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★プロミスト・ランド

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2014年8月22日(金)公開

【作品情報】
ガス・ヴァン・サント監督&マット・デイモン主演という、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のコンビによるヒューマンドラマ。次世代エネルギーとして注目を浴びるシェールガスの採掘のため、田舎町を訪れた男が同地の人々との交流を通し、人生を見つめ直すようになる姿を描きだす。マット・デイモンは脚本と製作も担当。

【ストーリー】
大手エネルギー会社の幹部候補であるスティーヴ(マット・デイモン)は、仕事のパートナー、スー(フランシス・マクドーマンド)とともに、農場以外はなにもない田舎町マッキンリーへやってきた。実は、マッキンリーには良質のシェールガスが埋蔵されているのだ。スティーヴたちは、近年の不況で大きな打撃を受けた農場主たちから相場より安くその採掘権を買い占めようとしていた。町の財政再建の救世主として迎えられたスティーヴだったが、予期せぬ障害が立ちはだかる。科学教師フランク(ハル・ホルブルック)と環境活動家ダスティン(ジョン・クラシンスキー)が採掘に反対し、町の人々を説得する。そして、賛否は住民投票にゆだねられることに。さらにスティーヴは、仕事への信念と情熱を根本から揺るがすような衝撃の真実を知ってしまう。

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【作品データ】
原題 PROMISED LAND
製作年 2012年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ
上映時間 106分

【スタッフ】
監督 ガス・ヴァン・サント
脚本 ジョン・クラシンスキー 、 マット・デイモン
原作 デイブ・エッガース

【キャスト】
スティーヴ・バトラー:  マット・デイモン
ダスティン・ノーブル:  ジョン・クラシンスキー
スー・トマソン:  フランシス・マクドーマンド
アリス:  ローズマリー・デウィット
フランク・イエーツ:  ハル・ホルブルック
デヴィッド・チャーチル:  テリー・キニー
マイケル・ダウニー:  ジョー・コイル



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【マイレビュー】
次世代の地球エネルギーである『シェールガス』採掘をめぐり田舎町の買収を目論む企業の敏腕幹部候補サラリーマンの信念と決断の物語。

・・・と言ってしまうと観たくなくなってしまう人もいると思う。
でもこの映画は観ておく ”べき” 映画じゃないかなって僕は思う。とてもいい映画だった。

サスペンスでもミステリーでもないのだが、マット・デイモン扮するスティーヴの情熱的な説得力にグイグイと引き込まれるだろう。彼の育ってきた境遇も影響している。思わず共感すること請け合いだ。

冒頭に、地域住民の取りまとめ役をしている町会長のような人物に会って話すシーンがある。
あくまで誠実で正攻法な彼の営業姿勢がストレートに伝わってくる。「ウォールストリート」の上っ面だけのインチキくさいアナリストとは器が全然違う。
姑息でチープな町会長の打算的かつ俄か仕込みの知識武装が軽々と論破されてしまうとこなど、小気味良いぐらいだ。

またところどころ投射的に『自分が農場主だったら・・・・』という決断を迫られているような感覚が芽生えてくるから不思議だ。


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二者選択を迫られたとしよう。
それがこの映画では「住民投票」にあたる。
本来は自然も産業も両輪でなければいけないものなのだが、いつの時代も二つの理論は相反し、反目する。
ひとりの人間にしたら「自然環境を守る」ことと「家族の安泰」と比較したら圧倒的に後者を選んでしまう。その場合、地球レベルの話は理想論に成り下がるのだ。
そのあたりもとてもうまく描かれている。

日本でも同じだ。
大きなところでは沖縄基地の移設問題や原発再稼動などの問題だ。
地域によっては大型ショッピングモールなどの土地開発と企業誘致。
こういうすべての開発には企業が絡む。

