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★イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

イミテーション・ゲーム04

3月13日(金)公開

【作品情報】
第87回アカデミー賞ノミネート作品。ベネディクト・カンバーバッチが実在の天才数学者を演じ、その数奇な運命を描く人間ドラマ。第二次世界大戦時、解読不可能と言われたドイツ軍の暗号“エニグマ”の解読に挑んだ英国人数学者アラン・チューリング。戦争時の機密事項のため、英国政府が50年間も隠し続けていたチューリングの知られざる人物像が明らかになる。

【ストーリー】
1939年、英国がヒトラー率いるドイツに宣戦布告し、第二次世界大戦が始まる。ケンブリッジ大学特別研究員で、27歳の天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)は、英国政府ために独軍の誇る難攻不落の暗号エニグマ解読に挑むことになる。英国海軍のデニストン中佐(チャールズ・ダンス)は6人の精鋭を解読チームとしてブレッチリー・パークに集めるが、チューリングは一人で仕事をしたいと訴える。MI6のスチュアート・ミンギス(マーク・ストロング)はチーム一丸となることを求めるが、チューリングにとって暗号解読は自分の能力を試すゲームに過ぎなかった。リーダーのヒュー・アレグザンダー(マシュー・グード)のもと奇襲作戦やUボート情報の暗号文を分析するチームを尻目に、チューリングは一人でマシンを作り始める。

イミテーション・ゲーム03

【作品データ】
原題 THE IMITATION GAME
製作年 2014年
製作国 イギリス アメリカ
配給 ギャガ
上映時間 115分
映画公式サイトへ

【スタッフ】
監督 モーテン・ティルダム
脚本 グラハム・ムーア
原作 アンドリュー・ホッジス

【キャスト】
アラン・チューリング:  ベネディクト・カンバーバッチ
ジョアン・クラーク:  キーラ・ナイトレイ
ヒュー・アレキサンダー:  マシュー・グード
ロバート・ノック探偵:  ローリー・キニア
デニストン司令官:  チャールズ・ダンス
ステュワート・メンジース:  マーク・ストロング
ジョン・ケアンクロス:  アレン・リーチ
ピーター・ヒルトン:  マシュー・ビアード
ジャック・グッド:  ジェームズ・ノースコート
シュタール軍曹:  トム・グッドマン=ヒル



イミテーション・ゲーム01


【マイレビュー】

『誰も期待しない変わり者こそが不可能を可能にする。』

とても面白かった。
実在した人工知能の父と呼ばれた天才数学者アラン・チューリングについての物語でありこういう作品は特に好きなジャンルだった。

今僕たちの生活に無くてはならないPCやスマホの基礎となるのだから本当にすごい貢献である。
クロスワードパズルとか将棋とかチェスとか、そういうゲーム的な要素も絡む暗号解読はたとえシロウトの僕でも興味深い内容で本当に一気に観れる映画だった。


イミテーション・ゲーム05



アラン・チューリング (wikipedia)
(Alan Mathison Turing, 1912年6月23日 - 1954年6月7日)

イギリスの数学者、論理学者、暗号解読者、コンピュータ科学者。第二次世界大戦の間、ブレッチリー・パークにあるイギリスの暗号解読センターの政府暗号学校でドイツの暗号を解読するいくつかの手法を考案し、英国の海上補給線を脅かすドイツ海軍のUボートの暗号通信を解読する部門 (Hut 8) の責任者となった。ドイツが使用していた、エニグマ暗号機を利用した通信の暗文を解読する(その通信における暗号機の設定を見つける)ための機械 「bombe」(この映画では「クリストファー」) を開発した。



イミテーション・ゲーム12


エニグマを解析した功績というよりも、まさにデジタル・コンピュータ開発の第一人者だったことのほうが今となっては大きい。最終的に暗号を解いたのはアランと一体になったコンピューターの「クリストファー」(実際は「bombe」)である。

コンピュータの名前については映画としての脚色だがとても秀逸な設定でなんとも切なかった。
「クリストファー」とは少年時代の彼の初恋の相手である。

少年期にイジメから救ってくれたクリストファーに対する同性愛に目覚めるアラン。暗号学の本を読むクリストファーに 「暗号と会話はどう違うのか」 とアランが尋ねるシーンがある。

