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★シェフ! 三ツ星レストランの舞台裏へようこそ

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MovieWalkerより
2012年12月22日(土)公開

【作品情報】
スランプに陥ったベテランシェフに代わって、急遽集められた一癖も二癖もあるシェフ軍団が、三ツ星レストランの権威を守ろうと奮闘する姿を描く、笑いあり涙ありの物語。ジャン・レノが三ツ星レストランのベテランシェフを、フランスで人気のコメディ俳優のミカエル・ユーンがトラブルメーカーの若手シェフに扮し、笑いを誘う。

【ストーリー】
ジャッキー・ボノ(ミカエル・ユーン)は、臨月の妻ベアトリス(ラファエル・アゴゲ)と二人暮らし。天才的な舌を持つ若いシェフだったにも関わらず、生意気な性格のせいで数多のレストランをクビになっていた。一方、“カルゴ・ラガルド”はパリ有数の超高級三ツ星フレンチレストランだったが、20年間三ツ星を守り抜いてきたベテラン・シェフのアレクサンドル(ジャン・レノ)のスランプで大ピンチを迎えていた。次の品評会で星を1つでも失えば店の運命は終わるというのに、新しいメニューが思いつかない。そんな折、アレクサンドルは老人ホームのペンキ塗りをしていたジャッキーと出会う。ジャッキーはベアトリスに内緒で給料無しの見習いとしてアレクサンドルの下で働く決心をする。そして老人ホームの厨房で働いていた3人の素人シェフたちを呼び寄せ、三ツ星の由緒あるレストランを守るために立ち上がる。

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【作品データ】
原題 COMME UN CHEF
製作年 2012年
製作国 フランス
配給 ギャガ
上映時間 85分

【スタッフ】
監督 ダニエル・コーエン
脚本 ダニエル・コーエン
製作 シドニー・デュマ

【キャスト】
アレクサンドル:  ジャン・レノ
ジャッキー・ボノ:  ミカエル・ユン
ベアトリス:  ラファエル・アゴゲ
スタニスラス・マター:  ジュリアン・ボワッスリエ
アマンディーヌ:  サロメ・ステヴナン



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【マイレビュー】
喜劇・ドタバタに入る部門かもしれないが、目を離せない面白さがあった。

さすが料理の本場フランスならではだ。
こちら側に料理や食材の味さえも伝わってくるようで一流シェフもうならせるほどの ”味へのこだわり” に関する描写は流石だった。
料理オタクともいえる天才的な舌を持つ主人公のジャッキー・ボノ(イタリア語の”おいしい”に引っ掛けてる??)の喜劇的表現力には”舌を巻いた”(笑)。フランスで人気のコメディアンらしいが、日本で言えば「劇団ひとり」さんのような感じだろうか。そのオタク加減がとても頑固で純粋だった。


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ストーリー上、最新の「分子料理」が評判のレストランへの敵地偵察ということで、それはそれは日本人を小馬鹿にしたような変装で乗り込むシーンもあった。ジャン・レノ扮する「ちょんまげ侍」とミカエル・ユン扮する「舞妓」が強烈なインパクトだった。「竹田の子守唄」にあわせて舞を披露するのだがそーとー酷い。

本来は最高に笑えるシーンなのだと思うが、舞妓のミカエル・ユンが「東京エレキテル連合」の白塗りのヤツか、「小梅太夫」っぽくて気持ち悪かった。片やジャン・レノのSAMURAI姿は最高に似合ってた。彼は「レオン」の当時と比べて20キロぐらい太ったが、なんかとっても日本人っぽいところがある。


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世界三大料理であるフランス料理に妥協は許されないという信念、それがものすごく伝わってきた。監督・脚本のダニエル・コーエンという方は相当な食通であることをボノ(ミカエル・ユン)のこだわりの調理法やスパイスチョイスの中にお見受けした。

テンポ良い会話やふんだんにユーモアを利かせたコメディーの割りにしっかり ”愛する人のために自分がいる” という人生観も描いているし、”料理は愛情だ” という点を描いた点もとても素晴らしい。


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ただ厨房の中のシェフやシェフ補佐、料理人や見習い同士の縦横のつながりを割りと省略しすぎていて、新参者に対する反感も無く、そこが逆にとても不自然で希薄な関係性しか見出せなかった。つまり副題にあるような『厨房の舞台裏』のような人間同士のつながりに欠けていたように思う。
お約束である社長のボンボンで雇われオーナーの憎たらしさだけはしっかり描かれていてよかったが。


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奥深い人間の心理描写というところはまったく皆無の映画でそういう面では「浅瀬でチャプチャプした映画」だった。
だが、こと料理に関しては必見、他においてはあまり観られない素っ頓狂なジャン・レノや、天才的オタクシェフ、ボノ役のミカエル・ユーンとのテレビ番組の撮影シーンではコントまで披露してくれてとても楽しい映画だった。

妻のベアトリス役のラファエル・アゴゲという女優、まさしくフランス美人だった。キレイだが愛嬌がある。
他の映画ではまだ見たことがないが、どこかで観た顔のようにも思える。あとで調べとこう。

楽しい気分に浸りたいならこの映画はオススメ。


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●スウィッチ 素敵な彼女?


