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★★キングスマン

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MovieWalkerより抜粋
2015年9月11日(金)公開

【作品情報】
『キック・アス』のマシュー・ボーン監督が、コリン・ファースを主演に迎えて描くスパイ・アクション。どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関“キングスマン”のスパイたちが、前代未聞の人類抹殺計画を進める凶悪な敵に立ち向かう姿を描く。サミュエル・L・ジャクソンが恐るべき敵役を貫禄たっぷりに演じる。


【ストーリー】

ロンドンのサヴィル・ロウにある高級スーツ店“キングスマン”の実体は、どこの国にも属さない世界最強のスパイ機関。“キングスマン”のエリートスパイ、ハリー(コリン・ファース)は、ブリティッシュ・スーツをスタイリッシュに着こなし、組織の指揮者アーサー(マイケル・ケイン)のもとで日々秘密裏の活動を行っている。ある日、チームの一員が何者かに惨殺され、新人をスカウトすることになったハリーは、街のチンピラ、エグジー(タロン・エガートン)に可能性を見出し候補生として抜擢するが、エグジーの父親もまた機密活動中に命を落とした“キングスマン”のスパイであった。そんな中、巷では科学者の失踪事件が頻発。その首謀者ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)は、前代未聞の人類抹殺計画を進めていた……。

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【作品データ】
原題 KINGSMAN: THE SECRET SERVICE
製作年 2014年
製作国 イギリス
配給 KADOKAWA
上映時間 129分


【スタッフ】
監督: マシュー・ボーン
脚本: マシュー・ボーン 、 ジェーン・ゴールドマン
原作: マーク・ミラー
製作総指揮: マーク・ミラー 、 デイヴ・ギボンズ

【キャスト】
ハリー・ハート / ガラハッド: コリン・ファース
アーサー: マイケル・ケイン
ヴァレンタイン: サミュエル・L・ジャクソン
ゲイリー・”エグジー”・アンウィン: タロン・エガートン
マーリン: マーク・ストロング
ガゼル: ソフィア・ブテラ
ロキシー: ソフィー・クックソン




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【レビュー】
このブログも6ヶ月ほど更新していなかったなぁ。
腰を落ち着けて映画観ることもほとんど無かったし。

だけどこれを読んでいる皆様もそうだと思うけど、ヒトのライフスタイルって仕事や家庭などの社会環境とか、流行とか、興味の移り変わりとか・・・そういうものの影響たっぷりで意外にコロコロ変わるでしょう。習慣が変わっちゃうってゆーか。

取り立てて僕に何があったってわけじゃないけど、ただ単純に面倒くさくなっちゃったんだ。
ただの飽き性なんだと思うけど、じっくりと映画を観てそのレビューや感想を文字にして残したりする一連の流れがすごくどーでもいいことに思えて煩わしくなっちゃったんだ。
15年以上もやってきたバス釣りもここ1~2年まったくやんなくなっちゃったし。


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今日はひさびさにスッキリできる映画を観た。スパイ映画である。
映画の中にたびたび出てくるのだが、「スパイ映画あるある」とかちょっと皮肉った映画批評がまた的を得ていて面白い。
たとえば「シリアスすぎる最近のスパイ映画は好みではない」「芝居がオーバーな昔のスパイ映画シリーズのほうが好きだった」とか、「この映画はそういう映画じゃないのだ」と言ってしまっているところとか。
英国人が好みそうな少しお貴い系ユーモアやペーソスあふれる会話もところどころにある。イギリス映画のイメージを覆すほどの砕けた映画だと思う。

アクションシーンはとても迫力がありかっこよくて面白い。カメラアングルも見事だ。
特に気に入ったアクションシーンは「教会での大乱闘」シーンである。これでもかと思うぐらいに『15禁』の連続だ。味のあるコリン・ファースの見事な立ち回りは必見!

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CO2の排出に関係なく地球環境対策はすでに手遅れである。
年ごとの気候変動や異常気象は顕著でそれは地球の治癒活動のひとつだ。
「人類は滅び行く宿主(地球)の運命を知りながら平気でいられる呪われたウィルスだ。」という。まあ、ここまではなんとか頷ける。
だから地球にとって悪いウィルスである人間を淘汰するのだ~的な狂信者が現れる。それが大富豪であり科学者や著名人の失踪事件の首謀者であるヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)である。


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エグジー役のタロン・エガートンは初めて見る役者さんだ。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマイケル・J・フォックスと「アバター」のサム・ワーシントンを足して2で割ったような若手俳優である。将来的にはトム・クルーズのような売れっ子役者になりそうな予感がする。とても好感の持てるいい表情をする。


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★ボーン・スプレマシー / ボーン・シリーズVol.2

ボーン・スプレマシー04

MovieWalkerより抜粋
2005年2月11日(金)公開

【作品情報】
この映画シリーズは、ロバート・ラドラムによる長編小説『暗殺者』(The Bourne Identity、1980年)、『殺戮のオデッセイ』(The Bourne Supremacy、1986年)、『最後の暗殺者』(The Bourne Ultimatum、1990年)のボーン3部作を原作としている。マット・デイモン主演の大ヒット・スパイ・サスペンスの続編。恋人を殺され、CIAの陰謀に巻き込まれた元工作員が、追われる者から追う者へと転じ、し烈な闘いを展開する。

【ストーリー】
記憶を喪失したCIAのトップエージェント、ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は過去を捨て、恋人マリー(フランカ・ポテンテ)とともに新たな人生を踏み出した。だが、2年たっても記憶が完全には戻らないボーンを、過去が闘いの場に引き戻す。ベルリンで起きたCIAを震撼させる事件。同時期にCIA内部で不正を働いた者のリストの売り込みがあり、情報屋との取引現場を何者かが襲撃。エージェントと情報屋は殺され、犯人の唯一の手掛かりはひとつの指紋。それはジェイソン・ボーンのものだった。そのころ、インドのゴアでひっそりと暮らしていたボーンは殺し屋キリル(カール・アーバン)に襲われ、マリーが犠牲になってしまう。からくも窮地を脱したボーンは、CIAの仕業と考え、復讐に立ち上がるのだった。

ボーン・スプレマシー07

【作品データ】
原題 The Bourne Supremacy
製作年 2004年
製作国 アメリカ
配給 UIP
上映時間 108分

【スタッフ】
監督 ポール・グリーングラス
脚本 トニー・ギルロイ
原作 ロバート・ラドラム

【キャスト】
ジェイソン・ボーン:  マット・デイモン
マリー:  フランカ・ポテンテ
ワード・アボット:  ブライアン・コックス
ニッキー:  ジュリア・スタイルス
キリル:  カール・アーバン
ダニー・ゾーン:  ガブリエル・マン
パメラ・ランディ:  ジョアン・アレン