この映画でもセリフがあるように、企業にとっての悩みのタネで一番の厄介ごとというのは、土地買収の進捗の問題ではなく、「地域住民を説得すること」にある。土地より住民なのである。
住民擁護の立場を装った環境保護団体(支援金目当てのエセ環境保護団体や、野党政党や対抗勢力に金で雇われたプロ市民)も本格的に動き出すからだ。


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この点をクリアにしなければ巨額の利権も前に進まない。
この映画では、”そんなとこにも”人間の集団心理を微妙についた企業の狡猾な頭脳が発揮される。
この点が特に面白かった。
政治で言えば、選挙で対立候補をわざと立てる「当て馬」や、選挙後の「スキャンダル」や「ゴシップ」記事のリークがそうである。


開拓者となった先祖から引き継いだ広大な農場を守り、作物や家畜を育ててゆく責任。
豊かな自然環境と肥沃な大地と澄んだ空気。
これからの農業が孕んでいる景気の先細り感と家族の将来の生活不安。
そこに降って沸いたような巨大なエネルギー資源の存在と巨額な土地買収話。
さてどうする?!


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この映画はそういう理想と現実の共存した世界を描いており、その「さじ加減」が絶妙である。
どちらの選択をしてもそれがけっして間違いではない。
あの「住民投票」は僕らビューワーの判断でもあるのだ。

しかしアメリカは何でもかんでも「Yes」か「No」でしかない。白か黒かが染み付いた国民性で、しかもそういう二者択一が好きな国なのだ。
100人には100通りの考えがあるのだが、いつでもその中間である「グレーな世界」を追求してもいないし、絶対にそんな中間点で落ち着こうともしない。「勝ち負けにこだわり過ぎ」な国民だからである。

最近アメリカっぽくなってきた日本だが、2700年の世界一の歴史ある日本の中になら、100通りの解決方法があるはずだ。


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★イントゥ・ザ・ストーム

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MovieWalkerより抜粋
【作品情報】
超巨大竜巻に襲われた人々が体験する衝撃を描く。ハンディカメラなどを使用したドキュメンタリータッチの映像でリアリティあふれるシーンを創出する。監督は『タイタニック』などで第2監督を務め、“ジェームズ・キャメロンの右腕”とも言われる『ファイナル・デッドブリッジ』のスティーヴン・クエイル。

【ストーリー】
アメリカ中西部シルバートンの町に地球史上最大規模の超巨大竜巻が襲来。最悪の事態はまだこれからだと専門家たちが予測する中、気まぐれで恐ろしい巨大竜巻を前に町の人々は為すすべもない。ほとんどの住民はシェルターに避難するが、竜巻を追って観測する研究者=ストーム・チェイサーたちは、生涯に一度の観測のためにあえて竜巻の渦に向かっていく。そんな中、二人の息子が通う高校の教頭(リチャード・アーミティッジ)は、生徒や家族を守ろうと懸命の努力を続けていた……。

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【作品データ】
原題 INTO THE STORM
製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ワーナー・ブラザース映画
上映時間 89分

【スタッフ】
監督 スティーヴン・クエイル
脚本 ジョン・スウェットナム
製作総指揮 リチャード・ブレナー 、 マーク・マクネア 、 ブルース・バーマン
製作 トッド・ガーナー

【キャスト】
ゲイリー:  リチャード・アーミティッジ
アリソン:  サラ・ウェイン・キャリーズ
ジェイコブ:  ジェレミー・サンプター
テリー:  ナザン・クレス
ピート:  マット・ウォルシュ
ドンク:  カイル・デイヴィス
ドニ―:  マックス・ディーコン
ケイトリン:  アリシア・デブナム=ケアリー




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【マイレビュー】
3D映画館で観なければこの「ド迫力」がわからないかもしれない。PC画面を通じた視聴だったためとても残念だった。

竜巻作品は今までに何度か観てきたが、この映画を越えるほどのリアリティーは無かった。
いや、”リアリティー”と言っても僕自身、竜巻をこの目で実際に見ていないので本当のところは定かではないが、日本でも関東で3年前にあった竜巻映像とかを見る限り、この映像の迫力や細かなディティールはハンパ無く群を抜いているように思う。

