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★エネミー・オブ・アメリカ

エネミー・オブ・アメリカ06

MovieWalkerより抜粋
1999年4月17日(土)公開

【作品情報】
プライバシーを知らぬ間に侵害され追われる身となったひとりの男の苦闘を描くサスペンス。

【ストーリー】
ディーン(ウィル・スミス)は腕のいい弁護士。妻カーラ(レジーナ・キング)と息子エリック(ジャッシャ・ワシントン)とともに成功した人生を歩んでいた。ところが、ある日、偶然大学時代の同級生から暗殺の現場が映ったビデオテープを受け取ってしまう。テープの中身は、国家安全保障局=NSAに出向中の行政官レイノルズ(ジョン・ヴォイト)がテロ防止法案を巡って対立する下院議員を謀殺している場面だった。なにも気づかないまま、NSAから追われるディーン。巨大な管理システムを持つNSAは、ディーンのプライバシーを暴き、失職にまで追いつめる。情報屋のブリル(ジーン・ハックマン)に助けを求めたディーンだが、身体中につけられた追跡装置や盗聴器を指摘され、ブリルに避けられる。だが、仕事仲間のレイチェル(リサ・ボネット)をNSAに殺されたディーンは再びブリルと接触し、共にNSAと戦う決意をする。

エネミー・オブ・アメリカ01

【作品データ】
原題:  Enemy Of The State
製作年:  1998年
製作国:  アメリカ
配給:  ブエナ ビスタ インターナショナル ジャパン
上映時間:  132分

【スタッフ】
監督:  トニー・スコット
脚本:  デイヴィッド・マルコニー
EP:  チャド・オーマン 、 ジェームズ・W・スコッチドポール 、 アンドリュー・Z・デイヴィス
製作:  ジェリー・ブラッカイマー

【キャスト】
Robert Clayton Dean:  ウィル・スミス
Brill (Edward Lyle):  ジーン・ハックマン
Thomas Brian Reynolds:  ジョン・ヴォイト
Rachel Banks:  リサ・ボネー
Carla Dean:  レジーナ・キング
Congressman Albert:  スチュアート・ウィルソン
“Brill”:  ガブリエル・バーン
Pintero:  トム・サイズモア
Agent Hicks:  ローレン・ディーン
Agent David Pratt:  バリー・ペッパー
Bingham:  イアン・ハート
Krug:  ジェイク・ビジー
Jones:  スコット・カーン




エネミー・オブ・アメリカ024


【マイレビュー】

15年近く前の作品だけど現在に完全に通じている。

映画からちょっと逸脱するが(早くも脱線コーナー)、

日本でも個人情報保護法が施行されて早10年、企業はコンプライアンスや情報漏えいを防ぐための危機管理能力を問われる時代になり、電波法改正やら、昨年2013年には特定機密保護法(マスコミ規制法)が国会を通過した。ここ10年で「秘密」に関する法律が立て続けに施行されたわけだが、誰にどのような利益があるのだろうか。
これらは外交上あるいは国際戦略上の「アメリカの戦略布石」と見るのが一番妥当だと思う。

ウィキ情報だが、中央情報局(CIA)、国家安全保障局(NSA)の元職員「エドワード・スノーデン」氏が亡命し内部告発したところによると2013年3月だけで合衆国内で30億件/月、全世界で970億件/月のインターネットと電話回線の傍受が行なわれていたことを明らかにしている。(時を同じくして日本では前述のように「特定機密保護法」が国会を通過している。)
「『テロ対策や国際安全』と言う大義名分でいいから機密事項に関する国内法を早く作ってくださいね。」ってことで、そういう「既成事実」を有耶無耶にしたかっただけのような感じだ。議論もほとんどなく通過させていた法律である。
すでに世界中の情報を握るアメリカの圧力に間違いないだろう。