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1991年9月7日(土)公開

【作品情報】
死んだプレイボーイが女性になって現世に復活、名誉挽回を図るファンタジー・コメディ。監督は「ティファニーで朝食を」「ピンクパンサー」シリーズのブレイク・エドワーズ、製作はトニー・アダムス、エグゼクティヴ・プロデューサーはアーノン・ミルチャンとパトリック・ワックスバーガー、撮影はディック・ブッシュ、音楽は「ティファニーで朝食を」ほかエドワーズ監督の諸作品を手掛けているヘンリー・マンシーニ、編集はロバート・パーガメント、美術はロジャー・マウスがそれぞれ担当。

【ストーリー】
女癖の悪さから、女性たちの恨みを買って殺されたやり手の広告マンのスティーヴ(ペリー・キング)。彼は神様から、本当に愛してくれる女性を見つけたら、天国に迎え入れるという条件を付けられ現世に送り戻される。が、それを見ていた悪魔が罰として彼の姿をアマンダ(エレン・バーキン)という女性にしてしまった。自らの体をいまいましく思いながらも腹違いの妹のフリをしてスティーブは再び元の会社に入社する。上司や部下、知り合いの女性らに自らの評判を聞きだすのだが生前の悪評を初めて思い知る。唯一彼のことを慕ってくれていたのは親友ウォルター(ジミー・スミッツ)だけだった。

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【作品データ】
原題 Switch
製作年 1991年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和

【スタッフ】
監督 ブレイク・エドワーズ
脚本 ブレイク・エドワーズ
製作総指揮 アーノン・ミルチャン 、 パトリック・ワックスバーガー

【キャスト】
Steve Amanda Brooks:  エレン・バーキン
Steve (the man) :  ペリー・キング
Walter:  ジミー・スミッツ
Margo:  ジョベス・ウィリアムス
Sheila:  ロレイン・ブラッコ
Arnold :  トニー・ロバーツ




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【マイレビュー】
今から24年前ほどの作品で、最初にお目見えするジェットバスに象徴されるように”バブリー”な時代だった。

アメリカも日本もまさに湯水のようにお金を使いまくっていた。
プライムレートは10%を越えていたし、業種としては「広告代理店」とかが一躍スターダムにのし上がり、またそれまでイメージの悪かった不動産業者が日の目を見て、とにかく派手で実際に儲かっていた時代である。

この時代を生きた全員に共通して言えてることは、「人間の生き方としては一番ダメだった」と思う(笑)。


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観る側が男でも女でも、なんか”絶妙な違和感”を感じると思う。

好んではあんまり観ないコメディ映画だったけど、意外に面白かった。
割としっかりしたストーリー展開でコメディーながらもホロリとくる優しいオチになっていたのが良かった。


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生前男だったスティーブ’(ペリー・キング)が目覚めるとアマンダ(エレン・バーキン)という女性になっている。
その彼(彼女)の傍若無人さがとても好感が持てた。

エレン・バーキンの演技が本当に見事だ。

がに股のパンツ丸出しでハイヒールにいちいちコケそうになる。本当に”厄介”な状態である。
しかし、女になってはじめて分かる ”男前” の女を演じていたと思う。

男目線でも女目線でも共感できると思うし、観てるこっちも本当に小気味良いような、面倒くさいような、気持ちイイような、悪いような・・・そんな趣味は無いが 『バイセクシャル』 になったような変な感覚で最後まで一気に観られた作品だった。


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▲スーパー! / SUPER

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【作品情報】
冴えない中年男がヒーロー・コスチュームに身を包み悪に立ち向かうアクション・コメディー。監督はデビュー作『スリザー』が高い評価を得たジェームズ・ガン。『JUNO/ジュノ』のレイン・ウィルソンとエレン・ペイジが怪演する。共演には『アルマゲドン』のリヴ・タイラー、『ミスティック・リバー』のケヴィン・ベーコンら豪華な顔ぶれがそろう。

【ストーリー】
さえない中年男フランク(レイン・ウィルソン)。彼の妻(リヴ・タイラー)がセクシーなドラッグディーラー(ケヴィン・ベーコン)の後を追って家を出てしまう。愛する妻を取り戻すため、彼はお手製のコスチュームに身を包みスーパーヒーロー“クリムゾンボルト(赤い稲妻)”に変身。何かと世話になったコミックショップの店員でイカれた女の子ボルティー(エレン・ペイジ)を相棒に、危険地帯の犯罪に立ち向かうフランクだったが……。

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【作品データ】
原題 SUPER
製作年度 2010年
上映時間 96分
製作国 アメリカ

【スタッフ】
監督:  ジェームズ・ガン
製作総指揮:  レイン・ウィルソン、 ランプトン・イノックス、 マット・ルートワイラー
脚本:  ジェームズ・ガン
音楽:  タイラー・ベイツ

【キャスト】
フランク(クリムゾンボルト):  レイン・ウィルソン
リビー(ボルティー): エレン・ペイジ
サラ: リヴ・タイラー
ジョック:  ケヴィン・ベーコン
ジョックの子分:  マイケル・ルーカー
TVヒーロー:  ネイサン・フィリオン
刑事:  グレッグ・ヘンリー