僕はあまりファウンドフッテージと呼ばれる素人が撮ったようなハンディーカメラを多用したドキュメンタリータッチの作品は目が回るので好きではない。YouTubeにあるUFO映像のような感覚だ。その点この作品は車載カメラでの映像を思わせる定点カメラや通常のレールやクレーン、それに空撮映像などもしっかりあって、色んな角度から竜巻の迫り来る様子を映してくれていたのでよかった。


into the storm10


本当に凄い映像の数々だった。
架空の竜巻をあれほどリアルに描く技術はとても高度だと思う。
ついに”捏造”もここまできたかって感じだ(笑)。

有名な俳優は一切出演していない。なのでストーリーとしてはアメリカ映画にありがちな災害を通じての家族や親子、地域社会との絆を描いたものでやや陳腐ではあるのだが、やっぱり自然の猛威ってのが主軸であるためストーリーとしては仕方ないかな。


into the storm07


若干のネタバレになるが・・・

この映画に出てくる能天気で危険な映像をネタにして、大金持ちを目指しているユーチューバーたちの軽薄な傍若無人加減も、腹が立つのを通り越えてとても愉快に描いていたと思う。この二人の命知らずの若者による映画全体におけるスパイス加減とフォロー具合はとても良かったと思う。

奇想天外な点としてよかったのは ”竜巻の目” の中に入った ”つかの間の静寂” を描いたこと。それに ”絶景” を見て一瞬微笑むシーンである。
災害映画における抑揚というか振り幅をうまく描いていたと思う。


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ただ、ひとつだけ難点があった。
竜巻シェルターに避難していた大勢の市民をわざわざスクールバスに分乗させて再度脱出避難させたあと、彼らはどうなったのか、その顛末がとても気になった。そう感じたのは僕だけじゃないと思う。

あまり詳しく掛けないので、以上は観てのお楽しみということで。


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こんな日本という自然災害の宝庫の国に住んでいてとても不謹慎なことを言うようだけど、地震や津波、暴風雨や雷や台風とか、そういう自然の猛威にワクワクするという人も中にはいると思う。
直接的あるいは間接的な被害に遭っていないのだと思うが、地域災害情報や自らの命の危険を察知する力を過小評価しないことだ。
”備えあれば憂い無し” である。
この映画に出てくるYouTuberとか、能天気だけは最悪、本当にダメだ。


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●ノウイング

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MovieWalkerより抜粋
2009年7月10日(金)公開

【作品情報】
「アイ,ロボット」のアレックス・プロヤス監督が放つディザスター・ムービー。数字で埋め尽くされた不思議な紙を入手し、やがて驚愕の事実を知る大学教授をニコラス・ケイジが熱演。

【ストーリー】
ジョン・ケストラー(ニコラス・ケイジ)はMITの宇宙物理学者。あるとき、息子のケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)が通う学校で、タイムカプセルを掘り出す記念行事が行われる。カプセルの中には、50年前の生徒たちが作った未来想像図が収められていた。生徒一人一人にその中身が配られるが、ケイレブが手にしたのはルシンダ・エンブリー(ララ・ロビンソン)という少女が書いた一見不規則に数字が羅列された紙だった。子どもが書いたとは思えないその内容に興味を持ったジョンはその中にある”911012996”という数列にふと気づく。それは同時多発テロが起きた日付、そして2996人という犠牲者の数と一致していた。愕然とするジョンだったが、そこには過去だけでなく、未来の大惨事も予告されていた。

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【作品データ】
原題 KNOWING
製作年 2009年
製作国 アメリカ
配給 東宝東和
上映時間 121分