驚くことに、電話傍受には『大手通信事業者が協力』しており、NSAは加入者の通話情報を収集していた。標的になった情報は通話者の氏名・住所・通話内容ではなく『メタデータ』と呼ばれるもので、通話者双方の電話番号、端末の個体番号、通話に利用されたカード番号・通話時刻・所要時間、および基地局情報から割り出した通話者の位置情報を収集していた。

またインターネット傍受はクラッキングではなくアプリケーションプログラミングインタフェースのような形のバックドアによるもので、コードネーム「PRISM(プリズム)」と名付けられた検閲システムによって行なわれていた。

標的になった情報は電子メールやチャット、動画、写真、ファイル転送、ビデオ会議、登録情報などだった。

通信傍受には「Microsoft」、「Yahoo!」、「Google」、「Facebook」、「PalTalk」、「YouTube」、「Skype」、「AOL」、「Apple」などが協力させられていたことも事実のようだ。
WIKIにサラッと書いてあったが、とても重大な問題だよ、これは。超一流IT企業は「協力させられていた」はずはない。「喜んで協力した」ってことでほぼ間違いない。なんでもっともっとニュースにならないのか。あの”後付け法律”である「特定機密保護法」のせいで報道できないんだ。
情報を欲しがるのはむしろ商業主義の企業側である。そういう面で国際犯罪やテロ防止を大義名分にした「国」も、顧客の購買意欲を掻き立てたい「企業」も互いの利益が合致したってことだ。世界で1ヶ月970億件だよ。僕たちの情報もすべて収集されているってことだ。


このように私達の生活やプライバシーが直接監視される世の中になってきたのは事実で、それらはブラウザやサイトを介して自動的に行なわれているのだから恐ろしい。いわゆる「ネット検閲」である。音楽や映像の「著作権」問題で逮捕される一般人がそろそろ出てきてもおかしくない。



エネミー・オブ・アメリカ09

アメリカが強く推し進めることはすべて大きな利権や大企業の陰謀が絡んでいると思っていい。TPPも同じだ。「条約」「法律」「協定」「約款」などというわかりづらいものってのは、「全文に意味があるわけではなく、ある一部だけが主目的」になっていて、あとは「ほぼカモフラージュ」だ。僕は特にTPPは大反対だ。間違いなく日本の農業を全滅させてしまう。時すでに遅しだが、絶対に交渉の席に着かないほうがいい。



エネミー・オブ・アメリカ07

「楽天」とかで買い物をした情報が別のサイトでバナーとなって表れたり、検索閲覧していた商品のディスカウント情報メルマガが送られてきたりするのは皆さんもよく目にすると思う。あれもPCのIPアドレスやログインID情報のまとめなどからマーケティング情報(メタ情報をさらに補完する行動情報)として蓄積されている証拠だ。
PCやスマホのネット上での「買い物」「閲覧履歴」「検索履歴」「キーワード」などから、個人の「趣味、嗜好、行動、興味、現在地情報」などを蓄積し分析して「監視」していることはほぼ間違いない。犯罪の抑止にはなると思うが、冤罪の温床にもなってしまう可能性がある。

ただ「監視」と言っても機械的に自動的に行なわれているものであって、そこに策略を持った悪い人間が遠隔操作等で情報を直接収集していると言うことでは無いと思う。
あくまで将来的に『悪いことをしそうな人間』や『テロリスト予備軍』とか『容疑者』にアタリを付けた上で行なう「犯罪予防」や「捜査の一環」だと信じたい。



エネミー・オブ・アメリカ05

映画の話に戻ろう。

迫力がハンパ無い。
これぞアメリカ映画の真骨頂だと思う。ひとつの法案をめぐって行なわれた殺人事件、その証拠を握ってしまった男が体中に発信機や盗聴器を仕掛けられていて、追われる立場になるってストーリーだが、知らぬ間に全身の衣類や小物に付けられたGPS発信機の数は合計7つもある。自宅や車にはカメラや盗聴器がセットされてゆく。さすがにそこまで徹底した追跡は現実的にはありえないが、不用意な行動が彼を窮地に立たせ、家族を危険な目に遭わせることになるのだが、ヘリも飛ばされ、人口衛星によるピンポイント追跡も行なわれたら逃げようがない。