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【マイレビュー】
共演しているのはケヴィン・ベーコン、リヴ・タイラー、エレン・ペイジ、マイケル・ルーカーなど錚々たる一流俳優であるにもかかわらず、B級色が強かった。対戦シーンなどでコミックヒーローものにありがちな ”吹き出し” とか ”テロップ” を効果的に使った劇画テイストになっていた。

ジェームズ・ガンという監督の作品でだった。
「ドーン・オブ・ザ・デッド」という僕が嫌いなジャンルであるゾンビ映画を撮っているようだ。なるほどあまり正視できないグロテスク表現も多かったし、なにより執拗なまでのとどめ攻撃など、ゾンビじゃないのにそこまでやるか!的なところはゾンビ映画監督としての特徴が出ている(笑)。


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そういう描写の仕方や敵のやっつけ方とかその残酷さ加減、前半はおとなしいのだが後半にいくにしたがってハチャメチャ度合いがエスカレートしてゆくところとか、観ている途中であの『マチェーテ』とか『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のタランティーノ監督とか脚本映画だと思ってしまった。だけど違った。
だが、リアルな暴力表現とかタランティーノ作品の影響をかなり受けている作品だと僕は感じた。

子供向けと言うより大人向けで、シリアスタッチでもないし、かといってコメディーと呼んでしまうのはちょっと違和感がある
。代表的な架空のヒーローものであるスーパーマン、バットマン、スパイダーマンなどとは完全に一線を画す作品だった。


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『キックアス』シリーズと『ディフェンドー』を足して2で割ったようなダサい正義のヒーローだがもっとずっと内向的で可愛げが無く、愛する妻を助けるためだけにしてはそれ以外の悪にも残酷な処刑をする主人公だ。しかも感情の起伏が激しく、怒りのものさしが非常に小さい。

正義に目覚めた最初のころは悪が現われるのをひたすらじっと待ち、悪人を懲らしめる程度の立ちあいで殺すのは躊躇していたくせに、途中からは完全に自制心をなくしてしまい、たとえば行列に横入りしただけのヤツをパイプレンチでボコボコにしてしまう。自暴自棄になった最後のほうはさらにエスカレートして爆弾まで作って殆ど殺人マシーンだった。


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リヴ・タイラーが妻のサラ役で出ているがあの役は別に彼女でなくても良かったと思うし、売人のジョック役のケヴィン・ベーコンもこの映画程度の作品にホイホイと出演する必要はなかったと思う。マイケルルーカーがケヴィンの子分役っていうのも存在感がありすぎて変だった。
逆に彼らの出演に違和感すら覚えてしまった。


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配役で相応しかったのはコミック専門店の店員のリビー役のエレン・ペイジだけだったと思う。攻撃に歯止めの利かないイカレ具合が特に良かった。

彼女はコスチュームも良く似合い、とてもキュートだったし、小柄ですこし翳があり少女っぽいところが特に配役に合っていたと思う。彼女は後の出演作の 『ザ・イースト』 ではじめて観た女優さんで存在感のあるとてもいい女優さんだと思った。しかもいろんな役ができそうな汎用性のある女優さんになることだろう。

今調べてはじめて知ったのだが、彼女エレン・ペイジは2007年作品の『JUNO』で主役をしており、アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされていた。やはり僕の目に狂いは無かった(笑)


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★★グランド・ブダペスト・ホテル

The Grand Budapest Hotel 14

MovieWalkerより抜粋
2014年6月6日(金)公開

【作品情報】
『ムーンライズ・キングダム』の鬼才ウェス・アンダーソン監督によるコメディ。ホテルのコンシェルジュとベルボーイがホテルの威信をかけて、得意客を殺した犯人捜しに挑む姿が描かれる。『ハリー・ポッター』シリーズの名悪役ヴォルデモート役でおなじみのレイフ・ファインズが主人公に扮し、コミカルな演技を披露する。

【ストーリー】
1968年、若き日の作家(ジュード・ロウ)は、休暇でグランド・ブダペスト・ホテルを訪れる。かつての栄華を失い、すっかり寂れたこのホテルのオーナー、ゼロ・ムスタファ(F・マーレイ・エイブラハム)には、いくつもの謎があった。1932年、ゼロ(トニー・レヴォロリ)がグランド・ブダペスト・ホテルのベルボーイとして働き始めた頃、伝説のコンシェルジュ、ムッシュ・グスタヴ・H(レイフ・ファインズ)は、ゼロの師であり父親代わりだった。しかし懇意にしていたマダムD(ティルダ・スウィントン)が殺され、その遺言により貴重な絵画『少年と林檎』を受け取ったグスタヴが殺人の容疑者にされてしまったのだ。ホテルの威信を守るため、謎解きに挑むグスタヴとゼロ。鍵の秘密結社やゼロの婚約者アガサ(シアーシャ・ローナン)の力を借りて、大戦前夜のヨーロッパ大陸を飛び回る。

The Grand Budapest Hotel 16

【作品データ】
原題 The Grand Budapest Hotel
製作年 2014年
製作国 イギリス=ドイツ
配給 20世紀フォックス映画
上映時間 100分