そのときの二人の間での会話がとても秀逸だった。この部分は観て感じていただきたい。


イミテーション・ゲーム09


wikipedia「エニグマ」より

64年ぶりの解読

2006年2月、未解読のままになっていた三つの暗号文の内の一つが、ドイツのアマチュア暗号解読家とインターネット上の仲間による共同プロジェクトM4 Projectによって解読された。M4 Projectは、分散コンピューティングを使用したブルートフォースアタック(総当たり攻撃)によってエニグマ暗号文を解読しようとするプロジェクトで、解読された内容はUボートが発信した「敵を追跡している」という内容のものであった。




イミテーション・ゲーム15


特に主演のベネディクト・カンバーバッチの演技が素晴らしい。
こんな天才数学者の役も、無機質な悪役も ”にじみ出る知性” でこなしてしまう役者さんである。「スマート&エリート」って感じだ。

アランと婚約したジョアン・クラーク役のキーラ・ナイトレイについてはちょっと役柄的に中途半端で不満が残ったが、実話に則しているらしいからしかたない。いつも思うけど彼女は綺麗なんだけど何にも色気が無い。

戦争映画でも必ず登場するのが無能な上官である。たぶん美談を作るためには必要不可欠な悪なのだろう。それが憎らしければ憎らしいほど良い。デニストン司令官役のチャールズ・ダンスである。
もっともっと無能振りを晒して欲しかったし、仕返ししてギャフンと言わせたかった。ギャフンって古っ!


イミテーション・ゲーム10


エニグマの解析を遂げて、戦争を2年も早く終わらせ1300万人の命を救った人工知能の父と呼ばれるアラン・チューリングの功績は戦後50年以上もイギリス政府によって伏せられていた。
暗号解読は軍の最高機密事項でもあるため、彼は天才であるにもかかわらずずっと同性愛の罪人扱いで一生が終わった。
遅きに失したがその戦後の彼に対する非礼の数々を公式にイギリス政府が謝罪している。

こうしてPCが普及したのも彼のおかげである。
もっと言えば僕が今打っているキーボードの文字配列も彼の発明なのだ。


つい最近おこなわれた第87回アカデミー賞では「脚本賞」に輝いた。
是非観て欲しい秀逸映画である。


イミテーション・ゲーム21




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●武士の献立

武士の献立02

MovieWalkerより抜粋
2013年12月14日(土)公開

【作品情報】
江戸時代の加賀藩を舞台に、その台所を切り盛りする包丁侍の家に嫁入りした娘と、料理が苦手な跡継ぎが、ぶつかりながら、絆を深めていく姿を描く家族ドラマ。上戸彩と高良健吾が夫婦役に扮するほか、西田敏行、余貴美子らベテランが脇を固める。当時のレシピ集である「料理無言抄」を基に再現された江戸時代の料理も必見だ。

【ストーリー】
江戸時代。優れた味覚と料理の腕を持つが、気の強さが仇となり1年で離縁された春(上戸彩)は、加賀藩六代藩主・前田吉徳の側室・お貞の方(夏川結衣)に女中として仕えていた。ある日、料理方である舟木伝内(西田敏行)にその才能を買われ、息子の嫁にと懇願されて春は2度目の結婚を決意する。舟木家は代々、藩に仕える由緒ある包丁侍の家であったが、跡取りの安信(高良健吾)は料理が大の苦手で、しかも春より4つも年下。春は、姑の満(余貴美子)の力も借りながら、必死に夫の料理指南を始める。様々な料理の基礎を安信に教える春。渋々指導を受けながらも、めきめきと腕をあげていく安信。やがて昇進の機会が訪れ、試験では春が夕餉に出した治部煮をもとに治部の肉の代わりにすだれ麩を足す着想が、節制を重んじる藩から高い評価を得る。昇進した夫の素っ気ない感謝の言葉に小躍りしたいほど嬉しい春。安信の昇進を家族はもちろん、親友の定之進(柄本佑)やその妻・佐代(成海璃子)も喜ぶのだった。嫁入りから1年。江戸詰から家に戻った伝内は隠居を決意。安信に役目を譲り、今後は加賀料理を書に纏めたいと語る。