ボーン・スプレマシー03


【マイレビュー】
作品情報にもあるとおり、「ボーンシリーズ」3部作の2作目の作品である。
全作ともすべてすばらしい起承転結があり、国家的陰謀というスケールの大きさも感じる。
興行収入的には3作目の『ボーン・アルティメイタム』のほうが遥かに記録的なのだが、僕はこの2作目の「ボーン・スプレマシー」が特に好きだ。


ボーン・スプレマシー01


このボーン・シリーズの特徴としては作品ごとにボーン(マット・デイモン)と台頭する掃除屋(=殺し屋)の存在がある。
ボーンも掃除屋もそれぞれCIAお抱えの生え抜きの殺し屋として同じ最高のスキルを身につけている顔も知らない相手なのだ。いわばボーンは同僚に命を狙われるのである。

このスプレマシーが好きな理由のひとつには掃除屋=殺し屋キリル役の「カール・アーバン」の存在感と頭のよさ、それに手強さがシリーズ中でいちばん強烈だったからだ。

シリーズ中の殺し屋役は誰もが無機質で感情の無い雇われヒットマンという感じだったが、唯一このスプレマシーの「カール・アーバン」だけが憎しみをもって狙って追いつめているようなそんな執念深さと恐さを感じた。


ボーン・スプレマシー09


マット・デイモンは特に好きな役者だ。
彼の出演しているたくさんの映画を一杯観てきた。彼のファンになったのは『グッド・ウィル・ハンティング』のときからだと言っていい。別にとりたてて色男ってわけじゃない。むしろドイツの名ゴールキーパーの「カーン」に似ていてゴリラみたいで無骨な感じに見えることも多いが、どんな役でもこなせる器用な役者さんだ。なんと名門ハーバード大学に入学したが役者になるために中退していて、それを後になってそうとう悔やんでいるとのことだ。頭のよさはどの映画を観ていてもわかる。


ボーン・スプレマシー13

特にこの映画ではいろんな国のロケをしている。世界中と言っていい。
セリフとはいえ、各国語をとても流暢に話しているし、しゃべりの上手さと聴き取りやすさがピカイチだ。


シリーズは3部作だが、スピンオフ作品として4作目に「ボーン・レガシー」がある。
3部作でいまいちわかりづらかった「トレッド・ストーン作戦」や「ブラック・ブライヤー作戦」の内容がきっちりと明かされ、マスコミや捜査の手が伸びてきたCIAからの委託先である「極秘任務諜報員養成研究機関」に属する別の諜報員を主人公としている。


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シリーズの中でマット・デイモンは前3作に出ているが、4作目の『ボーン・レガシー』は時間軸としては前3作のボーンシリーズと同時進行するスピンオフ映画となっていて、陰謀に気付き、正義に目覚めた別の諜報員アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)が主役となっている。共演でレイチェル・ワイズも出ている。

前1~3作でカットしていたCIA策謀のやり取り部分とかボーン誕生までのエピソード部分も交えて、別角度からCIAの真の目的やそれほどまでに消したかった真実が明かされている作品なので是非観て納得していただきたい作品になっている。逆に「レガシー」だけを観た場合はちょっとわからないかもしれないので気をつけて。


ボーン・スプレマシー08



★★MI5:消された機密ファイル

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劇場未公開作品
【作品情報】
英国機密諜報部“MI5"のベテラン諜報員が、国家の陰謀が隠された機密ファイルをめぐり奔走する。ビル・ナイ「ラブ・アクチュアリー」 × レイチェル・ワイズ「ナイロビの蜂」 × レイフ・ファインズ「007 スカイフォール」 。
BBC × ユニバーサル製作で贈る、極上のスパイ・スリラー。 ゴールデン・グローブ賞ノミネート そのほか受賞&ノミネート多数

【ストーリー】
英国機密諜報部、別名“MI5"のベテラン諜報員ジョニー・ウォリッカー(ビル・ナイ)。彼はふとしたきっかけで政治活動家である隣人ナンシー・ピアパン(レイチェル・ワイズ)と親しくなるが、長年の経験から偶然を装って近づいてきたものと判断し、ナンシーの調査を依頼する。ある日、上司であり、長年の親友でもあるベネディクト・バロス(マイケル・ガンボン)から、ある機密ファイルを手渡される。それは同盟国アメリカの秘密の捕虜収容所の拷問の実態について書かれており、この件はイギリス政府も承知しているという内容だった。内務大臣も混じえた会合でそのトップシークレット情報の取り扱いや情報源について紛糾する。そしてベネディクトはその情報を明かした真意を語る前に突然の死を遂げる。彼が何をしようとしていたのか、その真相を探るジョニー。やがて彼の真意を悟ったジョニーはビーズリー首相(レイフ・ファインズ)に目を付けられ一転追われる身に。その一方でナンシーの家族に関係する謎が徐々に明らかになる―。

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【作品データ】
原題:Page Eight
年度:2011年
製作国:イギリス
上映時間:104分
出版社/メーカー: アメイジングD.C.
発売元:パルコ/アット エンタテインメント

【スタッフ】
監督: デヴィッド・ヘア
製作: デヴィッド・バロン デヴィッド・ハイマン
製作総指揮: スコット・ルーディン ビル・ナイ レベッカ・イートン
脚本: デヴィッド・ヘア

【キャスト】
ジョニー・ウォリッカー: ビル・ナイ
ナンシー・ピアパン: レイチェル・ワイズ
アレック・ビーズリー首相: レイフ・ファインズ
ジュリアン・バロス: フェリシティ・ジョーンズ
ジル: ジュディ・デイビス
ベネディクト・バロス: マイケル・ガンボン



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【マイレビュー】
図らずもその前に観た「ゴースト・ライター」と機密情報の内容までもネタが大カブりである。なんだろうこの共通性は。
こっちの映画は大変秀逸な映画だった。

007シリーズやハリウッドのスパイ映画に付き物である余計なカーチェイスやドンパチ、それに体を張ってのアクションシーンは皆無である。その分、バックボーンとなるストーリーや脚本、それに役を演じるキャストの負担は大きくなるのだがそこが本当に見事で、スケール感もあり骨太で重厚な作品になっている。

国家機密に関わるそれぞれの立場での思惑がこれでもかと思うほど絡み合う。このあたりの人物描写がものすごく秀逸である。それぞれの役者が演じる人間の心理が手に取るようにわかる微妙な表情の変化まで捉えてしっかりと映し出してくれている。さすがアカデミー賞のスコット・ルーディン総指揮映画である。