【スタッフ】
監督 ウェス・アンダーソン
脚本 ウェス・アンダーソン
製作総指揮 モーリー・クーパー
プロダクション・デザイン アダム・ストックハウゼン

【キャスト】
ムッシュ・グスタヴ・H:  レイフ・ファインズ
ミスター・ゼロ・ムスタファ:  F・マーレイ・エイブラハム
若き日のゼロ:  トニー・レヴォロリ
アガサ:  シアーシャ・ローナン
ドミトリー:  エイドリアン・ブロディ
ジョプリング:  ウィレム・デフォー
セルジュ・X:  マチュー・アマルリック
マダムD:  ティルダ・スウィントン
コヴァックス:  ジェフ・ゴールドブラム
若き日の作家:  ジュード・ロウ




The Grand Budapest Hotel 01


【マイレビュー】
ジャンル的にコメディー、ドタバタ系として紹介することにすこし抵抗を感じる、とても良質で綺麗な作品だった。
全体的に明るめのピンクがかった映像になっていて、今まで見た映画の中ではピカイチのセットデザインでとてもファンタジックで色彩豊かな作品だった。

撮影技法や構図、小物にいたるまですべてのフレームのアングルが計算されつくしていて、目に入るものすべてが「絵画」のようだった。スクリーン比率が通常の映画館スクリーンのようなワイドスクリーン比率(2:1や16:9)ではなく、4:3のテレビブラウン管サイズであり、この比率からも「絵画」を意識したものと思われる。それによりこの映画ではワイドスクリーンではなしえなかった”高さ”のある映像が逆に実現したように思う。


The Grand Budapest Hotel 13


キャスティングはとても豪華である。
作品情報ではにスタッフやキャスティングでカットさせてもらったが、有名な俳優が数多く出演している。
作品への関与とか重要性という意味で並び替えもさせてもらった。
カリスマコンシェルジュ役にはレイフ・ファインズが完全なハマリ役だった。厳格・真面目・誠実・冷静沈着で頭の回転もすばやい。それでいて金持ちの老女には大モテでバイタリティー溢れている。


The Grand Budapest Hotel 15



大脱走劇は見ものだった。ベルボーイのゼロ(トニー・レヴォロリ)とともに”ソリ”でオリンピック会場を駆け抜けたり、オートバイで疾走するシーンなどは完全なコメディーと言えるシーンでとても面白かった。


The Grand Budapest Hotel 26


この映画にはパティシエ役に僕が大好きなシアーシャ・ローナンが出ている。顔にメキシコの形をした痣のある女の子アガサ役である。彼女も無くてはならない存在だ。ファン目線で言えばもうすこし彼女の素性についての描写がきっちりとあればよかったと思う。

悪役には定番中の定番、顔がとにかく怖いウィレム・デフォー、それにこの映画では珍しく感情むき出しだったエイドリアン・ブロディの存在でコメディータッチの中にもシリアス感が出てしかも作品としてグッと締まったと思う。


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時代的な世情が絡んでいてストーリーとしてはすこし悲しい内容になってはいるが、僕はこの映画は映画館だけでなくテレビでもDVDでも何度でも楽しめる映画だと思うし、そのたびに洗練されたデザイナーズ映像を楽しめると思う。

ストーリーの秀逸さというより、絵画のような映像の綺麗さでは今まで見た映画の中ではピカイチだ。映画として映像の綺麗さや色彩、バランスがとても大切であることを再認識させてくれた。


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特にホテルの建物そのものの鮮やかさ、雪山の見渡せる絶景ポイントの中での原色使いの結婚式の様子。ホテルの調度品と人物を対比させるような見事なバランスの映像とかぜひご覧いただきたい。
映画のどのシーンひとつ撮っても完璧なバランスの元にすべてが絵画になるように設計をした「職人気質の緻密さ」が感じられるはずだ。
このウェス・アンダーソンという監督は他には類を見ない生粋の「アーティスト」だと思う。

アカデミー作品賞候補にもなっているが、重たいテーマやストーリー、埃っぽい映像ばかりでなく、こういう華やかな作品がアカデミー賞作品賞を獲ってほしいと思う。


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★ザ・インタビュー

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【作品情報】
2014年のアメリカ合衆国のコメディ映画。『ジ・インタビュー』と記載される場合もある。
共同監督のエヴァン・ゴールドバーグ、セス・ローゲン、出演のジェームズ・フランコは、前年の作品『ディス・イズ・ジ・エンド俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』から続く組み合わせになる。

朝鮮労働党第一書記金正恩を揶揄する内容であることから、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)祖国平和統一委員会公式ウェブサイト「わが民族同士」は、2014年11月28日、「完全なる現実の歪曲とおかしな想像でつくられた謀略映画の上映は、尊厳高いわが共和国に対する極悪な挑発行為であり、正義の人民に対する耐え難い冒瀆」と非難するとともに、製作者側に対し「われわれの断固たる懲罰を受ける必要がある」と警告した。

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また2014年12月25日の全米公開を皮切りに世界各国で公開される予定だったが、配給元であるソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(SPE)に対して大規模なサイバー攻撃を行なったとされる集団が上映予定の劇場を脅迫したことから、SPEは同年12月17日にビデオ・オン・デマンドを含めた一切の公開を中止すると発表した。その後、同社のCEOであるマイケル・リントン(英語版)は、公開に向けて新たな手段を探っていることを明らかにし、同年12月23日には米国内の一部の映画館で当初の予定通りに12月25日から上映されること、また翌24日には劇場公開に先行してネット配信されることになった。(以上ウィキペディアより)