武士の献立01

【作品データ】
製作年 2013年
製作国 日本
配給 松竹
上映時間 121分

【スタッフ】
監督 朝原雄三
脚本 柏田道夫 、 山室有紀子 、 朝原雄三
製作総指揮 迫本淳一 、 飛田秀一

【キャスト】
舟木春:  上戸彩
舟木安信:  高良健吾
舟木伝内:  西田敏行
舟木満:  余貴美子
お貞の方(真如院):  夏川結衣
大槻伝蔵:  緒形直人
今井佐代:  成海璃子
今井定之進:  柄本佑
前田土佐守直躬:  鹿賀丈史



武士の献立04

【マイレビュー】
上戸彩さんが可愛くて健気で頭が良くて気立てのいい姉さん女房役だった。
とにかく料理の腕、味覚、手際すべてそろっている。そんな料理の腕前を見込まれて『包丁侍』の跡取りに嫁いでゆく。
この女房の話まで本当かどうかはわからないが、加賀藩で実際に存在した役人の話である。

『武士の家計簿』もたしか加賀藩だったと記憶している。あちらの人はこのあたりの伝記を実に几帳面に残している。北陸地方が学力が高いのはこの時代の名残が現在にも生かされているからなのだろう。

武士の献立03


関ヶ原の戦い前後に新しく徳川氏の支配体系に組み込まれた大名のことを「外様大名」と呼び、主に首都圏近辺ではなく地方を治めさせられていたが、いつ将軍家に刃向かうやも知れず、将軍家にとっては常に目の上のたんこぶである。
陰謀などもあり外様大名は主家が滅亡することも多く、長い江戸時代の間には常にお家騒動が絶えないのだった。

だからこのような前田藩も例外ではなくお家存続のための知恵である『包丁侍』も饗応の宴などで将軍家の接待役として重宝がられていたということが歴史認識としてよくわかる。

武士の献立05


難を言えばこの映画、上戸彩さんが主役であること自体がちょっと違う?と感じてしまった。
これでは『女房の献立』である。
武士の家計簿」は堺正人さんが主役で一家の主、そして陰で支える女房役の仲間由紀江さんという江戸時代ならではの自然な構図だったが、この作品は全然違う。
武士である夫(高良健吾)の頼りなさが結局最後まで持続してしまった感じがした。

やっぱ脚本が良くない。
「いい女房がいるから男が出世する」的な部分を強調しすぎだった。要するに「姉さん女房であげまん」風な短絡性が脚本の本筋になっている。女性脚本家が一枚咬んでいるといつもこんな風に結局は前に出たがりで自己満足型のストーリーとなり、なんか映画の本当の焦点もボケる。田島陽子センセみたいで僕は好きではない。
「包丁侍」という役職に誇りが持てないのはわかる気がするが、ケツを叩かれて渋々やったにしても、家督を守り家庭を持ち愛する女房のためにそこは男の気概でやり遂げて欲しいところである。
料理というのが味覚や技術や知識だけあればいいというもんじゃないところなんかは、いちばん伝えるべきだったはずだ。

どうせならもう少し料理の内容にこだわって例えばレシピを紹介するとか、ひとつの料理の完成までの手元だけをクローズアップして5分近く回しっぱなしにするとかして欲しかった。どうせ手元は一流の料理人が吹き替えているのだと思うから。

武士の献立06

★清須会議

清洲会議05

MovieWalkerより抜粋
2013年11月9日(土)公開

【作品情報】
三谷幸喜が17年ぶりに手がけた小説を自らメガホンを握り、映画化。織田信長亡き後、その家臣たちが集まり、後継者問題や領地の配分を決めた、清須会議。日本史上、初めて合議によって歴史が動いたとされる、同会議に参加した人々、それぞれの思惑など、入り乱れる複雑な心情が明らかになる。三谷にとっては本作が初の時代劇。