突っ込みどころ満載だが、通信機器やPC環境のモニターがまだ旧式ブラウン管の時代で、ビル管理会社レベル(笑)である。だが逆にすごいのは「防犯ビデオの性能」である。無作為のあるひとつの店の監視カメラの映像やビデオまで操作できてしまい、持ち物の画像さえ360度回転でスキャンして鮮明に映ってしまう。2014年でもまだそこまでの高性能な防犯カメラはない。

「ウィル・スミス」大好きな俳優だ。彼ほど喜怒哀楽を豊かに表現する黒人俳優は他にいないだろう。そこが好きなところだ。親バカぶりも見事で、すでに息子の「ジェイデン・スミス」も「幸せのちから」の親子競演以来、「ベスト・キッド」主演など見事に役者となってる。
この映画のウィルのように、厄介なものに巻き込まれることの無いよう自分を律して行動してほしいものだ。

「ジーン・ハックマン」はこのときにはもうそうとう優しい顔をしている。昔は少し触るだけで怪我をしそうなぐらいに鋭く尖っていた俳優だ。観ていて恐いくらいだった。現在は84歳でまだ健在だが映画出演は2004年作以来出ていない。

あいかわらずオタクキャラが定着している「ジャック・ブラック」。国の情報操作システムのオペレーション操る感じ、とても良い味出してる。

エネミー・オブ・アメリカ023
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★ダークウォーター 奪われた水の真実

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原題:A Dark Truth

【作品情報】
大企業の陰謀が絡む殺戮事件の真相を暴くサスペンス。南米のある村で大量虐殺事件が発生。事件に深く関与する大企業の女重役・モーガンは内部告発を決意し、元CIA情報部員の男に相談を持ち掛ける。アンディ・ガルシア、デボラ・カーラ・アンガーが共演。

【ストーリー】
南米のある村で謎の大量虐殺事件が発生した。この事件に深く関与している大企業の女重役モーガンは、事の重大さから内部告発を決意。早速、ラジオパーソナリティを務める元CIA情報部員ジャックに、会社の隠蔽工作を暴いて欲しいと相談を持ちかける。苦悩の末、依頼を引き受けたジャックは、単身南米へと向い、活動家のフランシスコ一家と合流するが、そこで彼が見たものは、軍隊をも巻き込んだおぞましい大企業の環境侵略だった。
ダウンロード

【作品データ】
公開年 2012
国 カナダ
カラー/B&W カラー
ジャンル サスペンス,アクション
時間 106分

【スタッフ】
・ 製作: アンディ・ガルシア、 デヴォン・ポスティック 他
・ 監督・脚本・原案: ダミアン・リー

【キャスト】
・ ジャック :  アンディ・ガルシア
・ フランシスコ :  フォレスト・ウィテカー
・ モーガン :  デボラ・カーラ・アンガー
・ ミア :  エヴァ・ロンゴリア



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【マイレビュー】

環境保護による人類「未来」への恩恵と、環境破壊で実現する資本主義の「現在」の利益が相反する限りこの先も絶えない問題を真っ向から切り裂いた作品だった。
大企業が他国の水利権を独占した場合どうなるか・・・・。貧しい人々はパンの一切れも買えず、雨水も使えなくなるのである。
そんな想定外とも言い切れない事態が世界各国で行われている。

この映画では貯水施設のずさんな管理から起きた伝染病の蔓延事実を隠蔽するために、飲料水メーカー企業が他国の政府や軍を大金を積んで巻き込んでの住民虐殺であり、その事実も隠蔽しようとする。
ストーリーとしてはやや大袈裟すぎるが映画の場合これぐらいのほうがいい。