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この作品ではとにかく主演のビル・ナイが渋くて超カッコいい。そのジェントルマンなベテラン諜報員の佇まいに男惚れした。古き佳き時代の英国紳士といった表現がピッタリだった。実年齢的にももうかなり”お爺さん”には間違いないが、この年齢になってやっと出せる「色気」のようなものも感じるのだ。

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この映画でジョニーはスパイの第一線から退いてMI5長官の参謀になった「007のOB」のような感じの設定で、若いころには女性にモテモテでいつも女性に助けられ、そして離婚歴をいくつも重ねていて、もうこの先女性で失敗したくないし怖いと思ってはいるが、また女性に惚れられ惚れてしまうという男にとってこれ以上無いと言えるほどうらやましい人生の持ち主である。

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レイチェル・ワイズは本当に魅力的である。この人が出演する映画はいつも全体に深みが出る。そういう”だしの素”のような女優さんである。決して大好きな女優さんと言う訳でもないが、とても存在感がある。女優としては一番大事な素養である。この映画でもナンシーは「惚れてまうやろ」的な言葉を発してジョニーの勇気を奮い立たせるシーンがある。

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また「愛を読むひと」で青年になったマイケルを演じたレイフ・ファインズ、とてもやさしそうで物静かな役だったが、彼の風貌はこの3~4年で劇的に変化している。少し太り、しわも増え、坊主頭になった。この映画では凄みの利いたイギリス首相である。外面は良くて腹黒そうな権力者役もピッタリだったのでびっくりした。


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人命を第一に尊重し正義を貫く人間が世間から身を隠すように生き、機密情報によってポストを争う人間は売国奴となって権力側に回る。真実が報道されると手のひらを返したように世論を味方につけようとする。
世界中どこの国をとってもこうしたことはよくあることだが、かなりドキュメンタリータッチで描かれており、内容が実話だと思えてきてしまうから凄い。

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イギリスとアメリカとは世界で一番結束した同盟国として有名だが、実態としてはお互いがお互いをうまく利用している関係、世界中に対して絶大な力を誇示することで、互いの脛の傷をなめあう関係と言える。互いが本心から友人と思っている訳ではない。
同盟とは言え、アメリカがやっぱり優位に立つ微妙な力関係の心理的な劣等感というか力のギャップを、英国の立場でこれほどまでに深く抉った作品は他に観たことがなかった。

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ドルビーサウンドは必要ない。
銃声も無いので、普通の作品によくあるあのびっくりする様な音量の変化も無く、淡々とすすむストーリーに眠くなることもしばしばあるだろう。
だけどすばらしい作品だった。
劇場未公開なのでDVD等で、時間の余裕があるときにじっくり腰を落ち着けて会話一つ一つをかみ締めて観て感じて欲しい映画である。

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★フェア・ゲーム

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MovieWalkerより抜粋
2011年10月29日(土)公開

【作品情報】
米国外交官の妻がCIA工作員であることを暴露され、世界中の注目を集めた「プレイム事件」。その真相に『ボーン・アイデンティティ』のダグ・リーマン監督が鋭く迫った社会派サスペンス。2人のアカデミー賞俳優ナオミ・ワッツとショーン・ペンを主演に迎え、政治に翻弄される夫婦の苦悩に満ちた闘いをドラマティックに描き出す。

【ストーリー】
2001年9月11日の同時多発テロ以降、アメリカのブッシュ政権はイラク政府が大量破壊兵器を密かに保有し、世界にテロを“輸出”する「悪の枢軸」のひとつだとして、世論を動かしながら攻撃準備を進めていた。極秘にこの疑惑を調査していたCIAの秘密諜報員ヴァレリー・プレイム(ナオミ・ワッツ)は、潜入捜査の末、イラクに核兵器開発計画がないことを突き止める。一方、ヴァレリーの夫で、元ニジェール大使のジョー・ウィルソン(ショーン・ペン)も、国務省の依頼でアフリカ・ニジェールへ赴く。イラク政府が核兵器開発に必要な濃縮ウランを密かに買い付けているとの情報の真偽を確認するためだ。そして彼もまた、イラク政府によるウラン購入の事実はないとの結論に達する。だがブッシュ政権はヴァレリー夫妻の報告を無視、2003年3月20日、イラクへ宣戦布告する。4ヶ月後、ジョーは自身の調査報告を元にイラク戦争の真実をニューヨーク・タイムズ紙に寄稿、ブッシュ政権を揺るがす大論争を巻き起こす。

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【作品データ】
原題 FAIR GAME
製作年 2010年
製作国 アメリカ
配給 ファントム・フィルム=ポニーキャニオン
上映時間 106分

【スタッフ】
監督 ダグ・リーマン
脚本 ジェズ・バターワース 、 ジョン=ヘンリー・バターワース
原作 ジョセフ・ウィルソン 、 ヴァレリー・プレイム

【キャスト】
ヴァレリー・プレイム:  ナオミ・ワッツ
ジョー・ウィルソン : ショーン・ペン
ビル:  ノア・エメリッチ
フレッド:  タイ・バレル
ジェフ:  トーマス・マッカーシー
スー:  ジェシカ・ヘクト
スティーブ:  ノーバート・レオ・ブッツ



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【マイレビュー】
「Fair Game」という言葉は直訳すればフェアに(ズルをしないで正々堂々と)戦うゲームのことである。
だがこの映画の中ではそれが”隠語”として使われている。
タイトルのつけ方、そこがこの映画のもっとも重要なところだと言えるかもしれない。

「Fair Game」とは『恰好の餌食』という意味である。

つまりゲームや戦いにズルやインチキ、嘘情報、ファール、策謀、反則行為や、裏工作は付き物であり、まともに戦うのはその時点で『負け』だということをを意味するのだ。
なんだか僕ら日本人の感覚と諸外国、欧米やヨーロッパ、それに一番近くの国などの考えは基本的に合わない。

武士道や礼節を重んじる日本人はそのように勝つために手段を選ばないような邪な考えそのものを恥とするところがある。
たとえ実戦や戦略に長けていると言っても、鍛錬も無く、自信も実力が無いから、卑怯といわれようが勝てばいいという姑息な手段だと思う。

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脱線劇場
「フェアゲーム」と言えば・・・・

最近行なわれた韓国仁川におけるアジアスポーツ大会。
選手の殆どには問題ないとは思うが、いつもいつも韓国はやることが本当に姑息だ。
今回は主催者側なのでやりたい放題だっただろう。バリエーション溢れている。もちろんこの仁川大会の全体評価は「最低」だということだ。