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【ストーリー】
芸能人のスキャンダルや噂の真相を暴く絶大なアメリカの人気TVショーの司会者デヴィッド・スカイラーク(ジェームズ・フランコ)と番組プロデューサーのアーロン・ラポポート(セス・ローゲン)は朝鮮労働党第一書記金正恩( ランドール・パーク)が自分たちのファンであると知り、ジャーナリストとして北朝鮮に入国し金正恩へのインタビューを試みる。しかし直前になってCIAの訪問を受けた二人は局員のレイシー(リジー・キャプラン)から金正恩の暗殺(Take Him Out)を指示される。北朝鮮には熱烈歓迎を受け、特別な待遇を受けるデヴィットは金正恩と友好的関係を築く一方でそれをアーロンは苦々しく感じながらギクシャクとした数日間が過ぎる。ある晩、散歩に出たデヴィッドは送迎の車の中から見たスーパーマーケットがハリボテであることに気づき、二人で今一度当初の暗殺計画を練り直す。そして運命の金正恩独占インタビューTVショーが北朝鮮全土を含め全世界に向けてオンエアされる。

【作品データ】
製作会社 Point Grey Pictures
配給 SPE/コロンビア映画
公開 2014年12月25日(限定)
上映時間 112分
製作国 アメリカ合衆国

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【スタッフ】
監督 エヴァン・ゴールドバーグ セス・ローゲン
脚本 ダン・スターリング(英語版)
原案 エヴァン・ゴールドバーグ セス・ローゲン ダン・スターリング

【キャスト】
デヴィッド・スカイラーク: ジェームズ・フランコ
アーロン・ラポポート: セス・ローゲン
レイシー: リジー・キャプラン
金正恩: ランドール・パーク
スーク: ディアナ・バング

【カメオ出演】
エミネム - 本人
ロブ・ロウ - 本人
ビル・マー - 本人


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【マイレビュー】
幸運なことにこの映画をPC上でノーカットで観ることができた。

このレビューを書いている最中、何度もカクカクと止まってしまうような変な現象があった。北朝鮮によるキーワード検閲サイバー攻撃なのだろうか(笑)。映画の拡散阻止のためのSNSサーバー攻撃とか。

やっぱこの映画、なんだかんだ言っても世界中に宣伝効果抜群だった。ソニー(SPE)による自作自演なんじゃないのという噂で持ちきりだけど。
やっぱ優先的に観たくなる。観ちゃいけないっていうものを観たがるのは当たり前の人間心理である。

マイケル・ムーア監督映画のようなドキュメンタリータッチでもなく、完全なツクリモノのコメディーではあるのだがパロディーではない。完全な『実名』でその人物を表しているからである。まだちょっと体重が足らない感じだが金正恩役のランドール・パークというアジア系アメリカ人俳優も命がけだ。

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普通に考えて作品内で十分すぎるフォローをするか、された側のよほどの人間的おおらかさや余裕が無い限りは、青筋立てて怒られても仕方がない内容になっている。

「ジョーク」というのは真実が混じっているから面白い。監督も脚本も主要スタッフもそのへんの”配合割合”がよくわかっている人たちなんだろうとは思うが、一国の長である金正恩氏に対して、割と鋭角な刃で余計な挑発をしすぎた感じはした。

北朝鮮と言う国はアメリカよりも、むしろ日本のほうが距離的にも近く、「後が無く追い詰められた切迫観」が支配する独特な気質というものを日常茶飯事的によく知っている。そう考えるとアメリカ人より日本人のほうがこの映画に興味が沸くかもしれない。

この映画では金正恩目線で南朝鮮(韓国)を非難している作品でもあるので、戦後、38度線で分断された朝鮮半島事情も察して観て欲しい。

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(なるほど。あれは「バスケ」のせいなんだね。ちょっと噴いた。)


北朝鮮国内にもすでにこの作品の流入が始まっているとニュース記事になっていたが、国民が観たら将軍様に対する眼差しはどう変化するのだろうか。また南朝鮮(大韓民国)の人たちの評価も見てみたい。

だが結果的に火をつけさせてサイバー攻撃もされて炎上して知名度がさらに上がり、逆に儲かる仕組みを確立しちゃった。作為的だとしたらマーケティング能力は抜群である。オバマ大統領までこの映画の宣伝マンになっちゃったことになる。本当にすごい興行収入である。


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しっかし、・・・いや~ネットの世の中ってホントに便利と言うか、瞬時に海賊版が出回るんだな。こんなホヤホヤの話題騒然のいわくつきの新作映画をネットで間髪入れず観れたってのは本当に奇跡だ。もうすでにアップ主自ら削除して跡形も無いのだが、映像は荒かったがストリーミングでノーカットで観れたのは本当にラッキーだった。

しかも僕が観たのは「日本語字幕入り」だった。
こういうコメディー映画っていうのは特に”翻訳が命”である。
目の状態が悪く引退をされるという戸田奈津子さんの後釜でも狙っているのだろうかと思うほどだ。ユーモアのセンスは戸田さんを「10」にして比べたら「2」ぐらいのお粗末な翻訳ではあったが、この素早い対応とサービス精神は「グッジョブ」だった。