【スタッフ】
監督 アレックス・プロヤス
脚本 アレックス・プロヤス
製作 アレックス・プロヤス 、 トッド・ブラック 、 ジェイソン・ブルメンタル 、 スティーヴ・ティッシュ

【キャスト】
ジョン・ケストラー:  ニコラス・ケイジ
ケイレブ・ケストラー:  チャンドラー・カンタベリー
ダイアナ・ウェイランド:  ローズ・バーン
ルシンダ・エンブリー/アビー・ウェイランド:  ララ・ロビンソン
フィル・ベックマン:  ベン・メンデルソン
グレース・ケストラー:  ナディア・タウンゼンド



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【マイレビュー】
主演のニコラス・ケイジ、彼について書こうと思う。

優れたストーリー、優れた脚本なのに、こういう映画にいつも主演をやるニコラス・ケイジ、この人の演技が ”大根” 過ぎて全体の何もかもをほとんど台無しにしてしまう。

彼が出演するハリウッド映画はほぼすべてが ”話題作” と言ってよいと思う。下手クソなのにテレビでいう ”視聴率” みたいなものをこの人は持っている(いた)んだろうな。「興行収入」がある程度見込めるだけのインパクトのある役者であることは間違いない。歌のうまい人のCDが売れる、ってわけじゃないのと同じだ

話題作だから彼の主演映画は僕自身もほぼすべて観ているのだが彼の作品はこの『秀逸シネマ紹介』には殆ど載せていない。変な言い方だけど彼主演の映画のほとんどが観終わってすぐ真面目に書いて載せる気が起きなくなってしまうのだ。アクが強いって言うのかな。観たあとに興ざめしてしまうのだ。

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誤解して欲しくないが僕は決して「ニコラス・ケイジ」のことが嫌いなのではない。
この1~2ヶ月の間にも彼の主演映画を立て続けに観ている。

彼の出演作で言えば「ザ・ロック」、「コンエアー」の時期から 「ナショナル・トレジャー」シリーズ、最近では「ハングリー・ラビット」「フローズングラウンド」まで本当に数多く観ている。
そのなかで彼らしい”わざとらしさ”の光る演技が逆に好かったのは「ワールド・トレード・センター」の消防隊長役ぐらいだった。

ついでだから書くが、このブログにも載せていない映画で「ナショナル・トレジャー」について少し。
彼独特の ”顔を相手に近づけて真正面でしゃべる演技” 、あれがどうも鼻につく。うっとうしさ全開である。
映画全般のの批判にもなるがナショナル・・シリーズは二番三番煎じでちっとも目新しくない。
「インディージョーンズ」とか、「ダ・ヴィンチコード」とか、ストーリーや映像、早い展開、アトラクション的仕掛けなんかモロにカブッっている(ヅラも)。
パクリならパクリでいいけど、主演だけ挿げ替えた感じのオリジナリティーの無さ過ぎる脚本映画はやめたほうがいいし、彼が出たがって駄々をこねても主演は変えたほうがいい。

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僕の考えなのだが、彼はあの映画やこの映画に出てくるようなそういう役を ”好んで” ”選んで” 出演していると思われる。
でももうそろそろ手を引いたほうが良い。
年を経るごとに彼の顔はどんどん長くなってきていて、ヅラでも手に負えない状況にまで来ている。

普通、役者というのは年を重ねればそれだけの円熟味や相応の色気が出てくるのだが、彼は「悲壮感」だけがどんどん増幅してきている。

関連記事で読んだのだが、「ナショナル・トレジャー2 リンカーン暗殺者の日記」でのニコラス・ケイジは「ゴールデン・ラズベリー賞」最低主演男優賞にノミネートされている。何に出演してもここ数年はラズベリー常連になっている。観客のほとんどはもうわかっているのだ。

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この映画の脚本は確かに優れているためここに紹介したのだが、彼主演と言うことではなく映像の迫力やストーリー重視で載せる気になったことを弁解がましく付け加えておく。