悪いやつはとことん悪いが、そればかりでは終わらなかった。
途中で正義に目覚める人もいるし、過去の悪行を心から反省する人もいるってことをこの映画では訴えかけてくる。
人はもともと善人だという、性善説に基づいたストーリー展開だった。

そこが僕が特に気に入った部分だった。

ガルシアも中年過ぎて太ったし、少々アクション慣れしていない感じもあったが、正義に溢れている「顔」をしている。
フォレスト・ウィテカーに至ってはもう安心して観ていられる。重要な助演男優としては最高の役者だ。

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この映画はカナダ映画だった。『カナダが作る理由』がこの作品にはあると僕は思って観てた。

『NAFTA(北米自由貿易協定)』のせいでアメリカの一企業に痛い目にあったカナダである。NAFTAとは現在日本でも議論になり協議のテーブルについているあの『TPP』の原型である。
この映画はアメリカを遠まわしに批判しているように感じたのは僕だけだろうか。

ちょっと関連した話があるのでよければこの先も読んでくださると幸いです。





【遺伝子組み換え食品&作物について】

アメリカのモンサントという企業が、政府を巻き込んで日本にも市場開放を迫っている。今まさに日本政府も交渉のテーブルについている「TPP(環太平洋経済協力)」がそれである。全世界の『遺伝子組み換え作物(GM作物)』の市場開放を狙っている。
実はモンサントはGM作物の『種子』を未来永劫ずっと売り続けたいのである。僕は『グリーンピース』のメンバーじゃないが、これだけは絶対に阻止しないといけない。

もうすでに日本でも遺伝子組み換え作物(GM作物)ほとんどの食品に使われている。小麦、トウモロコシ、大豆、ジャガイモ食品はすべてといっていい。しょうゆや味噌、コロッケ、ジュース、カップ麺、スナック菓子にも。それらを全く使っていない加工食品など無いに等しい。もうすでにGM食品は僕らの口に完全に入ってるし、体中の細胞組織に至っているのである。

また「遺伝子組み換えで無い」という”安心すべき”食品表示は、実はGM作物を全く使っていないのではなく「5%は入っています」と同じ意味なので注意しよう。いつのまにか「5%は誤差の範囲内」として『食品表示法』で認められちゃってる。「誤差」ってなんだよ、誤差って。そこからしてもう変でしょ。

日本はアメリカに弱すぎるし、国民にも強くモノを言えないから、気づかれないようにこそこそと股を開いて受け入れちゃう。そんでもって少しずつだんだんと日本国内であたりまえのように流通させちゃう。なんでもそうだ。そうやっていつもアメリカの機嫌をとってきた愛人のような存在。これこそが日本政府のアメリカに対する「戦後レジーム」と僕は思っている。

ヨーロッパ諸国ではGM作物は「疑わしいものは一切受け付けない」と政府が『NO!』とはっきり示している。

そんな風に歯軋りをした「モンサント」がこれから狙うのはアジアであるのは間違いないのである。
すでに中国ではGM作物の作付けも行われている。いまのところ日本でのGM作付け土地はゼロである。


実際に『GM作物の特徴』とは何か。

実はGM作物はモンサント国際特許の『GM種子(FM種子ともいう)』でしか育たない。また『種』は収穫したGM作物からは取れないし、あるいは取れても使ってはならないのである。しかも『ラウンドアップ』という雑草をすべて枯らしその特定のGM作物しか育たない土壌作りの『農薬』と『種子』との『セット販売』である。この先農家は土地を奪われ、モンサントのためにだけにせっせとGM作物を作り続ける奴隷になってしまう事と同じである。
すなわちGM作物を育てる土地がモンサントの会社の規模になり『金のなる土地』になるのである。
アジア植民地化が今度はアメリカ一企業の陰謀で進んでゆき、アメリカ国の利益もそこにしっかりリンクしているってわけだ。