【ストーリー】
天正10年(1582年)。本能寺の変で、一代の英雄・織田信長(篠井英介)が明智光秀(浅野和之)に討たれた。跡を継ぐのは誰か……。後見に名乗りをあげたのは、筆頭家老・柴田勝家(役所広司)と後の豊臣秀吉・羽柴秀吉(大泉洋)であった。勝家は、武勇に秀で聡明で勇敢な信長の三男・信孝(坂東巳之助)を、秀吉は、信長の次男で大うつけ者と噂される信雄(妻夫木聡)を、それぞれ信長の後継者として推す。勝家、秀吉がともに思いを寄せる信長の妹・お市様(鈴木京香)は、最愛の息子を死なせた秀吉への恨みから勝家に肩入れ。一方、秀吉は、軍師・黒田官兵衛(寺島進)の策で、信長の弟・三十郎信包(伊勢谷友介)を味方に付け、秀吉の妻・寧(中谷美紀)の内助の功もあり、家臣たちの心を掴んでいくのだった。そんな中、織田家の跡継ぎ問題と領地配分を議題に“清須会議”が開かれる。会議に出席したのは、勝家、秀吉に加え、勝家の盟友で参謀的存在の丹波長秀(小日向文世)、立場を曖昧にして強い方に付こうと画策する池田恒興(佐藤浩市)の4人。様々な駆け引きの中で繰り広げられる一進一退の頭脳戦。騙し騙され、取り巻く全ての人々の思惑が猛烈に絡み合っていく……。

清洲会議02

【作品データ】
製作年 2013年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 138分

【スタッフ】
監督 三谷幸喜
脚本 三谷幸喜
原作 三谷幸喜

【キャスト】
柴田勝家: 役所広司
羽柴秀吉: 大泉洋
丹波長秀: 小日向文世
池田恒興: 佐藤浩市
織田信雄: 妻夫木聡
前田利家: 浅野忠信
黒田官兵衛: 寺島進
前田玄以: でんでん
堀秀政:  松山ケンイチ
織田信包: 伊勢谷友介
市: 鈴木京香
寧: 中谷美紀
松姫: 剛力彩芽
織田信孝: 坂東巳之助
滝川一益: 阿南健治
佐々成政: 市川しんぺー
森蘭丸:  染谷将太
織田信長: 篠井英介
なか: 戸田恵子
小一郎:  梶原善
小袖: 瀬戸カトリーヌ
義兵衛:  近藤芳正
明智光秀: 浅野和之
織田信忠:  二代目中村勘太郎
枝毛: 天海祐希
更科六兵衛: 西田敏行



清洲会議01

【マイレビュー】
戦国時代の歴史好きな方はもちろん、歴史が詳しくない方でも、三谷幸喜好作品らしい捻りや洒落が存分に利いていて面白可笑しく観られる作品になっている。
配役の最後に名前が出ている「更科六兵衛」さんをご存知だろうか。そう、あの『ステキな金縛り』に出てきたあの落ち武者幽霊である。その映画もご覧いただいている方なら、更科六兵衛さん登場シーンではポップコーンをブチまけるほどだと思う。
いつも通り三谷幸喜さんにとって欠かすことの出来ないお気に入りの俳優さん達がこの映画にも多数出演している。
羽柴秀吉(大泉洋)と柴田勝家(役所広司)の跡目争いをめぐるやりとりに加え、お市の方(鈴木京香)の誘惑や、寧(中谷美紀)の夫を立てる天真爛漫な振る舞いなど史実に割りと忠実にデフォルメされたキャラクターが立っていて素晴らしい娯楽映画になっていると思う。

清洲会議07

脱線ストーリー  「戦国時代歴史探訪」

僕が戦国時代に興味を持ったのは今から約25年ほど前、当時勤務していた会社でノート型パソコンが1人1台貸与されたことがきっかけだった。当時、パソコンに慣れ親しむことを目的にKOEI初代の『信長の野望』が本社から送られてきた。営業や経営に役立つからということだったのだろうか。考えられない「スットコドッコイな英断」である。つまるところ肝心の営業や経営はすっ飛ばしてそのシミュレーションゲームにハマってしまったことが戦国時代歴史探訪のきっかけだった。大名や武将に興味が出て織田信長などを中心とした戦国時代歴史小説を数多く読んできたし、転勤先々でお城や歴史資料館を訪れたり図書館で史実を調べたりもした。