ノウイング(KNOWING)とは『予知』とか『虫の知らせ』的な意味だ。

映画の冒頭はホラー的要素が濃い形でストーリーがスタートする。予知能力のある女の子が紙に数字を羅列する。それをタイムカプセルに入れて50年後の未来に贈る。数字をなぞるように数々の事件で多くの犠牲者が出る。地球温暖化が加速し、太陽のフレア活動が活発化してゆく。そこに表れたのは謎の集団だった的な・・・。ストーリーはお楽しみ部分なのでここまでにしておこう。

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役者同士なのにとても似ている母と子が出ている。本当の親子じゃないのかと思うほどだ。
外国映画ではよくあることだけどこの映画でも母親のパニくった行動にはイライラする。そこでじっとしてろ!と言いたくなってくる衝動にかられる。まあ女のヒステリーやパニくった行動ほどハタ迷惑なものは無いと僕の経験上でも痛感しているが(笑)。
つい一昨日起こった 『お嬢様副社長ナッツ袋恫喝空港引き返し大韓航空事件』 などその最たるものだ。

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話を戻そう。
また起こる災害については数多くのとても迫力のある映像がある。
旅客機墜落のシーンは今考えるとCGにおける縮尺度合いが違うように思うのだが、ものすごいリアリティーに満ちている。その他災害シーンでもとても迫力ある映像なのでショッキングだが是非最後までご覧いただきたい。


「インデペンデンス・デイ」、「アルマゲドン」、「デイ・アフター・トゥモロー」、「ディープ・インパクト」、「地球が静止する日」などなど・・・、自然の猛威を描いたものや地球や宇宙規模の災害映画は数多くあるのだが、この映画以上の地球への大打撃映画は今までに無いんじゃないかな。

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●ロック わんこの島

ロック ~わんこの島01

2011年7月23日(土)公開

【作品情報】
フジテレビの情報番組「めざましテレビ」で紹介されて反響を呼んだ実話をもとに、2000年の三宅島大噴火で離ればなれになった犬と飼い主一家との絆を描く感動ドラマ。わんこと子役の愛らしさ、三宅島の美しい風景が涙を誘う。監督は、フジテレビで高視聴率の“月9”ドラマを数多く手がけた『冷静と情熱のあいだ』の中江功。

【ストーリー】
太平洋の小さな島、三宅島で民宿「たいよう」を営む野山一家。小学生の芯(土師野隆之介)は、ここで父・松男(佐藤隆太)、母・貴子(麻生久美子)と共に暮らしている。祖母・房子(倍賞美津子)の家で生まれたばかりの子犬に“ロック”と名付け、愛情を注ぐ芯。だが2000年8月、三宅島・雄山が大噴火。島外避難をすることになった野山一家だが、その矢先、ロックがいなくなってしまう。慣れない東京での避難生活が始まり、必ず島に帰る、ロックは生きている、という希望を胸に一家は毎日を懸命に生きていくのだった。そんなある日、芯たちは噴火災害動物救護センターでロックと奇跡の再会を果たす。しかし、避難住宅では犬は飼えない。次第に体調を崩し弱っていくロック。島にはいつ帰れるかもわからない。様々な不安と葛藤の中、芯はある決意をする……。

ロック ~わんこの島02


【作品データ】
製作年 2011年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 123分

【スタッフ】
監督 中江功
脚本 水橋文美江 、 鈴木智
エグゼクティブプロデューサー 臼井裕詞
撮影 津田豊滋

【キャスト】
野山松男:  佐藤隆太
野山貴子:  麻生久美子
野山芯:  土師野隆之介、佐原弘起
鶴屋肇:  岡田義徳
福田喜一:  柏原収史
真希佐代子:  原田美枝子
野山房子:  倍賞美津子