サッカーの試合前にはあのテロリスト、安重根(アン・ジュングン)の肖像画が掲げられたり、バドミントンの「エアコンの風向き」にしても、「シャワー使用不可」にしても、宿舎のあるビルの22階までの「エレベーターが故障」していたり、むこうが用意した「弁当にサルモネラ菌」が入っていたりとか、どれもこれも異常な執念でどうにかして日本をやっつけたいと思っている。そもそも大嘘つきの国である。それに卑怯な手段で相手を貶めてそれを踏み台にするという手段はやつらの常套手段である。大会主催側団体もすべて買収されていると言っていい。

日本は文字通りフェアゲームをするから、『恰好の餌食』になる。

だが最近では日本選手団はもっと上手を行っている。
今までの経験から相手にやられることはほぼ予想がついているというのだ。凄くない?
滞在中の選手の健康管理や食べ物についてはもちろん、宿舎で起こりえるすべての妨害を予期した上で大会に臨むようになっている。

出された食事には一切手をつけない。電気が消えようが、エレベーターが止まろうが、それも訓練に取り入れてしまう周到さと気構えができていて、むしろ「アウェーの洗礼」として選手のほうもサプライズイベントとして楽しんでしまっている感じさえする。
そのため奴らにとっては日本人選手団には「隙がない」のである。
奴らは苦労して工作したのに、効果が発揮されなくて、地団太を踏み、歯軋りをしていることだろう。



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話は映画に戻って・・・
イラク政府による大量破壊兵器の存在真偽も不確定の段階で、最初から攻撃有りきのストーリーでイラク空爆を正当化したアメリカである。イラク・シリア・北朝鮮を悪の枢軸国と名指ししたのもこのときだ。
しかも空爆は『世界平和のため』という大義名分である。
世界のリーダーぶったブッシュの嘘っぱちの演説だったわけだ。

人民やマスコミはまんまと騙された。あのイラク空爆は戦争によって儲かる企業の政界との癒着が引き起こしたものといって間違いは無い。罪のないイラク市民や学者や一般兵士が犠牲になった最悪の戦争である。
これは映画のポスターのキャッチコピーにもなっているがアメリカ史上最悪のスキャンダルである。

ブッシュ親子は本当に戦争好きだ。アメリカと言うのは戦争が唯一といっていいほどの景気対策になる。
それは遠い異国での戦争でありいつでもアメリカ本土が攻撃されないからだ。
これからもブラックマンデーなどで株の大暴落(実は大富豪による庶民からの定期的な資産吸い上げ)があったらその直後に戦争だと思えばいい。

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親子は似る

またまた余談だが、親子と言うのは本当にやることが似るものだ。ブッシュもそうだけど韓国もそうだ。

1970年代の金大中拉致事件や十月維新(大統領特別宣言)、ベトナム戦争時の大虐殺、米軍慰安婦(管理売春の促進)の首謀者であり民主化弾圧独裁者、故・朴正煕大統領の次女が現在の朴槿恵大統領だ。
今、韓国では言論弾圧統制が敷かれている。

セウォル号事件当日の朴槿恵大統領の行動に空白時間が存在し、誰かと逢っていたというスキャンダル報道をした唯一の日本の新聞だ。大統領自身の危機管理意識を問いただす真っ当なj記事である。

産経新聞支局長は名誉毀損ですでに50日間軟禁されている。名誉毀損ってどうなの。何も疚しいことが無いなら軟禁したりしないでしょう。堂々と真実を弁明すれば済むことである。産経記事は事実だと自ら暴露しているようなものだ。

産経新聞の支局長をこんなにもしつこく拘束するということには理由がある。
いわゆる人質である。

国内に言論統制をかけている今、韓国大統領がものすごく恐れているのは産経新聞である。親父の朴正煕大統領時代のベトナム人大虐殺や米軍慰安婦問題で国内外で火種がくすぶっている。頼りの朝日新聞は落日を迎えて頼れなくなったこともあり、逆翼の「真実を書く産経新聞」を”人質”として日本の言論も間接的に統制しようとしていることに他ならないのだ。

支局長の彼はすでに東京支社転勤が決まっているのに国外に出られない。
しかも50日以上も拘束して名誉毀損の取調べに3回も費やすって本当に意味がわからない。

韓国の検察も支局長にどんな脅迫まがいの取調べを行なっているか知らないけど、朝日と違ってジャーナリズム精神に長けている産経は金じゃ動かないよ。




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やっぱ実話映画ってのはいいね。史実を知っていればネタバレも問題ないから。
こんな風に、正々堂々と出るところに出て闘うことが、疚しい人間には一番の脅威になるのだ。世論は必ず真実に導かれるものなのだ。

相手に姑息な手段を使って勝とうとしたり、行なわれた違反行為や犯罪事実に目をつぶったりしてはダメだ。
政治や戦争だけでなく自分が理不尽だと感じたら正々堂々と発言し、自ら行動を起こすこと。
それが国民の義務でありスポーツマンシップでもあり、武士道でもあり「フェア・ゲーム」であることをこの実話は物語っている。


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(写真は本物のヴァレリー・プレイム&ジョー・ウィルソン)

★リクルート

リクルート06

MovieWalkerより抜粋
2004年1月17日(土)公開

【作品情報】
CIAの非情なルールに揺さぶられる青年の運命を描いたサスペンス。緊迫した展開に加え、若手注目株コリン・ファレルと名優アル・パチーノの火花散る演技合戦も見ものだ。

【ストーリー】
ジェイムズ・クレイトン(コリン・ファレル)は、全米屈指のエリート校・マサチューセッツ工科大学の中でも最も優秀な学生の1人。卒業後はコンピューター業界での成功を約束されている。全てが順調な彼の人生だが、ひとつだけ忘れることのできない過去があった。それは、1990年にペルーの墜落事故で消息を絶った父親のこと。父はシェル石油の社員として世界中を飛び回っていたが、その事故には余りにも不審な点が多く、ジェイムズは今なおネット上で情報提供を求めていた。卒業を控えたある日、ジェイムズは謎めいた男と知り合う。その男、ウォルター・バーク(アル・パチーノ)はCIAのベテラン教官であり、採用担当者。彼はジェイムズに関するあらゆる情報を入手していて、彼をCIAに勧誘しにきたのだと言う。ジェイムズの父が実はCIAであったことをバークは暗にほのめかし、ジェイムズは彼の誘いを無視できなくなる。そして、有名企業の誘いも振り切りCIAの採用試験と面接を突破したジェイムズ。人並み外れた頭脳と俊敏な運動能力、そして冷静な判断力と、いざという時の大胆さ。ジェイムズには、バークが望む全てが備わっていた。しかし、“ファーム”と呼ばれるCIAの特別訓練基地でのトレーニングは想像を絶するものだった。訓練生たちはここで1日24時間、人を欺くための全てを叩き込まれる。極度の人間不信によって人格まで破壊されそうな日々の中、ジェイムズは美しく優秀な訓練生レイラ(ブリジット・モイナハン)に惹かれていく。