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いよいよ映画の中身に入っていこう。この映画は観ていない人が圧倒的だと思うので、極力感想も控えよう。
僕のレビューは普段どおり「ネタバレ無し」である。

中盤以降のストーリー展開は映画のバックボーンであるので、皆様が映画を観る前にネタを知ってしまうことによって潜在意識の中で期待感や失望感を膨張させてしまわないようにという映画好きならではの配慮からである。だから無駄話も多くなるのだが(笑)

長距離弾道ミサイル打ち上げ式典(本当にあるのかわからないが)で、洗脳された児童の薄気味悪い歌から映画がスタートする。一方アメリカではエミネム(本人)が番組内で想定外のものすごいカミングアウト宣言をする。そんな予期しないスキャンダルから、ヅラ疑惑とかが本人出演でバンバンと飛び出てくる。ツカミはOKって感じである。


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ジェームズ・フランコ演ずるデイヴのキャラ立ちがいい。ものすごいテンションを持続している。彼本来のキャラでは無いと思うが、こんなコメディーで観るのは初めてだ。つい先日、彼がすごい悪役だった映画も観たばかりだが、こんなにふざけた役もこなせるとは流石だ。

セス・ローゲン演じるプロデューサーのアーロンも朴訥とした感じでとても懐が深く癒されるキャラである。デイヴのマネージャーも兼ねていて常に二人三脚で番組を盛り上げている。

番組はスカイラーク(アホウドリ)の名がついている。すこしオバカな二人がタッグを組んで芸能人相手なら若干の悪ふざけも鋭い切れ込みもすべてOKのインタビュー番組なのだが、政治ネタだけはいままで手がけたことが無い。彼らの危険な冒険の結末はいかに。

戦車の中で仲良く談笑するシーンでかかる音楽はケイティー・ペリーの「FIREWORK」(花火)が使われている。以下にYouTUBE動画を貼り付けておこう。





★スクール・オブ・ロック

スクール・オブ・ロック01

2004年4月29日(木)公開

【作品情報】
「愛しのローズマリー」などの個性派、ジャック・ブラック主演のコメディ。売れないロッカーが、名門小学校の先生になりすまし、新風を巻き起こす姿を絶妙のテンポで描く。

【ストーリー】
デューイ(ジャック・ブラック)は、ロック・バンドのメンバーとしてワイルドに生きている男。だが、代用教員の親友ネッド(マイク・ホワイト)のアパートに居候している彼は、多額の家賃滞納によりネッドの恋人パティ(サラ・シルヴァーマン)を激怒させ、アパートから追い出すと宣告される。バンド・バトルで優勝すれば賞金で家賃を払えると考えるが、破天荒な態度が問題となりバンドをクビになってしまった。途方に暮れた彼は、名門小学校からネッドにかかってきた仕事の依頼の電話を受け取る。デューイはネッドになりすまして、この学校の代用教員になることにする。まんまと厳しい女校長のマリンズ(ジョーン・キューザック)を騙し、小学校5年生の担任に。そして音楽室から流れてくる生徒たちのクラシック演奏を聴き、生徒たちにロックをやらせて一緒にバンド・バトルへ出場するという計画を思いつく。リード・ギターに内気な少年ザック(ジョーイ・ゲイドス・ジュニア)、ドラムスにフレディ(ケヴィン・クラーク)、キーボードに寡黙なローレンス(ロバート・ツァイ)、ベースにケイティ(レベッカ・ブラウン)、コーラスにソウルフルな歌声を持つトミカ(マリアム・ハッサン)を抜擢し、クラスの仕切り屋の女子生徒サマー(ミランダ・コスグローヴ)をマネージャーにするなど、生徒全員に役割を与えた。生徒たちは、ロックの世界を通じて自由と個性を知っていく。

スクール・オブ・ロック08

【作品データ】
原題 The School of Rock
製作年 2003年
製作国 アメリカ
配給 UIP
上映時間 110分

【スタッフ】
監督 リチャード・リンクレイター
脚本 マイク・ホワイト
音楽 クレイグ・ウェドレン
音楽監修 ランダル・ポスター

【キャスト】
Dewey Finn ジャック・ブラック
Mullins ジョーン・キューザック
Ned マイク・ホワイト
Patty サラ・シルヴァーマン
Zack ジョーイ・ゲイドス・ジュニア
Summer ミランダ・コスグローヴ
Freddy ケヴィン・クラーク
Katie レベッカ・ブラウン
Lawrence ロバート・ツァイ
Tomika マリヤム・ハッサン



スクール・オブ・ロック05

【マイレビュー】
主演のジャック・ブラックの個性がとにかく光る作品だった。
彼は『ガリバー』の主演も含め、いろんな端役でも活躍しているマルチ俳優だが、この主演には彼以外に考えられなかったと思う。
ロックをこよなく愛しているのが、画面を通じていてもよくわかるし、かれのパフォーマンスはロックンロールそのものだった。感心した。

スクール・オブ・ロック06

物語としてはよくある設定ではあったが、教員に成りすまし、勉強ばかりしている有名私立小学校のそれぞれの子供たちの才能を見出し、ロックバンドに仕上げる過程とか本当にとても夢のある作品になっている。