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【マイレビュー】

最初に言っておくが、僕は犬も猫もその他の動物もそんなに好きではない。

「めざましテレビ」の 『きょうのわんこ』 など最たるものだ。
犬に服を着せるような飼い主の自己満足なんかこっちはどーでもいいし、朝の情報番組に絶対に必要無いコーナーだと思っている。すこし遅れてもモコミチ君の料理のほうにチャンネルを変えるタイミングだ。

ただし、この 『ロック わんこの島』

「この映画を冷静に酷評したり、あるいはストーリーに入り込めず泣けもしないような人間とは本気で付き合わないほうがいいと思うよ(笑)」。

ロック ~わんこの島05


こういう映画、特に僕は苦手である。
どちらかといえば夏休み「東映まんが祭り」と並んで上映されるようなテレビ局製作の子供向け映画ではある。
かといってそういうふうにバカにしているわけでもなく、ジャンルとして嫌いなわけじゃなく、実は僕のように涙腺が蛇口を捻るようにダダ漏れする人間にとっては特に「苦手」という意味である。

『はじめてのおつかい』で号泣してしまう僕にとっては、この映画で泣かない訳が無い。案の定だった。観る前からわかっていたことだ。だけど日本人なら誰でも泣くはずだと思う。

(Wikipediaより抜粋)
この噴火は、世界でも類を見ないほど大量の火山ガスが放出されているところにも大きな特徴がある。8月中旬から三宅島から離れた関東地方でも刺激臭がするという報告が入り、9月に入ってからは徐々に二酸化硫黄の放出が増加。1日あたり5万トンにも達した。その後は放出量が減少していくものの、2010年現在においても数千トンもの放出が続いている。なお、日本において、人為的に発生する二酸化硫黄の量が、1日あたり約3,000トンとされている。
こうした活発な火山活動のため、2000年9月2日から全島民が避難したが、2005年2月1日15:00に避難指示が4年5ヶ月振りに解除された。しかし、火山ガスはいまだ発生しており、2011年現在、山頂周辺が立ち入り禁止区域となっている。



ロック ~わんこの島07


当時の石原都知事も復興支援としていろいろなイベントを企画し実行したが、火山性ガスの噴出もあり頓挫した計画も数多いらしいが、現在は漁業により復興状況は顕著とのこと。まだ一般観光客は少ないが、数年間島が閉鎖状態にあったということで、好漁場として釣り客が多数来島しているようだ。

行ってみようかな。
世界遺産となった小笠原諸島までは遠いが、東京都から6時間ほどの三宅島へのフェリーの旅もいいかなって思う。

以下もwikiから転記。なんだかガスマスクが必要らしい。

■観光
来島に際しては、火山性ガスへの対策としてガスマスクの携行が求められている。竹芝桟橋の売店、羽田空港第2ターミナル内及び島内の観光協会で販売している。
2000年の噴火による火山ガスや噴火による泥流によって、周辺海域を含めた島の広範囲が影響を受けており、環境が激変している。かつては200種以上の野鳥がおり、「バードアイランド」と呼ばれ、バードウォッチングの愛好者が良く訪れていた。火山活動が比較的緩やかになったことで、これらの野鳥も回復しつつあるという。なお、ツグミ科のアカコッコは固有種で、「アカコッコ館」があり、島の象徴になっている。
三宅島周辺海域は、魚類などが豊富で、様々な地形を有することから、スキューバダイビングが楽しめる場所でもあり、首都圏から多くのダイバーが訪れる。島周辺には多くのダイビングポイントがあり、約600種類以上海水魚が生息している。また、約90種類のサンゴが生息する北限域である。
「長太郎池」は天然の閉鎖性磯場で、ハゼやタカノハダイからウツボ、ガンガゼ、ヤドカリ、ヒトデなど、さまざまな海洋生物が容易に観察することができることから、家族連れなどにも人気がある。一方、火山活動の影響が少なかった海域では数年間人間の活動が無かったことから、イセエビなどが豊富に棲む良い環境になっている。