リクルート09

【作品データ】
原題 The Recruit
製作年 2003年
製作国 アメリカ
配給 ブエナ ビスタ
上映時間 115分

【スタッフ】
監督 ロジャー・ドナルドソン
脚本 ロジャー・タウン 、 カート・ウィマー 、 ミッチ・グレイザー
製作総指揮 ジョナサン・グリックマン 、 リック・キドニー

【キャスト】
Walter Burke アル・パチーノ
James Clayton コリン・ファレル
Layla Moore ブリジット・モイナハン
Zack ガブリエル・マクト
Ronnie Gibson マイク・レルバ
Dennis Slayne カール・プルーナー



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【マイレビュー】
コリン・ファレルつながりで続けてこの映画も見てみた。彼はアイルランド生まれで現在38歳である。この作品は27~8歳ごろの作品になる。10年ほど若いころの作品だが、僕が思うに「ブラッド・ピットを無謀で粗野にした雰囲気」を持っている。
一つ前の「デッドマン・ダウン」という最近の作品も含めてとてもいい役者だと思う。プライベートではいろいろあったみたいだが彼のこれからの役者人生は安泰だろう。

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CIAの内部を暴露するような題材でこの作品も興味深く観れて実際面白かった。
もっともっといろんな機械やアイデアいっぱいのスパイグッズを紹介して欲しかったし、もっといろんな手法で騙してほしかった。でもまあこれ以上騙されると世の中のすべて穿ったものの見方になっちゃうこともあるので、このぐらいでちょうどよかったのかも。
難を言えばもっと最初のほうのフリにあるとおり、彼の人生の疑問に応えてやって欲しかったと思う。

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アル・パチーノの役どころがとても良かった。「陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル」でも同様の役柄を演じていたが、年を取っていい感じに枯れてきた彼にちょうどあっている。


リクルート13



★ザ・シューター THE CONTRACTOR

ザ・シューター18

【作品情報】
「デモリションマン」でスタローンと競演し一世を風靡し、人気の「ブレイド」シリーズ主演のウェズリー・スナイプス主演。元CIAの名スナイパーだった男が、かつて取り逃がしたテロリストを殺害する依頼を受けるも、その裏に潜む陰謀に巻き込まれていくさまを描いたサスペンス・アクション。

【ストーリー】
かつてCIAの凄腕スナイパーとして活躍したジェームズ(ウェズリー・スナイプス)は、今では引退して田舎の牧場で馬とともに平穏に暮らしていた。そんな彼のもとにかつての上司コリンズ(ラルフ・ブラウン)からあるロンドンで拘束された大物テロリストを狙撃せよという依頼が舞い込む。そのテロリストは、以前ジェームズが暗殺に失敗し、結果として現在も多くの被害を出すことになった男だった。ロンドンの現地CIA工作員ウィンザー(チャールズ・ダンス)を経由し銃を手にしたジェームズは時計台からの狙撃に成功するが逃走過程のアクシデントで怪我を負いアジトに身を隠すことになる。そこで出会った少女エミリー(イライザ・ベネット)の献身的な世話を受けながら、この一件で罠にはめられたと気付く。女刑事アネット(レナ・へディ)ら警察やCIAにも追われる身となり、ジェームスは窮地に立たされていく。

ザ・シューター05

【作品データ】
原題: THE CONTRACTOR
メディア:  オリジナルビデオ
上映時間:  119分
製作国:  アメリカ 2007年
ジャンル:  アクション

【スタッフ】
監督: ジョセフ・ラスナック
製作: ルディ・コーエン
製作総指揮: ロルフ・ディール  ヘンリク・ヒュイッツ

【キャスト】
ジェームズ・ダイアル: ウェズリー・スナイプス(Wesley Snipes )
エミリー・デイ: イライザ・ベネット(Eliza Bennett )
アネット・バラード: レナ・へディ(Lena Headey )
ジェレミー・コリンズ: ラルフ・ブラウン(Ralph Brown )
アンドリュー・ウィンザー: チャールズ・ダンス(Charles Dance )



ザ・シューター16

【マイレビュー】
「レオン」風味があって人間味も多分に盛り込まれていて面白かった。「レオン」ほどではなかったが主演のウェズリー・スナイプスの演技は寡黙で満身創痍でとても見事だったと思う。
この映画では特にエミリー役のイライザ・ベネットの演技は際立っていてとても泣かせる。
アップ動画かDVDしか無いが観て損は無いと思う。

ザ・シューター09


早くも脱線~
「中央情報局(CIA)」というところは映画でも現実でも「悪いイメージ」しか無い。そしてあえてそれを払拭しようともしない。結局「誰が」「何のために」「どんな」指示をしているのか毎回不明だ。国際的には「悪事」になることを承知していて最終的に末端の人間に指令が下り、失敗したら情報隠蔽のために抹殺されるか、関係ない人物に罪をなすり付ける。J・F・ケネディの暗殺時と同じように。
直接指示を下すのは政府高官だろうが、「黒幕」は「経済界のドン」や「国防省」っていう構図になるのだろうか。間違ってもCIAの内部判断だけで指令されることではない重大な国家犯罪である。この組織のやろうとしていることはすべて「国家機密」なわけだし、国家機密ということは「大統領が直接指示をしているのと同一」ということになる。
指示する内容は自らに責任が及ばないように多分そうとうあいまいな表現でCIA長官に伝えられるはずだ。「アノ件はナントカしなきゃならないな~」とかね。その「空気を読んで」指令の手順が組まれるのだ。「アノ件」だけじゃ「ゴルフのニギリのハンデを調節」することかもしれない(笑)

この映画のように陰謀がバレそうになったり捕まりそうになったらいつでも「トカゲの尻尾切り」で抹殺されるわけだし、スパイはいつでも「使い捨て」っていうわけだ。そんな殺伐とした組織に家族も危険に晒してなぜ属しているのだろう。「報酬がハンパ無く良い」ってことだけしか僕には想像できない。妻帯者には無理だろ。

ザ・シューター04

元CIAでロシアに亡命したスノーデン氏の暴露した内容は記憶に新しいが、皆さんはどう感じただろうか。
2013/3月の1ヶ月間で全世界で970億件のメタデータ(通話やメール、サイト閲覧履歴など)をCIAが集めたのである。世界人口60億人として1人当たり16件以上の情報が吸い上げられていることになる。ご多聞にもれず僕らの情報も間違いなくCIAに吸い上げられたと思っていい。だがCIAは決して認めない。暴露された情報は「知らぬ存ぜぬ」「スノーデンは気が狂っている」と言って誤魔化すのが常套手段だ。
CIA内部において、彼は基幹システム開発の「技術者」である。CIA上層部もそれほど彼に対する危険意識が及ばなかったのかもしれない。彼は現在ロンドンで生活をしているらしいが、他国で秘密を全部暴露して、CIA内部の知っていることをすべて話し、世界中にCIAの陰謀情報が行き渡るようにする。彼はさすがに頭が良い。「自分の命を守る一番確実な方法」を選び、将来安泰で引く手あまたの職(現在はケンブリッジ大学の講師)を得られるのだ。やっぱりそーとー頭が良い。