特に面白いのは教室の黒板に音楽の発祥から現代の音楽ジャンルになるまでの図式を書いて、それぞれのバンド名をジャンル分けしたところだった。バンドそのものだけじゃなく、このあたりの音楽の歴史を非常に熱く語る教壇のジャック・ブラックの弁舌は特に見ものだ。

スクール・オブ・ロック04

この映画を参考にした映画だとあとで気づいたが、設定やストーリーのよく似た作品としては日本未公開の『ロック・ミー・ハムレット(原題:HAMLET2)』があるので、比較対象的には面白いと思う。是非レンタルビデオで『ロック・ミー・ハムレット』もご覧いただきたい。
僕個人としては『ロック・ミー・ハムレット』のほうが大人っぽくてちょっとした恋愛話も加わるので好きだ。

スクール・オブ・ロック03


★隣のヒットマン

隣のヒットマン16

2001年4月21日(土)公開

【作品情報】
ひとりの殺し屋をめぐる人間関係をコミカルに描いたサスペンス。登場人物誰もが誰かを殺したがっている、複雑に入り組んだ物語が展開。クセ者ぞろいのキャラが魅力的!

【ストーリー】
カナダのモントリオールで歯科医を開業中のオズ(マシュー・ペリー)は、妻ソフィ(ロザンナ・アークェット)の父が残した借金を抱えテンテコ舞いの日々。当然、妻との仲もすっかり冷えきっていた。そんな夫婦の隣に、別名チューリップという殺し屋のジミー(ブルース・ウィリス)が引っ越してくる。シカゴを牛耳るマフィア、ラズロを裏切ったうえ死刑に追いやり、本人は刑期を終えて出所してきたばかりの身。奇妙な隣人をいぶかるオズだったが、なぜか2人の間に通じるものを感じ始める。しかしそれも束の間、ソフィにそそのかされ報酬目当てにジミーを密告する計画を立て、シカゴ行きの飛行機に乗り込む。オズの監視役となったのは、マフィアに囚われの身となっているジミーの妻シンシア(ナターシャ・ヘンストリッジ)だったが、オズは彼女に惚れてしまって二人はベッドを共にする。「友人の女に手を出すヤツは必ず殺す」これがジミーの掟だった。

隣のヒットマン03

【作品データ】
原題 The Whole Nine Yards
製作年 2000年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス
上映時間 99分

【スタッフ】
監督:  ジョナサン・リン
脚本:  ミッチェル・カプナー
製作総指揮:  エリー・サマハ 、 アンドリュー・スティーヴンス

【キャスト】
Jimmy The Tulip Tudeski:  ブルース・ウィリス
Nicholas Oz Oseransky:  マシュー・ペリー
Sophie:  ロザンナ・アークエット
Frankie Figs:  マイケル・クラーク・ダンカン
Cynthia:  ナターシャ・ヘンストリッジ
Jill:  アマンダ・ピート
Janni Gogolak:  ケヴィン・ポラック



隣のヒットマン11

【マイレビュー】
いつも邦題にはダメ出しばかりをしているが、褒めるのも時には必要だろう。
「隣のヒットマン」 とても上手い! 100点満点だ。
この邦題にはものすごくセンスを感じる。そうなんだよね、ちゃんと観てから命名すればいいんだよ。やればできるじゃんって思う(笑)

邦題を決める人のなかには「副題(サブタイトル)を付けたがる変なクセ」をもった人がいるが、そいつにはその仕事を任せるべきじゃないね。配給会社としては、映画館への動員数、DVDやグッズの売り上げなど…映画の命運あるいは社運がかかっているそんな大事な仕事をそんなクセを持ったセンスの無いヤツに任せちゃダメ。

『副題を付けた映画に良い映画はひとつも無い』 
言い方を変えれば 『駄作だから副題を付けたがる』

のだ。これは僕なりの『タイトルの法則』なので、皆さんも参考にしてみてください。

隣のヒットマン09

この映画の話に移ろう。カテゴリ分けがとても困るが「コミカルサスペンス」というジャンル、これが一番シックリくる。コメディーやドタバタほどは軽くないが、これに一番近かったのでカテゴリはこれにする。

全編にわたって歯医者のオズ(マシュー・ペリー)が天然キャラで明るく陽気で正義感も強く誠実なため、それがこの映画をコミカルに引き込まれるように描いてくれている。
役者もそろっていて安心して観れる。

殺し屋ジミー(ブルース・ウィリス)と相棒フランキー(マイケル・クラーク・ダンカン)のコンビも面白い。
ブルース・ウィリスは完全にハマリ役でこの人以外ではありえないと思う。

マイケル・クラーク・ダンカンはすでに2012年に54歳でこの世を去っているが、あの2000年作品「グリーン・マイル」の囚人役ジョン・コーフィを演じているあの黒人巨漢俳優だ。繊細で優しい囚人の役は見事だった。その直後に出演した映画がこの作品となる。