これはフィクションではないし嘘でもない。
すでにメキシコではGMトウモロコシやGMワタ農家の250万人が自殺しているという。種が取れなくて、種の値段はモンサントが上下できるから買えなくて生活が成り立たなくなる。しかもその土壌は農薬によって別の作物に転換できないからである。

何を隠そうモンサントという企業はもともとベトナム戦争で大量に使われた『枯葉剤』を開発し大儲けした『戦争カンパニー』なのである。
ベトナムでは今でも奇形児が生まれている。

GM作物を食べても今は目に見える健康被害が無いかもしれない。でもそうやって次世代には異常が絶対に出てくる。
その証拠と言えるが、『モンサントの社員食堂にはGM作物が一切使われていない』のである。
<記事リンク>⇒モンサントは従業員にはGM食品を食べさせない

バイオテクノロジーはおそろしい。彼らはすでに恐ろしさを知っているってことだ。
まさに『バイオハザード』である。

Powertank




映画をもうすこし娯楽として割り切って観れればいいのだが、結果、脱線したはいいけどこんなに長いコラムになってしまいました。しかも乱筆にて失礼しました。

最後にももう一枚画像をどうぞ。

なんで『ジャングル』とか『宇宙空間』とか『戦場』なのにいつも女の人はタンクトップなのでしょう。

それはね。『お約束の世界』だからです。

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★オール・ザ・キングス・メン All the King's Men

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【作品情報】
「ホリデイ」のジュード・ロウが新聞記者を、「ミスティック・リバー」のショーン・ペンが州知事を演じる骨太な政治サスペンス。ピューリッツァー賞受賞小説の2度目の映画化。

【作品データ】
原題 All the King's Men
製作年 2006年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズ
上映時間 128分

【ストーリー】
上流階級出身の新聞記者ジャック(ジュード・ロウ)がウィリー(ショーン・ペン)と初めて出会ったのは、ウィリーが州の下級役人だった頃だ。汚職政治を追及し、辞職に追い込まれたウィリーだが、その後、いきなり後ろ盾を得て州知事選に立候補する。対立候補の票を割るための当て馬に利用されたのだった。ジャックは、ウィリーに真相を告げ、演説スタイルを変えるように助言した。失意のウィリーは意を決し、演説原稿を破り捨てて自分の言葉で喋り出す。貧しい生い立ち、労働者や農民の立場に立っていること。この演説は貧しい人々の心を打ち、ジャックの応援記事と相まってウィリーの人気を急上昇させた。そしてついに知事になったウィリー。ジャックは彼の参謀となった。数年が過ぎウィリーの権力は絶大なものになったが、忌み嫌っていたはずの汚職や愛人スキャンダルにまみれる様になっていた。批判を浴びるウィリーを助けるために骨身を削って働くジャックだが、彼が密かに思慕を寄せていた幼馴染のアン(ケイト・ウィンスレット)とウィリーの関係を知るに及んで絶望の淵に立たされてしまう。そして知事の弾劾委員会が開かれている議事堂に二発の銃弾が響き渡った。

【スタッフ】
監督 スティーヴン・ゼイリアン
脚色 スティーヴン・ゼイリアン
原作 ロバート・ペン・ウォーレン

【キャスト】
ウィリ・スタク   ショーン・ペン
ジャック・バデン   ジュード・ロウ
アン・スタントン   ケイト・ウィンスレット
タイニ・ダフィ    ジェームズ・ガンドルフィーニ
アダム・スタントン   マーク・ラファロ
セイディ・バク   パトリシア・クラークソン
アウィン刑事   アンソニー・ホプキンス


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【マイレビュー】
とにかくショーン・ペンが個性的で正義感溢れていて熱く素晴らしい。本当にこんな熱い政治家がいたら僕も迷わず1票を投げ入れるだろうなって思う。
だけど政治家が初めて政治家となったときの気持ちとしたら、たぶんみんなこんな熱い思いがあったのだろう。それが徐々にあんなにも嫌悪していた汚職まみれのワルイヤツラ側になっちゃうその不条理も現実として否めない。