本能寺で主君の織田信長が明智光秀に討たれたとき、秀吉は信長の命により中国地方にいて毛利攻めを画策していた真っ最中だった。その知らせを受けて毛利と即時講和を成立させ、たった2日で京都に帰り、(この疾風ともいえる早業には「中国大返し」と言う名前がついている。)真っ先に明智光秀を討ったのである。それが『山崎の戦い』である。
信長に一番可愛がられていて足軽隊長となった秀吉だったが、この時点までは重臣である勝家や長秀よりもまだまだずっと格下だったのだ。ただその『山崎の戦い』で並み居る家臣の誰よりも早く逆臣である光秀を討ったのだから、秀吉はこの清須会議に臨む前に立場や発言権として他の誰より一歩秀でていたのは事実である。

清須会議10

この『清須会議』はもちろん実際にあった出来事であるが、行なわれた経緯や会議の内容についてはあまり世間一般に知られてはいないと思う。簡単に言えば主君亡き後の「織田家の跡目と領地配分を決定する会議」のことである。
この『清須会議』、実は「人たらし」である秀吉が次の天下を取るための布石としてとても重要な会議だったのだ。
秀吉が「人たらし」である理由はすでに定着していた「羽柴」という苗字にも表れている。羽柴の「羽」は丹羽長秀から、羽柴の「柴」は柴田勝家から、秀吉が何年か前にその武運にあやかりたいと両人にお願いしちゃっかり貰っていたのである。このへんは小憎らしいほどの秀吉ならではの人たらし具合だ。

明智光秀は主君に逆らう逆賊となったため秀吉に討たれたのだが、本来彼には織田信長の描く天下統一の姿とは全く違う崇高な理想があったのだと思う。現に光秀の本拠地であった福知山あたりは光秀の功績やその名にあやかった地名が数多くあるほど民衆から信望されていた。『本能寺の変』は計画的ではあったが、彼には珍しく思慮に欠け、先読みが全くできていなかったことがとても悔やまれる。一番の誤算は本能寺から秀吉のところへ向かう伝令を止められなかったことだった。有名な「三日天下」と言う言葉があるが、ご存知の通り、主君を討って明智光秀が獲った「数日間ほどの天下」に由来する。ただいろんな本を読めば読むほど僕は織田信長や豊臣秀吉や徳川家康よりも明智光秀のほうが好きになっていた。

僕の好きな戦国武将は『明智光秀』、そして秀吉の初代軍師の『竹中半兵衛』、そして家康が最も恐れた男『真田幸村』の三人である。共通することは『文武両道』な『軍師』であることだ。守るべきもののために何の見返りも期待せず最大限の力を発揮することが出来るタイプである。そのため何より人々に優しく、理念も純粋で、信望も厚い。そういうところを僕も見習いたいし大好きなのである。
同じ軍師でもな~んか野望の匂いがプンプンする『黒田官兵衛』はそれほど僕の好みではない。



脱線終了と同時にレビューも終了~! またね~

清洲会議11

★カポーティ CAPOTE

CAPOTEカポーティ

 ノンフィクション・ノベルという新たなジャンルを切り拓いたと言われるトルーマン・カポーティの傑作『冷血』、その完成までの道のりを描き出した伝記ドラマ。一家4人惨殺事件の詳細を本にすることで新たな成功を目論むカポーティと彼の取材に協力する犯人との屈折した関係が生々しく綴られる。カポーティの複雑な人物像を巧みに演じきったフィリップ・シーモア・ホフマンはその演技が絶賛され、アカデミー主演男優賞をはじめ数々の映画賞を獲得した。監督はデビュー2作目の新鋭ベネット・ミラー。
 1959年11月15日、カンザス州ののどかな田舎町で一家4人惨殺事件が発生する。翌日、ニューヨークでこの事件を知った作家カポーティは、これを作品にしようと思い立ち、すぐさま現地へと取材に向かう。同行した幼なじみのネルと共に事件現場や関係者を訪ねて回るカポーティ。やがて2人の容疑者が逮捕されると、カポーティは彼らへの接近を試み、その一人ペリー・スミスの不思議な魅力に創作意欲を刺激される。そして、ペリーとの面会を重ねる中で次第に彼の信頼を得ていくカポーティだったが…。