ザ・シューター11


●天使の処刑人 バイオレット&デイジー

天使の処刑人10


2013年10月12日(土)公開
【作品情報】
シアーシャ・ローナンとアレクシス・ブレーデルというハリウッド期待の若手女優2人が、美しき殺し屋に扮したバイオレンス・アクション。いつも通りにお手軽なはずの仕事を請け負った2人が思いも寄らぬ事態に巻き込まれていく姿が描かれる。『プレシャス』でアカデミー賞最優秀脚色賞に輝いたジェフリー・フレッチャーの初監督作。

【ストーリー】
ニューヨーク。バイオレット(アレクシス・ブレーデル)とデイジー(シアーシャ・ローナン)は、お手軽な仕事だけを請け負うティーンエイジャーの殺し屋。ある日、仕事仲間のラス(ダニー・トレホ)から、報酬アップの楽な仕事を依頼された二人は一度はあっさりと断るが、雑誌の記事に掲載されていた彼女たちのアイドル“バービー・サンデー”の新作ドレスに惹かれ、そのドレス欲しさに仕事を引き受けることに。ターゲットは、自ら電話で殺して欲しいと頼んできた男だという。ターゲットの部屋に忍び込むことに成功した二人は、ひとりソファで寝ているターゲットの中年男、マイケル(ジェームズ・ガンドルフィーニ)を発見。だが、早く殺して欲しいと願うマイケルにバイオレットとデイジーは動揺を隠せないでいた。時を同じくして、別の殺し屋の男たちがマイケルの部屋へと向っていた。

天使の処刑人15


【作品データ】
原題 Violet & Daisy
製作年 2011年
製作国 アメリカ
配給 コムストック・グループ
上映時間 88分

【スタッフ】
監督 ジェフリー・フレッチャー
脚本 ジェフリー・フレッチャー
製作総指揮 ジョン・ペノッティ 、 ジェームズ・スコッチドープル

【キャスト】
バイオレット: アレクシス・ブレーデル
デイジー: シアーシャ・ローナン
マイケル: ジェームズ・ガンドルフィーニ
ラス: ダニー・トレホ



天使の処刑人00

【マイレビュー】

シアーシャ・ローナン大好きなこの僕がこの映画を見逃していた。
ストーリーはともかく彼女の可愛らしいこと。いつ観ても可憐だ。瞳の色とセリフを超えた表情が大好きだ。
この映画の設定では彼女はプレイボーイ誌に載っていそうな「下半身ジョーク」も理解できないほどのウブな女の子である。

今回もあの「HANNA」と同様に彼女は瞬きもせず拳銃を撃ちまくる。

お菓子もアーティストもファッションも大好きな二人の女子という設定が奇抜で面白かった。
バイオレット(アレクシス・ブレーデル)とデイジー(シアーシャ・ローナン)の美少女ペアの暗殺請負人である。
シスターの格好をして、清掃員の格好で、とにかく弾倉が空になるまで撃ちまくる。

天使の処刑人07


ある日、有名なアーティストのドレスが欲しくて暗殺依頼を受け、忍び込んだターゲットの部屋のソファーで二人とも眠りこけてしまう。その家の主マイケル(ジェームズ・ガンドルフィーニ)が毛布を掛けて二人が起きるのを待つ。そのイレギュラーなシチュエーションでターゲットといろいろと話をするうちに二人とも情が移ってしまう。

部屋の中でのマイケルとバイオレット、デイジーの3人が時間を過ごすうちに、それぞれの持つ悩み、家族への不信、トラウマ…それらが次第に溶けてゆく様がとても人間的でユーモアもあり、そしてほのぼのとしてくる。

天使の処刑人08


ロストガールでも見せてくれたジェームズ・ガンドルフィーニの演技はいつもとても好きだ。
以前は政治モノの「オール・ザ・キングス・メン」でも愛嬌のある悪役もやったことがあったが、ロストガールと同様にこのように人間味溢れる父親役というのが彼に一番ぴったりである。ただ見るたびに太ってゆく。ソファーに掛けるのも一苦労だ。もっともっといろんな映画が出来るよう、健康のためにも少し痩せたほうがいい。

天使の処刑人05



▲殺しのナンバー The Numbers Station

殺しのナンバー2

MovieWalkerより抜粋
2013年6月22日(土)公開

【作品情報】
任地である機密指令の送信局から、最重要幹部15名の暗殺というニセの指令が送信されたことに気付いたCIAエージェントが、事件阻止のために戦う姿を描いたサスペンス。出演は「シャンハイ」のジョン・キューザック、「ロック・オブ・エイジズ」のマリン・アッカーマン。監督はデンマーク出身のカスパー・バーフォード。

【ストーリー】
アメリカ、ニュージャージー州。CIA捜査官エマーソン・ケント(ジョン・キューザック)は、本部の指示で裏切り者を処分するが、その現場を目撃した彼の娘を逃してしまう。上司のグレイ(リーアム・カニンガム)がその娘を始末したものの、彼の脳裏には訴えるような彼女の眼差しが焼き付く。このミスで心にも傷を負ったエマーソンは、イングランド東部サフォーク州の人里離れたブラックレグ・マイナー送信局に左遷される。ここでは、暗号オペレーターの女性と護衛の捜査官がペアを組んで数日交代で勤務、ヨーロッパの工作員たちに機密指令を送っていた。コンビを組む暗号オペレーター、キャサリン(マリン・アッカーマン)の明るさも、エマーソンの閉ざされた心を次第に解きほぐして行く。だがある日、交代のため局へ向かった2人は、入口で突然激しい銃撃を受ける。

【作品データ】
原題 The Numbers Station
製作年 2012年
製作国 アメリカ
配給 日活(配給協力 シナジー)
上映時間 89分

【スタッフ】
監督 カスパー・バーフォード
脚本 F・スコット・フレイジャー
プロデューサー ナイジェル・トーマス 、 ショーン・ファースト 、 ブライアン・ファースト

【キャスト】
エマーソン・ケント: ジョーン・キューザック
キャサリン: マリン・アッカーマン
グレイ: リーアム・カニンガム
マックス: リチャード・ブレイク



殺しのナンバー1

【マイレビュー】

う~~ん。期待して観たのだがイマイチ映画だった!