まあこの映画については、立候補した本命の現職知事サイドの謀略で、対立候補の票割りのための当て馬に抜擢されたウィリーが、ドサ回りの演説から大人気を得て、完全なダークホースの勝利となるその過程がとにかく面白い。
馬小屋だか豚小屋の隣のちょっとしたステージ上で、自分を担ぎ上げた現職知事の手下を糞だらけのステージ下に突き落としたりする。そんな中での身振り手振りの演説には、ついつい足を止めて聴いてしまいたくなるほどで、ここは僕にとっても一番印象に残ったシーンだ。ここがこの映画の中でのメインだと思う。

ジャック(ジュード・ロウ)が新聞記者なのだが、マネージャー兼秘書のような相棒役で出ている。シャーロックホームズを補佐するワトソン教授のような感じの役だった。控えめな参謀&知恵袋。武将に対する軍師といったところか、そんな重要な役なのにたいした知恵は出していない。ただウィリという人物を絶えず観察している、そんな役柄だった。

この役があえてジュード・ロウでなくちゃいけなかった理由がイマイチ分からない。
彼は相当かっこいいが、この映画でも全く表情が無い。喜怒哀楽の激しさが表情に出にくく、それをカバーできる「松田龍平」か「松山ケンイチ」ばり演技力があるわけでもなく、痛いナルシストなのか、「何をやってもキムタク」のような役者だ。以前このブログの記事「マイ・ブルーベリー・ナイト」で、彼のことを好評価したが、何だか、かっこいいだけの役者って全然詰まんないって思えた。

まあ、ショーン・ペンの演技力がそれによって際立ったのだから、それでいいか。
ショーンは他の映画でもヤクザだったり、知能障害者を演じたり、女装オカマを演じたり、はたまたこんな熱い政治家になったりと、役者として優れているだけじゃなく、ものすごく懐が広く深い。最近では映画監督まで手がけている。

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★★ペリカン文書 The Pelican Brief

ペリカン文書2

【作品情報】
自分の書いた論文が、偶然にも政界の暗部を突いていたために国家的規模の陰謀に巻き込まれ、命を狙われる女子大生の危難を描いたサスペンス・ミステリー。「ザ・ファーム 法律事務所」のジョン・グリシャムの同名小説を、「大統領の陰謀」「推定無罪」のアラン・J・パクラの製作・監督・脚本で映画化。共同製作は監督の前作「隣人」でも組んだピーター・ジャン・ブルッグ。撮影は「リーサル・ウェポン」シリーズのスティーブン・ゴールドブラット、音楽は「顔のない天使」のジェームズ・ホーナーが担当。主演は「プリティ・ウーマン」のジュリア・ロバーツ。共演は「から騒ぎ」のデンゼル・ワシントン、「ロンリー・ハート」のサム・シェパード、「カフス!」のトニー・ゴールドウィン、「クリフハンガー」のジョン・リスゴーら。