引用文の通り、作家トルーマン・カポーティの伝記映画だが、あのオードリー・ヘップバーン主演の往年の大ヒット映画「ティファニーで朝食を」の作者であることをご存知の方はそれほど多くないのではないだろうか。
この映画の中でもその「ティファニーで朝食を」を書いたときのことを話すシーンも盛り込まれている。
トルーマンを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンはやはりアカデミー主演男優賞も獲ったんだな。
この映画をWIKIで調べてみてはじめて知ったがやはりこの人の個性はすごい。
たぶん、あの時代では珍しい「オカマ」だったんじゃないかなって思える。

映画を観ている人に対してもそうだけど、ストーリー中でも受刑者や友人との会話で虚飾の自分を演ずる演技をしている「演技の上塗り」部分もある。それがとても自然でわざとらしいところが一切無い演技なので、いったい本当なのはどっちなのだろうかと、観てるこちら側も考えさせられてしまうという「狙い」にまんまと嵌ってしまう。

この映画を観ながら毎日床に就いていたが、いつも途中でなぜか眠くなってそのまま寝ちゃうんだよね。
でも続きがどうしても観たくなる変な映画だった。
前後の脈略がわかる部分までシーンを戻して、再スタートを繰り返して観終わるまでかれこれ4日も掛かった。

いい映画だったという印象はあまり無い。
だが、なんだか不思議な感覚が残る映画だった。

受刑者の友人として、あるいはただ小説を書くためのビジネス的な取材相手としての関係、そのあたりのバランスの崩れと心の葛藤が、この映画の見所だと思う。
特に受刑者の姉に取材した後に受刑者に会うトルーマンの絶妙な距離感の演技が見事だった。








★武士の家計簿

武士の家計簿2
【映画】武士の家計簿 2010年 【アルバム禁止】

幕末の加賀藩猪山家の家族の経済立て直しにまつわる物語。
困窮した家計を根底から見直し、家財道具を売り、借金を返済し、一家を立て直してゆくために倹約を実行する直之と妻お駒とその家族。語り部はその子「猪山成之」。のちの大日本帝国海軍主計大監である。

堺雅人演じる「猪山直之」(加賀藩のそろばん侍=今で言う官庁の事務方)と仲間由紀江演じるその妻「お駒」の夫婦の姿に日本の古き良き時代の夫婦の姿を観ることができる。
その子「猪山成之」は幼いころから、「そろばん侍」である父からの徹底した会計教育を受ける。
祖母が亡くなり、その晩にもそろばんを弾いて葬儀代を計算している父のその姿に、反発もするが、後の明治維新では刀を持つ武士よりも、財政や経済の専門家が重宝されるような時代に入り、藩や軍の参謀として重用されるようになる。
現在の「官僚」である。

猪山家の「入払帳」(家計簿)は現在も重要文化財として保管されている。

映画を観た感想として、家財道具を売り払う段階での大事にしてきたものへの愛着が絡み、とてもユニークでところどころ本当に笑えるシーンがある。
また家族の絆や親子の愛情の面では、とてもジーンとくるシーンも数多くある。

僕が特に気に入ったシーンは、カットにもあるが、堺雅人演じる「猪山直之」が仲間由紀江演じる「お駒」に
「大変な家に嫁いできてしまったと思っているか」
との問いにしばらく考えて
「思っています。
・・・・・・と言ったらどうなさいます?」
というシーンで、こういうお駒のちょっとした愛嬌が、直之の救いになっているシーンだ。
これにはちょっとした伏線もあるので大変面白い。


あらすじ:
会計処理の専門家、御算用者として代々加賀藩の財政に携わってきた猪山家八代目・直之は、家業のそろばんの腕を磨き、才能を買われて出世する。
江戸時代後期、加賀藩も例にもれず財政状況は逼迫していた。
加えて武家社会では出世するにつれ出費も増え続けるという構造的な問題があった。
猪山家の家計が窮地にあることを知った直之は、家財道具を処分し借金の返済にあてることを決断、家族全員で倹約生活を行うことにする。




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力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
ニコール・キッドマン
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン

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