スパイものは好きなタイプの映画ではあるんだけど、なんせ建物内メインの映像がほぼ8割なので僕の嫌いな閉塞感が漂いすぎる。その暗い頑丈な建物の中での銃撃戦など、特に窮屈この上ない。
頑丈でセキュリティー抜群なのに、なぜか簡単に悪いやつらが入ってきてるし。

エマーソン・ケント(ジョン・キューザック)は指示されたターゲットの殺しは完璧にこなすが、現場を目撃されたときに、男には容赦ないが女子供だけはどうしても撃てない。
そんな極秘任務現場を簡単に他人に目撃されちゃうってことがそもそもCIA捜査官としてはアウトなんだけど、そういう致命的欠陥の持ち主で心優しき主人公なので、ストーリーはほぼ察しがついてしまったし、まあまあその通りの展開だった。

なんか壮大な敵国とのスパイ合戦が繰り広げられるかと期待させておいて、アンダーグラウンドでのチマチマしたやり取りだけで、結局は敵が誰かも分からず仕舞いで終わっちゃう。すべて極秘扱いで視聴者にも極秘ってか(笑)。


なんかつまらなかったのは、この映画には色気が全く無い。暗号送信係のキャサリン(マリン・アッカーマン)って女の子がいて綺麗な子なんだけど、全然色気が無いんだなあ。それにケントとの仲もプラトニックはあってもそれ以上発展しないし・・まあ建物内では銃撃戦の最中だし、そんなところは良しとしよう。

それにね、また邦題の付け方が短絡的過ぎる。せめて「暗殺ナンバー送信中」ぐらいにならなかったのかな。
いやいやワッキーの『男性ホルモン受信中』みたいで逆に変だな(笑)。

殺しのナンバー5

●ザ・イースト The EAST

theeast21.jpg

MovieWalkerより
2014年1月31日(金)公開
[c]2013 TWENTIETH CENTURY FOX

【作品情報】
環境テロリスト集団への潜入捜査を行うヒロインの活躍を描き、サンダンス映画祭で評判を呼んだ、新鋭ザル・バトマングリ監督によるサスペンス。バトマングリ監督の前作『サウンド・オブ・マイ・ボイス』でもコンビを組んだ女優ブリット・マーリングが主人公のサラを演じるほか、製作・脚本を務めている。

【ストーリー】
テロ活動からクライアント企業を守る会社に採用された元FBIエージェントのジェーン(ブリット・マーリング)は、環境テロリスト集団“イースト”への潜入捜査を命じられる。環境汚染や健康被害をもたらす大企業に“目には目を”のスローガンのもと、過激な報復活動を行う集団“イースト”は、FBIにもマークされているがその実態は全くの謎であった。髪の色を変え、サラと名前を変えて身分を偽り、彼らのアジトに潜りこんだジェーンは、メンバーとして迎えられることに成功する。当初は彼らの過激な思想に強い反感を抱いていたサラだったが、金のためなら倫理を捨てる大企業の不正と被害者の悲劇的な実情を知るにつれ、彼らの理念に正当性を感じるようになっていく。と同時に、集団を率いるカリスマ的リーダーのベンジー(アレキサンダー・スカルスガルド)の魅力に、サラは次第に心を奪われていくのだった。真の正義とは、善悪とは何か。“イースト”の最後にして最大のテロ計画が進む中、葛藤するサラが下した決断とは……。

【作品データ】
原題 THE EAST
製作年 2013年
製作国 アメリカ
配給 20世紀フォックス映画
上映時間 116分

【スタッフ】
監督 ザル・バトマングリ
脚本 ザル・バトマングリ 、 ブリット・マーリング
製作総指揮 トニー・スコット

【キャスト】
サラ: ブリット・マーリング
ベンジー: アレキサンダー・スカルスガルド
イジー: エレン・ペイジ
シャロン: パトリシア・クラークソン
ペイジ・ウィリアムズ: ジュリア・オーモンド


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【マイレビュー】
この映画を観たが、観終わった後のレビューのカテゴリー区分がとても難しい。自ら作ったカテゴリーなのだが少し手直しが必要かな。
「潜入捜査・スパイ」でもあり「テロ」でもあり「環境保護」でもあり「利権や陰謀」や「善悪や正義」でもあり「アクション」でもあり・・・と、とにかくいろんな要素が一杯詰まっている。結局は『潜入捜査やスパイ』というカテゴリーにしたが、まだちょっと迷っている。

巨悪企業の大罪に鉄槌を下すという意味ではこの映画はひとつまえの「インサイダー」に共通する部分があった。

ただ『インサイダー』のように真実の報道という正当な権利のもとでの社会的制裁ではなく、この『イースト』という環境保護テロリスト集団は巨悪企業がいままで行ってきた環境破壊、汚染、薬害など目には目をで企業のトップたちに直接制裁するものである。
主人公のサラ(ブリット・マーリング)はクライアント企業を守る会社から雇われたエージェントとして「イースト」というテロ集団に潜り込む。

theeast10_201402021041557e8.jpg

この映画を観て感じたことだ(と一応書いておく)が「テロリスト」という言葉は一方通行的な呼び名だ。少数意見に耳を貸さない権力組織から発した造語であると思う。要するに権力者から見れば反乱因子、危険分子というものである。権益に群がる連中には「目の上のタンコブ」であり「邪魔者」「厄介者」でしかないが、ある一面、テロリストと言う見境の無い恐怖めいた狂信集団と思わせることで利用価値がある。この点、政治家も営利企業も互いの利益はリンクする。巨悪企業とつるんだ政治家をスポークスマン代わりにマスコミ煽動し、被害地域住民の訴えを黙殺し、侵攻、弾圧、自然環境破壊という所業から世間の目を逸らすことが出来るからだ。

この映画の中での制裁手段のことも「テロ」と言ってしまえばそうなのだが、環境保護を目的としている団体には間違いないし、その信条や思想は全然間違っていないように僕には思えてくる。
笑顔を振りまきながら、ウンコ垂れ流ししているような巨悪企業のトップに対してそのウンコを喰らわせるってことである。
孔子の格言じゃないけど「己の欲せざるところは人に施すことなかれ」ってことを判らせるためであり、殺すことが目的ではなく、「目には目を」以上でも以下でも無い制裁である。けっしてスッキリとはしないまでも、企業トップが「助けてくれ」と懇願する姿を見るとなんだかこれがとても小気味良いのだ。

いやいや、僕自身かなり洗脳されてしまい、完全に環境テロリスト側に付いてしまったようだ。
そこそこ及第点の映画ではあると思うので皆様においては娯楽映画と割り切って見て欲しい。