ペリカン文書5
【ストーリー】
ワシントンD.C.で、一夜のうちに2人の最高裁判事が暗殺された。なぜ彼らが殺害されたのかは謎だった。ニューオリンズの法学部の女子大生ダービー・ショウ(ジュリア・ロバーツ)は事件に興味を覚え、ある仮説を打ち立ててレポートに書き上げた。彼女は恋人の大学教授キャラハン(サム・シェパード)にレポートを渡すが、それを読んだ彼は驚き、友人のFBI特別法律顧問ヴァーヒーク(ジョン・ハード)に渡す。それは24時間もたたぬうちにFBI長官(ジェームズ・B・シッキング)、CIA長官(ウィリアム・アサートン)から大統領補佐官(トニー・ゴールドウィン)、そして大統領(ロバート・カルプ)の手に渡った。論文はペリカン文書と呼ばれて厳重に保管された。そうとは知らぬダービーの眼前で、キャラハンの自動車が爆発炎上して彼は死亡した。車を降りていて危うく難を逃れたダービーは、何者かに命を狙われていることを確信する。論文は偶然にも事件の真実を突いていた。ヴァーヒーク、そして暗殺事件の実行犯の男(スタンリー・トゥッチ)が彼女のそばで殺されるに及んで、ダービーは敏腕新聞記者グレイ(デンゼル・ワシントン)に、何もかも話す。事件の裏には、ペリカンなどの野鳥が生息する湿地帯の開発を巡る訴訟問題があり、環境保護派の2人の判事は、開発推進派の支持者の手によって殺されたのだ。だが黒い影は、執拗に彼女とグレイの後を追う。2人は政府の高官と取り引きし、彼女の命を保証してもらう。グレイのスクープがTVをにぎわしている頃、彼女は南の島でその模様を見ていた。
ペリカン文書3



1994年4月29日公開の映画でもうすでに20年も前の映画である。主演がジュリア・ロバーツ、とても若い。
もう繰り返し何度も見たが、何度見ても面白い。
やっぱ原作がいいからだろうな。
ジョン・グリシャム原作で、この当時、彼の小説作品が数本立て続けにヒットした。「依頼人」「ザ・ファーム 法律事務所」などがそうだ。

この「ペリカン文書」は僕が特に好きな映画だ。
もう古い映画だが古さを全く感じない。ものすごくストーリーが真実味を帯びていて、特に陰謀部分については現実的にありえる話である。
既得権益を守るための政治家の陰謀、巨大企業との癒着、これらは世界各国どこにでもあるだろう。環境保全と資本主義が相反する限りこういう問題はいつの世も減らないだろう。

ある意味、勧善懲悪と救世主思想の理想を描いたものだが、何もかも平和的に解決するわけではないというところが、とても現実的である。ほんのすこしだけ世の中が良くなるような感覚、それが僕が感じるこの映画のいちばん好きなところだ。

こういう映画には好き嫌いが多分にあると思うが、観たことがないという方に個人的には超オススメである

ペリカン文書7

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プロフィール

力蔵

Author:力蔵

こんにちは、『秀逸シネマ紹介中!』管理人の大の映画ファン「力蔵」と申します どうぞよろしくおねがいします 
辛口批評を多く含んだ映画レビューを書かせていただいてます 
甚だ僭越なのですが僕なりの評価点がわかるように各映画タイトルの頭に6段階の記号を付けています 記号の意味は以下の通りです

★★★ 超とびきり秀逸シネマ!
★★ お勧め秀逸シネマ
★ 秀逸シネマ
● そこそこシネマ
▲ いまいちシネマ
✖ がっかりシネマ


僕は主に洋画が好きでアクション・サスペンス・ミステリー・パニック・SF・スパイ・政治・戦争モノなどで「ストーリー性」重視な作品をよく観ます あまり好みで無いジャンルはホラーやオカルトやコミカルドタバタ系です ゾンビ・バンパイヤなどの怪物系や幻想・魔法系それにアニメもあまり観ません ただ食わず嫌いもありますので僕が観ないジャンルにお勧めの映画があればぜひ教えて欲しいと思います

記事には気に入ったカットシーンを何枚か貼り付けています ネタバレは極力避けるように心がけていますが作品情報については「MovieWalker」さんから大まかに引用させていただいています 是非観て欲しい肝心なお楽しみの部分は皆さまにしっかり残しておきます

こんな拙い僕の映画評論が皆様の参考になれば幸いです



好きな男優:
マット・デイモン
ショーン・ペン
デンゼル・ワシントン
ケヴィン・コスナー


好きな女優:
シアーシャ・ローナン
ナオミ・ワッツ
ニコール・キッドマン
ルーニー・マーラ
ナタリー・ポートマン

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