になってしまう。

【作品データ】
原題 The Son of No One
製作年 2010年
製作国 アメリカ
配給 日活
上映時間 95分

【スタッフ】
監督 ディート・モンティエル
脚本 ディート・モンティエル

【キャスト】
ジョナサン・ホワイト: チャニング・テイタム
ヴィニー・カーター: トレイシー・モーガン
ケリー・ホワイト: ケイティ・ホームズ
マリオン・マサーズ: レイ・リオッタ
ローレン・ブリッジス: ジュリエット・ビノシュ
チャールズ・スタンフォード: アル・パチーノ
ミルク=13歳のジョナサン: ジェイク・チェリー



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【レビュー】

「陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル」という邦題から受ける印象とは全く違う物語だった。またしても邦題のセンスの無さを感じた。だいたい1998年の大ヒット「L.Aコンフィデンシャル」と配役、スタッフ、日本の配給会社どもどもなんの因果も無いのに勝手に題名パクッてつけちゃっていいのかよ。
この映画の内容に対してそんな大袈裟な題名は付けるべきではないし、ちゃんと映画を観て無い連中が適当に付けたことは間違いない。観てたとしたらバカだ。

邦題にはダメ出しをしたが僕はこの映画はとてもよかったと思う。
特に幼いジョナサン役をやったあの子役(ジェイク・チェリー)は悲しみを背負った顔をしてる。将来大物になるんじゃないかな。

すべて過去と現在を行き来して物語が進んでゆく。
前半部分ではまだ僕にも状況の整理がつかないままだった。

過去を封印して静かで幸せな家庭を得たいというそれだけのために生きてきたジョナサンが警察官となった直後、その過去を知る何者かに脅迫される。
妻には何らかの秘密があることは悟られるが何も話せない状況が続く。このへんは辛いよな。

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2001年のテロ直後のNY市警察だというのに職場の警察官には腐ったろくでもない連中しかいない。本当に観ていてイライラする連中ばかりだ。ここで描かれている警察官の姿が実態だとしたらアメリカという国の掲げる『正義』とか『人間愛』とかいうものは一体何なのだろう。

この映画には友情の深さや純粋さ、それに過去の罪を背負って生きることの苦しさが溢れていた。また友情の証としての「秘密を守る」という約束が決して贖罪や苦しみからの救済ではないこともこの映画では物語っている。そのあたりの表現も見事だった。

ny5.jpg

そしてこの映画にも印象に残る言葉があった。
罪を犯し黙り込むジョナサンにスタンフォード刑事が言った言葉

「男は生きるんだよ クソみたいな問題を抱えて」

彼はこのときは幼いジョナサンを哀れに思っていたはずだ。
それだけは信じたいと思う。

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プロフィール

力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
ニコール・キッドマン
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン

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