ロック ~わんこの島09


この映画の中で少し感じた違和感を2つ。
1つ目。父親役の佐藤隆太さん、全然父親らしくない。彼は個性派俳優なのにいつも二枚目ぶった演技をする。この映画でも子供に対する愛情や夫婦間の愛情が全く感じられなかった。総じて「心ここにあらず」みたいな演技だった。それに髪型盛りすぎで頭部が異常にでかい。反対に母親役の麻生久美子さんはとてもよかった。
2つ目。小学低学年から中学生になって子役が変わった。いきなりでちょっとその違和感はデカ過ぎた。

ロック ~わんこの島04


島の人たちの生活をこのように一変させる自然災害、それらには決して逆らえない。人間も動物も木も草も魚も鳥たちも自然によって生かされているのである。

この映画の中でも自然のことは「お天道様だけが知っている。」や、
災害にあったとき「いちいち落ち込まないこと」は、
こういう地震の多い島国日本に住む人たちの昔からの知恵だと思う。そのあたりはずっとこれからも受け継いでゆくのだろう。

ロック ~わんこの島06

 

●タスマニア物語

タスマニア物語13

1990年7月21日(土)公開

【作品情報】
オーストラリアの雄大なタスマニア島を舞台に、その美しい自然に生きる父と子の心の対話を描く。脚本は「自由な女神たち」の金子成人が執筆。監督は「あ・うん」の降旗康男。撮影は「家族輪舞曲」の林淳一郎がそれぞれ担当。

【ストーリー】
小学六年生の正一(多賀基史)は小学校最後の春休みを利用して父の住むオーストラリアに向う。だが、一流商社に勤めているはずの父栄二(田中邦衛)は、今では会社を辞めて南の島タスマニアに住んでいるというのだ。とりあえずシドニーの町を見物していた正一は、そこで実(横尾建太朗)という少年に出会う。複雑な家庭事情があり、家出してきたばかりという実に正一は親しみを感じる。そんな時平島直子(薬師丸ひろ子)と名乗る女が二人の前に現われ、正一と実を栄二のもとへ案内するのだった。しかしそこで正一と再会した栄二は、タスマニアの自然保護運動に参加して、幻の動物タスマニアタイガーを追っていた。そんないるのかいないのかもわからないタスマニアタイガーを追うことで頭が一杯になって、少しはみ出した行動をする栄二に疑問を抱き、反発してしまう正一だった。

タスマニア物語07

【作品データ】
製作年 1990年
製作国 日本
配給 東宝
上映時間 110分

【スタッフ】
監督:  降旗康男
脚本:  金子成人
製作総指揮:  鹿内宏明 、 村上光一 、 堀口壽一
音楽監督:  久石譲

【キャスト】
川野栄二: 田中邦衛
平島直子:  薬師丸ひろ子
石沢正一:  多賀基史
都築晴夫:  根津甚八
都築京子:  宮崎美子
都築実:  横尾建太朗
ジェームズ・トンプソン: フィリップ・サバイン
小夜トンプソン: かとうかずこ
まり子トンプソン: 小島聖
中山博:  緒形直人
石沢嘉市:  小林桂樹
石沢菊:  加藤治子
石沢安江:  富司純子



タスマニア物語01

【マイレビュー】
僕好みのジャンル以外なのだが、スタンダードな日本映画らしいストーリーであるこの映画を今日は紹介したい。
この映画のジャンルはあえて「自然・動物・環境…」にしてみた。

何を隠そう僕は薬師丸ひろ子さんの大ファンであり、彼女の出演する映画は子供向けだろうが若者向けだろうがアニメ実写版だろうがほとんど観ていたがこれだけは観てなかった。この映画は25年ほど前の作品だがやっぱり彼女は愛らしくとてもステキだ。
ここで紹介した「タスマニア物語」も多分当時夏休み中の子供向け・家族向けに作られたであろうほのぼのとした作品にはなっている。