隣のヒットマン02


冒頭の一コマ。
強欲な妻ソフィ(ロザンナ・アークェット)は意地悪な母親と組んで、稼ぎの悪い夫のオズをイビる。その後出勤のためにボロい中古車に乗り込みエンジンを掛けた直後に「彼がとるある行動」。
とても幼稚で他愛も無い行動なのだが、僕はいきなりツボにはまった特に好きなシーンだ。
まあこのとるに足らないシーンだが、これが彼の気持ちとストレス、その後の突拍子も無い行動を予感させる重要なシーンでもあったと思う。
時間の無い人は「ここだけ」でも是非観てほしい(笑)


最後まで気楽に観れるギャグ満載の映画で、得てして滅茶苦茶で辻褄も合わないような作品も多い中、シリアス性も追求し、ストーリー展開にもこだわり、「ものすごく丁寧に作られた映画」である。
また一つ一つの場面切り替えごとにちゃんと「オチ」があり、冴えた漫才ネタのような作品だった。


とにかく歯医者のオズの「キャラクター」がこの映画全体を優しく明るく和ませてくれているので、ちょっと落ち込んだときに元気が出る作品として是非キープしてほしい1本だ。

隣のヒットマン07

▲パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画

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パーフェクト・プラン 完全なる犯罪計画
劇場未公開

【作品情報】
ブラックユーモアサスペンス。張り巡らされた伏線の数々をじっくり見ておくと、終盤のドンデン返しが一層楽しめる。なる劇場未公開作だが、「恋愛小説家」でアカデミー助演男優賞にノミネートされたG・キニア、「リトル・ミス・サンシャイン」でアカデミー助演男優賞に輝くA・アーキン、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズが懐かしいL・トンプソンら充実の布陣が集結。

【ストーリー】
ウィスコンシン州。保険セールスマンのミッキーは、得意の話術で巧みに客を丸め込み、セールスをする敏腕セールスマン。彼らの実績を競う大会で、ライバルセールスマンに雇われたという男ボブと知り合い、彼を横取りし、自分の部下にしてしまう。ボブは、さっそく新しい顧客ゴルヴィーを見つけ、ミッキーに紹介。ゴルヴィーは一人暮らしの寂しい老人で、彼に保険を無理矢理売り込んだミッキーは、家にあるヴァイオリンが高価なものであることを知る。だがそのことに全く気づかない様子のゴルヴィー。それをいいことに、ヴァイオリンをだまし取ろうと考えるが…

【作品データ】
原題 Thin Ice
製作年/製作国/内容時間 2011年/アメリカ/93分
ジャンル サスペンス/ミステリー

【スタッフ】
監督 ジル・スプレカー
製作 エリザベス・レッドリーフ,クリスティン・K・ウォーカーほか
脚本 ジル・スプレカー,カレン・スプレカー

【キャスト】
ミッキー: グレッグ・キニア
ゴルヴィー: アラン・アーキン
ランディ: ビリー・クラダップ
ジョー・アン: リー・トンプソン
レオナード: ボブ・バラバン



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【マイレビュー】
このあたりの作品がサスペンスとかミステリー扱いに分類されるだけでも極めて不満である。確かに娯楽映画としては映像も配役も全然悪くないが、なんせストーリーに新しさがまるで無い。

(追記2014/2/20)新しくドタバタ・コメディーというカテゴリーを作ったのでそっちに分類した。

ストーリーも展開も「古典的」であり「王道」である。
またコメディー要素も多分に含んでいるので、シリアス性に欠け、度重なる災難にせいぜい「お気の毒に」って思える程度である。この作品を作った目的としても、観客がその程度感じてくれるだけでおそらく十分だったのだろう。

「セブン」を紹介した後で、この作品を紹介したのは両極端の「対比」的な意味合いもある。
決してこの映画が「最低」というわけじゃないが、ポンコツだった。
ランキングで言えばイマイチ▲ですな。

●エイリアン バスターズ THE WATCH

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日本未公開 コメディ映画『The Wa○ch』 日本語字幕

日本未公開との映画だが、単純にコメディータッチのエイリアンバスター物で、ストーリーは予想通りだが、それぞれの個性あふれる4人の個人的な事情や家族への愛情物語もあり、見飽きることが無く一気に観れたし面白かった。

だが、「未公開」という事情を察すると「スポンサーが付かなかった」のだろうと僕は思う。
なぜならこの映画はアメリカ最大の大型スーパー「コストコ COSTCO」を舞台にしているってところが第一の障害。日本にもところどころにあるが、そんなに数多く日本全国に店舗も無く、扱っている商品も外国製品が多いため、日本メーカーの買い手がつかなかったんだろうってのが一つ目。

そして二つ目は、出てくる会話である。
セリフを日本語訳にしたら、全部が「ピ~~~~!」になるほどの放送禁止用語、それに卑猥な比喩や表現がポンポンと飛び出すからだろう。僕にしたら全然ノープロブレムだろうけど、子供が好きそうなストーリーなのに、親が子供に見せられないからだろうな。

主役はナイトミュージアムのベン・スティラーで、あの真面目そうなキャラクターが、コストコの店長って役回りにピッタリだったが、さすがに床に倒れたエイリアンに向けて銃を執拗に何回もぶっ放すシーンは少し違和感があった。
だけどこの映画の中で僕が一番気に入って笑えたのがそのシーンだったし、他の映画には無くとても意外性があって高度な面白いシーンだった。



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プロフィール

力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
ニコール・キッドマン
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン

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