主演のサラ役のブリット・マーリング、この映画では脚本にも関わっているが、演技が平べったい感じがしたし、な~んかあまり僕好みじゃないんだよね。。
たしかにとても美人なんだけどチャーミングじゃない。表情が少なすぎるしなんか険がある。それに無機質で冷たい感じがする。それに写真のように肌の露出シーンとかもあったがセクシーさを全く感じなかった。

登場シーン的には少なかったがイジー役のエレン・ペイジのほうがこの映画では存在感があるんだなあ。映画の中ではやっぱりどこか屈折していて翳のある女性のほうに僕は魅力を感じてしまうんだろうな。

theeast1.jpg


●ハンナ HANNA

ハンナ2

【ストーリー】
ハンナ(シアーシャ・ローナン)はプラチナブロンドの16歳の少女。北極に近いフィンランド森林地帯の人里離れた電灯もない小屋に、父エリック(エリック・バナ)と2人きりで住み、日々サバイバル能力を磨いている。ハンナは父に教わり、英語、ドイツ語、スペイン語、アラビア語もマスターしていた。
小屋にはラジオもテレビもなく、読める本は英語の百科事典とハンナが隠し持つグリム童話だけ。そのグリム童話の本には、若き日の母の写真が忍ばせてある。
父は一般的な情愛の念をハンナに見せず、もっぱらハンナのサバイバル能力を磨くのに専念していた。また偽の経歴や住所を、いつでもすらすらと説明できるように繰り返し仕込む。狩りに出たハンナは、ヘラジカを矢で射留め、瀕死となったヘラジカに近づくと、命を奪う直前「ごめんなさい」と呟く。父はそんな彼女に容赦なく襲いかかり、油断の恐ろしさを教え「ヘラジカは自分で持ち帰れ」と言い捨てて冷たく立ち去る。ソリに乗せ、どうにかヘラジカの死体を小屋に持ち帰り、憐憫の情も見せずに黙々と皮を剥ぎ、肉を処理するハンナ。
「私の用意はできているわ」としきりとせがむハンナに、ある日、父は「この装置のスイッチを入れれば外界に出ていける」と教える。父が狩りに出ている間に、ハンナは決心して装置のスイッチを入れる。すると、米国CIAエージェントのマリッサ・ウィーグラー(ケイト・ブランシェット)がその信号に気づいた。


10123001_Hanna_07.jpg


【マイレビュー】
僕は主演のシアーシャ・ローナンが大好きで、ほぼ全部彼女の作品は観ている。
「つぐない」、「ラブリーボーン」「HOST」「ウェイバック 脱出6500km」・・・。
僕自身は、悲しい物語だがファンタジックに描いた『ラブリーボーン』が一番好きだし、特に映画の完成度がとても高いと思う。
ただいかんせん、この作品もそうだがいまひとついい作品に恵まれないし、映画も大ブレイクしない。

この映画も彼女主演だが、なんだか小ぢんまりした秘密の暗殺組織の中だけのストーリーになってしまっている。もっと大きな国際組織の陰謀とか金や地位や名誉などの欲望が絡んでいたほうが絶対によかったはず。
結果的に純粋なハンナと欲深そうなオバサンだけの戦いになってしまったのがシアーシャ・ローナンのファンとしては何よりも残念な作品だった。

関係ない話にすこし逸れる。
映画界の「あるある」なのだが、日本の配給会社がTVやメディアを使って大々的に宣伝する映画というものは、ほとんどが主演の女優の口がデカい。
「キャメロン・ディアス」、「ジュリア・ロバーツ」、「アンジェリーナ・ジョリー」・・・然り。
そんな『味の濃い目の女優』が特に日本人ウケするのだ。
だから、こんなに綺麗なのに物静かなシアーシャ・ローナンのことなど、ほとんどの人は知らないと言う。

あのシベリアンハスキーのような瞳の色が、最初は冷たい感じを受けたが、よく見るとものすごく綺麗な女優さんである。決して目立たないが、演技がとても上手いしチャーミングだ。

hanna_eyes.jpg

上の写真、この眼差しをあなたは正視できるだろうか。
ちょっと疚(やま)しい人なら、つい目を背けてしまいそうな純真無垢な目をしている。

僕は映画の冒頭に出てくるこのシーンが一番好きだ。
雪深い北国、白樺の木の間から弓で鹿を射るシーンである。失敗し心臓を外したため、鹿を苦しめる結果となったことを悔やみ、追い詰めて、頭に銃を撃つ。そして肉を捌く。手のアップは吹き替えだとは思うが、鹿を本当に捌いている。内臓から湯気が出ているのが、生々しかった。

こんな極寒の地で撮影した苦労は相当なものだっただろう。
ストーリーや展開は本編を見ていただきたい。

●ツーリスト TOURIST

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『ツーリスト』(The Tourist)は、2010年公開のアメリカ映画。2005年のフランス映画『アントニー・ジマー』を、ドイツ出身のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクがハリウッド・リメイクした作品である。

あらすじ:
傷心を癒すために、イタリア(ヴェネチア)旅行に来たアメリカ人のフランク(ジョニー・デップ)が、旅路で謎の上流階級の美女のエリーズ(アンジェリーナ・ジョリー)と知り合うことで巨大な計画に巻き込まれてゆく。



上流階級美女と潜入捜査官、傷心旅行中のツーリストとギャングの金を盗んだ逃亡犯、それにインターポール(国際警察)やイタリア警察、それにギャングの大ボスたちが絡むシリアスドタバタ系の普通に楽しめる映画だ。

題名の『TOURIST』のように、まさにイタリアンツアーを楽しむ旅行者気分を味わえる。
特に舞台となるヴェネチア(昔は『ベニス』と言ったが最近はこっちがポピュラー)の綺麗なこと。ベネチアは「水の都」。道路より水路が多いため車より、ボートで移動する事が多い点など、この映画にふんだんに活用されている。

最後まで一気に観られるので、ぜひご覧あれ。

日本でもジョニー・デップの不動の人気は僕にもよく理解できる。
本当にどんな役もこなせるし、どんな性格の主人公にもなれる。
かっこ良すぎることも無く、さりげないクールさと人懐っこさで、人を惹きつける。
日本人の俳優で言えば、最近僕が注目している「西島秀俊」さんのような感じかな。

片や、アンジェリーナ・ジョリーは、いつも同じ。
他の映画で観ても、目つきも、物腰も、スタイルも何も違わない。こういうクールさだけが取り得なのだろうか。セクシーさを前面に出したがっているようで、逆になんだか不自然極まりない。
彼女は「チェンジリング」ですこし幅を持った女優さんになりかけて、また元に戻っちゃった感じ。役を選んでるんだろうなって思う。


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プロフィール

力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
ニコール・キッドマン
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン

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