物語には多少「大人の事情」が絡んでいる部分があるのでこれを家族で観た大人のうちの大部分(笑)は身につまされることもあろう。子供たち向けにはそのへんの複雑な大人の事情はやさしくオブラートに包んで、親子でタスマニアタイガーという絶滅動物を見つけるという探検心や好奇心面を掻きたてている「家族仕立て」になっているところがなんか日本人的で心憎いほどうまい。
この「タスマニア物語」のような作品はかの有名な「東映まんが祭り」と並んで日本では”夏休みごと”に毎年作られているように思う。

前置きが長くなったが今回は「秀逸シネマ紹介」の主旨に沿ってはいないのでご勘弁を。
とりたててこの作品が特に優れているから紹介するというわけではなく前述のように薬師丸ひろ子さん好きな僕の嗜好として紹介したまでである。

要するに「それでもイイじゃん別に」ってことである。

タスマニア物語10

この映画では田中邦衛さんに恋心を抱く薬師丸ひろ子さんという”はなはだ不自然すぎるカップル”の成り行きがとても気になってしまった。夕暮れの湖で草笛を吹くシーンや、下のシーンのように木彫りのタスマニアタイガーを彫っている姿をうっとりと見つめるところだとか、子供が入学式で日本に帰っちゃったあとはこの二人はどうなるのかとか、続編は無いのがわかっているのに余計な想像をさせられてしまったりした。

肝心の絶滅種「タスマニア・タイガー」は? 

それは子供たちのお楽しみっ!

タスマニア物語14

★ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日

秀逸な映画だった。
3Dで観ないと本当の良さが分からないかもしれない。

動物園経営困難により、家族と動物とともに客船で移動中、嵐の夜の転覆事故で救命ボートの少年だけが漂流する。
船には当初少年のほかにシマウマ、ネズミ(こいつは救命ボートの中の食料を食べていて最初からいたと思う)、ハイエナ、オランウータン、それにベンガルトラが辿りつく。
シマウマは最初に船に飛び乗る。ハイエナがボートの覆いの中から出てきて、少年に襲いかかる。その後足を怪我したシマウマを食べようとしてシマウマは息絶える。オランウータンがバナナと一緒に流れてきて合流するが、ハイエナとの決闘で善戦空しく敗れてしまう。
息絶えたシマウマを食べようとしていたハイエナを、最後に出てきたベンガルトラが襲い海に放り出してしまう。
少年とトラのにらみ合いが続く。
そして・・・・。

それぞれの動物の最期がどのようになったかが、おおまかで定かではないし、ハイエナがいた船半分の覆いのテントの中に同様にベンガルトラが残っていたという設定も、何だか無理があったように思う。

少年は当初筏を作り、トラとの完全別居をする。
網を作り、シイラを網で獲って食べる。自炊モードで干物まで作ってゆく。
このあたり、日を追うごとにだんだん筏が立派になってゆく過程も面白く観れる。
トビウオを追って船に飛び込んできたマグロを捌き刺身を食べ舌鼓を打つところも面白い。
そして、そのマグロの短冊でトラの餌付をするなど一定の距離を保っていたが、父親の書いた動物飼育法のメモを読みながら飼育を勉強し、次第に力関係が少年に傾いてくる。
ここからの展開も面白い。
ミーキャットだけがウジャウジャ住んでいる島にたどり着き、島の中に点在する綺麗な池で泳いだりひと時の安らきと満腹を得る。

海の神秘や美しさが際立ち、中でもトビ魚の生態、それを捕食しようとするマグロ。それにイルカやサメやクジラのショーは見事な映像だと思う。

アカデミー賞作品賞候補に上がっているが、3D化に頼り過ぎているように思うし、完全なノンフィクションでも無いようで、話半分的なリアル感がちょっと興ざめしてしまった感がある。

作品賞、僕の予想では△

「ハッシュパピー~バスタブ島の少女~」が獲るんじゃないかな。

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力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
ニコール・キッドマン
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン

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